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2007/07/11(水)第4日目:シビウ<br />【宿泊:Pensiunea Tosca(シビウ)】※予約していたのはCasa Baciu<br /> 8:04発の特急列車でシビウ着11:30(約10分遅れ)<br />マゲル将軍通りのカトリック教会、小広場・大広場等を散策、大広場のカトリック教会、インフォメーションでシギショアラ直行バスの情報を得る、Huet広場の福音教会、ブルケンタール博物館、正教聖堂、小広場の時計塔にのぼる、うそつき橋、Cetatii(中央)通りの民衆の壁・塔を眺める、P. Onofrein通り〜Tineretului広場を通ってペンションに戻る<br /><br />夕方、あんなに雨に降られなければ───。<br />猛暑との予想に反して、あんなに寒くなければ───。<br />シビウでは、もっともっと街中を散策したろうと思います。<br />教会めぐりとブルケンタール博物館以外では、坂や曲がりくねった小道の多い中世の街並みを歩いて回ることこそ、シビウのハイライトだったのですから。<br />そうすれば、町の中心の3つの広場以外にも、もっと写真を撮っていて、広場をめざすまでと、その後と、それぞれ1つずつ独立した旅行記にしていたかもしれません。<br /><br />でも、天気が良くても、疲れちゃってあきらめたかもしれません。<br />立案中や帰国後しばらくたつと、自分の体力を過信して机上で空論を展開しがちですから。<br /><br />それに翌朝のシギショアラ行きは、乗り換えのある列車ではなく、6時発のマクシータクシー(長距離ミニバス)の直行、に変更することにしました。<br />5時半にタクシーを予約し、4時半に起い床、となると、遅くまで出歩いて疲れ切ってしまうのはムボーでしょう。<br /><br />あるいは、天気が良くて、翌朝もさほど早起きの必要がなかったとしても───。<br />坂や階段や曲がりくねった小道に情緒を見出したとして、それをカメラのファインダーにうまく収められるかというと、別問題です。<br />むしろビデオを回した方がいいのかもしれません。<br /><br />とはいえ、町の中心の広場へ向かう前と後、ペンションとの往復で1時間以上は歩いていますから、何かしら被写体が見つかるものです。<br />散策中に撮ろうと楽しみにしていたものとは違っても。<br />ただ、雨上がりの夕方、夕食後にペンションの戻るときの方が、もう少し心がハジけ、自由な気分で写真を撮れたように思います。<br />すなわち、ポストカードやパンフレットの写真に特に選ばれそうにない何気ない街角に被写体を見い出せました。<br />ハジけるのがもう少し早ければ、もっとたくさん写真を撮ったかもしれませんが、仕方がありません。<br /><br />だってそれは、きっと、シビウでの一日がもうすぐ終わる───と名残惜しくなったからに違いないのです。<br />そしてきっと、雨上がりの方が同じ曇り空でもすがすがしく、気持ちよく感じられたせいに違いないのです。<br /><br />「シビウ───坂の多いだまし絵のような町<br />12世紀のドイツ人の植民により、交易、政治、文化の中心地として発展し、かつては西欧との交易で栄えた古都。19世紀にはトランシルヴァニア地方の首都でもあった。城壁に囲まれた高台にある旧市街は、坂やパサージュ(階段通路)の多い立体的な町で、今もなお中世の面影を残している。」<br />(「東欧の郷愁」菊間潤吾・監修(新潮社)より)<br /><br />「12世紀から植民が始まるドイツ植民者の町。古くから商業で栄えた。旧市街は現存するドイツ系都市の中で最大の規模をもつ。旧市街はゴシックからルネサンス期にかけてのものが多く、エヴァンゲリス教会(=福音教会)(14〜15世紀)はルーマニアでの初期ゴシック期の重要な教会。(後略)」<br />(「世界の建築・街並みガイド5」(エクスナレッジ社)より)

