2004/09/19 - 2004/09/26
159位(同エリア346件中)
ひさこさん
1日目
秘境といわれるチベットだけれど、その首都(?)のラサは意外と都会で、ネイルサロンとかネットカフェとかあるらしい。
中国政府が、漢民族風(北京や上海みたいな感じ)に開発を押し進めているらしいけど、もう少し考えて欲しいもんである。
んで、このチベットは、行動予定が決まったツアーでないと入れない場所である。つまり、勝手に個人で行って、見たいところを自由気ままに見て回ることが出来ない場所。
外国人が立ち入っちゃ行けない場所とか色々あるので、制限厳しいんだよね。
というわけで、団体ツアーで出発。
添乗員のお姉さんと空港で話していたのだが、今回、ラサの西(?)にあるシガツェに行く予定になっているが、土砂崩れ道が通れなかったので迂回したら、車内で頭ぶつけるような道を20時間もかかってしまうかもしれないとのこと。
だったら、行くのやめようよ。絶対、野糞決定だろうし、20時間も揺られっぱなしは地獄ですよ・・・(-_-;
まぁ、むこう行ってからのお楽しみって事になるようだ。
とりあえず、今日は移動だけになるのだが、まずは上海へフライト。
初めて乗る中華航空は、予想と違って綺麗で設備も整っていて、墜落しそうにない。
よく、中華航空は落ちるから危険だとか、古いとか言うけど、昔のことだったようだ。
安心安心(^^)
でも、やっぱり中国。
サービスはいまいち。ていうか、愛想がないねぇ。
そういうお国柄だから仕方ないんだけど、国際線なんだからスマイルしようよ・・・。
で、2時間くらいのフライトで上海到着。
世界初(?)のリニアモーターカーの線路を見ながら、西端の虹橋空港へ向かう。
このまま、成都という、西安の南くらいの街まで移動なのだ。
移動の合間に、添乗員さんにチベットでのトイレ状況を訪ねると「青空ですねー」と朗らかに言われる。
ふー、傘は常に持っているとしようかの。
1時間ほどで虹橋空港に到着。
途中、上海の有名なテレビ塔くらい見えないかと期待したが、大気汚染しまくりの白いもやもやな空気では全く見えもしなかった。
残念。
で、国内線移動と言うことで、いろいろ手続きを終えて、空港内の店を覗いてみると、売店に上海蟹が!
生っぽいですが、冷蔵庫とか水槽入れなくていいのか????
O子さん、喜んで写真とっていた(^^;
そうそう、今回は、連れが居て2人で参加。ツアー人数は、添乗員さん入れて7人。
人気無いのか、マイナーすぎなのか、人数少ないツアーである。
その分、わきあいあいで楽だけど。
フライトまでの待ち時間の間に、早めの夕食。
さすが、中華。いっぱい皿が出てきて、食べきれない。
味も、ツアーにしては美味しいほう。
というわけで、もしゃもしゃ腹一杯食べ終えて、成都へGOGO。
フライトまでの待ち時間に、判子を見ると1個80元(1200円)。
安いのか、どうかわからないけど、O子さんは妙に気に入ったようでお買いあげ。
その場で名前を彫り込んで貰っていた。5分もかからなかったんじゃないかな。
で、あとストラップを見ていたら1個10元。買う気はなかったが、店員が2個買ったら15元とかいうので、値切れるとわかった私たちは、15個買うから90元に負けろと交渉。
あっさり、ok。もっと値切れたかもしれないが、満足行く買い物なので、これで良し。
で、飛行機に搭乗して気づいたこと。
私、足、ブラブラするんですけど。
O子さん、「私、普通につきますよ」
く・・・足が短いんだね、私(T_T)
国際線はついてたのになぁ。縮むわけないし、気のせい気のせい。
3時間くらいかけて、成都到着。
ホテルに着いたのは11時すぎ。さすがに移動だけとはいえ、疲れた。
というわけで、早々に寝る。
2日目
朝4時20分起床。
私は朝風呂。
なんか水のたまりが悪いが、熱いお湯が出るので問題なし。
ようやく、待ちに待ったチベット入境。
空港に向かうが、外は暗い。このあたりは、経度的に言えば、時差2〜3時間のところだが、中国は全土で時差1時間という無茶なことをしているので、実際の時間とはずれた生活になる。
で、空港についてパスポートを見せて、チケットを貰う。
チベットはビザがないと入れない厳しいところなのだ。
その割には、ビザに使用済みチェックされなかったけどね(^^;
チベットまでは、飛行機で3時間ほど。
窓際じゃなかったので、連なる山々を見下ろすことは出来なかった。
残念。
ちなみに、ここで出された機内食はお粥だった。
さすが中国だぜ・・・。
私の口には合わなかったが。
で、到着した空港はラサから150kmほど離れた場所。
降り立った瞬間から、空気が薄いと感じる。
O子さんも、薄いという。
さすが、標高3500mだね。
ここの空港は、秘境チベットとは思えないくらい近代的であった。
山を間近にひかえた空港の入り口で、成都からのスルーガイドとは別の現地ガイドがお出迎え。
白いスカーフを首に巻いてくれた。ハワイで言うところのレイみたいなものなんだそうだ。
それを首に巻いたまま、車に乗り込み、いざラサへ。
ハイウェイという名の、一応、舗装されたでこぼこ道をノンストップでひた走る。
草がまばらに生える岩山と雄大な川の流れを見ながらの1時間半。
写真撮りまくりで、寝ていられねぇ。
さすがに、がたがた道なので、踏ん張ってないと転がりそう。
カーブにさしかかったとき、思いっきり頭からダイブしてしまい、なかなか楽しかった(^^)
銀杏の木が黄色く染まって、茶色い山並み、収穫気の麦畑、綺麗な川、白い雲、青い空。
すんばらしい!
