お見舞い旅情

2008/01/07 - 2008/01/07

一昨日、オカンの田舎のおばあちゃんが入院した。
そこで、急遽京都の北部にある綾部まで出かけることに・・・

急に暖かくなってきたこの頃。
今日は曇っているけど、４〜１２℃と北京では考えられないような過ごしやすさ。

御年９７歳のおばあちゃんに会いに出かけて来ました。

エリア 綾部(京都)

８時半に出発。
　　
伏見桃山に住んで居るオカンの妹さんを拾って、その足で、洛西をショートカットして９号線に入り、高速で園部まで出て９号線に降りる。
直ぐに２７号線に流れ込んで２０kmほどで綾部到着。

３時間かかった・・・

綾部ルネス病院。
お婆ちゃんが入院している、超ハイカラな病院。
下手なビジネスホテルより、とても綺麗な感じの病院です。

病院の全景。



取り敢えず、お婆ちゃんの様子も回復したと言うことで、適当に過ごして病院を後に。

お姉さんはまだ色々と準備や用事があると言う事なので、病院で別れて帰ることにした。
こま達は、帰る途中で先に昼食を取り、綾部名物「鮎最中」を買いに出かけた。

和菓子処「よしみ」さん。

今は「綾之糸」と言う看板を掲げ、こんな立派な建物になっており、店が判らずに通り過ぎてしまった。。。(^^；

昔は、この街並みと溶け込むような店構えだった。

・・・とは言っても、もう３０年も前のことだが。。。

店の隣に有った正体不明の家。

「中村ラジオ研究所」

・・・？
何を研究しているのでしょうか？(ーー；

綾部にある大本総本山をお参りに。
（今は引っ越しして、本家は福知山にあるそうです）

境内には、古い木々がコケを伴って沢山見られる。

殆どが松とモミジ。

そう言えば、田舎の山には赤松林があって、松茸も採れる。

木の根っこが、地面に何か描いているようにも感じる。

城壁みたいにも見える。

鍾乳洞内の湖のよう。

寒椿も咲いていた。

椿、色も種類も多いですね。
今咲くものがあるかと思えば、１ヶ月後位のも。

ウチの家にも２種類有るけど、まだつぼみですね。
１ヶ月後位に咲くそうですが、その頃はもう北京へ旅立っています。

お堂の壁に掛けられている不思議な屋根のようなもの。

取り外せます。
何でしょうね。



お参りが済み、早々に帰途に就く。
帰りは早く、全く同じルートなのに、２時間半で帰ってこられた。
行きも混んではいなかったけど、久しぶりの道だったので、探りながら走った事が、時間がかかった理由でしょうね。

３年８ヶ月、前の会社の京都営業所に勤めたことがあるので、京都の道は結構詳しかった。
でも、１５年の年月が、その記憶を薄れさせていたみたいでした。

お婆ちゃんは、もうこまの記憶が無くなっていたようですが、１５年程会ってませんのでそれも仕方のないこと。
元気な時は本当に良くしてくれましたし、逆に、お婆ちゃんの腰が悪くなった頃、ウチで３ヶ月生活させて上げたこともありました。

実家の空気と違うこま家のお手軽な空気。
「来年もまた来たい」と言っていたっけ。
「ぜひどうぞ。こまんちは全然問題ないよ」

その後、毎年年末になると、「また八幡に行きたい・・」と言っていたそうです。
　
　
田舎の習慣って、都会よりもかなり根強く粘っこく、ヘンテコな家々の面子もあるので、それは叶わぬ夢となりましたが、そう思ってくれたことは嬉しかったですね。
　
今日、こまを見て不思議そうに考えていたお婆ちゃん。
思い出して欲しかったけど、それも叶わぬ夢だった。
　
歳月は、人から色んなものを奪って行く。
なので、その日を大切にすることの重要さを、改めて悟った気がしました。
　
　
お婆ちゃん、有り難う。

八幡まで戻ってくると、太陽はもうお休みの準備に・・・

「淀川」の「淀」の漢字が使い方が違うんですね。
今日、初めて気付きました。(^^；

夕飯の支度も大変なので、八幡さんの麓にある市場で買い物して帰ることに。

市場横は、八幡さんの男山麓の境内です。

市場前の光景。

市場横にあるお餅屋さん。

お休みですね。

八幡の町。

静かで長閑な空気が流れています。


何となくしんみりとした一日でした。