２００７年８月　北海道「馬紀行」（前半）

2007/08/25 - 2007/08/29

今年の夏休み・・・どこへ行こうか散々迷いました。

パリ？、プラハ？、ＮＹ？、サンフランシスコ？、メルボルン？・・・。

・・・でも、夏休みも短いし、それならば、（海外に比べれば）近い北海道がいいだろうと思い、「飛行機＋青春１８きっぷ」を使い、北海道内を周遊してきました。

メインは「馬」ですが、運悪く、馬インフルエンザ騒動が・・・。しかし、何とか予定通り旅行することができました。

エリア 北海道

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ JRローカル

８月２５日（土）

朝の飛行機で千歳に飛び、日高本線始発の苫小牧へ。ここから日高本線に乗ります。

苫小牧駅で買った駅弁「ほっきめし」

苫小牧から日高本線に揺られること、２時間４０分。浦河の１つ手前の絵笛駅に到着。

ここは、最近、秘境駅として有名となりました。

周辺は「エイシン」の冠号がつく競走馬の牧場で知られる、栄進牧場です。

私は、栄進牧場の隣の、渡辺牧場へ。

渡辺牧場さんは、引退馬の余生について、非常に関心の高い牧場です。

写真は、セントミサイル。主に短距離で活躍し、旧４歳時に、クリスタルカップなどの重賞を勝ちました。

・・・そして、渡辺牧場さんが生産した、最高の活躍馬。

ナイスネイチャ！

４歳時（旧年齢）に、「夏の上がり馬」として名を馳せ、８月〜１２月の間に、小倉記念（Ｇ３）、京都新聞杯（Ｇ２）、鳴尾記念（Ｇ２）と、重賞を３つ勝ちました。この頃はとても強かった・・・。

しかし、古馬になってからは、一転して、牝馬相手に負けたりなど、サッパリ勝てなくなり・・・。「イマイチ君」になってしまいました。４歳、５歳、６歳時に有馬記念に出走し、３年連続３着になったことは有名です。

７歳の初夏に、高松宮杯（Ｇ２）で久々の勝利を挙げ、歓声に沸いたことも有名。

９歳まで走り続け、４歳〜９歳の間、６年連続有馬記念出走の大記録がかかっていたのですが、前走のアルゼンチン共和国杯（Ｇ２）出走後、脚部不安となり、そのまま引退・・・。残念でした。

現在、現年齢で１９歳。しかし、まだまだ元気です。ニンジンをやらないと、噛み付いてきます（苦笑）。

ナイスネイチャの母、ウラカワミユキ。

自身、桜花賞にも出走しています。

既に２６歳。歯も抜け、すっかり「お婆さん」・・・（苦笑）しかし、まだまだ元気なようです。

左はウラカワミユキで、右がコーセイ。

コーセイもまた、旧３歳〜クラシック戦線で活躍した牝馬です。

「とねっ仔」もいました。

一通り見学させて頂き、もう一度ナイスネイチャのところへ。

このとき、馬インフルエンザの影響で、見学自粛をよびかけていましたが、渡辺牧場さんに連絡したところ、「差し支えないので、どうぞ」ということでしたので、お言葉に甘えて、見学させていただいたことを申し上げておきます。

本当にありがとうございました。

絵笛駅から。

先には、「馬専用踏切」があります。

この日は、日高幌別駅まで行き、「浦河ＡＥＲＵ」泊。

ここには、ウイニングチケット、ニッポーテイオー、ダイユウサク、ヒシマサルなどの功労馬がいます。

ギリギリ、放牧中の功労馬を見学することができました。写真はニッポーテイオー。

８月２６日（日）

日高幌別駅から、一気に札幌を目指します。

日高本線は、今まで乗ったＪＲの路線のなかでも、最も大好きな路線です。

列車が来ました。これで苫小牧へ。

日高幌別→苫小牧→札幌と、５時間かけて移動し、再開した札幌競馬場へ。

ＪＲＡの競馬場へ実際に足を運んだのは、数年ぶり。札幌競馬場に至っては、１０年以上ぶりです。斜向かいに、ホースニュース「馬」のオフィスがあるのは変わっていませんでしたね。

パドック

そういえばこんな感じだったかな・・・？。

レース前の輪乗りの様子

スタンドの芝生は、家族連れでいっぱい。

この日のメインレースは、短距離重賞の「キーンランドカップ」。

私は、アグネスラズベリの「がんばれ！」（単勝＋複勝馬券）を買い、応援しましたが、残念ながら２着。しかし、複勝は当たりました。