でも、同じ景色ばかりだと飽きちゃうね。
みんな寝てたけど、私は、一人うきゃうきゃしながら元気に写真撮ってました(笑)
ホテルに着いて、まず昼食だった。
これまでずっと中華。これからもずっと中華だろうけど、出てきたマーボー豆腐が辛くて泣きそうだった。
他はそれなりで、もしゃもしゃ食べていたが、どうもO子さんが元気ない。
寒くて、ちょっと吐き気がするとのこと。
風邪か高山病ですか???
とりあえず、夕食までホテルで休憩とのことなので、お昼寝することに。
私は、ぐっすり熟睡だったが、O子さんは眠れなかったようで、ちょっと大変そう。
とりあえず、カイロと栄養ドリンクを手渡して、私だけ夕食へ。
O子さん、本気でダウンしていてご飯パスなのだそうだ。
明日から観光なのに、大丈夫かな。
夕食はバイキングだった。特にこれと言ったものはなかったが、ハミウリがやたら美味かった。
で、どうもツアー参加の男組(2人しか居ないが)が高山病でダウンとのこと。他の人も、高山病対策で薬は飲んでいるらしい。
私、なにもしてませんが、元気だよ・・・(^^;
ダウンした3人のために、夕食を添乗員さん達が持っていくことになったので、私も一緒に部屋へ帰ることに。
そりゃもう、見事に死亡中のO子さん。
熱があって、頭痛くて、吐きそうと言うことで、典型的な高山病。
医者を呼んで点滴した方がいいというので、気乗りしないO子さんを説得して呼ぶことに。
「点滴したこと無いから、いや〜」とかいうが、それしたら治るんだからしかたないじゃん。
私は、お医者さんが来るまで、お風呂はいってまったりモード。
O子さんに、果物でもどうだとかすすめてはみるものの、全く食べれないようだ。
そして、ようやく部屋のチャイムが鳴ってお医者さんがやってきた。
診断の結果は、やっぱり高山病。
点滴しないと駄目と言うことで、お願いすることに。
ちなみに、お医者さん代は、点滴とか処方箋までいれて日本円にして約1万円だった。
私は、一人元気で、お風呂に入って浸かったというと、「大丈夫ですか?なんともないですか?」とガイドさんたちに心配される始末。
そんなに、危険なんですか、入浴?(^^;
男の人たちも点滴コースみたいで、O子さんの所に点滴が来たのは、1時間後。
まずは、お尻にぶすっと注射してから腕に点滴。
終わるまで、1時間かかると言うこと。
私、眠いんですけど(^^;
でも、あれやね、チャイム鳴って、戸をあけたら白衣にマスクに帽子の医者が2人して立ってたら、改造されちゃうんじゃないかとドキドキしちゃうね〜。
それにしても、高山病者続出って、無理な移動でチベット入りしたからなのかな。成都で、1日観光してからなら、ましだったかもね。
で、点滴に1時間。
お医者さんが付き添うのは良いんだけど、使用済みの注射器とか、普通にゴミ箱に捨てないで欲しい・・・(^^;
そういうお国柄なんだろうけどさ。
とりあえず、点滴中のO子さんを本人の希望により撮影。
ちょっと元気になったようで、よかったよかった(^^)
点滴が終わったのは12時過ぎ。
乾燥対策のために、お風呂にお湯を張ってから寝た。
3日目
O子さんは、頭痛も治り、元気になったみたいだった。
私も、一応、何事もなく元気だが、どうも胃がもたれている。食べ過ぎ???
