2007/10 - 2007/10
1362位(同エリア1636件中)
Ot.Kasperさん
- Ot.KasperさんTOP
- 旅行記5冊
- クチコミ4件
- Q&A回答1件
- 17,001アクセス
- フォロワー0人
草津白根と温泉街へ、秋の気配を探しにドライブ。
中之条から暮坂峠を抜け、一路草津へ。
数年ぶりの湯畑を楽しみにしていた。
※この旅行記は『草津へ至る路:名も寂し暮坂峠』の続き、本編です。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
まずは草津白根山を目指す。
温泉街を右手に通り過ぎ、しばらく走ればいよいよ山道だ。
この日は珍しく天気に恵まれ、歩いている人も多い。
草津白根の秋は極端に短い。
紅葉が楽しめるのは十月の半ばというわずか一週間か十日前後。
すぐに霜が輝き、あっという間に冬山になる。 -
草津白根は活火山だ。
ところどころに停車すら禁止という極濃度の硫酸化水素の噴出す場所がある。
岩肌に硫黄が張り付いて黄色く変色し、蒸気が噴出す谷だ。
そのせいかそれとも高山のためか、ある程度登ると木がなくなり、一面が笹に覆われた草原になる。 -
こんな山肌だけを見ているとヨーロッパかどこかなのではないかと錯覚しそうになる。
山頂に近づくと右手火口方面は荒涼とし、さながらウェスタンな雰囲気になるのだがこの時点ではまだ信じられぬ。 -
これはすぐ隣の活火山、浅間山。
天明三年の大噴火で有名な火山だ。
いまだに火口付近は立ち入り禁止らしい。
とても美しい山姿で、浅間を知らぬの人に『ほら、富士山が見えるよ!』というと信じてしまうとか。
ちなみに遥か彼方には本当に富士山が見えたが、残念ながらカメラには遠すぎて写らなかった。 -
白根山の山頂付近の美しい紅葉の正体はナナカマド。
葉は散ってしまったが実は美しい。 -
草津白根山の湯釜。
硫酸と塩酸でこのようなターコイズブルーの湖面だ。
この山頂はいつも風が強い。
防寒着というか防風着が必須。
駐車場から火口までせいぜい400mあるかないかなのだが、かなりの坂を、人が多すぎるためにゆっくりの歩調で進むためにかなりきつい。
空いているならば駆け上ってしまったほうが楽なのだが、体力に自信のない方にはこの方法はお勧めは出来ない。 -
火口から駐車場まで降りながら一枚。
-
さて下山するといよいよ草津温泉へ。
もちろん白根と温泉街の間の紅葉もすばらしいが、愛にくそちらの写真は未現像なので割愛(この旅行記の写真はデジカメ)。
まってました、湯畑。
だが……以前と比べて何かがおかしい。 -
草津温泉といえばやはり湯畑。
昔はここへ近づくだけで硫黄のにおいで鼻が曲がるほどだったが、何故か全く匂いが気にならない。
むしろ温泉饅頭や焼き鳥の匂いが気になり、ついつい視線がそちらに引かれる。 -
湯畑の一番下は滝のように流れ落ちている。
黄色の硫黄花、コバルトブルーの温泉、緑の藻。
しかしやはり何か変だ。
十年前と何かが違うのだが……。 -
湯畑には木の樋が何本も通されていて、ここで熱湯である源泉を丁度良い温度に下げつつ、硫黄華(湯の花)を沈殿させている。
温泉街を背景にもうもうと上がる湯煙。
草津の風景だ。 -
しばらく眺めていてようやく異変の正体に気づいた。
湯畑の樋の上に、アクリル板と思われるものが張られていたのだ。
以前は直接湯が流れていたのだが、その上に透明なフタをされてしまったわけだ。
これでは湯煙も少ないしにおいもしないはずである。
だが変わったのはこれだけではない。
湯畑の広さ自体が半減している。
湯畑を削り、そこに足湯コーナーができたのだ。
良いような悪いような。 -
草津の湯畑の灯篭。
地元群馬県の名物:上毛カルタにも描かれている風景だ。
灯篭は湯畑の下部にある。
このすぐ脇の街路の角に焼き鳥屋さんがある。
多少値が張るがとてもおいしい。
日も暮れかけたので散策はこれでおしまい。
この日は十月の半ばだが、昼間は17度あった気温が15時過ぎには一気に11度前後まで下がる。
数時間の散策でこの気温差を体感することになるので防寒具は必須だ。
だが寒ければ寒いほど、湯煙が立ち登り、温泉街の風情が出るのもまた事実。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
草津温泉(群馬) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
13