2007年ルーマニア旅行第4日目(2)シビウ:大広場・小広場をめざして+雨あがりの帰り道

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2007/07/11 - 2007/07/11

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まみ

まみさん

2007/07/11(水)第4日目:シビウ
【宿泊:Pensiunea Tosca(シビウ)】※予約していたのはCasa Baciu
 8:04発の特急列車でシビウ着11:30(約10分遅れ)
マゲル将軍通りのカトリック教会、小広場・大広場等を散策、大広場のカトリック教会、インフォメーションでシギショアラ直行バスの情報を得る、Huet広場の福音教会、ブルケンタール博物館、正教聖堂、小広場の時計塔にのぼる、うそつき橋、Cetatii(中央)通りの民衆の壁・塔を眺める、P. Onofrein通り〜Tineretului広場を通ってペンションに戻る

夕方、あんなに雨に降られなければ───。
猛暑との予想に反して、あんなに寒くなければ───。
シビウでは、もっともっと街中を散策したろうと思います。
教会めぐりとブルケンタール博物館以外では、坂や曲がりくねった小道の多い中世の街並みを歩いて回ることこそ、シビウのハイライトだったのですから。
そうすれば、町の中心の3つの広場以外にも、もっと写真を撮っていて、広場をめざすまでと、その後と、それぞれ1つずつ独立した旅行記にしていたかもしれません。

でも、天気が良くても、疲れちゃってあきらめたかもしれません。
立案中や帰国後しばらくたつと、自分の体力を過信して机上で空論を展開しがちですから。

それに翌朝のシギショアラ行きは、乗り換えのある列車ではなく、6時発のマクシータクシー(長距離ミニバス)の直行、に変更することにしました。
5時半にタクシーを予約し、4時半に起い床、となると、遅くまで出歩いて疲れ切ってしまうのはムボーでしょう。

あるいは、天気が良くて、翌朝もさほど早起きの必要がなかったとしても───。
坂や階段や曲がりくねった小道に情緒を見出したとして、それをカメラのファインダーにうまく収められるかというと、別問題です。
むしろビデオを回した方がいいのかもしれません。

とはいえ、町の中心の広場へ向かう前と後、ペンションとの往復で1時間以上は歩いていますから、何かしら被写体が見つかるものです。
散策中に撮ろうと楽しみにしていたものとは違っても。
ただ、雨上がりの夕方、夕食後にペンションの戻るときの方が、もう少し心がハジけ、自由な気分で写真を撮れたように思います。
すなわち、ポストカードやパンフレットの写真に特に選ばれそうにない何気ない街角に被写体を見い出せました。
ハジけるのがもう少し早ければ、もっとたくさん写真を撮ったかもしれませんが、仕方がありません。

だってそれは、きっと、シビウでの一日がもうすぐ終わる───と名残惜しくなったからに違いないのです。
そしてきっと、雨上がりの方が同じ曇り空でもすがすがしく、気持ちよく感じられたせいに違いないのです。

「シビウ───坂の多いだまし絵のような町
12世紀のドイツ人の植民により、交易、政治、文化の中心地として発展し、かつては西欧との交易で栄えた古都。19世紀にはトランシルヴァニア地方の首都でもあった。城壁に囲まれた高台にある旧市街は、坂やパサージュ(階段通路)の多い立体的な町で、今もなお中世の面影を残している。」
(「東欧の郷愁」菊間潤吾・監修(新潮社)より)

「12世紀から植民が始まるドイツ植民者の町。古くから商業で栄えた。旧市街は現存するドイツ系都市の中で最大の規模をもつ。旧市街はゴシックからルネサンス期にかけてのものが多く、エヴァンゲリス教会(=福音教会)(14〜15世紀)はルーマニアでの初期ゴシック期の重要な教会。(後略)」
(「世界の建築・街並みガイド5」(エクスナレッジ社)より)

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  • 愛らしいペンションCasa Baciu<br />扉の前には、私のスーツケースが@<br /><br />5月9日通り(Str. 9 Mai)にあるペンションです。<br />駅からタクシーで乗り付けたときは(十分歩ける距離でしたけど、荷物が重いので)、民家がすき間なく並んでいる通り、マンションのような建物の一部をペンションにしているのかと思いました。<br />実際、呼び出しのベルも、マンションのようにいくつも並んでいるうちの1つがCasa Baciuのものでした。<br />ところが門が開いて中に入ってみたらびっくり!<br />こんな風に中庭を囲むようにして家がありました。<br /><br />そういえば去年(2006年)、ブラショフで泊まったプライベート・ルームもこんなかんじでした。<br />表からは家がきつきつにすき間なく並んでいるように見えるのです。<br />しかし中にはゆったりと中庭が広がっています。<br />通りに面したドアは敷地内へのドアに過ぎないのです。通りから中の様子は一切伺えません。<br />そういうのがサクソン人の家の建て方だそうです。後日の現地ガイドいわく。<br />ちなみにルーマニア人は、家までの前庭部分や中庭が通りからも見えるように建てるようです。<br /><br />関連の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400833/<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400834/<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400838/<br />関連の旅行記<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行:【ホテル編ルーマニア】」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10161729/