紅茶でも飲みに朝食へ。
O子さんは病み上がり(?)といういことで、フレッシュなイチゴジュースと牛乳とお粥。私は、オレンジジュースとハミウリとパン。
まぁ、すごい組み合わせだけど、本人が良いから良いじゃないか。
9時半にホテルを出発して観光へ。
まずは、ラサの西にあるデポン寺へ。
ここチベットの仏教は、インドから直接伝来というか教えて貰ったものなので、今では一番古い教えの仏教になっているらしい。
そんなお寺へ入ろうとしたところ、添乗員さんが高山病でダウン。
大丈夫か!?
車の中で休むとのことで、スルーガイドと現地ガイドの2人に引き連れられて、見学することに。
山肌に沿って作られたお寺は階段が多く、ゆっくりとしたペースで登りながら、観光。
お経の入った円筒をくるくる回すマニコルを回しながら、境内を登っていく。
独特のチベット様式の寺に、岩山、青い空。なんか、チベットって感じ(^^)
寺の中は、ここの蝋燭であるバター灯が灯っていて、バター臭い。仏像は、金箔ではっきりした目鼻立ちのもの。
狭くて薄暗い中で感じるチベット仏教。
なんだか凄いなって感じ。
写真を撮りたかったが、部屋ごとに10元〜20元とられるので、残念した。
それなら、チケット売場でカメラ代50元とか撮られる方がましだよ・・・。
見学はお寺の中だけでなく、厨房も覗かせてもらった。
雰囲気良くて、すごく写真撮りたかった(>_<)
現地ガイドさんが、勝手に蓋あけて「チャーハンですねぇ」とか言ってたのは良かったのだろうか・・・。
んで、昼食は、中華。もう、ずっと中華。
添乗員さんは、お医者様に見て貰うためにホテルへ帰っていった。
元気なのは、私だけ?(^^;
O子さんには、人間じゃないんじゃない?とか言われたが、ちょっと丈夫なだけだもん。
で、昼からは、有名なポタラ宮へ。
名前知らなくても、写真見たら知ってると思われる、チベットの代表的な観光名所。
チベットの聖地!チベットの宮殿!坊さんの宮殿!
ラサの中心にある丘の上に立っているポタラ宮は、白い部分と赤い部分に分かれていて、白は政治の部分、赤は宗教の部分となっている。
私たちが見学できるのは、その赤い部分である。
ちなみに、ここには入口と出口にしかトイレはなく、そのトイレは落差20mのぼっとん便所。
観光客に不評だったので、綺麗にしたと風のうわさに聞いたのだが、まだだったようで、実用されている便所を見ることに。
6畳くらいの部屋の床に長方形の切れ目が二つ並んでいて、それが便器。
ホントに切れ目があるだけで、そこにしゃがんで、20m下の崖に用を足す。
はっきり言って、尋常じゃない臭さに私は、写真を撮る意欲を失い、激しいダメージを受けて戦線離脱。
あれは、現像禁止だろ・・・・。
蠅いっぱいやったし・・・。
中国のトイレを甘く見ていたよ・・・。
気を取り直して、ポタラ宮の中を見学。
中は、世界文化遺産になったから撮影禁止なのだそうだ。
まぁ、薄暗くて写真写り悪かろうが。
中は、信者達がともすバター灯があちこちにあって、所狭しと仏像や仏塔が並んでいる。
壁画もあったが、懐中電灯無しでは全く気づかないかも。
1000年くらいの歴史を誇るポタラ宮だけあって、仏像の数も教典の数も並みじゃない。
歴代のダライラマ(観音菩薩の生まれ変わり)の仏塔やミイラが飾られていて、独特の雰囲気が漂っている。
信者達も多くて、圧倒されるものがあった。
2時間くらいかけて、細くて薄暗い道を歩き、見学し終わって、休憩室へ。
ここだけ、観光客用って感じで異質な空間だった。
なんか、こう、熱心な仏教徒や仏像ファンにはたまらない場所に違いない。
午前中に行ったデポン寺にも、純金の仏像や年代物の合金仏などがあるし、曼陀羅を描いたタンカというでっかい掛け軸もあるしね。
観光を終えて、トイレに行きたくなったが、その落差20mトイレは、私には無理だ。
絶対に無理だ(-_-;
そこにいくくらいなら、外でする方がましってな感じだったが、O子さんは入っていった。
すげーよ・・・(-_-;
あとは、ポタラ宮の全景を納めるために、向かいの広場へ。
この広場、昔は湖だったけど、中国政府が埋め立ててしまったらしい。
なんて、情緒のない政府なんだ(>_<)
