2005/07/09 - 2005/07/17
2302位(同エリア3135件中)
ユッコさん
今回は、2005年夏ミラノ~ヴェネツィア~フィレンツェ回遊記のミラノ編です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エミレーツ航空
-
★イタリアに魅了される日本人て結構聞くけど、日本に魅了されたイタリア人というのはあまり聞いたことがない。私はまだそれ程多くの国を見たことはないけど、多くの観光客を呼び寄せているところからすると、イタリアは世界的に見てもかなり魅力的なところに違いない。
夫もすっかりイタリアに魅了された日本人になってしまった。私は今年こそよその国に行きたかったけど、もう既に行き先はミラノ・ベネチア・フィレンツェに決まっていた。私達はまだ北イタリアを見たことがなかった。やっぱりイタリアを語るのに南の都市だけではちょっと偏っているし、強く反対する理由もなかった。実際北イタリアはちょっと違う。まず最初の都市ミラノでそのことを私達は思い知らされたのだった。
★ミラノ・マルペンサ空港に到着。シャトルバスで中心地へ向かう。市街を見渡すと、比較的新しい建物が並んで整然としている。土曜のせいか人影もまばら。ミラノ中央駅へ着くと、あまりに普通の大都市で驚いてしまった。そして信号無視をする人がいない。ローマやナポリでは当たり前のように信号無視していたのに…。都市のモラルと犯罪はやはり表裏一体と痛感した。そして緯度が高いせいか少し肌寒かった。 -
★地図で探しながらホテルに向かう。夫からあらかじめ料金と星の数を聞いて、おおよその覚悟をしていたけど、まあそれなりのホテルだった。夫はもっと期待していたらしく、少し不満の様子だった。
部屋の鍵を受け取り、鍵と同じ番号の部屋を探す。
鍵を差し込む。
回す。
開かない。
反対に回す。
開かない。
何度か繰り返し、私も試みる。
再び夫が、むぎゅ、鍵が折れてしまった!
仕方なく夫がフロントへ行って人を呼んできて、スペアーキーであっさり開けてもらった。
折角ホテル代安く抑えてるのに、鍵代請求されたらどうしよう、とせこいことが頭をよぎった。部屋から見える中庭が自慢らしいけど、思いっきり工事中だった。だいたい三ツ星クラスに中庭を要求してはいけない。 -
★支度をしてさっそく外に出かけた。フロントに置いてあった「ハローミラノ」というフリーペーパーをもらい、なんとなく中心地に向かう。ホテルはレップブリカという会社なんかが多い地区で、やっぱりドゥオモ周辺が一番人出がある。
なんとなくではどんどん閑散としたほうに向かってしまうので、結局地図を見ながら歩く。もう晩ご飯が食べたい時間だったので、適当な店を探していたら、すごく人が大勢いる。
見ると、「弁当バー」という店があった。ガラスケースに飲み物が並んでいて、お洒落なコンビニでイートインできる式になってるようだ。それにマクドナルドも多い。ローマはテルミニ駅しかなかったし、ナポリは皆無だった。かなり外食産業が国際的なところも、南とはちがうようだ。 -
★いつもの如く、店を即決してくれず、私が4回目ぐらいに提案した店で夫も決断した。しかしその店はたしかナポリでも見たことがある、「ロッソポモドーロ(赤トマト)」という店だった。
チェーン店では?と言うとまた彷徨う羽目になるので黙っていた。
しかし、やはりイタリア、チェーン店だろうがイカとトマトのパスタは最高にうまかった! -
★非常に満足し、店を出てホテルに帰る私と、更に散策する夫といきなり別行動になった。正直お酒の入っている夫を一人で行かすのは心配だったけど、「ハローミラノ」に載っていた地図で現在地を示し、この道を行くようにと教えてあげた。帰りは地下鉄を利用するように言っておいた。
しかし夫も去年のナポリのことがあるので私を心配していた。私の方は地図もないし、もう夜10時近かったので、足早に来た道をそのまま帰った。 -
★やはりゆうべは道に迷ったらしい夫。
それも旅の醍醐味らしいけど、いきなり初日からエンジン全開で大丈夫?