    愛らしいペンションCasa Baciu
    扉の前には、私のスーツケースが@

    5月9日通り(Str. 9 Mai)にあるペンションです。
    駅からタクシーで乗り付けたときは(十分歩ける距離でしたけど、荷物が重いので)、民家がすき間なく並んでいる通り、マンションのような建物の一部をペンションにしているのかと思いました。
    実際、呼び出しのベルも、マンションのようにいくつも並んでいるうちの1つがCasa Baciuのものでした。
    ところが門が開いて中に入ってみたらびっくり!
    こんな風に中庭を囲むようにして家がありました。

    そういえば去年(2006年)、ブラショフで泊まったプライベート・ルームもこんなかんじでした。
    表からは家がきつきつにすき間なく並んでいるように見えるのです。
    しかし中にはゆったりと中庭が広がっています。
    通りに面したドアは敷地内へのドアに過ぎないのです。通りから中の様子は一切伺えません。
    そういうのがサクソン人の家の建て方だそうです。後日の現地ガイドいわく。
    ちなみにルーマニア人は、家までの前庭部分や中庭が通りからも見えるように建てるようです。

    関連の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400833/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400834/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400838/
    関連の旅行記
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行:【ホテル編ルーマニア】」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10161729/

  • キッチンのそばで、コーヒーを飲んで何かを待つ。ナニを?<br />ペンションCasa Baciuにて<br /><br />1枚目の写真と反対向きです。<br />1枚目の写真は、テーブルのところのイスに座って撮りました。<br /><br />ペンションに着いたのはいいのですが、女性が私に部屋に案内しようとしたところ、中はぐちゃぐちゃ。<br />「モメーント! モメーント!」<br />と言われて、「コーヒーでもどう?」と、しばらく待たされました。<br />私はてっきり、部屋の準備ができていないのかと思い(でももう12時過ぎていました)、荷物を預けて観光に出かけてよいか聞こうと思ったのですが、「旅の指さし会話帳」にはそういうときに使えるフレーズはなく。<br />女性は英語は全くわからないようで、待つしかありませんでした。<br /><br />しかしそれは私の勘違いでした。<br />どうも前に泊まっていた家族が延泊したので、満室になってしまったようです。<br />そのため、代わりのペンションに連絡し、迎えが来るのを待っていたのです。<br /><br />という事情は、迎えにきた代わりのペンションの人が、携帯で英語の話せるスタッフにコンタクトをとり、英語で説明してもらいました。<br />「代わりに私たちのペンションでもいい?」と聞かれて、私に断れるはずがありません。<br />唯一、心配だったのは、どこにあるか、町の中心の広場へは徒歩で行けるのか、ということでしたが、もう出たとこ勝負でいいや!<br />と迎えの車に乗り込みました。<br /><br />代わりのペンションは、「地球の歩き方」の地図の欄外、駅の向こうでCasa Baciuよりは広場へは遠くなりまたが、その差、5〜10分程度でしょう。<br />それにペンションの人はみんなとても親切で、突然のペンションの変更に私が戸惑わないよう、とても心配してくれました(そこまで私はヤワではないけれど@)。<br />英語が話せる女性スタッフは、何かあったときのために、と携帯の番号まで教えてくれました。<br />翌朝のシギショアラ行きはかなり早朝になるので、朝食抜きで予約していたのですが、こちらのペンションは朝食込みでした。<br />でも、早朝出発のことを言うと、サンドイッチと果物を包んで用意しておいてくれました。<br /><br />というわけで、このCasa Baciuには残念ながら泊まり損ねてしまいました。<br />待っている間に写真を撮っておいて良かったです。でなければ、写真を撮る機会もなかったでしょうから。<br /><br />ちなみに、待っている間にいただいたコーヒーに添えられたミルク。<br />コーヒー用のミルクがないので普通の牛乳でもよいといってもらったのですが、喉が渇いていたので、コーヒーを飲み終えた後、ミルクピッチャーのミルクも飲んでしまいました。<br />その美味たること!<br />まったりと濃くて甘くて。<br />ホテルの朝食に出されるような牛乳は薄いですが、一般家庭ではこんな美味しい牛乳を飲んでいるのでしょうか。うらやましい〜!<br /><br />※今回のルーマニア旅行のホテル・ペンション・寝台車のレポートは、それだけで1つの旅行記にまとめる予定です。代わりのペンションの詳しいレポートと写真はそちらにて@

