2007/05/01 - 2007/05/02
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warajiさん
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旅も山形まで下がってきました。東北の旅も佳境です。今まで抜かしてきた穴を埋めるべく、今回は出羽三山を回りました。
ここでは思いもよらぬ感動と喜びを味わいました。
残念だったのは時間の関係で羽黒山から近い肘折温泉郷に立ち寄れなかった事です。
昨年の秋以来の天童ではついに念願だった人間将棋の地、舞鶴公園に来る事が出来ました。ありがたいことです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
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天気はどうも下り坂のようだ。新庄を出て出羽三山の羽黒山に向かう。
羽黒山は大観光地でもあるので案内板にしたがっていけば道に迷う事は無い。
周りの風景ものどかだった。 -
最初は分からなかったのだが、遠くに見える白い山が月山だった。川の流れも情緒があふれていた。東北は中々来ないという事もあるけど、とにかくいろんな山があり、その一つ一つが名峰だったりして驚くのであるが、覚えるのが大変だ。
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ついに念願の出羽三山、羽黒山に来た。地理感がなかったため、とりあえず有料道路を走った。
有料道路は結果的なことを言えば、労せずして羽黒山の本社や資料館に辿り着けるというものだった。
今回は時間もあったしもともと色々駆けずり回りたい私としては下からゆっくり堪能したかったなぁ。
着いた駐車場は空いてました。整理のおじさんが私の車を見るなりそんなとこじゃ大変でしょ、こっちへ置きなさいと誘導されました。やっぱり庶民の車とはいえ高級外車には変わりないんですかね?それに大きいですからね〜。ボルボは目立ちます。
駐車場から歩いて導かれるままにいくと、出ました。う〜ん・・・・ここは神社の本山なのか?初めて来て何の予備知識もないまま来ると、そこの空気を感覚で感じることが出来ます。ここは幽玄に満ちてました。 -
全国のいろんな社が並んでいました。ここが全国の社の総本山なのかな?でも伊勢神宮とかはないし・・・。でもここが一大聖地であることは間違いないようですね。とても勉強になりました。
また、ここが松尾芭蕉の奥の細道の北限である事を知りました。当時としては大変な旅だったんでしょうね。 -
羽黒山東照宮。
ここにはいろんな社があるけれど、出羽三山の中で羽黒山が一番の本山らしい。その奥の院が月山や湯殿山みたいな感じを受けた。月山は雪のため、今回はダメだった。 -
あれ〜?神社なのに鐘があるのか・・・・・。鐘はお寺のものとばかり思っていた。この鐘は何かとても魅力的で撮ってしまいました。きっと大晦日には多くの人が訪れるんだろうな〜。
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羽黒山の本殿らしい。りっぱな建物だった。東北には思った以上に古い歴史があり、しかも太古からの培われてきたロマンと重さを感じる。
教科書などの歴史の舞台では余り感じられない深さを感じた旅となった。本当に東北は凄い! -
みなさん、鏡池のお話って聞いたことありません?羽黒山本殿の正面にこの池はあるんですが、これがよくお話しに出てくる鏡池ですかね?池の中に鏡を入れるお話しありませんでしたっけ・・・・。私はそのことが頭の中によぎって感動してました。
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羽黒山の全体図です。広いですね〜!今回、すべてくまなく歩きました。ルート上の問題と時間の兼ね合いもあって手を抜いた部分もありますが、全て見ることができました。
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本殿を先に見てしまったけど、本来は参道入り口から石段をゆっくりゆっくり登っていき、最後に辿り着くのが本殿です。私はわからなかったため、とりあえず有料道路を走ったのですが、そこに行き着く先は本殿入り口なので、手抜きコースですね。おそらく観光の為に強引に作ったルートではないかと感じました。本来お宮参りとはそういうものではないはずです。苦労して旅に出て一つ一つ確かめながら目指すものに向かって歩く。昔の人々の信仰はそうであったと思います。日本がバブルに浮かれていた頃、リゾート法なるものが出来て、おお!やっと真の豊かな生き方とはというのが分かってくれたか!と喜んだのですが、どうやら分かってなかったんですね。旅人の目から見るリゾートと役人や一部の開発業者、旅を知らない単なる観光業者の利益優先の観点から見ていた者とでは土台かみ合わないのですねー。今の日本はホント、シラケてしまいました。おかしいですよ!国内の旅に魅力がなくなってるのは私自身もう回ってしまったからという事を除いても、そのプロセスに魅力を感じないからだと思います。旅人が海外を目指すのはやはり金銭の問題やふれ合い、旅する速度や感じ方が違うんですね。日本だって見方を変えればすごく魅力に満ちたいいところです。それらをやはり大事にして旅をしやすくする社会作りがとても大切だといつも感じています。仕事人が楽しくリゾートを楽しむ、旅を楽しむゆとりある社会構成は出来ないものでしょうかね?
