パリの“ローマ時代”

2007/08 - 2007/08

南仏のローマ遺跡と中世城壁都市を巡る旅のおまけ。
今回南仏へはパリからTGVで移動したため、前後にパリで一泊しました。
芸術の都パリも、もとはケルト人（ガリア人）の居住地がローマ化されたのが始まり。
原住部族の名から、当時は街の名はルテティア（リュテス）。
その後のフランスの首都としての歴史が長いため、現在残っている遺跡はわずかですが、せっかくのローマ遺跡を巡る旅なので、パリでも古代の闘技場跡などを訪問しました。
さらに、ルーヴル美術館などのローマ関連作品も見て回りました。

エリア パリ(フランス)

ローマ時代のパリの遺跡。
ノートルダム大聖堂前の広場地下にあります。

ローマ時代のパリの遺跡。

ルテティア（ローマ時代のパリ）のイラスト。
街の中心は現在のリュクサンブール公園あたり？
右岸はまだ原野。

ローマ時代のパリの街の模型。
街の東端に闘技場があります。

ローマ時代の公共浴場跡。
現在の中世博物館の一部。
赤レンガの横縞が特徴のローマ時代後期の建築。

ローマ時代の公共浴場跡。
現在の中世博物館の一部。

リュテス闘技場。
１９世紀になって発掘されたローマ遺跡。
一応ニームに次いで世界１２位の大きさ？
（アルルで見たランキング表による）
見た目にはとてもそうは思えませんが・・・

ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス。
（ルーヴル美術館、ローマ時代の彫像）
南仏の植民都市の開発を進めました。

アウグストゥスの腹心の将軍、アグリッパ。
水道橋ポン･デュ･ガールを建設。

アラ・パチス（平和の祭壇）の断片。
アウグストゥスの治世にローマに造られた祭壇。

アウグストゥスの孫、ガイウス・カエサル。
帝位継承者として期待されるも、弟とともに早逝。
ニームのメゾン・カレは彼ら兄弟のために建立。

暴君として悪名高いネロ。
アウグストゥスの血を引く最後の皇帝になりました。

フラウィウス朝の皇帝ティトゥス。
コロッセオの完成やポンペイ噴火はこの人の治世。

五賢帝の最後、マルクス・アウレリウス。

マルクス・アウレリウス帝の不肖の息子、コモドゥス。
映画『グラディエーター』にも登場した暗君。

ルーヴル美術館のローマに題材をとった絵画。
アングル「戦利品をユピテル神殿に運ぶロムルス」
ロムルスは伝説上のローマ建国王。
双子の弟とともに狼の乳で育てられました。

ダヴィッド「サビーニの女たち」
ロムルス治世の“略奪婚”伝説にちなんだ作品。

ダヴィッド「ホラティウス兄弟の誓い」
敵国の戦士との決闘に志願する三兄弟。

クロード・ロラン「タルソスに上陸するクレオパトラ」
ローマの実力者アントニウスを出迎えた場面。

ユベール・ロベールの南仏の遺跡の連作画。

ルーヴル美術館、１９世紀フランスの彫刻作品。
カルタゴの名将ハンニバル。
アルプス越えでローマ本国を攻略しました。
フランス語表記では“ANNIBAL”

ルーヴル美術館の彫刻、ユリウス・カエサル。

オルセー美術館の彫刻、グラックス兄弟。

オルセー美術館の絵画。
テオドール・シャセリオー「温浴室」
ポンペイの公共浴場を（想像で）描いたもの。

オルセー美術館の絵画。
トマ・クチュール「退廃期のローマ人」