2007/11/17 - 2007/11/18
42622位(同エリア48216件中)
STAMP MANIAさん
- STAMP MANIAさんTOP
- 旅行記187冊
- クチコミ120件
- Q&A回答82件
- 944,569アクセス
- フォロワー8人
鉄道で東伊豆へ、といえば特急「踊り子」も走る東海道線→伊東線・伊豆急行線というルートが定番だが、今回は途中まで小田急線を使って行ってみた。
ロマンスカー+リゾート21、という、豪華観光列車三昧の旅。
小田原で空いた時間を利用して、箱根登山鉄道に乗車してみた。
80‰の急勾配にR30の急カーブ、3段スイッチバックと、“登山”鉄道の名に恥じないダイナミックな路線。
11月中旬の紅葉狩りシーズンだったため、列車は積み残しが出る程の大混雑。
残念ながら車窓風景を満喫、というわけにはいかなかった。
登山電車の旅を楽しむなら、この時期は外した方が良さそう。
-
箱根登山鉄道の始発駅である小田原駅から箱根湯本行に乗車。
新宿からやってきた小田急の急行電車。
箱根登山鉄道は小田原〜箱根湯本と箱根湯本〜強羅で運転系統が完全に分離されており、しかも面白いことに、小田原〜箱根湯本間の列車は全て小田急からの乗入車両で、自社車両は全く走っていない。 -
自社の路線にも拘らず、自社車両が一切運転されない区間があるのは、線路の幅が理由。
小田急線は幅1064mmの狭軌、箱根登山鉄道は1435mmの標準軌。
元々箱根登山鉄道は全線が標準軌だったが、1950年、小田急の車両を新宿から直通させるため、小田原〜箱根湯本間が三線軌条化された。
1435mm幅で敷かれた2本のレールの内側にもう1本レールを敷き、1064mm幅の車両も走れるような構造に。
長い間、小田原〜箱根湯本間では小田急の車両と箱根登山鉄道の車両の双方が運転されていた。
しかし、輸送力の問題と、高価な登山電車を平坦区間で運転する無駄から、2006年3月、思い切って自社車両による小田原乗り入れを完全に取り止めてしまった。
結果、ひさしを貸して母屋を取られたような、奇妙な状態に。
さらに不要になった三線軌条も剥がしてしまい、見た目には普通の狭軌線になってしまった。
ただ、箱根登山鉄道の車庫は入生田駅にあるため、車両の回送用に、入生田駅〜箱根湯本駅間は三線軌条のままとなっている。
写真は箱根湯本駅の小田原寄りのポイント。
一番左の標準軌線が右2線の狭軌線に合流する構造が面白い。 -
乗換駅の箱根湯本駅に到着。
紅葉ピークシーズンの日曜日だからか、物凄い混雑!
既に13時頃なのに、まだまだ強羅方面に登る客多数。
ホームを歩くのも一苦労。 -
箱根湯本駅から先は、箱根登山鉄道の自社車両での運転。
いわゆる「登山電車」で、急勾配・急カーブが続く険しい路線を運転するための特殊な装備を備えた車両。
乗車したのは写真の2000系電車。
箱根登山鉄道が姉妹提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道のカラーに塗装されている。
車両の愛称も、レーティッシュ鉄道沿線の地名に因んで「サンモリッツ号」と命名されている。
箱根湯本〜強羅間の列車は、普段は1本のホームだけで折返し運転をしている筈だが、この時は臨時ホームを使って乗車客と降車客を分離していた。
強羅から到着した列車は臨時ホームで客を降ろした後、通常ホームの列車が発車するのを待ってから、本線上を入換運転して通常ホームに入線する。 -
今回乗車したのは往復とも2000系だったが、箱根登山鉄道と言えば、こちらの古いタイプの車両のイメージが強い。
最近知ったのだが、この車両の塗装、ロマンスカーの旧塗装に揃えたものだとか。
言われてみれば、オレンジ+グレーは確かにロマンスカーの色。
そういえば、現在は2000系に合わせてレーティッシュ鉄道カラーになっている1000形「ベルニナ号」も、デビュー当時は白地に赤ラインのHiSE塗装だった。 -
こちらは「ロマンスカーカラー」になる前の箱根登山鉄道の標準色らしい。
古いタイプの車両の一部は戦後間もない頃の塗装に塗り直されている。 -
強羅方面行のホームで待っていた列車は満員で乗れない状態で、しかもホーム上には次の列車を待つ人の列が既にかなり伸びていた。
小田原方面から大型の通勤電車6両編成で送り込まれて来た乗客が、湯本までの客を考慮したとしても、小型の登山電車2〜3両編成に乗換えるのだから大変。
しかも2本に1本はロマンスカーの客も受けることになる。
乗車した列車の車内はこんな状態!!
