2007/09/24 - 2007/09/24
66229位(同エリア79693件中)
まみさん
文楽観劇のために国立劇場に行くのは3回目、チケットの受取りと合わせれば6回目の今回ですが、公演が休日の午後4時開演なので、開場より1時間ほど早めに出かけて、付近を散策することにしました。
かつて勤め先が有楽町にあったとき、永田町、桜田門、麹町というルートは、残業のない夜によく歩いたものです。
夜の日比谷公園、最高裁判所、国立劇場、そしてネオンが水面に反射する皇居の堀を眺めながら。
今日は、そのなつかしのルートより少し外れたルートですが、麹町から半蔵門、そしてお堀沿いを歩いて国会議事堂までを、撮影スポットを探して歩いてみました。
一番目当ては、小学生くらいの遠足以来、ほとんどナマで見た覚えのない国会議事堂と、意外な憩いスポットらしい、2つの国会前庭です。
この前庭は、地図でルートを検討しているときに見つけました。
でも、今回の一番の収穫は、皇居の堀沿いの方でした。
桜の季節ならなお一層良かったでしょうが、代わりに緑で埋まった土手に、ヒガンバナが彩りを添えていました。
国会前庭の方は、あいにく時間がなかったのでゆっくり回れなかったのです。
和式庭園と洋式庭園と2つあるうち、和式庭園しか回れませんでした。それも文楽の開演時間が気になったので、大急ぎで。
天気もあいにくの曇りのせいで、空はどんより暗く、樹木の写真を撮ろうとしても真っ黒になってしまいます。そのため公園散策の魅力が半減したのは否めません。
しかし、官庁街のあのあたりで、憩いのスポットであるには変わらないと思いました。
それに和式庭園には、池泉回遊式となっていて、洋式庭園よりもさらに写真の撮り甲斐があったかもしれません。
いつかリベンジしたいです。
※参考URL
「国会前庭」
http://www.tuat.ac.jp/~tokyocp/guide/fyard.html
ブログ「とにかく行ってみよう。」─「国会前庭に行ってみた。」
http://5050.at.webry.info/200610/article_48.html
「知る人ぞ希な、隠れたヒーリングスポット!─国会前庭洋式庭園&和式庭園」
http://www.ne.jp/asahi/shinonome-akira/multi-healing/html/totai_spot8_kokkaimae1_.htm
「ウィキペディアフリー百科事典「国会前庭」」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E5%89%8D%E5%BA%AD
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
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まずは麹町大通り
ところが駅を出たら、雨が降っていました。
そりゃぁ今日の天気予報は、曇り時々雨でしたけどね。 -
雨の半蔵門
駅名で聞き慣れている半蔵門。
その名前の由来をまともに見たのは初めてかも@ -
半蔵門から見た皇居のお堀
あいにくの曇り空だけども、見晴しはなかなかです。 -
皇居のお堀沿いから見た国立劇場
国立劇場の写真は、前に文楽鑑賞レポートと共に一つの旅行記にまとめましたが、建物をこのアングルで撮ったことはないですね。
そりゃそうだ、劇場に行くのに、わざわざ堀沿いに行く必要はないもん@
関連の旅行記
「国立劇場で文楽を見たよ@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/ -
お堀の歪曲具合が気に入って@
-
彼岸花と@
この土手のところにたくさん彼岸花が咲いているのですが、残念ながら上手くファインダーに収められなくて。
これでせいいっぱいでした。
残念ながらまだつぼみも多いですし。
でも水面に緑が反射しているところがイイです@ -
こんなに近くに咲いていた白の彼岸花!
遠くから見て、なんだろうと思ったんです@
私のコンパクトデジカメでも、めいいっぱいズームすれば、これだけ撮れます@ -
堀沿いと白の彼岸花@
堀の向こうをファィンダーに収めるため、縦で撮ってみました。 -
白の彼岸花にもっと注目!
背景が堀だということは分かりづらくなってしまいますが、花の並びがすばらしい@
どーせなら全部満開だと良かったのですが、ま、ないものねだりしても仕方がないですね。 -
彼岸花とお堀の波と
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な・な・め@
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緑の波の向こうで
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揺れる波に風を感じて
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もじゃもじゃ
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赤の彼岸花も撮りたい!
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この辺りで、お堀とおさらば
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一番目当ての国会議事堂
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おのぼりさんに徹して、国会議事堂を撮る!
───思ったより小柄でした。 -
仏像の頭のような国会議事堂@
-
少し離れて撮ってみたけれど
そろそろ時間が気になってきたので、もっと離れた地点から正面で撮るのはあきらめました。 -
国会前庭洋式庭園の三権分立を象徴する時計塔
三面に時計の盤面があるところから、三権分立を象徴しているのでしょうね。
残念ながら、戻る先である国立劇場に近い方の洋式庭園しか見学できませんでした。
和式庭園はあきらめたっ!
それにしても、洋式・和式っていわれると、真っ先に思い浮かべてしまうのはトイレなんですけど@ -
国会前庭洋式庭園の日本水準原点
洋式庭園でこれは撮らなくっちゃねっ!
