
2007/09/25 - 2007/09/25
511位(同エリア621件中)
まみさん
休みを取ってでも行く甲斐のある秋の花の名所は───?
ネットで検索すると、ヒットするのは軒並みコスモスとヒガンバナ。
秋は花の名所の種類が少ないなぁ───と内心、文句をつけてしまうのは、実はこの2つの花の名所はすでに当たりをつけているからです。
去年(2006年)、初めて出かけてすっかりお気に入りとなった、埼玉県日光市の巾着田です。
最近、人気上昇中なので混雑してきたという、ヒガンバナこと曼珠沙華の開花時期の巾着田。
というわけで平日休みを取って出かけることにしました。
ちょっぴり自分に寝坊を許して昼過ぎに着くくらいで。
それでも駐車場には何台もの大型観光バスが駐車していましたし、巾着田のそばの道路はものすごく渋滞していましたけれど。
去年は車で高麗駅方面からアクセスしたので、駐車場を出てあいあい橋を渡ってすぐに群生地に入りました。
今年は電車で行ったので、反対側の西武秩父線の高麗駅から有料の群生地まで15分ほど歩きました。
駅を出てすぐに道路脇や土手から高麗川沿いまで、あちこちに曼珠沙華ことヒガンバナ!
さすが「曼珠沙華の里」といわれる巾着田。
周辺も抜かりないないなぁ、などと思いながら、途中のおみやげ屋さんやキバナコスモスの撮影を楽しみました。
おかげで巾着田に着くまですっかりひと仕事した気分です。
今日の巾着田散策の写真は、意外に楽しかった高麗駅から巾着田にたどり着くまでに撮った写真をこの旅行記「その1:たどり着くまでに満腹気分」にまとめました。
そして楽しみにしていたわりには、やや期待はずれだったコスモス。
たぶん少し満開には早かったせいでしょう。
残念ながら少ない収穫のコスモスの写真と、代わりに巾着田から駅までの帰り道でも撮影を楽しんだヒガンバナの写真を、「その2:残念! 記憶よりしょぼかったコスモス群生地と帰り道の曼珠沙華」として一つの旅行記にまとめました。
肝心の巾着田でのヒガンバナの写真は、クライマックスとしてこのシリーズ最後の旅行記「その3:記憶を凌駕するレッドカーペット@」でご紹介しましょう。
去年の巾着田の旅行記
「そろそろ秋の花ですね@その3:巾着に饅頭? じゃなくて、巾着田に曼珠沙華だよん」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10093298/
「そろそろ秋の花ですね@その4:巾着田で、夢のコスモス群生が撮れました」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10093308/
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西武秩父線の高麗(こま)駅
まるで村興しの行事みたいに巾着田の宣伝を大々的に行っているのでびっくりしました。
この写真からはその雰囲気はあいにく分かりませんが(だって逆光だったんだもん)。
入場料は巾着田の入口でも買えますが、駅前で購入しました。
といっても別に駅前割引はありません@ -
巾着田へ誘う案内板と西武秩父線の車両
駅から向かう人はたくさんいましたし、随所に案内板がありましたので、いちいち地図を広げずとも迷わず行くことができました。 -
巾着田へ向かう途上、歩道のヒガンバナ
巾着田へ行けばたくさんのヒガンバナが待っていると分かっていても、ついカメラを構えたくなってしまうんですよね。
逆に帰り道はたくさんのヒガンバナの写真を撮った後で、いまさら撮る気がなくなるから、「おっ」と心の琴線に引っかかったなら、行きに撮ってしまうに限ります@
後で要らない写真になったら、データを削除すればよろし。
でも道端のヒガンバナも巾着田の群生とまた違った味があるので、こうして写真を残しました。 -
キバナコスモスと道端のヒガンバナ
オレンジの背景が赤。
なかなかキョウレツな組み合わせかも@ -
巾着田に向かう途中はキバナコスモスがいっぱい@
電車で来て良かったと思いました。
眼福、眼福@ -
巾着田に誘う道標
実は高麗駅の前には、でっかい「天下大将軍」と「地下大将軍」、すなわち「将軍標」の柱が立っていました。
現在の埼玉県日高市は、古代朝鮮の三国分立時代の「高句麗」が滅ぼされたとき、その遺民たちが住んだといわれます。高麗神社があったり、川の名前が高麗川だったりするところに、その名残があると思われます。
逆光だったので写真は撮りませんでしたが。
この道標はその顔と同じです。
※将軍標(しょうぐんひょう・ジャングンピョ)とは
「朝鮮・韓国の村落に見られる境界標(道祖神)である。
天下大将軍・地下女将軍と男女の標が対になったものである。朝鮮語でジャングンピョ(将軍標)というが、別の表現ではチャンスン(長生)ともいう。「竿頭に鳥が止まった神竿をソッテ、人面を彫った神木をチャンスン(長木+生)という。鳥は天地を往来して神の使いをすると信じられて神格化され、神木には人面を彫って人格神化した。」(『図説韓国の歴史』河出書房新社)という。
日本における将軍標は、埼玉県日高市の高麗神社のものが有名である。同じく日高市の聖天院にもある。」
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より) -
巾着田への途上のお店
手作りそばだの、直販の野菜だの、いろんなお店や屋台が並んでいて、なかなか楽しいです。 -
巾着田への途上のお店
駅前で飲み物を調達するのを忘れたので、この店でペットボトルのお茶を買いました。
だってほれ、今日はこんなにいい天気!
