2007/10/21 - 2007/10/21
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Ot.Kasperさん
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日帰りドライブで草津温泉へ。
少しマイナーな抜け道、暮坂峠。
でもここは静かな山道と渓流、そして若山牧水の足跡の残る場所です。
今回は車でさっと通り抜けただけですが、静かな山村と山の空気が気に入りました。
紅葉が目当てだったのですが今年はまだ早かったようです。
交通:
・関越道渋川伊香保ICから国道17号を新潟方面へ
・国道353を草津・長野方面へ
・中之条の国道145・353分岐を右の353方面へ
・四万方面へ進み、手前を沢渡温泉方面へ左折
・暮坂峠を通り、六合(くに)村へ
暮坂の道は若山牧水の歩いた路です(車道は違いますが)。
静かな山村をすぎ、渓流沿いに峠へ至る路は、ところどころ幅が狭く、急カーブも多い場所ですが、紅葉の美しい山道です。
この日はまだ紅葉には早かったですが、色づく直前の微妙な色合いが楽しめました。
峠の山頂には若山牧水の記念碑があります。
前日が牧水の記念日でお祭りがあったそうです。
今回は中之条側から峠の山頂へ向かいました。
(写真はデジカメと通常のカメラの二刀流ですが、まだ現像してないのでとりあえずデジカメの写真だけです)
峠を降りてからは六合村・長野原町経由で草津へ向かいました。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
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さて、吾妻郡の表玄関、中之条です。
この付近は伊勢町といい、毎年1月15日前後には国道(旧道)を通行止めにして盛大にお祭りが催されます。
昔からの、山間の街の大通りといった雰囲気の残るところで気に入っています。
昭和の家並み、といった感じですが、良く見れば昔からの黒ずんだ木造の大きな家やレンガ倉庫もあります。
※国道353の中之条伊勢町手前で旧道とバイパスに分岐します。
旧道・及び四万・沢渡方面は右分岐します。
草津方面の案内にしたがって左直進してしまうとバイパス(国道バイパス145)へ進んでしまうため、旧道や街道の雰囲気を楽しみたい場合は分岐を右に行き、直進します。
四万・沢渡方面はさらにもう一度、二股分岐があるので右(国道353)へ進みます。
※左(国道旧道145)へ進むとバイパスと再び合流しますので、間違った場合もすんなり復帰できます。 -
本当は手前で沢渡方面へ左折するのですが、直進して四万湖(中之条ダム)まで足を伸ばしました。
空の青が良く映えています。
奥の影を見ると今日の湖面の色は緑です。
この湖は東北の五色沼のように色が美しく変化します。
運がよければコバルトブルーの水が見られますが、この日はごく普通の緑でした。
あいにく紅葉にも少し早かったようです。 -
四万湖のほとりは整備されていて、毎年真っ赤なサルビアが咲き誇ります。
人が少ないのでのんびり景色を楽しむことが出来ます。
時間があるなら左下のダムサイトに降りることができます。
対岸では釣りをしている人も見受けられました。 -
静かな山村を抜け、渓流沿いを登り、峠の頂上に着くと若山牧水の記念碑があります。
毎年ここでお祭りがあるのですが、残念ながら一日違いでした。
この写真の右下に牧水の歩いた旧道を見ることができます。
記念碑の周りは白樺やもみじが美しい場所です。
ちょっとこの日はまだ紅葉には早かったですが、徐々に色づき始めています。 -
牧水歌碑の頭上の木々がほんのり色づき始めました。
赤みを帯びた色と、芽の若緑、そして幹の白。
何とも美しい色彩でした。 -
牧水の歌碑です。
枯野の旅、という詩が見て取れます。
牧水は草津方面からこの暮坂に分け入り、沢渡を通って中之条へ抜けたようです。
名も寂し暮坂峠。
草津を経って、丁度日暮れの頃にここを通ったのでしょうか。
沢渡では残念ながら宿を得ることはできなかったそうですが。
草津の湯はとても強く、皮膚の炎症を起こしていると湯治で身体の毒が出て、ただれることもあったとか。
それを癒すために沢渡温泉へ泊まって休み、帰るのが当時の温泉旅のスタイルだったようです。
尻焼や花敷もそうだったのかもしれません。 -
上毛(かみつけ・こうづけ)の草津の湯より
沢渡の湯に越ゆる路
名も寂し暮坂峠
この最後の一節が気に入っています。
西を振り向けば、麓に草津を抱く白根の山並みが見えるこの峠。
朝に草津を経ち、この辺りで日が暮れたのでしょうか。
草津からは若干距離があるので、あるいは尻焼か花敷からかもしれません。
夕暮れの山道を行く旅人の姿。
何だか風情がありますね。 -
歌碑と道路を挟んだ反対側に小さなお店があります。
さながら現代の峠の茶屋といったところでしょうか。
その脇に野菊が咲いていました。 -
その売店では山菜うどんやソバが食べられますが、お勧めは味噌おでん。
もうこの時期はストーブが焚いてあり、その釜で茹でたコンニャクに、甘く香ばしい味噌ダレをつけていただきます。 -
売店の中は昔ながらの小屋といった感じで、どこか懐かしさが漂います。
古びて黒ずんだ天井、太い梁、ストーブとブリキの煙突、テーブルの上の割り箸の束。
スズメバチの巣が飾ってあったり、山の花が飾ってあったり、山の暮らしの雰囲気がなんとも似合います。
人がいないときはカモシカが出るそうで、この売店の犬と仲良くなっているそうです。
このお店の犬がまた、大人しくて可愛いのです。
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