羽黒山を歩いていてそう思いました。まあ便利になっていくことはいいことですが・・・・。
本殿から下って石段を歩いていると、途中にいくつもいろんな社に出遭いました。これもその一つ。私の町内の社に巡り会いました。嬉しいものですね。
他にも縁結びの社もありました。ここは人気がありましたね。御札もいっぱい結んでありました。思わず手を合わせてしまいました。 -
羽黒山南谷の分岐点。かつてはここにすばらしい庭園と離れが建っていたそうで、時代と共に荒廃し、今では復興が進められているようですが、残念な姿になってます。
しかし思うに、こんな大自然の中に小さな自然を人間が作るという日本人の優れた美の感覚には驚きと尊敬の念を持ちますね。これは日本人独自の素晴らしいものだと思います。 -
南谷の説明の看板。読めますかね?
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南谷の離れのかつての庭園跡です。池は3箇所ほどあって、当時はかなり素晴らしい造りをしてたのではないかと思います。
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池とかつての離れの中心でしょうか?たぶん後で復元したのか寂れた物見小屋風の建物があります。周辺には時代の変化とかには関係なく、静かに咲き続ける草花がありました。
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南谷に行ったのは単にこの桜が見たいと思っての動機でした。
静かにひっそりと咲く姿を見て感動しました。来て良かった。 -
確かエドヒガンだったと思います。かつての本木は枯れて倒れてしまい、その横に若木が生えて花を咲かせていました。
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本殿から参道入り口まで、このような石段が果てしなく続いています。
私はここで引き返しましたが、思ったより歩いてくる人はいました。 -
せっかく来たので参道入り口のコースも分かったので有料を出て再び来ました。
そうそう、本殿Pの出店で山菜が売っていたけど、コゴミには青コゴミと赤コゴミがあるんですね。ビックリしました!私は普段は全部緑の青コゴミしか知らなかったのですが、確かに茎の部分が赤い赤コゴミというのもあるんですね。 -
参道入り口の最初の門です。ここから本殿までの長い道のりが始まります。
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最初は急な長い下りで始まります。その先には多くの社が建っていました。
観光バスは大体このコースを選ぶようでした。案内を聞いていたら、行きたい方は上まで歩いてみてくださいと言っていたから会社によっていろんなコースをとってるようですね。この日出会ったツアーはその先の5重の塔あたりでストップのようでしたが。 -
うっそうとした杉林の中にそれは建っていました。とても風格のあるものでした。
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みなさん一生懸命撮ってましたよ。ちなみに私も好きなのでパチパチ撮りました。
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参拝の道の片隅にあったお地蔵様。ここ東北辺りでは何故か風車が置いてあります。何でしょうね?昨年の山形の山寺でも風車がたくさん掲げられてました。
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羽黒山の全景です。この山全体が神社になってます。外から見ると普通の山なのですが、参拝に行くとその凄さが分かります。
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羽黒山から離れて湯殿山に行く途中でみた月山の遠景
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羽黒山有料道路から見た月山の景色。手前はスキー場にもなってるようですね。月山は雪が深いため、スキー場開きが7月の夏からオープンになるというのは有名だよね。何となく見てると分かります。
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初めて見た月山!なんていいんだろう!最初なんていう山か分かりませんでした。東北には似たようないい山がたくさんあるからね。素晴らしいですね。