汗をかいて喉が渇くと思うのですが、ヒガンバナの群生地のど真ん中には、売店も自動販売機もありませんからね。
(群生地を出れば、そりゃ売店が並んでいるところがありますけどね。) -
巾着田への途上で見つけた、筆塚とヒガンバナ
最初は墓地かと思ったんです。
墓地にヒガンバナなんて、決まりすぎじゃないですか@
そばにあった説明看板によると、宿老庵貫斎翁を讃えて弟子たちが建立した筆塚だそうで、碑文の筆は勝海舟のものだそうです。
でも、石はたくさんありました。「宿老庵貫斎翁」とか「勝海舟 筆」と書いた碑もあったんですよね、この石でなく。
(その石は、ヒガンバナと一緒に写そうと写真写りがイマイチだったので、撮ったのを削除してしまいました@) -
巾着田への途上で見つけた、水天の碑とヒガンバナ
晴れた空が気持ちが良いです@
この碑はそばの説明看板によると、天保年代(1830〜1844)に繰り返された干魃、大洪水などの天災や水難事故を鎮めるために建立されたものだそうです。 -
巾着田へ向かう途上もヒガンバナが群生あり@
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畑の脇のヒガンバナ
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高麗川の堤防を背景に
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竹やぶとヒガンバナ
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高麗川を背景にヒガンバナ
ちょっと暗くなってしまいましたが。
なんかこうして見ると、ひっくり返った毒グモを連想しちゃいました。ひえ〜っ。 -
高麗川沿いの道のヒガンバナ群生
ここからもう巾着田が始まったのかと思ったくらいです@
まあ、ある意味、このあたりも巾着田の一部といえなくもないのですけど。
高麗川に囲まれて巾着の形に群生地が広がっているので巾着田と名づけられたそうなのですが、このあたりの道は、その巾着田の境界線と高麗川の間なのです。 -
ヒガンバナの群生と、写真を撮る人
そうですよね、巾着田はまだこの先だと分かっていても、これだけ見事に咲きそろっていれば、写真を撮りたくなってしまいますよね。 -
巾着田にたどり着く前の、高麗川沿いの土手のヒガンバナ群生地
切り株と幹をアクセントに@ -
ヒガンバナで真っ赤っか@
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ヒガンバナの群生に日が射して
ヒガンバナのこの赤は、曇り空や日陰の方が、目にもカメラにもきれいに写りますが、日が射してテカテカ光っているのも、画面のアクセントにはなりますよね。 -
まだまだ続くよ、高麗川沿いの土手のヒガンバナ群生地
見事な群生が見られて嬉しいのですが……でもちょっと疲れてきちゃいました。
巾着田はまだかしら。 -
川辺を背景に、ヒガンバナ
樹木の根元に守られるように咲いているのがイイですね@ -
人の存在を阻む自然の世界@
って風情じゃありませんこと? -
水辺のヒガンバナ
えーところに咲いてまっせ@ -
水面に反射する光を背景に
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川岸に咲くヒガンバナ
この写真を撮るのにちょっとだけ順番待ちしました@
でも、ここは巾着田の入口の真ん前だからか、気にしつつも先に巾着田に入ってしまう人の方が多かったかもしれません。
だって、さすがに「曼珠沙華の里」と掲げられるだけのことはある、すばらしいヒガンバナの群生が目の前に広がっていましたもの。
その写真は、この「今年も巾着田へ行こう!」シリーズのクライマックス「その3:記憶を凌駕するレッドカーペット@」をお楽しみに@
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