次の観光地は、セラ寺へ。
ここでは、一休さんのトモサンセッパみたいなことをやっていて、赤い僧服を見た若い僧侶がぱちぱちと手を鳴らしながら修行していた。
なんか、観光客用のデモンストレーションみたいだった。
ここで、トイレを利用したが、有料で2角(10角=1元=15円)。
もしや、溝?と思ったら、溝トイレ。でも、一応、横に立たれても見えないようにコの字型になっていたのが、まだ救いか。
ティッシュもないしね(T_T)
その辺でやれといわれないだけ、ましと思おう。
あとは夕食までホテルで休憩。
さすがに階段登ったりで疲れたわ。
なんだか頭痛いのは高山病かな〜。
夕食は、チベット舞踊を見ながらのバイキング。
初めて、バター茶なるものを飲んだが、不味い。
チーズの匂いがするし、味もチーズ汁だし。
なのに、O子さんはコクがあって、栄養ありそうで、良いという。
チャンというチベットのお酒もでたが、こちらも独特の酸っぱさで私はパス。
O子さんはいけるらしい。
私、臭い物好きなのかもというが、そういう問題なのか?
バイキング料理にチベット料理もあったので、食べてみたが、ことごとく口に合わず。
一番、美味しかったのはトマトの輪切りに氷砂糖をふりかけたものだった。
料理じゃないやん(^^;
食べていると、ショーが始まり、民族衣装を着たチベット人が踊っていたが、笑顔がないのがいまいち。
あと、専属の踊り子じゃないみたい。
それでも、最後、みんなで一緒に踊りましょうというところで、踊ることに。
簡単なステップだけど、もう全力疾走してみたいに、息切れ状態。
さすがに空気薄いと疲れるわ。
おかげで、頭痛がぶり返してきた。
「点滴?」と妙に嬉しそうなO子さん。しかし、お茶を飲んだら痛みは収まったので、大丈夫さ。
明日は、シガツェに行けなくなったので、ナムツォという湖に行くことになった。
そこまで、トイレ無しと言うことなので、ホテルのフロントに言って、トイレットペーパーを2個持ってきて貰った。
明日は、これを持って、がんばるぞ!
とりあえず、傘は持っていこう。
4日目
朝起きて、なんか頭痛いような気がするが、風呂に入る。
この痛みは、生理痛に似てるなぁと思う。
ま、男にはわからんだろうが。
O子さんはというと、寒気がするけど、また高山病かなぁと言っている。
また点滴?(笑)
とにかく出発の準備。
いっぱい水持って、トイレットペーパー持って、防寒具持って。
今日の湖は、標高5000mの峠を越えていくので、かなり寒いようだ。
もこもこ着込んでレッツゴー!
ちょっとでこぼこした舗装道路を進んで2時間。
標高4500mのところに、お経を書き込んだ無数の旗が飾られたタルチョがあった。
強い風が吹いていて、タルチョがそれに吹かれれば、天にいる神様にお経が届くという信仰の一種。
ここで、写真を撮っていると地元のチベット人が、お経の書いた紙の束を1元でどうだと言って来る。
興味がないので買わないが、この紙を風の中にばらまけば、これが神様の所に届いて願い事が叶うのだそうだ。
たしかに、そんなことがありそうな景色である。
大平原に、黒々とした山並み、遠くに見える白い連峰。
神様が居てもおかしくないような景色だ。
で、トイレのことだが、大平原でというわけでなく、ポイントポイントに溝トイレの公衆トイレがあるが、すごく汚くて臭いらしい。
そこでするくらいなら、大平原の方がましってくらいだそうだ。
昼食は、通りすがりの街で中華。
そこで、ツアーの男の子が、ダウンして、酸素ボンベを使い始める。
鼻の穴に管を突っ込んで使っている姿は、なかなかまぬけだった(^^;
ちなみに、レストランのトイレも溝トイレ。
まだ下の方で水がちょろちょろ流れていて匂いはましだったが、でも臭かった(T_T)
そこから、標高5102m峠越え。
舗装されていないでこぼこ道を、ふつうのワゴンで行くのは無謀ではなかろうか・・・。
ぐらぐら揺られながら到着した峠は、冬の真っ盛りといった感じの寒さで、そこでもタルチョがはためいていた。
遠くに雪を頂いた山々を眺め、青く澄んだ湖畔を見せるナムツォ湖。
さすがに、息苦しい。
そこから、更に1時間半ほどかけて湖の湖畔へとたどり着く。