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月山を正面から見る。いい山ですね〜!風景もまるで北海道です。
実は・・・・この道は農道で道を間違えて走ってました。やれやれです。おかげで大変な目に遭いましたが、いい景色も見れたのでよかったです。 -
羽黒山の参拝の表玄関です。静かな感じでした。この日は曜日の関係なのか、時期の関係なのか、人は余りいませんでした。平泉の中尊寺と比べたら全然です。
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湯殿山の表玄関であり、入り口になります。ものすごい雪でした。
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出羽三山には面白いことがありました。それは大体みんなセットで行くんですね。ルート的にもそうなるし。ピンポイントもありですが、車で移動なら夏場の月山を入れると大変かもしれないけど今の時期は羽黒山とここ、湯殿山がセットです。羽黒山で会った人が食事でも同じようなコースを取るんですね。途中に道の駅があったんだけど、そこにあったお蕎麦が中々よくて、多くの見たような人があとから結構来てました。注文内容も似てたのには笑いです・・♪
湯殿山は本社入り口の駐車場で車は降りなければいけません。そこから実はご本尊が奥にあり、そこに行かなくては意味が無いのです。
ここからバスが出ていて、バスに乗ってもいいし歩いてもいいし、自由です。
私は距離感がわかんなかったため、周りの雰囲気を見てもこれは往復バスの方が良さそうだったのでバスに乗りました。今回はこれが成功。歩くのは大変だった。 -
バスは深い雪の中を進んでいった。歩いてる人もいたが、狭い道でバスも往来するので危なかった。本来は遊歩道があるみたいだが、雪で埋まって狭い道路しか歩く道がなかった。
辿り着くと、そこがもうご本尊前。ここからは聖域になるということで、撮影はここまで。
ここは車やバスで来ているから分からないが、実はものすごい山奥。
この日は山岳特有の突風が吹き荒れるすごい日だった。参拝料五百円を払い、ご祈祷が行われた。かなり本格的だ。右の流れ出る泉で手を洗うのだが、突風で水は消し飛び、手杓なども飛んでいってしまうほどだった。
ご祈祷の後、ご本尊に向かう。本来はやはり専用の参拝の道があるらしいのだが、雪で埋まっている為に右手奥の入り口から臨時に設けられているらしい歩道を歩いた。
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ご本尊の休憩所の所にあった看板。ここは元々建物は存在しない山岳信仰の山なので目印に寄贈されたようだ。
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ご本尊に向かって歩く。すると再び祭られている祭壇が現れた。ここでお参りの説明と御札を貰った。これが実にいい!一つは持ち帰りの為の御札。一つはご本尊に向かって祈願の為の御札を谷に向かって投げるのだ。辺りには御札が一面に張り付いていた。余り見てていいものではないが、これも良しとしよう。
ご本尊へは裸足で向かわなければならない。だからそれを知らなかった女性でストッキングの人は泣く泣くあきらめる形になったので、ここではあらかじめストッキングを脱いでおきましょう。
裸足でご本尊に向かう。足元には温かいお湯が・・・・。そう、ご本尊とは大きな岩の上から自噴して湧き出ている温泉の源泉のことだったのだ。これはすばらしい!眺めも最高だった。ここで温泉にゆっくり浸かりたい気分だ。
その眺めがこれ。こんな感じで見ることが出来る。
風が強くて宮司さんたちは大変だった。
ここでは羽黒山からの人たちも多くいて、バスが来る間、臨時に社務所に入れてもらった。妙に連帯感がおきる。まぁこれも旅の醍醐味だろう。 -
湯殿山の説明看板を載せてみました。
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湯殿山はとても面白いところですね。是非一度は参拝することをお薦めします。
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湯殿山を仰ぐ。まだまだ雪深い早春の景色だ。この下の近くに湯殿山ホテルがある。湯殿山御本尊から湧き出る温泉が源泉である。
さっそく入ってみた。誰もいない。温泉を独り占め!温泉の神様の湯なのだから入らなければバチが当たる。いい湯でした。
湯殿山は旧道とバイパスとつながっていて、旧道の方が風情があるようだが、今は完全に雪に埋まっていた。この時期はいつもそうなのだろうか?