私達の今回のテーマは「のんびりバールで食事でもしながら景色と往来を眺める」なのに。
★まる一日ミラノを観光できるのは今日だけなので、ガイドブックおすすめの観光コースを私流にアレンジして、回ることにした。
まずは地下鉄でミラノ北駅に向かう -
「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デル・グラツィエ教会が本日の最初の目的地だったが、駅を降りてすぐ左手に大きなお城が見えたので、そっちに向かった。
スフォルツェスコ城だ。
堀は埋められてしまったのだろうけど、なごりを留める跳ね橋式の城門と、高くそびえる城壁。
叙情的には子供の頃憧れた物語の舞台のよう。
散文的にはRPGの城のよう(ていうか、本来は日本のゲームソフトの舞台がだいたいヨーロッパの中世をイメージしてるみたいだけど)。
私達の入った入口は、どうやら脇の門で人気が少なかった。 -
正面の広場まで行くと、日本人の団体客がイタリア人のおじさんのガイドで案内されていた。つかず離れずでついて行き、お城の説明はあまり良く聞き取れなかったけど、おじさんのジョークが非常に受けて、一団は笑いの渦になっていた。楽しそう!ちょっと混ざりたい気分。
城内の美術館は有料なので、あまり見るところもなく、今度は正面の門から出てみた。まっすぐに広い道が伸びていて、その先にはドゥオモが見える。この都市はブラマンテという有名な人の設計だそう。
駅の方に戻ろうとしたら、観光バスが何台か止まっていて、2組の日本人ツアー団体を見かけた。こちらのガイドさんは日本人女性で、マニュアルどおりの語り口だ。さっきの団体とはちあわせしたら、いらぬフラストレーションが涌いてきそう。 -
★さて、本題のサンタ・マリア・デル・グラツィエ教会、もとい「最後の晩餐」。
見学には予約が必要で、夫が予約を取ろうとしたけれど、いっぱいで取れなかったらしい。当日券に賭けてみたけど、やっぱりダメだった。この教会はこれが見れなきゃただの教会なので、足早に次なる目的地、
レオナルド・ダ・ビンチ博物館に向かった。 -
見たものの記憶をそのまま辿るとしよう。
入口から階段を上り、教室みたいな部屋に入ると、カメラや印刷機の変遷がずらっと並んでいた。
夫の業種のルーツはレオナルド・ダビンチに拠るのか。 -
教室を出て、広い廊下に「最後の晩餐」のレプリカが飾ってあった。おお、小さくて写真が撮りやすい。あの人が今話題の
「マグダラのマリア」ね…。
その先にダビンチの発明が模型や展示でずらっと並んでいる。人間の臓器のスケッチやら、土木関係・船舶関係・映像関係多岐にわたっていた。
途中の小部屋にバイオリンの製作展示みたいのやら、月の石が常設されているけど今出張中、みたいなところがあった。これもみんなダビンチに関係あるのかな? -
★中庭に面した回廊の上にあるオープンカフェで休憩。
すぐ近くで教会の鐘ががらんがらん鳴り続いていた。教会の鐘の音ってなんか心が洗われるよね。
日本にもお寺の鐘があるけど、なんとなく暗いイメージがある。、それならまだしも、たまに防災のサイレンみたいな音を正午に鳴らしたりするところあるよね。あれは最悪だ!
なんであんな鬼気迫る音を毎昼流すのか、考えた人の気が知れない。 -
話を戻そう。
地下に移動し、製鉄所みたいな場所を再現したところ、自転車・バイク・車など乗り物が展示してあるところを見て、別の倉庫に移動。
鉄道のプラットフォームを再現した場所に年代ものの鉄道がずらっと並んでいる。そこを通り抜けるとまた一つ倉庫があり、下は帆船、上の階は飛行機が展示されていた。これらは全て本物です。
本当にこれはダビンチと関係があるのでしょうか? -
★昼食を取れるところを探しつつ、ナビリオ地区へ向かう。
昔の面影を残す街並みと共に、お洒落な雑貨店が点在しているらしい。
しかし、日曜の為どのお店も閉まっている。ご飯を食べる店も大体閉まっている。あまり選択の余地は無さそうだけど、運河のところまで来たら、お店が2軒開いているのが見えた。1軒目をとりあえず覗いてみよう、と近づいて、席が一つ開いていたのでそのまま入ることにした。その後次々にお客がきたけど、タイミングよく席の空いている時に来た人しか入れなかった。他のお店が閉まっているせいだか知らないが、活気のある店だった。 -
メニューを聞くとランチは4種類のパスタがあって6.5ユーロ。どんなものなのか店員に説明を聞いていると、隣りのテーブルの女の人たちが、自分の食べている料理を見せてくれ、店員の説明に現物を添えてくれた。これは分かりやすい。
一度ニョッキと注文したのに、やっぱりラビオリにしたくなって、夫と二人でラビオリを頼んだ。ラビオリはまあまあおいしかったけど、隣りのお兄さんがニョッキを食べていて、めちゃめちゃおいしそうだった。ちょっと後悔した。
今思い出してみると、北で安くご飯が食べられたのはこの店だけだったんじゃないかな?
