2007/12/30 - 2008/01/04
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azianokazeさん
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プノンペン最終日に訪れた国立博物館とスバエク(影絵芝居)。
それに、アプサラダンスも少し。
芸術と文化に溢れた1編です・・・。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- 上海航空
-
普段、博物館に行くことはそう多くはありません。
展示された美術品よりも街で見かける品々、人々の生活のほうが面白いなんて言っていますが、要するに美術的センスがないので“猫に小判”なだけです。
そんな“猫”でも、たまにはクメール芸術に少し触れてみようかと思い、国立博物館にやってきました。
博物館前に止められたトゥクトゥクにはハンモックがつるされ、ドライバーは蓑虫のようになって昼寝しています。 -
博物館正面。
クメール芸術の数々が収蔵されていますが、プレ・アンコール期とアンコール期の彫像が一番目をひきます。 -
玄関前の庭に置かれたガネーシャ。
ガルーダの置かれた入り口でバッグ類は預け、館内は撮影禁止です。
でも係員の話では、1ドル払えば中庭の撮影はOKとか。 -
最初のコーナーのブロンズ類を見たあと中庭に出てみます。
きれいな気持ちいい中庭ですが、あることに気づきます。
館内と中庭を隔てる壁が殆どありません。
と言うことは、中庭から館内を撮影することも可能です。 -
“壁無し”構造の具合はこんな感じです。(実際には、もっとオープンな感じです。)
手前のヨーニやレリーフが置かれているのは館外の軒下です。
日本画の美術館で多いようですが、しばしば美術館・博物館で撮影が禁止されている理由には、フラッシュの光が絵をいためること、撮影者が鑑賞者の邪魔になること、著作権や寄託品所有者の肖像権の問題があります。
しかし、ここの場合、石の彫像ですからフラッシュによる作品劣化もありません。(そもそも望遠ですからフラッシュも使用しません。)
また、中庭からの撮影なら鑑賞者の邪魔にもなりません。
千年、数百年前のクメール美術に著作権があるとも思えませんし、常設展示で寄託品でもないようです。
実質的問題もないようだし、なにより、中庭だったら撮影OKと言っているんだから・・・ということで、中庭から館内の展示品の一部を撮影するこにしました。
(なお、中庭撮影用の1ドルは、チケットがある訳でもなく、どうもまともな料金というより係員の懐に入るお金・・・そんな雰囲気でした。)
ただ、撮影禁止理由のひとつに「下手な写真なんか撮らずに、ちゃんと作品を鑑賞しろよ!」というのがありますが、それはそのとおりです。
遠くから無理なアングルで撮っていますから、失敗写真も多々。 -
?でも紹介したプレ・アンコール期を代表する、プノン・ダの「8本腕のヴィシュヌ神」(7世紀 2m70cm)です。
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クメール美術に特徴的な馬蹄形の支柱を持ち、素人目にも“足が止まる”1品です。
インド様式の模倣から独立した力強さがあり、足が短いのもクメール人の体形を表しているとか(“歩き方”より)
先日プノン・ダに行ったばかりですから、「あのね、プノン・ダ、行ってきたよ・・・」なんて話しかけたくなります。 -
館内の雰囲気はこんな感じ。
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中庭中央に置かれた彫像。
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軒下に置かれた首。
ミニ“バイヨン”。 -
ナーガを押さえ込むガルーダ。
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館内では来館者に小さな花を渡してくれる女性がいます。
手渡された花を仏像やシヴァ神の彫像に供えて手を合わせます。
ここでは、展示物は単に“美術品”ではなく、りっぱな信仰の対象でもあります。 -
奥に見えるのが、クメール彫像の代表作ジャヤヴァルマン7世像。
装飾をできるだけ省いた力強さで王の威厳と秀麗さを表現しています。 -
引き寄せると・・・。
両手が失われた像に、街で見かける手足を失った子供達を思い出してしまうのは凡人の浅はかさです。 -
中庭の売店で飲み物を買って一休みします。
この日は夜にスバエクを観て空港へ向かうだけですから、時間はたくさんあります。 -
仏像の前には、見学者が供えた花が。
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優美なデバータ像。
このあたりはアンコール期の作品です。 -
ちょっと絵がボケてしまいましたが、再びガルーダ。
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軒下の首。
バイヨンの乳海攪拌でナーガを引っ張っていた神々にこんな顔があったような・・・。 -
バンテアイ・スレイのレリーフ。
現地でより、ここの方が間近に見られます。 -
ガルーダ、獅子、猿・・・でしょうか?