    キッチンのそばで、コーヒーを飲んで何かを待つ。ナニを?
    ペンションCasa Baciuにて

    1枚目の写真と反対向きです。
    1枚目の写真は、テーブルのところのイスに座って撮りました。

    ペンションに着いたのはいいのですが、女性が私に部屋に案内しようとしたところ、中はぐちゃぐちゃ。
    「モメーント! モメーント!」
    と言われて、「コーヒーでもどう?」と、しばらく待たされました。
    私はてっきり、部屋の準備ができていないのかと思い(でももう12時過ぎていました)、荷物を預けて観光に出かけてよいか聞こうと思ったのですが、「旅の指さし会話帳」にはそういうときに使えるフレーズはなく。
    女性は英語は全くわからないようで、待つしかありませんでした。

    しかしそれは私の勘違いでした。
    どうも前に泊まっていた家族が延泊したので、満室になってしまったようです。
    そのため、代わりのペンションに連絡し、迎えが来るのを待っていたのです。

    という事情は、迎えにきた代わりのペンションの人が、携帯で英語の話せるスタッフにコンタクトをとり、英語で説明してもらいました。
    「代わりに私たちのペンションでもいい?」と聞かれて、私に断れるはずがありません。
    唯一、心配だったのは、どこにあるか、町の中心の広場へは徒歩で行けるのか、ということでしたが、もう出たとこ勝負でいいや!
    と迎えの車に乗り込みました。

    代わりのペンションは、「地球の歩き方」の地図の欄外、駅の向こうでCasa Baciuよりは広場へは遠くなりまたが、その差、5〜10分程度でしょう。
    それにペンションの人はみんなとても親切で、突然のペンションの変更に私が戸惑わないよう、とても心配してくれました(そこまで私はヤワではないけれど@)。
    英語が話せる女性スタッフは、何かあったときのために、と携帯の番号まで教えてくれました。
    翌朝のシギショアラ行きはかなり早朝になるので、朝食抜きで予約していたのですが、こちらのペンションは朝食込みでした。
    でも、早朝出発のことを言うと、サンドイッチと果物を包んで用意しておいてくれました。

    というわけで、このCasa Baciuには残念ながら泊まり損ねてしまいました。
    待っている間に写真を撮っておいて良かったです。でなければ、写真を撮る機会もなかったでしょうから。

    ちなみに、待っている間にいただいたコーヒーに添えられたミルク。
    コーヒー用のミルクがないので普通の牛乳でもよいといってもらったのですが、喉が渇いていたので、コーヒーを飲み終えた後、ミルクピッチャーのミルクも飲んでしまいました。
    その美味たること!
    まったりと濃くて甘くて。
    ホテルの朝食に出されるような牛乳は薄いですが、一般家庭ではこんな美味しい牛乳を飲んでいるのでしょうか。うらやましい〜!