なかなか良いお店だったので満足して、私の探していた古着の店が見つからなくても気にならなかった。 -
★サン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂に向かう途中、可愛い靴屋さんを発見。この辺はイタリアに来て初めて、入ってみたい!と思うものが並んでいる店がいっぱいあった。なのに、日曜日で全部お店が閉まっていた!多分2度とこの都市には来ないだろう、という直感があったので余計残念でならなかった。打ちひしがれて、前記の聖堂前の広場で一休みした。
ここにはローマ時代の16本の円柱が建っている。なんでこんなにローマの遺跡って、郷愁を誘うんだろう。 -
★人がいっぱい歩いている通りを抜けて(この辺はみんなお店が開いていたけど、どうでもいい店ばっかりだった)、ドゥオモに着いた。
とりあえずここが観光の終着点だ。私のイメージで”ドゥオモ”といえばクーポラ型の屋根をイメージしていたんだけど(いわゆる球場のドーム)、ここはこれでもかというぐらいのとんがり屋根だ。
中に入ってみる。パリのノートルダム寺院に似ている。そういえば、外観も似ている。
建築の事は全然知らないけど、素人目にもこの建築様式は同じだろうと思う。ゴシック建築と言うらしい。外に出て、今度は上に登ることにした。
とんがり屋根の装飾が近くで見ると、ものすごく凝っているのが良く分かって、感心した。広い屋根の上に出ると、直射日光が熱い。記念撮影する気力もなく降りることにした。 -
隣りのヴィットリオ・エマヌエレ2世のガレリアを通過してオペラ座の建物を見、ぐるっと一回りしてトラムで帰ることにした。
チケットを売っているタバコ屋は日曜の為閉まっているので、わざわざ地下鉄のキップ販売機まで買いに行った。今朝は地下鉄に乗る時、初乗り1.25ユーロのキップしかなかったのに、ここには1ユーロがある。どういう設定なのかよく分からないまま、1ユーロを買ってトラムに乗った。
無事ホテル前の停留所で降りて、夜まで一休みすることにした。 -
★夫はこの短い滞在地の食べる店も何件か調べていたけど、結局この日の晩ご飯を食べた店しか行く事は出来なかった。
それでも私はホテルの横にあるレストランでも構わないぐらい出かけるのが面倒になっていたけど、そんな事は夫には許されない事だった。★さっきのトラムで再びドゥオモ前に戻り、ミラノ風カツレツのおいしい店に行った。
知らなかったら絶対入らないような入口の雰囲気だったけど、中に入ると日本人がよく来るのが一目でわかった。
ガラス戸のところに「御手洗」と張り紙がしてあるし、お酒の並んだ棚の中にブルドックソースが一緒に置いてある。何故あんなところに…。親しい日本人客から貰って、なんだか分からないから、お酒と一緒に置いてみたのかな?と想像したけど、後で理由がわかった。
ミラノ風リゾット添えのオッソブッコ(煮込み)と勿論ミラノ風カツレツを頼んだ。カツレツがきた時、あまりの大きさにびっくりしたけど、これで日本人向けに半分したと言われた。食べてみると日本の肉のように分厚くなくて見た目ほどの量ではないらしい。
しかし…ブルドックソースが欲しい!
あの棚に並んである意味がその時はっきりと理解できた。衣に若干味があって、から揚げとフライの中間みたいな感じ。ソースをかけたら白いご飯が欲しくなりそうだったので、やめた。
ミラノの味を堪能して、さあお会計。伝票を見てびっくり!合計82ユーロと書いてあるような気がする…。
すごい殴り書きなので、見間違いのような気もしたけど、だって頼んだ食事は上記の2つと前菜の生ハムメロンとイチジク、ワインと食後のグラッパ…。そういえばグラッパが南と違っていて、ウォッカのように透明だった。南で言うグラッパはこちらではリモンチェッロと呼び、はっきり名称を区別していた。
それはそうと、やっぱりレシートを見たら82ユーロだったので、ちょっとショックだった。だって宿泊代1泊より高い。でも酔っ払っている夫はあまり長い事この疑問を持ち続ける集中力もなく、上機嫌で広場まで歩いていった -
★9時過ぎでも若干薄明るかったので、まだ何かし足りない様子でベンチに横たわって楽しげにしていた。私はもう全然歩く元気もなかったので、昼間と同じ地下のキップ販売機にキップを買いに行くと、故障中になっていた。自販機のもろさは全国統一しているらしい。仕方なく無賃乗車でトラムに乗ることにした。私はひやひやしながら乗っていたのに、夫は呑気にレトロなトラムの雰囲気を楽しんでいた。普段は私より几帳面な夫が、適当な土地ではすぐ適当になれるらしい(まあ、お酒が入ると気は大きくなるが)。順応性に優れていることは認めざるを得ない。
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