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軒下になにげなく置かれたレリーフ。
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これも軒下に投げ出してあるレリーフ。
バンテアイ・チュマールから盗掘され、その後タイ政府によって返還された千手観音像。 -
斜め後ろから撮っていますので撮影者以外にはなんだかわかりませんが、年代的には近年の木製のガルーダ。
二体並んでいます。 -
アンコール期の展示を終えると、宮廷用品の展示、比較的近年の仏像などの展示がありますが、プレ・アンコール期、アンコール期の彫像の輝きに比べると凡庸に見えるのは否めません。
アンコール美術を作り出した人々のきらめきはどこへ行ったのでしょうか?
文化にはピークがあるようです。
それはともかく、国立博物館は門外漢にも楽しめる癒し空間です。 -
観光都市シェムリアップでは夜ともなるとあそこそこでアプサラダンスのショーが行われていますが、プノンペンでは週末土・日にアプサラ・アーツ・アソシエーション(AAA)で公演しているだけ。
今回は金曜日の夜には空港へ向かわなければならないのでアウトです。
(インターコンチネンタルホテルのディナーショー(水曜日)はお客さんが多いときだけで、当日にならないとわからないそうです。)
ただ、AAAでは平日の練習を公開しているとのことで、「それもいいかも」ということで、前日に日本語ガイドをお願いしたバンタさんに簡単な地図を書いてもらい、それをバイタクの兄ちゃんに見せてなんとかやってきました。
(途中、空港方面に向かう道路は、1〜2kmにわたってグリーンベルトをはさんだ二列のプルメリアの見事な並木があります。バイタクの兄ちゃんに遠慮して写真はとりそこないました。とても壮観な並木です。)
さて、アプサラダンスですが、練習風景はいいのですが、この時間はたまたま“おちびさん”達の練習時間だったようです。 -
一番前の緑の衣装の子がとてもかわいらしくカメラを向けていたのですが、にらまれてしまいました。
舞台からかなりはなれたところからから、暗い中フラッシュなしの撮影のため、写真はどれもボケてしまいました。 -
バンタさんの妹さんもこのAAAでダンスを習っているそうです。
ちなみに、彼女は日本へ留学したいとのことで、朝5時からお兄さんのバンタさんから日本語を習っているとか。(教えるほうもすごいです。)
アプサラダンスは職業にする考えはなく、日本に留学したときに自国の文化を紹介できるようにと練習しているとか。
兄妹そろって、なんとも見上げたものです。 -
さすがに“おちびさん”の練習だけでは物足りないと言うか、“もっとお姉さんが見たい”と言う訳で、クロマーツアーズ(スケッチトラベルカンボジア)の日本人スタッフから聞いていた、リバーサイドのレストラン“タイタニック”へやってきました。
ここでは、踊り子さんひとりが10分か15分程度踊るだけの簡単なものですが、一応食事をしながら楽しめます。
案内係の女性に「アプサラダンスを観られると聞いてやってきた」旨を話すと、舞台すぐ隣の席に案内してくれました。 -
料金は料理二品とフレッシュジュースで十数ドルといったところだったような気がします。
それにしても、演じる踊り子さんと伴奏の男性にはちょっと気の毒な環境です。
少し離れたところに河岸の野外ステージみたいなものがあって、そこから大音響で音楽や歓声が流れてきます。
更に、すぐそばのボート乗り場に着いた船では船上花火大会のような大騒ぎをしています。 -
まあ、本人達は“いつものこと”とさほど気にもしていないのかも。
舞台を目の前にした“かぶりつき”の席ですから、ダンスは十分楽しめます。
シェムリアップのディナーショーなど、ひとりで行っても隅っこの席に通されることが多いので、その意味ではここのほうが間近に楽しめ満足できます。 -