途中の山間の山村では除雪され、生活道路は確保されていた。 -
湯殿山からバイパスR112を天童に向けて走る。途中寒河江(さがえ)道の駅で休憩してさくらんぼの花を楽しんだ。これだけの規模はさすが山形!花もきれいだった。
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さくらんぼの花。こんなにきれいに見るのは初めて。
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ついに天童の舞鶴公園へ!しだれ桜がきれいだった。
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新緑のモミジの紅葉。中々きれいだよね。
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公園広場へ。ここにはたくさんの桜が植えられていた。もうソメイヨシノ系は終わって葉桜だったが、遅い品種やしだれ桜は今が見頃だった。
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公園から遠くを遠望する。
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天童は昨年秋以来だ。その時はバタバタして行く事が出来なかった。
ここは市民の憩いの場にもなってるようで、それぞれ思い思いに楽しんでるようだった。 -
天童5度目の正直。ついに将棋の故郷の原点、人間将棋で有名な舞鶴公園にやってきた。長かった。思い起こせば想いを寄せて初めて訪れてから実に20年!Tくん、今来たよ!Tくんの分まで思いっきり堪能したから。私個人としてはもうここも思い残す事は無い。やっと気持ちが落ち着いた。
なんか思ったより小さくて想像とも違っていたが、まあこんなもんだろうね。
このあと山形市内に入り、オオヌマホテルに泊まった。ここは思った以上にいいところでした。値段も安いし対応もよかった。 -
山形から一気に米沢まで走る。時々雨が本降りになった。今日はどうやら雨模様。さすがの晴れパワーもタジタジのようだ。天気予報も雨の一日になっていた。
米沢は思ったより大きな町だ。ここは上杉謙信のゆかりの地でもあるらしい。大きな博物館もあり、大勢の人がいて車も多かった。ちょうど風林火山が大騒ぎしている頃なのでこちらもフィーバーぶりが凄いのだ。
本日は完全な移動日だった。唯一大本命の奥会津地方、会津西方に大事な用事があっただけ。あとはひたすら群馬県谷川岳の水上温泉を目指す。
米沢は交通の要所でもあり、新潟や福島の起点ともなる。更に下れば大観光地、磐梯山を中心とした美しい風景が広がっている。その為か街も道路も整備され、まだまだ開発途中のようだった。いずれもっと良くなるのだろう。アクセス道や高速も作られている。
地図も見ずにひたすら南下したが、どうやら間違えずに来た。
米沢から磐梯山に抜ける五色沼ルートは山岳道路だった。しかも冬の通行止めが解除されたばかり!ラッキーだった。まさかそんな道路とは思いも寄らなかった。
途中白布温泉に寄ってみた。かなり良さそうだった。それで裏山が源泉らしき旅館の一つに入ろうとしたら、まだ時間がダメだった。一般入浴は夕方も早く終わってしまう。でも人気もありそうだったし何より主人の対応が良かったのでまた来ようと思う。他にも入れるのだろうが、時間も気になったからやめた。
まだ雪の残る中、峠に差し掛かった風景に見とれてしまった。 -
最上川の源流展望台からみた2つの滝(赤滝・黒滝)はとても見ごたえがあった。これから春を迎える中で、山々は動き始めているようだった。ここから先は福島県だ。
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愛車ボルボ940と最上川源流展望台。
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山形と福島の県境、白布峠。雨はなかったが、ガスって景色はダメだった。でも幻想的でよかったですよ〜♪
バックに見えるのが五色沼と湖。晴れていれば磐梯山もきれいに見えるんだけどなぁ〜。 -
ここでも愛車とパチリ。五色沼まで来たら少し晴れてきました。ここもずい分変わったなぁー・・・・。ビジターセンターで少し休憩して後はひたすら猪苗代湖へ。時間が気になったので懐かしかったけど観光ドライブはパス。高速で移動する事にした。
温泉もいいのがあるはずだったのだが、わからず通り過ぎてしまったようだ。 -
曇り気味だった空が晴れた!これまで磐梯山は一度チラッと見えただけでまだ姿は見たことがなかった。時間を短縮するべく猪苗代湖から高速に入った。そこから見た磐梯山が今回の最初で最後の姿だった。天気は再び曇り始め、姿を消して車は奥会津へと向かった。磐梯山近辺で本当は温泉に入る予定だったのだが、無理でした。残念!
今日の、そして大本命の一つである目的地、それが会津西方にある西降寺三十三体観音である。
会津坂下ICで降りると、そこはもうすでに田舎の空気が立ち込めていた。
ここは何が何でも立ち寄らなければならない!時々雨が降る中、奥会津の地へと踏み込んでいくのだった。
〜つづく〜
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