    ※今回のルーマニア旅行のホテル・ペンション・寝台車のレポートは、それだけで1つの旅行記にまとめる予定です。代わりのペンションの詳しいレポートと写真はそちらにて@

  • 踏切でもないのに線路を横切って<br /><br />ペンションの人は、駅に行くには目の前の道をまっすぐ進むだけ、と教えてくれました。<br />確かにまっすぐ行ったら駅に着いたけれど、なんと、こうして線路を横切ってしまうのです。<br />水色のセーターのおじさんが下りようとしてくるところから入ってきました。<br />梯子があって、それを上ってきました。<br />最初はまさかあの塀の間を上って線路を横切って良いとは思わなかったので途方に暮れ、通行人に聞きました。<br />はじめは冗談かと思ったくらいです@

    踏切でもないのに線路を横切って

    ペンションの人は、駅に行くには目の前の道をまっすぐ進むだけ、と教えてくれました。
    確かにまっすぐ行ったら駅に着いたけれど、なんと、こうして線路を横切ってしまうのです。
    水色のセーターのおじさんが下りようとしてくるところから入ってきました。
    梯子があって、それを上ってきました。
    最初はまさかあの塀の間を上って線路を横切って良いとは思わなかったので途方に暮れ、通行人に聞きました。
    はじめは冗談かと思ったくらいです@

  • シビウ駅前<br /><br />この建物の中は工事中です@<br />というわけで、2007年7月現在、駅舎は使われていないようでした。<br />切符売り場ですら、外にありましたから。<br />この正面向かって左には、大型バスターミナルがあります。<br />ただし、シビウにはバスターミナルが2つありました。<br />翌朝、私がシギショアラに行くのに利用したのは、郊外にあるもう1つの方のバスターミナルです。バスターミナルというよりか、ただの駐車場にしか見えませんでした。<br />アスファルトの上に「Autogara(アウトガラ)」と書かれてあっただけ。バスターミナルという看板や時刻表など、一切ありませんでした(国際バスの宣伝看板はありましたが……)。<br /><br />シビウは歩行者にとって歩きやすい町(pedestrian-friendly city)だそうです。<br />この駅前から実感しました。<br />歩道が整っているのです。<br />足元は石畳なのですが、平らなのです。<br />でもやっぱりスーツケースを転がしたら、キャスターがガラガラ言いそうですけどね。<br />それにシビウの中心である大広場・小広場周辺は坂が多いんですよね。広場が「上町(Orasul de Sus=Upper Town)」にあり、坂を下りたところに「下町(Orasul de Jos=Lower Town)」が広がっているらしいので。<br />でもキャスター付の荷物を持っているのでもなければ、きっと歩きやすいんだと思います。

    シビウ駅前

    この建物の中は工事中です@
    というわけで、2007年7月現在、駅舎は使われていないようでした。
    切符売り場ですら、外にありましたから。
    この正面向かって左には、大型バスターミナルがあります。
    ただし、シビウにはバスターミナルが2つありました。
    翌朝、私がシギショアラに行くのに利用したのは、郊外にあるもう1つの方のバスターミナルです。バスターミナルというよりか、ただの駐車場にしか見えませんでした。
    アスファルトの上に「Autogara(アウトガラ)」と書かれてあっただけ。バスターミナルという看板や時刻表など、一切ありませんでした(国際バスの宣伝看板はありましたが……)。

    シビウは歩行者にとって歩きやすい町(pedestrian-friendly city)だそうです。
    この駅前から実感しました。
    歩道が整っているのです。
    足元は石畳なのですが、平らなのです。
    でもやっぱりスーツケースを転がしたら、キャスターがガラガラ言いそうですけどね。
    それにシビウの中心である大広場・小広場周辺は坂が多いんですよね。広場が「上町(Orasul de Sus=Upper Town)」にあり、坂を下りたところに「下町(Orasul de Jos=Lower Town)」が広がっているらしいので。
    でもキャスター付の荷物を持っているのでもなければ、きっと歩きやすいんだと思います。

  • 古いオレンジ屋根とパステルカラーな家が並ぶシビウの旧市街<br />アブラン・イアンク通り(Str. Avram Iancu)にて<br /><br />手前の家のような、猫の目のような明かりとりの窓のある家は、去年(2006年)もシギショアラやブラショフで注目しましたが、シビウにはあちこちにあると聞いて楽しみにしていました。Casa Basiuにもありました(1枚目の写真)。<br />眠そうな、あるいはいたずらっぽく笑っているように見えて、ほんと、ユニークなのです!<br />ただしこの写真は、パステルカラーの家が並ぶところを優先させて撮ったので、ユニークな明かりとりの窓はあんまり目立たなくなってしまいました。

