青蔵鉄道でゆくチベットの旅（６）～ショトン祭・アチェラモ～

2007/08/17 - 2007/08/18

この日はラサを一日ゆっくり観光します。まずは再びバルコル、次にポタラ宮コルラ、そしてショトン祭の会場であるノルブリンカにアチェラモを見に行きました。

エリア 中国

早朝、剛堅飯店からジョカンまで旧市街を歩いて向かいます。

清真大寺。白帽をかぶったイスラム教徒を多く見かけます。

アラビア文字、チベット文字、漢字。

リクスム・ゴンポ南寺。

本堂の中廊下を結構な速さでコルラするチベッタン。

隣接するお堂の内部。

チベット茶店。

チベット民族衣装をまとったマネキン。

民居の中庭。

ジョカンに再び来ました。この日も多くのチベタンが五体投地によるお祈りが行われていました。

非常に熱心にお祈りしています。

しばし休息。

お供え用のバターやカタを売っています。

バルコルをコルラします。

ひときわ大きなマニ車を回しながらコルラする女性。

マニ車売り。手前にあるのが中に入っている経文です。

バルコルを五体投地でコルラするチベタン。

キレーホテルの近くの中国銀行で両替した後、ギュメタツァンを訪れます。

四天王と六道輪廻図。

本堂の屋上からはポタラ宮が見えました。

空港行きのリムジンバスの時間を確認した後、近くの山東水餃店で昼食をとります。ここの水餃子はとても美味しかったです。メニューには１斤１２元とあったので、２種類の餃子を半斤で頼みましたが、来た２品の量はどう見ても１斤の量でした。２人で１斤はとても多すぎて残しましたが、お勘定は半斤のままでした。

お腹も一杯になり、ポタラ宮をぐるりと周るコルラに向かいます。

ポタラコルラをするチベッタン。

五体投地でポタラコルラするチベッタン。

ポタラ宮（右側から）

ポタラ宮（正面から）

ポタラ宮（左側から）

何と何とポタラ宮のてっぺんに中国の国旗が掲げられていました。

ポタラ宮の西側から裏側にかけてマニ車が張り巡らされています。このマニ車をすべて回しながらコルラをしました。このポタラ宮では五体投地でコルラする人が結構います。

何と３日前に五体投地コルラをしていた同じ人でした。

いったい何日間ポタラ宮コルラをしているのでしょうか。

マニ車。

マニ車を回してコルラするトンガリキ。

ポタラ宮の裏側。マニ車がズラーと並んでいます。このあたりになると人の波が急になくなります。

ポタラコルラ終了しました。次にタクシーでノルブリンカに向かい、アチェラモを見に行きます。

もうすでにアチェラモが始まっていました。３年前のショトン祭でも見に来たので、久しぶりでした。前回は演武台の後ろが仕切られていたのですが、この日は３６０度ぐるりと観客席が取り囲めるようになっていたので、少し見る余裕がありました。

アチェラモの舞台は約３時間くらいの長丁場ですが、幕間でお面をかぶっている人がそれを上げて、早口で物語の内容を語ります。

その間、後ろで待機している女性。

左後ろに座っているおじいさんはビール瓶片手に一杯やっているようです。

女性も男性もくるくる回りながら、踊っています。

長い袖をひらひらさせながら優雅に踊っています。

男性の踊りは非常にスピーディーで勢いがありすぎて、回る時に柱にぶつかりそうになるくらいでした。

ラマ僧。何かを祈っています。

道化役。右側の役者さんが芸達者で観客のチベッタンも大笑いでした。

仮面をかぶって踊っていますが、どのような役回りかはわかりません。

アチェラモに見入るチベタン。

遊牧民の衣装に着替えました。後ろに陣取っているのは公安。最後は貴族と遊牧民との戦いで、遊牧民が負けて劇は終了しました。

主催者側からカタが役者さん全員に掛けられます。

最後に女性たちが着替えました。

この衣装での踊りでアチェラモは終わりです。

ノルブリンカのタクテン・ミギュル・ポタン。ダライラマ１４世の離宮です。謁見室の壁画にはダライラマ１４世の肖像が描かれています。チベット自治区で唯一見られる肖像ではないでしょうか。私が３年前にラサで購入した写真集では、この謁見室の１４世の壁画が白色のチョークで消されていました。

帰り支度をするアチェラモ劇団。

ピクニックに興じるチベッタン家族。

ノルブリンカの出口を出たところで、４人組のグループが演奏していました。

街中に戻り旧市街を散策します。ラマ僧が歌を歌って布施を求めていました。この後、激しいスコールが降って来て、民家の入り口で雨宿りをさせてもらいました。この時、軒下で漏電が起こり、火花がバチバチ上がった時はかなりびっくりしました。

翌日リムジンバスで空港まで向かい、広州行きの中国南方航空に乗り込みます。迪慶経由なので一旦飛行機から降りて、再度出発し夕刻広州に到着しました。チベットはとても涼しく高地の息苦しさを除けば非常に快適でしたが、広州はとても蒸し暑かったです。夕食は広州賓館近くの鴻星海鮮酒家で広東料理を堪能しました。ホテルに戻り、荷をほどいて取り出したエビアンが高度差による気圧の変化で圧縮されていました。

今回の旅行で購入した土産物です。
・ﾀﾞﾗｲﾗﾏ１４世のﾎﾟｰﾄﾚｰﾄ(西寧)
・ﾀﾞﾗｲﾗﾏ14世､ﾊﾟﾝﾁｪﾝﾗﾏ10世､ｶﾙﾏﾊﾟ17世の置物(西寧)
・ラマ僧が太鼓を叩くお人形(ｼﾞｮｶﾝ)
・カムパと犬の人形(ﾉﾙﾌﾞﾘﾝｶ)
・バター茶つくりの人形(ﾉﾙﾌﾞﾘﾝｶ)
・酉年のお守り(ｼﾞｮｶﾝ)

おわり