都市部の通勤電車でも、最近はこんなに混まない。 -
箱根湯本駅を出るとすぐに80‰の急勾配。
もちろん普通鉄道では日本一の急勾配で、これ以上の勾配になると、歯車を噛み合わせて登るラックレールやケーブルカーでないと難しい。
自動車なら8%の勾配などよくあるので、普段なら傾いているという実感はそれ程でもないのだが、満員電車で立って乗車していると、傾き具合がよく分かる。 -
トンネルをいくつか抜けて、最初の停車駅、塔ノ沢駅に到着。
山間ののどかな駅。 -
駅出口にはPASMOのカードリーダーがあった。
無人駅や自動改札非設置駅にある簡易型ICカードリーダータイプ。 -
塔ノ沢駅を出て暫く走ると、有名な「出山の鉄橋」を渡る。
-
出山の鉄橋を渡っていくつかトンネルを抜けると、最初のスイッチバック駅、出山信号場に到着。
左側の車窓には、遥か下の方に先程渡った出山の鉄橋が見える。
左カーブで180度向きを変えた上、かなりの高低差を稼いでいることがよく分かる。 -
次の大平台駅もスイッチバック駅。
3箇所あるスイッチバック駅のうち、唯一の旅客駅で、残り2箇所は旅客の乗降は扱わない信号場。
運転士と車掌の交代は非常にスピーディー。 -
大平台駅を出発。
-
大平台の温泉街の裏手を急勾配で登ると、すぐに上大平台信号場に到着。
進行方向左側には雄大な景色が広がる。
箱根登山鉄道は3度もスイッチバックをするので、右の車窓と左の車窓どちらが良いのか判断に迷うところだが、湯本出発時点で左側の方が景色が良さそうな印象。
もっとも、この日のような混雑状況では、車窓が楽しめる席(というか立ち位置)を確保できるかどうかは運次第であろうが。 -
運転士と車掌が交代。
-
上大平台信号場を出発。
右側の車窓からは、先程大平台駅から登ってきた線路が見える。 -
仙人台信号場。
ここはスイッチバック駅ではなく、単なる単線区間の列車交換のための信号場。
旅客の乗降は扱わないにも拘らず、プラットホーム(?)と駅名標(?)が設置されていた。 -
仙人台信号場を過ぎると、急勾配と共に急カーブが続く。
最小曲線半径はR30というから凄い!! -
宮ノ下駅に到着。
今回はここで折り返す。
箱根湯本駅から僅か3駅で30分もかかった。 -
宮ノ下駅の駅舎。
入口前に立っているのはPASMO読取機。
もちろんSuicaもOK。
小田原駅からここまではSuicaを使ったのだが、復路は小田急の株主優待券を使う都合で、宮ノ下→小田原の切符を買う必要があった。
切符は駅舎内の券売機で購入するのだが、券売機はPASMOもパスネットも非対応。 -
宮ノ下駅前。
この辺りはもともと常緑樹が多いこともあり、紅葉はあまり見られなかった。
この急坂を下って行くと、国道1号線に出る。
少し周辺を散策してみる。 -
国道に出て芦ノ湖方面に少し歩くと、有名な富士屋ホテルに出る。
どっしりとした風格漂う建物。
ここで昼食を取るために立ち寄る日帰り旅行の観光バスがひっきりなしに出入りしていた。 -
富士屋ホテル最寄のバス停名は、ズバリ「ホテル前」!!
箱根でホテルといえば富士屋ホテル以外ないだろ、ということか。
バス停ポールは箱根登山バスと伊豆箱根バスの共用。
この2社はかつて「箱根山戦争」とまで呼ばれた苛烈な競争をしていたことで有名だが、数年前から協調路線に転じたらしい。
それまでは、箱根山戦争の遺恨からか、同じ位置でもバス停ポールどころか停留所名まで違っていたのだが…。 -
紅葉シーズンの混雑でダイヤが乱れ気味だったので、早めに駅に戻って列車を待つ。
-
やって来た列車は運悪く2両編成。
行きよりも酷い混雑で、既にこの駅で積み残し発生。 -
車内は行きにも増してギュウギュウ詰め。
ほとんど身動きが取れない状態。
もたれ掛かってくる周囲の客の圧力に80‰の急勾配を実感。 -
間もなく箱根湯本駅に到着。
-
夕方の行楽帰宅ラッシュが始まる時間帯だからか、駅構内は混乱を極めていた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
29