    古いオレンジ屋根とパステルカラーな家が並ぶシビウの旧市街
    アブラン・イアンク通り(Str. Avram Iancu)にて

    手前の家のような、猫の目のような明かりとりの窓のある家は、去年(2006年)もシギショアラやブラショフで注目しましたが、シビウにはあちこちにあると聞いて楽しみにしていました。Casa Basiuにもありました(1枚目の写真)。
    眠そうな、あるいはいたずらっぽく笑っているように見えて、ほんと、ユニークなのです!
    ただしこの写真は、パステルカラーの家が並ぶところを優先させて撮ったので、ユニークな明かりとりの窓はあんまり目立たなくなってしまいました。

  • 陶器職人ギルドの塔(Turnul Olarilor=Potter’s Tower)(15世紀)<br />チェタツィ通り(Str. Cetatii)の「民衆の壁」にて<br /><br />ここからは、夕食を終えて雨上がりの帰り道に撮った写真です。<br />夕食はニコラエ・バルチェスク通り(Str. Nicolae Balcescu)のレストランでとりました。<br />ペンションに戻る前にチェタツィ通り(Str. Cetatii)の「民衆の壁」にある塔が見たかったので、帰りはバルチェスク通りから統一広場にいったん出て、少し回り道しました。<br /><br /><行きの経路><br />ペンションから駅前へ〜マゲル将軍通り(Str. General Magheru)〜アブラン・イアンク通り(Str. Avram Iancu)〜大広場(Piata Mare)と小広場(Piata Huet/Piata Mica)の間<br /><br /><帰りの経路><br />大広場(Piata Mare)〜ニコラエ・バルチェスク通り(Str. Nicolae Balcescu)<夕食>〜統一広場〜チェタツィ通り(Str. Cetatii)〜オノフレイウ通り(P. Onofreiu)〜ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を横切り〜憲法通り(Str. Constitutiei)〜マゲル将軍通り(Str. General Magheru)〜シビウ駅前からペンションへ

    陶器職人ギルドの塔(Turnul Olarilor=Potter’s Tower)(15世紀)
    チェタツィ通り(Str. Cetatii)の「民衆の壁」にて

    ここからは、夕食を終えて雨上がりの帰り道に撮った写真です。
    夕食はニコラエ・バルチェスク通り(Str. Nicolae Balcescu)のレストランでとりました。
    ペンションに戻る前にチェタツィ通り(Str. Cetatii)の「民衆の壁」にある塔が見たかったので、帰りはバルチェスク通りから統一広場にいったん出て、少し回り道しました。

    <行きの経路>
    ペンションから駅前へ〜マゲル将軍通り(Str. General Magheru)〜アブラン・イアンク通り(Str. Avram Iancu)〜大広場(Piata Mare)と小広場(Piata Huet/Piata Mica)の間

    <帰りの経路>
    大広場(Piata Mare)〜ニコラエ・バルチェスク通り(Str. Nicolae Balcescu)<夕食>〜統一広場〜チェタツィ通り(Str. Cetatii)〜オノフレイウ通り(P. Onofreiu)〜ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を横切り〜憲法通り(Str. Constitutiei)〜マゲル将軍通り(Str. General Magheru)〜シビウ駅前からペンションへ

  • 陶器職人ギルドの塔(Turnul Olarilor=Potter’s Tower)と「民衆の壁」<br /><br />この民衆の壁のところに塔は5つ残っています。<br />この塔もなかなか絵になるのですが、一番可愛らしくて楽しみにしていたのは、Haler Bastion(ハレー稜堡)でした。<br />ところが修復中の足場と布で思いっきり景観が損なわれていて、写真を撮る気になれませんでした(泣)。<br />五角形の塔で、壁に施された色タイルによる模様など、とても可愛らしかったのに。<br /><br />情報源:Welcome to Romania─Truism─Sibiu<br />http://www.ici.ro/romania/en/orase/sibiu.html<br /><br />「旧市街周辺には15世紀にオスマントルコの侵攻から住人を守るために造られた「民衆の壁」や見張り塔が当時のまま残る。それらを探して歩くのもこの町の楽しみ方の一つだ。」<br />(「東欧の郷愁」菊間潤吾・監修(新潮社)より)