東京都指定有形文化財となっています。 -
これで日本水準原点のことをお勉強しましょ@
-
日本水準原点の、上部エンタブラチュア(帯状部)とペディメント(三角妻壁)を中心に
それにしてもあの「象形文字」、水準原点とでも書かれてあるのでしょうか。
私には読めませぬ。 -
日本水準原点のお勉強のつづき
24.4140mなんて、なんつー半端な標高! -
噴水の止んだ噴水……。
だって、もう一回噴水が始まるのを待ってる余裕がなかったんだもーん。 -
国会前庭洋式庭園から皇居のお堀を見下ろして
だいぶ高いところにあります。
そんなに良い眺望とはいえないけれど、まあ、見下ろすのってイイ気分にはなりますな。 -
ひとけのない庭園
-
石塔とサルスベリ
-
なんと!
こんなところにハンカチの木が!
いつかその花を撮りたいと思って、今年も逃してしまったハンカチの木。
あまり大きな木ではありませんが、代わりに写真撮影にはうってつけかもしれません。
来年の春、ここに来れば必ず花を見ることができますねっ!
ハンカチの木の花はどんなのかというと……。
http://www.hana300.com/hankac.html
http://mildvaio.exblog.jp/5497654
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hankati-tree.html -
憲政記念館
国会前庭洋式庭園のお隣にあります。
義理フォト@ -
最高裁判所前の三美神
でもよく見る三美神と違って、手をつないで輪になっていませんねぇ。
この三美神は何を象徴するのでしょう。
有名なボッティッチェリの「春」などに出てくる三美神は、「美」「貞節」「愛欲(エッチ?)」の象徴ですが、最高裁判所前だけに、正義と公正と秩序とか言っちゃったりして@ -
最高裁判所前のキューピット
というか、ハトをつかんだ男の子
平和の象徴? -
最高裁判所沿いの松の木の石垣
-
最高裁判所沿いの桜並木
ここの桜も、なかなかイケるんですよ@
明かりに照らされた夜桜をよく楽しんだものです。 -
いよいよ国立劇場で文楽鑑賞のお時間!
思ったより散策に時間が取られましたが、開演15分前には戻って来ることができました。
今夜のハイライトはこれからです@ -
今夜の公演ポスターと、ずらりと並ぶハイヤーの影
今宵の演目は、「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」。
そのうちの初段と二段目からの抜粋。
タイムテーブルは、初段の「加茂堤の段」が4時〜4時24分。
休憩10分をはさみ、「筆法伝授の段」が4時34分〜5時38分、そして幕が開いたまま舞台装置が鮮やかに一変して、「築地の段」が5時39分〜6時まで。
次の休憩25分で、国立劇場の売店のお弁当を大急ぎでかっこみます。後は休憩時間がないからです。
2回目の休憩の後は、二段目より「杖折檻の段」が6時25分〜6時54分、「東天紅(とってんこう=コケコッコー)の段」が6時55分〜7時14分、そして二段目のクライマックスは長くて「丞相名残の段」が7時15分〜8時25分。
休憩時間を除いて約4時間!
今回の公演は、この演目の菅原道真を得意とした人形遣い「吉田玉男」の一周忌追善公演です。
写真はその吉田玉男氏です。
人形は菅原道真こと菅丞相です。
しかも今日は千秋楽。
チケット売り場の前を通りかかったら、完売の張り紙が掲げられていました。
今日の私の席は、一般販売開始日に電話予約をしたときに、たまたまキャンセルが出たとのことでオペレーターに薦められた、6列21番という抜群の席でした。
「菅原伝授手習鑑」は、懺悔によって太宰府に左遷(実質、流罪)された菅原道真を扱ったものですが、文楽の常というか、メインストーリーはその周りの人間模様を扱っています。
そのまんま鑑賞していても残念ながら私には日本語上演でありながらさっぱり分からないままでしょうが、イヤホンガイドと字幕に助けられれば、見どころが分かった上で楽しめます。
初めて文楽を見たときは、その主従関係を最も尊いとし、男尊女卑は当たり前、義理人情を重んじるあまり、個人の尊厳はどこにいった!───という世界観のギャップと、この話でもそうですが、歴史物が実際の歴史を下地にしながらも、周りの人物ばっかり、それも歴史事件ではなく恋愛ばかりに焦点をあてたパロディぶりにびっくりしたものですが、3回目ともなれば慣れます。
それどころか今回は、ほとばしる恋心やら肉親の情愛などの自然の感情にも重きをおきつつ、儒教の世界観では尊ぶべき人たちに迷惑をかけまいとしたり、自分の感情に従って行動したばかりに迷惑をかけてしまったことを悔やむ心の、その奥ゆかしさに、ちょっと大げさと思うところはあっても、自己主張や個人の権利ばかり追い求める現代にあって、改めて見直さなければならないものがあるかもしれないと感じ入りました。
私は歌舞伎は見たことはないですが、文楽と歌舞伎は同じ作品を扱うことも多いので、世界観もきっと共通するでしょう@ -
【6699】
夜景を撮りたくなったものだから@
麹町駅前の像
「夏の思い出」
西野毅・作
こんな風に撮ってしまうと、楽しい楽しい夏の思い出を満喫している子供、というよりは、むしろ童の幽霊のよう!?