すっごいがたがた道で、首が痛くなった。
で、ナムツォ湖で青空トイレ。
もう、どうでも良いやって感じ。
湖は、やっぱり標高が高いせいか、すごく水が澄んでいて空の色を写して鮮やかな青に染まっていた。
聖なる湖として信仰の対象になるだけのことはある。
その湖畔に、着飾った馬やヤク(牛の一種)が居た。
10元払えば、乗せて貰って写真撮って、ちょっとだけ歩いて見せてくれるという観光名物(?)である。
O子さん以下、ツアーの人たちが嬉しそうにまたがって写真を撮っていたが、私は息苦しくて激しい頭痛がしてちょっと座って休憩。
スルーガイドの女の子も、ここに来るのは初めてだったようで、嬉しそうにヤクにまたがって写真を撮っていた。
若いっていいなぁ。
しばらくすると、O子さんも頭痛という現実に気が付いたようで、酸素ボンベ買って、死にそうな顔をしていた。
ここは綺麗で素晴らしくていいんだけど、標高4700mはきついな・・・。
あとは、4時間かけてラサに戻る。
もう、みんな、ぐったりで食欲も無し。
唯一の喜ばれたのは、デザートのスイカ。
おかわりしちゃいましたよ(^^)
食べ終わって、使い捨てカメラが欲しいという人が居たので、ポタラ宮前の広場の所にあるカメラ屋さんへ行く。
夜のポタラ宮は、僧坊の灯りだけで薄ぼんやりと宵闇に浮かび上がっていたけれど、それを取り巻く、煌々としたネオンが雰囲気台無しにしている。
昔は湖があって、チベット族の家が所狭しと並んでいただけだったろうに、なんで、こんなに発展してるんだ、ここ・・・。
なんか、ちょっと悲しいね。
で、ようやくホテルに戻ると、電子キーが効かなくって部屋に入れない。
どうやら、団体様がチェックアウトしたときに、勢い余ってチェックアウト扱いされたようだった。
しかたなく、みんなでフロントに行ってキーのデータを入れ直して貰い、ようやく部屋に入って休憩。
O子さん、「もうこんな、高い場所にはいかないわ・・・・」
たしかに、このツアー、かなりハードですわ(^^;
5日目
今日で最後だぜ、チベット(>_<)
朝、二人とも頭痛がしたけれど、朝食食べたらましになった。
O子さんは、添乗員さんから貰ったチベットの高山病用の薬を飲んでいたが、私は大丈夫だったので、そのまんま。
今日の午前中は、ジョカンという寺へ。
昔々、ネパールから来た嫁と唐から来た嫁が力を合わせて作った寺らしく、ポタラ宮とならんで信者に大人気の寺らしい。
ちなみに、ここラサは世界の中心、ジョカンは宇宙の中心、ポタラ宮は観音菩薩が降り立った丘ということらしい。
まぁ、世界の屋根エベレストがあるから、中心って言ってもいいかもしれないけどね。
さすが宇宙の中心と言い切るだけあって、信者いっぱいのジョカン寺。
五体倒置といって、体を投げ出して祈る信者の姿があちらこちらにいっぱい。
寺の中は、お供え物のバター灯を手にした信者達で押し合いへし合いという感じ。
ここも世界文化遺産で、内部の写真撮影禁止。
中は、淡い灯りが一つ二つで、薄暗く、バター灯の灯りで独特の雰囲気。
壁画には鮮やかな絵が描かれているけれど、懐中電灯で照らさなければわからないほど。
たくさんの金箔を施された仏像が並び、祈りの声とざわめきが入り交じっている。
宇宙の中心である寺の、さらに中心にある釈迦無二尊は、唐の時代に持ってこられた黄金物で、さすがに神々しく、自然と頭が下がる仏像であった。
敬虔な気持ちで右回りに仏像を拝んで回り、その足に額をつけて信者達に混じって歩いた。
たぶん、今まで見た中で、一番綺麗というか凄いというか、なんか一番だと思える仏像だった。
数百年間祈り続けられ、今なお、信者達に厚く信仰されてるからだろうね。
たしかに、ここは秘境というか、別世界だなぁと実感する。
内部見学が終わると、寺の3Fにあがって遠目に見えるポタラ宮を写真撮影。
あとは、寺をぐるりと取り巻く巡礼路バルコルを歩く。
ここには、たくさんの露店が出ていて、アクセサリーの店や仏具っぽいものが大半を占めていた。
ツアーで連れて行かれた店は、それらに値札のついた物で、本物とのこと。
見た目にはわかんないけど、信用するしかないんでしょうねぇ。