    陶器職人ギルドの塔(Turnul Olarilor=Potter’s Tower)と「民衆の壁」

    この民衆の壁のところに塔は5つ残っています。
    この塔もなかなか絵になるのですが、一番可愛らしくて楽しみにしていたのは、Haler Bastion(ハレー稜堡)でした。
    ところが修復中の足場と布で思いっきり景観が損なわれていて、写真を撮る気になれませんでした(泣)。
    五角形の塔で、壁に施された色タイルによる模様など、とても可愛らしかったのに。

    情報源:Welcome to Romania─Truism─Sibiu
    http://www.ici.ro/romania/en/orase/sibiu.html

    「旧市街周辺には15世紀にオスマントルコの侵攻から住人を守るために造られた「民衆の壁」や見張り塔が当時のまま残る。それらを探して歩くのもこの町の楽しみ方の一つだ。」
    (「東欧の郷愁」菊間潤吾・監修(新潮社)より)

  • バルコニーが面白い家<br />オノフレイウ通り(P. Onofreiu)にて<br /><br />ものすごく美しいダルメシアンを散歩させている女性がいました。<br />最初、犬だけがやって来て、私のそばを歩き回りました。<br />ルーマニアでは野犬に気をつけろ!と言われているので、最初、ギョッと身構えてしまいましたが、まさかこんなに美しい犬が野犬のはずはないでしょう。よく見ると首輪もしていました。<br />まもなく飼い主の女性が追いついてきて、「その犬は噛まないから大丈夫!」と声をかけてきました。<br />この面白いバルコニーのある建物はその女性の家でした。<br />私が写真を撮ったのを見て、「あれは私のバルコニーなのよ」と嬉しそうに言っていました。

    バルコニーが面白い家
    オノフレイウ通り(P. Onofreiu)にて

    ものすごく美しいダルメシアンを散歩させている女性がいました。
    最初、犬だけがやって来て、私のそばを歩き回りました。
    ルーマニアでは野犬に気をつけろ!と言われているので、最初、ギョッと身構えてしまいましたが、まさかこんなに美しい犬が野犬のはずはないでしょう。よく見ると首輪もしていました。
    まもなく飼い主の女性が追いついてきて、「その犬は噛まないから大丈夫!」と声をかけてきました。
    この面白いバルコニーのある建物はその女性の家でした。
    私が写真を撮ったのを見て、「あれは私のバルコニーなのよ」と嬉しそうに言っていました。

  • 石畳のブロックが山積みで放置@<br />オノフレイウ通り(P. Onofreiu)にて<br /><br />石畳に使われているレンガは、随分、分厚いんですよねぇ。

    石畳のブロックが山積みで放置@
    オノフレイウ通り(P. Onofreiu)にて

    石畳に使われているレンガは、随分、分厚いんですよねぇ。

  • ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を囲むレンガの壁<br /><br />ティネレトゥルイ公園を突っ切って憲法通り(Str. Constitutiei)に出たかったのですが、最初、道を間違えました。<br />この壁の向こうが公園のはずなのですが、今、歩いている道からはどこからも入れなくて、引き返しました。<br />でも、転んでもタダでは起きません!<br />こんな写真をゲット@

    ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を囲むレンガの壁

    ティネレトゥルイ公園を突っ切って憲法通り(Str. Constitutiei)に出たかったのですが、最初、道を間違えました。
    この壁の向こうが公園のはずなのですが、今、歩いている道からはどこからも入れなくて、引き返しました。
    でも、転んでもタダでは起きません!
    こんな写真をゲット@

  • ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を囲むレンガの壁<br /><br />まるで廃墟のよう@

    ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を囲むレンガの壁

    まるで廃墟のよう@

  • ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を囲むレンガの壁<br /><br />これは、公園に下りる階段の内側から撮りました。<br />手前の崩れかけの壁、公園を囲む壁、そして通を挟んで向かいの壁の3段構え@

