2007年ドロミテ?

2007/06/23 - 2007/07/05

さあ、今日は今回のメインイベント、ドライツィンネン小屋泊まりの二日がかりのトレッキングです。
昨日の雨は上がりましたが、朝はまだはっきりしない空模様。でもこれから良くなるとの天気予報をあてにして出発決定。

エリア イタリア

フィスカリーナ谷の奥の駐車場へ。まだまだ空は晴れず。大丈夫かなあ。

駐車場から見たエルモ山。昨日の雨は山の上では積雪。山頂は粉砂糖をまぶしたようです。
きっと今日のルートも積もっているかも。

いよいよドライツィンネン目指して出発。時刻は8時半。

ルートの最初は森の中を通る。あ、リスが追いかけっこ。まさかこんなに早くシャッターチャンスがあるとは思わず、まだカメラ用意してなかった。

だんだん晴れてきました。登りにさしかかるころにはこんな日差し。秋にはマラソン大会もあるというルート。このルートなら走れるでしょうね、元気な人なら。マークは103番。

「世界一美しい」というフィスカリーナ谷を振り返って見ます。遠くにエルモ山、さらにその向こうは雪の山々。オーストリアの山です。

まだまだ半分もきてません。峠まで1000ｍ登らなければ。
登りはきつく、日差しもありますが、何と言っても景色が楽しくてがんばれます。

アインザーチーマウナを回り込みます。

すると見えてきたのは、ZwolferKofel/Croda dei Toni。

見れば見るほど味のある山。今回1番のお気に入りになりました。

やっとComici Hutte/Rif.Zigmondyに到着。11時半です。早いけど、ここでお昼にします。空は曇ってきて風も冷たいです。ここでフリースを着込みました。

こんなときはやっぱりスープが一番。二人でたっぷりあります。元気回復です。

山小屋を出発。景色はだんだん岩山が迫ってきて恐ろしいくらいになります。空も暗いし、ちょっぴり不安も。

雪が積もっています。昨日から今朝にかけての雪でしょう。

やっとBullele峠/Pian di Cengia（2522ｍ）が見えてきました。まだまだ天気悪そうだなあ。
でもスープと登りのおかげで体は暖まってなんとか行けそうです。

Bullelejochhutte/Rif.Pian di Cengiaです。ちゃんと営業してました。ここでアラレです。それに寒くなってきました。ヤッケを着ましょう。

峠はこんな状態。特に南から雲が寄せています。

北側のほうが空が明るいので、101番をそのまま進みパテルノの北側を通ることにしました。

峠の近くは雪が吹き込むためか、けっこう積もってました。踏み後はしっかりしてたのでなんとか無事に切り抜けました。

だいぶ進みました。ルートの雪は消え所々黄色いポピーも咲いています。

山の形は面白いです。ゴシック教会の尖塔みたい。
でもこのころは疲れも出てきてあまり余裕はありません。

ああ、やっとDreiZinnenHutte/Rf.Locatelliが見えてきました。2時半です。さあ念願のドライツィンネンは見えるのか？！

ああ、これです。これ。ドライツィンネン/トレチーメ。
これを見るためにはるばる歩いてきたんです。

南から寄せる雲は、こちらでは切れています。空も少し晴れてきて山の形ははっきり見えます。
左はパテルノです。

もうちょっと眺めのいいところはないか？
そうだ山小屋の裏のお山に登ってみよう・・・とはいうもののエネルギーも限界。寒さもきつくなってきた。それに山から降りてくる人たちはみんなヘルメットをかぶってロープを持っている。この写真をおさめて撤退。

山小屋の部屋です。食事の後で羽根布団が配られてきました。（それまでは毛布一枚で夜を過ごすのかと戦々恐々でした。）それでも寒くて、フリースのジャケットを着たままベッドに入りました。

ディナーはちゃんとコースです。これはプリモ。私はスープ、夫はスパゲティ。夫の飲んでいる赤ワイン、味はなかなかしっかりしてました。

メインのシュニッツレル。カリッと熱々で美味しかったです。それに新鮮なサラダも付いてたし。テーブルはドイツ陸軍の方と一緒になりましたが、楽しい食事になりました。デザートもちゃんとありましたよ。