昼御飯を食べた後、1時間半ほどフリーの時間になったので、個人でバルコル周辺に買い物に行こうということになった。
現地ガイドもスルーガイドも今日は楽なスケジュールだから一緒についてきてくれた。
でもね、私たち、スーパーとか行きたかったんですけど・・・(^^;
現地ガイドさんのペースでバルコルを再び見学。今度は露店をメインに買い物することに。
さっき連れて行かれた店の半額以下の物がいっぱい。
偽物かもしれないが、お土産なのだから問題なし。
O子さんは、気に入った布鞄が安く買えて大満足していた。
スーパー行けなかったものの、これはこれで、いいか。
そうこうしているうちうに、タイムアウト。
午後の観光へと移ることに。
昼からはノルブリンカという、ダライラマの離宮へ。
今現在、インドに亡命中のダライラマ14世の離宮は質素で小さかった。
いちおう、チベット国の国王的立場だったおかげで、旧ロシアからラジオやインドからレコダーとか貰っているようだった。
一番豪華なのは、水晶で出来た2m四方の鏡。
すっげ、ぴかぴかで綺麗だった。
あとは、水洗トイレとシャワー付きバスタブ。50年前ではハイカラでしたというけれど、今のチベットでも充分最先端いってるよ、これ(^^;
大きさは、5LDK一戸建てって感じ。一国の元首にしてみれば質素だよねー。
その後は、チベット博物館へ。
日本語の音声ガイドがあって、ビックリ。
意外と日本人観光客が多いらしい。
展示物はというと、古代から現在に至る展示内容。
経文とタンカは充実していたが、ちょっと展示物は少ないかな。
2Fフロアーだけの展示を見終えて、売店を見ていたら、日本語をしゃべる博物館員が1Fにも店があるというので見に行くことに。
行ってビックリ、見てビックリ。
ここは、免税店ですか?っていうくらい広くて内容が充実したショップ。
1Fフロア全部、売場ですか(^^;
主に、宝飾品が中心だったけど、やたら高い。これは、目の保養するしかないね〜。
適当に見て回って、何も買わずに出た。
だって、足拭きマットくらいの絨毯が2万円とかって、よう買いません。
そして夕食を食べて部屋でまったり。
O子さんはアメリカなどの外国にいる友人にエアメールを出すとのこと。
英語で手紙書けるなんて尊敬しちゃうよ。私なんか、中学レベル以下の片言英語しかしゃべれないのに・・・。
明日は、もう成都へ戻るので、荷物詰めして、さっさと寝た。
6日目
朝6時起床。
O子さんは、3時過ぎくらいまで寝れなかったみたいで、ぐったり気味。
飛行機の中で寝てやる〜と言ってるけど無理だろうな(^^;
朝食に降りていくと、かつて無いくらいの繁盛しているレストラン。
欧米人ばっかりだが、同じ飛行機なのだろうか。
朝食を食べ終わって、ちょっと外に出てみる。
まだ薄暗くて、はっきりとオリオン座が見えた。
さすがに空気が綺麗なだけあって、はっきり見えるが、O子さんは不満気味。
星降るように瞬いていないと言うが、ホテルの灯りや街灯があるんだから、しょうがないでしょうに。
で、また、朝焼けの山々を見ながら1時間半ほどかけて空港へ。
行きは、高山病で死んでいたO子さんが、嬉しそうに景色を眺めていた。
その途中で、大砲(対空砲か?)を後ろにひっつけた軍用トラック十数台とすれ違う。
アフガニスタン国境とかが危ないからか、ネパールが情勢不安だからか。
また走っていると、今度は水葬に出会う。
このチベットでは、死んで魂の抜けた躯は、ただの肉の塊で、それを最後の施しというかで、動物たちに食べて貰う風習がある。
自然回帰、自然との融合とかいう考えなのかな。
肉体の一部を食べて貰って、そのものと一緒に世界を巡って生きていくってところでしょうかね。
土にも埋めたりするけど、環境が過酷なここでは草木よりも、まず動物にってことなのだろう。
躯を綺麗にさばいて、鳥や魚に食べて貰うのだそうだ。
現地ガイドさん曰く、水葬に出会うと縁起がいいということだ。
でも、ざくざくさばいてるのは見たくないよ(^^;
空港について、ちょいと時間が余ったので、ちょっと買い物。
ラサ市内の店より安いって、どういうことなんでしょう、ここの売店・・・・(-_-;
えっらい、ぼられてたってこと?