目の前ですから、特徴的な不自然なぐらいにそらした指の動きまで楽しめます。
客はショー目当てに来ているわけでもないので、さほど注目を集めることもなく淡々と踊ります。
そこはかとなく哀愁も感じられます。
少しでも喜んでもらえるかもと思い、間近でフラッシュをパカパカ焚いて何枚も写しました。
(かえって迷惑だったかな・・・) -
アプサラダンスを初めて観る方にはこれだけではイメージがつかめないかもしれませんが、何回か観たことがある人でしたら、その雰囲気はそこそこ楽しめるのでは。
りっぱなショーでも、衣装が派手になって人数が増えるだけです。
“タイタニック”は、リバーサイドのワット・プノンも近いあたりです。 -
アプサラダンスと並ぶ伝統芸能がスバエク(影絵芝居)。
こちらもプノンペンでは限られていますが、トゥール・スレンが近い“ソバンナ・プム・アソシエーション”で、金曜・土曜の夜に楽しめます。
帰国のフライトが金曜深夜なので、ぎりぎりセーフ。
プノンペン最後の時間をスバエクで過ごしました。
“スバエク”と言うのは“皮”の意味で、牛の皮で影絵芝居用の人形などを作るのでこう呼ばれるそうです。
影絵芝居はバリなどでも観れるワヤン・クリのように、東南アジア共通文化のひとつです。
スバエクに使用する大型の団扇のようなものが“スバエク・トム”、人形の形で手足が動かせるのが“スバエク・トーイ”。
ここでは“スバエク・トム”を使った公演を行っていました。 -
新しい試みにチャレンジしているグループのようで、“スバエク・トム”だけでなく、人間を影絵として使ったり、スクリーンの表で人間が直接演じたり、それを後ろのスクリーンに投影したり・・・いろんな試みを詰め込んだ作品でした。
この日の演目は“SOKACHA”。
ラーマーヤナによるもので、パンフレットは事前にもらったのですが、英文で面倒だったので読みませんでした。(“読めませんでした”が正解か・・・)
“ラーマーヤナでしょ。鹿が出てきてシータ姫がさらわれて、ラーマ王子がハヌマンとランカ島に奪い返しに行く・・・まあ、観ればわかるんじゃない?”と思ったのですが、ストーリーはさっぱりわかりませんでした。
帰国後パンフレットを確認すると、“SOKACHA”は、奪ったシータに似せて変身した者が敵味方を混乱させるという錯綜した筋立てですから、分からなかったのも無理ないところです。 -
小さな小屋は欧米人観光客で満杯ですから、早めに行かれるほうがよいでしょう。
隅っこほうの席からノーフラッシュで望遠撮影(影絵ですからフラッシュ厳禁)、しかもバッテリー切れで既に赤マーク、いつおしまいになるか・・・という状態で写真はうまく写せませんでした。
(バッテリーさえ十分なら“へたな鉄砲も・・・”ということもあるのですが。)
下記のサイトに随分きれいに“SOKACHA”の芝居を写した写真がアップされています。
しかし、これは何語ですかね?
http://www.kambuja.bloger.hr/post/sokacha-1-dio/293204.aspx
http://www.kambuja.bloger.hr/post/sokacha-2-dio/293313.aspx -
この写真でついにバッテリーが切れてしまいました。
お芝居自体は、ストーリーがわからなかったのが致命的ですが、子供の客を意識してでしょうか、途中の道化芝居が少しくどすぎるような感じも。
“スバエク”とはいいながら、スバエクよりは生身の人間の芝居のほうがウェイトが大きく、“もう少しスバエクを観たかったな・・・”というのが正直な感想です。
さて、以上でプノンペン観光は終了しましたが、旅行中プノンペン市街のそこそこで撮った写真を、次編にまとめてアップして、カンボジア旅行の締めくくりにしたいと思っています。
花火大会ラストのスターマイン・・・は言い過ぎか。
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