    ティネレトゥルイ公園(Parcul Tineretului)を囲むレンガの壁

    これは、公園に下りる階段の内側から撮りました。
    手前の崩れかけの壁、公園を囲む壁、そして通を挟んで向かいの壁の3段構え@

  • 憲法通り(Str. Constitutiei)に面したシナゴーグ<br /><br />憲法通りは大通りでかなり長く伸びていますが、このシナゴーグはマゲル将軍通り(Str. General Magheru)との交差点の近くで見かけました。<br />行きに見かけたのですが、写真を撮ったのは帰り。<br />行きはなにしろ先を急いでいましたし、どちらかというと街並み写真の目当ては、シビウではあちこちで見られるという、猫の目のような明かり取りの窓のある家を撮りたかったものですから。<br /><br />中もさぞかし美しかろうと思いますが、すでに夜8時を過ぎています。<br />それにシナゴーグは信者以外はあまり中にいれなさそうですから、この美しい外観だけで我慢!<br /><br />シビウのハイライトの広場めぐり・教会めぐり・ブルケンタール博物館の写真は、続く旅行記にて!

    憲法通り(Str. Constitutiei)に面したシナゴーグ

    憲法通りは大通りでかなり長く伸びていますが、このシナゴーグはマゲル将軍通り(Str. General Magheru)との交差点の近くで見かけました。
    行きに見かけたのですが、写真を撮ったのは帰り。
    行きはなにしろ先を急いでいましたし、どちらかというと街並み写真の目当ては、シビウではあちこちで見られるという、猫の目のような明かり取りの窓のある家を撮りたかったものですから。

    中もさぞかし美しかろうと思いますが、すでに夜8時を過ぎています。
    それにシナゴーグは信者以外はあまり中にいれなさそうですから、この美しい外観だけで我慢!

    シビウのハイライトの広場めぐり・教会めぐり・ブルケンタール博物館の写真は、続く旅行記にて!

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この旅行記へのコメント (2)

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  • babyananさん 2007/09/09 00:46:03
    まだ工事中でしたか(笑)
    まみさん、こんばんは☆

    シビウへも、行かれたのですね!
    シナイアから列車で向かったようで。
    ホームでは、どきどきでしたね(笑)

    日本以外はどこもそうかもしれませんが、ルーマニアも例外なく時間に関してはあまり当てにならず。
    コメント読みながら、
    「まみさんも、ストに??」
    なんて要らぬ心配をしてしまいました(冗)

    何はともあれ、トラブル無くなによりです!

    私も訪れましたが、実は全く予定しておらず、ノーチェックでしたw
    現地で知り合った方の情報で、シギショアラからバスでちょっと遊びに行ける町があるとの事で、急遽予定変更〜というか、行けるトコなら行っちゃえ!てなノリでした☆
    なので、わずか数時間の滞在でした。。
    今思うと、ちょっともったいなかったかな。なんせ、往復それぞれ一日に各3本しかバスが無かったんですよ〜


    まみさんの写真と旅行記で、続きを楽しみます♪



    そうそう、まだ工事中だったのですね。去年もでした(笑)

    babyanan

    まみ

    まみさん からの返信 2007/09/10 21:55:59
    RE: まだ工事中でしたか(笑)
    babyananさん、こんにちは。書込みありがとうございます。

    babyananさんはシギショアラから日帰りでシビウに行かれていたんですね。
    私は結局、シビウからシギショアラへはマクシータクシーを使いましたが、おっしゃるとおり、一日に3本しかありませんでしたね〜。
    シビウ側からシギショアラに行く便は、6時、13時、17時で反対側も似たような時間帯であれば、うまくすればうーんと早くに出かけて夕方に戻るか、あるいは昼に出かけて夕方に戻るか、ということになるのでしょうか。
    babyananさんは後者かな。
    大急ぎで回られたところは未練が残りますね。
    シビウは、半日でも足らなかったです。到着がもう少し早くて、天気が良ければ!

    babyananさんがストにあってシギショアラで3日足止めされた経験をされていましたので、私もとても警戒してしまいました。
    で、今年のマラムレシュとブコヴィナの現地ガイドの手配をしてくれた担当者に聞くと、フランスよりは少ない、って回答を頂きました(笑)。
    時期もあるかもしれませんね。
    でもbabyananさんのときはメーデーよりはずっと後でしたね。

    シビウ駅の工事は、あと何年で終わるでしょーっ。
    シギショアラ駅前の工事もまだ終わっていませんでした@
    そして今年EUになったせいなのか、工事中のところが多かった気がします。
    シギショアラはそれでやや、いつもの魅力減退。
    シビウはだいじょぶでしたけど@

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