O子さんは、25元でイヤリングを買い、ご満悦だった。
飛行機は、1時間遅れでフライト。病人が出たらしいが、高山病か?
なんだかんだいいつつ、ラサ成都間の離着陸は、日本の航空会社に匹敵するほど上手かったぞ。
成都にもどってすぐ、ペットボトルを見てみたら、べっこんべっこんにへこんでいる。
気圧、すごかったんやね・・・。
でも、未開封の物はへこんでいない。不思議だ。
空気の薄いところから戻ってきたからか、成都の空気が濃くて湿気てるのが体感できたのが面白かった。
成都での昼食は四川料理。
本場のマーボー豆腐は、ピリ辛で私は食べれなかった。
ああ、でも、ご飯食べた後、のほほんとゆったり出来るだけ空気が濃いっていうのはいいなぁ。
今日の観光は、成都郊外の三星堆遺跡。
夏時代(ダッキのいた殷の時代より前。始皇帝は殷より2つ後の時代)の物じゃないかということで、謎の多い発掘場所らしい。
殷の時代ですら、神様と人が共存していた神話時代とか言われてるのに、すごいよねー。
その三星堆遺跡、実際、掘ってるところを見るのかと思いきや、ただの博物館をみるだけ。
しかも、やたら広くてでかいけれど、展示物は少ないし、発掘物を●倍しましたっていう、でかくしたレプリカを飾りまくっていた。
その当たりの感覚はわからんなぁ。
中国的と言うべきなのか?
見る人にとっては、たまらなく楽しい内容かもしれないが、私は興味なし。
まだまだ発掘途中と言うことなので、今後に期待ってところかな。
次は、夕食前に四川州の劇ということで、川劇をみることに。
メインは、変面といって、くるくる面が変わるもので、じーっと見ていたけど、一瞬で変わるのでさっぱりわからない。
ぱんっと言う音がして変わるから、ゴム製だったりするのか?
でも、面が変わって、素顔にかわっても、次の瞬間、また面してるから違うのかな???
謎だ。
夕食も、やっぱり四川料理。
たんたん麺が辛い(T_T)
でも、水餃子は、めちゃめちゃ美味しかった。
久しぶりに、O子さんも、いっぱい食べていた。
ホテルチェックインは21時。
明日は、パンダを見に行くので、さっさと荷物詰めをした。
7日目〜最終日
朝食が美味しい(^^)
綺麗な食器、豊富なメニュ、中華以外が食べられるよ!
でも、まず、チャーハン。脂っこいけど、うまうま。
しばらくして、卵焼きコックが出てきたので、目玉焼きを頼む。
うは〜、久しぶりの目玉焼きは最高だ。
これがこんなに美味かったとはな。
O子さんは、マッシュルームとチーズを入れたオムレツを食べていた。
やっぱり美味しいと感動していた。
中華三昧は飽きるね。
今日は、まずパンダを見に行く。
めちゃめちゃ山奥まで行くのかと思いきや、ちょっと郊外の小高い丘っぽい所にパンダセンターはあった。
朝9時、パンダは元気に笹食ってたよ。
金太郎さん座りで、無防備過ぎですがな、パンダ・・・・(-_-;
子供パンダも居て、そっちは欧米人に大人気。
ちょっとした仕草で、フラッシュばしばしで、大爆笑。なにが笑えるのかわからん。
私、あんまりパンダに興味ないしね。
ちなみに、パンダをだっこして一緒に写真とれるけど、1人400元(6000円くらい?)らしい。5年前まで50元だったらしいが、えらい値上がりしてますねー。
パンダが反乱でも起こしたのか。
次は、市内に戻って武候祠というところへ。
三国志の劉備と孔明と関羽が祀られているところで、三国志ファンにはあこがれの場所みたい。
よくわかんないけど。
ここには、明の時代や清の時代の建物がたくさんあって、なかなか面白い。
でも、中国って、人を祀るにしても、色塗って服着せるから、人形みたいで敬う気持ちには慣れない(^^;
ここには、劉備の墓もあって、発掘とかしてないからわからないけど、とりあえずそうだといわれる円墳があった。
三国志に興味ないから、感慨もわかないや。
その次は杜甫草堂というものがある公園へ。
杜甫という、有名な詩人が住んでいた場所なのだそうだ。あの、「国やぶれて山河あり・・」と詠った人らしい。
ここにも、りっぱな資料館があって、やたらリアルで怖い蝋人形が展示されていた。
やっぱり展示物は少なくて、台湾の故旧博物院に全部持って行かれたからなのかぁと思う。
この公園は、竹や柳が多くて、のんびり休日を過ごしに来るには、もってこいの場所だと思われる。
各所にいろいろな彫刻があって、それを展示している資料館でいろいろ説明されたが、さっぱりだ。
後で連れて行かれた、高級美術品の売場の方が、面白かったぞ。
高いから買えないけどね。
お昼は、飲茶(^^)
普通の中華に飽きていた面々は、大喜びで食べ始める。
うーん、鳥がうまいよ(>_<)
餃子や揚げものや蒸し物や麺類や、うまうまです。
やっぱ、本場中国の飲茶は美味しい!