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この旅行記へのコメント (9)
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- さすらいおじさんさん 2008/01/02 15:40:02
- あけましておめでとうございます
- まみさん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨年は11月12-17日に久しぶりに東京、横浜を歩くことができました。
まみさんが以前赤坂に夕焼けを紹介しておられましたが、私も1970年代に勤務していた赤坂周辺を20年ぶりに歩きました。
国会、皇居、小石川後楽園、なども旅行記を参考にさせていただきました。
六義園のライトアップは見られませんでしたが、まみさんの写真で拝見できました。
ありがとうございます。
今年もお元気で良い旅をなさってください。
- まみさん からの返信 2008/01/03 01:44:00
- RE: あけましておめでとうございます
- さすらいおじさん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
横浜や赤坂をなつかしく歩かれたとのこと、よかったです。
私もいつか関西方面をゆっくり回りたいです。
昔は国内散策のよさが分からず、海外ばかりに目を向けていました。
でもいまは、日本の名所にも目が向くようになりました。
歴史はなかなか頭に入らないのですが。
去年もルーマニアにいく前にさすらいおじさんの旅行記を拝見し、深みのある文章に脱帽しました@
また今年も、国内外、新しいのも古いのも含めて、さすらいおじさんの旅の軌跡を楽しみにしています。
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- tsunetaさん 2007/10/02 22:54:35
- 近場にも色々とあるのですね!
- まみさん! こんばんわ。 国立劇場に行かれる前に国会議事堂、半蔵門、最高裁判所、皇居の堀の間での風景撮影を楽しまれている様子がよーく分ります。
白色の彼岸花、日本水準の建物、国会前庭様式、和式等と撮影の対象物に事欠きませんね。
場所が日本の中心だからかもしれませんが、このような場所をまみさんが熟知されているからでしようね。
当方が知らない場所を教えていただきありがとうございます。
当然、一票です。
tsuneta
- まみさん からの返信 2007/10/08 00:13:02
- RE: 近場にも色々とあるのですね!
- tsunetaさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
四日ほど和歌山に出かけていたので、返信が遅くなり、失礼しました。
東京は、職場もあることだし、いろいろ用事で出かけます。
でも用のあるところにまっすぐでかけて終わり、なんですよね。
途中でちょっと足をのばせば良い写真スポットがありそうですが、用事で出かけるときはいつもぎりぎり。
たった一時間でなかなか良い散策ができました。
考えてみたら、最初に国会議事堂前まで地下鉄で出かけて、片道にすれば、もう少し回れたかもと思ったので、今度は和式庭園も含めていつかリベンジしたいと思います。
- まみさん からの返信 2007/10/08 00:15:00
- RE: 近場にも色々とあるのですね!
- 追伸。
書きそびれましたが、票もありがとうございます。
また私こそいつもtsunetaさんの旅行記で良いスポットを教えていただいています@
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- シベックさん 2007/09/27 22:29:48
- お堀の彼岸花
- まみさん、こんばんは。
おのぼり気分で散策、拝見しました。
お堀をバックに白い彼岸花、奇麗ですね〜。(表紙の写真)
東京も良く見るとこんなにしっとりとした風景があるのですね。
かって有楽町にお勤めだったとか。
私も以前(35年も前)銀座2丁目におりました。
最近、東京にはご無沙汰で、おのぼりさんもいいとこです。
懐かしい東京に行ってみたくなりました。
シベック
- まみさん からの返信 2007/09/29 18:27:22
- RE: お堀の彼岸花
- シベックさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
お堀沿いにこんなに白いヒガンバナが咲いていたなんて、思わぬもうけものでした。
ヒガンバナは曇り空に似合いますものね。
堀の水の色もにごったりせずに、いい色になっていたのも幸いでした。
最初は雨が降っていたので、この散策を楽しみにしていたのに〜とうらめしい気分でしたが、このころには止んで、しっとりした写真が撮れたように思います。
シベックさんは銀座におつとめでしたか。
あそこは有楽町につとめていた当時も、たまにしかよらなかったので、毎度、おのぼりさん気分になりましたっけ。
国会議事堂の付近は、カメラを構えた人たちがちらほらいたけれど。
昔は職場帰りに歩けた生活圏内だったので、あらためてカメラを構えると気恥ずかしいものがあるのですが、「私はおのぼりさん!」と開き直るといいみたいです@
-
- 義臣さん 2007/09/26 15:18:02
- おのぼり気分
- おのぼり気分の写真とは思えない
綺麗なゆったり感のある写真ばかりですね。
この構図はいい勉強になります。
義臣
- まみさん からの返信 2007/09/27 19:11:45
- RE: おのぼり気分
- 義臣さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
ゆったり感が出てますか@
国会前庭では開演時間が気になってあまりゆっくりできなかったのですが、最高裁前まで戻ってきたときは余裕で間に合うことになったので、また気持ちに余裕が出てきました。
そのあたりが写真に如実に出ているかもしれませんね。
最初にお堀あたりを回っているときは、わりとのんびり歩いていました@
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