デザートはスイカだったが、ラサで食べた方が美味しかったなぁ。なんでだろ。
昼からは、上海に向けてフライト。
あとは帰るだけなのだ。
成都の空港で待ち時間中、本場のマーボーラーメンのカップ麺を買い、余ったお金でいろいろお菓子を買う。
元は日本では換金できないから使い切らないと駄目なんだよね。
余ったお金でアイスを買うが、いまいち。
なんか、バタークリームを冷やしてアイスにした感じ。
まずいよ・・・・(-_-;
そして、飛行機は1時間遅れる。
中華航空は、当たり前に遅れるらしい。2ヶ月くらい前は、3時間4時間遅れて当たり前だったけど、遅れたら罰金制度を導入したら、定時にフライトするようになったらしい。
さすが社会主義国、真面目に働くには罰則がいるのか・・・。
まぁ、なんとか上海に到着。
夕食は空港に近いレストランでということに。
しかし、連れて行かれたレストランの凄いこと凄いこと。
5階建ての建物すべて、レストランで、豪華絢爛、電気煌々、気品に溢れた店だった。
思わず、全員、お上りさん状態で、きょろきょろきょろきょろ。
日本では、そんなに驚かないとおもうけれど、チベットを体験してきた身とすれば、明々と灯りがついていて、食器がきれいに洗われている上に、美しいときては、場違いな感じでそわそわ。
わざわざ飲み物をスマートに注いでくれて、箸まで箸袋から出してくれるサービスぶりに、みんな大喜び。
ここのトイレは、紙があって流れるのかなぁときゃわきゃわ言いながら食事。
運ばれてくる食事すら洗練されて美しく思えるよ。
ここの料理は、ツアー中で一番、美味しかった。
とくにチャーハンが美味しくて、何度もおかわりしまくった。
みんな、最後だからか、お酒も入っているからか、ほがらかに笑って食べて満足満足。
添乗員さんと和気藹々で楽しかった。
上海で泊まるホテルも、古いながら豪華で広くて、感動。
チベットを基準にすると、すっげー桃源郷。
中国の端と端では、こんなにも違うのか。
あなどりがたし、中国。
チェックインして部屋に入って、荷物の整理をしてしみじみ。
あれほどいっぱい持ってきたティッシュがなくなってるよ・・・。
中国のトイレは、臭くないのは幸せ、紙があるのはもっと幸せ、水洗なのはすんばらしい!って感じです。
それでいて、清潔で綺麗で、トイレで化粧直しなんか出来ちゃうのなんかは、この世のパラダイスって感じだね。
大きなビル建てて、発展していこうとするなら、まずトイレから、どうにかして欲しいなぁ、中国。
まずは、個室だ(>_<)
翌日は帰国のみなので、朝5時起床で、バタバタ。
さすが上海のホテルだけあって、朝食に日本食あったけど微妙。
あとは空港で買い忘れた物や、買わないと駄目なものをカードで買う。市内の店で買う1.5倍くらいの値段だが、しかたがない。
上海から大阪までは2時間ほどのフライト。何故か1時間遅れたが(^^;
日本と上海は近いよね。
でも、当分、中国はいいかも。
とにかく、チベットは思えば、まったくの別世界だった。
中国政府は、もっと開発して上海みたいな町並みにしたいみたいだけど、止めて欲しいな。
自然の中に、当たり前に神を感じて、生きていく世界。豊かではないけれど貧しくもない生活は、一種の桃源郷かもね。
旅行者にとっては、もっと快適になって貰いたいけど(特にトイレだけは(T_T)、難しいとこだ。
行きたっかった場所に行けて、私は満足だった。
いろんな意味で、良い思い出が出来たと思える旅だったかな。
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