2007/04/27 - 2007/05/06
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GOTOCHANさん
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我々のトレッキング隊の編成についてお話したいと思います。ツアー参加者は14名。内訳は、我々3名(男2女1)とご夫婦参加2組、単独参加男性5名、女性2名です。平均年齢は…かなり高い。ちなみに最高齢は73歳です。私は若い方から3番目です。欧米のトレッカーの年齢層はかなり低いです。日本人は元気ですが、若いうちはなかなか時間が取れないという事情もあるのでしょう。話が脱線しました。我々14名を引率するツアーリーダー1名。私と同世代ですが、登山歴は素晴らしい。そして、シェルパはサーダー(シェルパ頭)を筆頭に、ガイド、コック、ポーター、ゾッキョ使いなど総勢24名。そして荷物を運んでくれるゾッキョ5頭です。人間39名、ゾッキョ5頭というかなりのスケールです。サーダーとガイドは英語もしくは日本語を話すので、自分お荷物だけを持って、我々がはぐれたりしないように注意してくれたり、色々と教えてくれたりします。コックは食料や食器を運び、我々より先に昼食場所や宿泊するロッジに到着し、食事の準備をします。昼食場所では、食器を洗ったあと出発し、途中我々を追い越して、先回りします。ポーターは荷物を黙々と運びます。サーダーはエヴェレスト登頂経験者ということを後で知りました。
無事パクディンに到着し、初日を終えましたが、来る前にイメージしていたのとは少々違っていました。もっと何もなく、険しいと想像していましたが、日本の山村の風景と似ています。20~30分も歩くと村があり、人々の生活があります。トレッカーを受け入れるレストランや宿泊施設を営んでいるのです。昔の中山道がもしかすると同じような風景だったのかもしれません。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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タドコシでの昼食。同行コックが最初に私たちに作ってくれたのがこれ。お好み焼きに近いものです。他にうどんが出ました。今後1日3食お世話になるわけですが、ほとんど日本料理でした。高山病で食欲がなくなったり、下痢になったりするため、普段食べなれた方がいいという判断からのようです。経験則でしょうね。実際このあと14名のうち12名までは下痢に悩まされ、2名はカトマンズで病院送りになりました。私の連れのひとりは、よせばいいのにカトマンズのスイカジュースのおかげで、ルクラ到着時にはすでに下痢。それほどひどくはならなかったようですが、最後まで悩まされていました。もうひとりの連れも、苦しむことになります。私はというと、全く大丈夫でした。日本人はデリケートで、水が違うとすぐに下す人が多いようです。ミネラルウォーターでやられる人がいるくらいです。私は東南アジアの旅行経験が多いため免疫ができているとのもっぱらの話でした。ちなみに、ネパールのシェルパはヒマラヤが雨季になると、仕事がなくなるので日本の北アルプスなどの山小屋で働く人が少なからずいるようですが、初めて来た時はほぼ例外なく日本の水で下痢するらしいです。
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昼食のロッジには、オープンデッキがあります。私はそこで昼食をとりました。そのデッキからはクスムカン(6730m)が良く見えます。
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昼食休憩をしたタドコシという村は、タドコシという川がドゥード・コシに合流する地点にある村です。非常に綺麗な水で、洗濯をしている風景が見れます。
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この日は時間に余裕があり、タドコシで長時間ありましたので、川で遊びました。
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その間にも、続々とトレッカーが通過していきます。
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可愛らしい鳥。
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あっという間にクスムカンに雲がかかってきました。
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タドコシ村から見るドゥード・コシ。そろそろ出発です。
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10分も歩けば次の村が現れます。
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また次の村。マニ車と5色のタルチョーがあります。これもよく見る風景です。マニ車は中に経文が入った円筒形の仏具のことで、右回りに回転させると経文を読んだことになるそうです。タルチョーの5色は青=空、白=雲、赤=火、緑=森、黄=大地を象徴しています(ただしこれは人によって言うことが違うので間違っている可能性が高いです)。
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妙に派手なロッジ。エヴェレスト街道は新たに建設中の建物が多かったです。大地震が起こると一発でだめになりそうですが、地震はほとんどないそうです。
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村を抜けると、必ずマニ石(マニ塚)、タルチョー、チョルテン(仏塔)があります。信仰心の厚い人たちです。
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中央の白い塔がチョルテンです。
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自然に溶け込んだ信仰があります。
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自分の足が唯一の交通手段です。
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タドコシから1時間半ほどで、初日の宿泊地パクディンに到着。距離も短く、きついアップダウンもなく、ペースも非常にゆっくりだったので、ほとんど疲れは感じません。
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ロッジでしばし休憩。到着後、部屋に洗顔用のお湯が配られます。
夕食前に付近を散歩。いつの間にか雲が切れています。この後、朝は快晴、昼前に曇ってきて、午後はたまに雨が降り、夕方冷えてくるとまた晴れるという毎日でした。
夕食後、薄暗くなってきて、ロッジの前で日が暮れるのを待ちます。楽しみの一つ、星空を見るためです。あいにく満月が近いですが…まずは宵の明星。そして次から次へと星が煌き始めます。完全に暗くなってからは満天の星空、というより全面天の川状態でした。その後村はずれのさらに暗いところに移動し、しばらく星空を楽しみました。流れ星や人工衛星も見えました。これほどの星空を見たのは、20年以上前上海に船で行った時、東シナ海のど真ん中で見て以来です。
夜9時には就寝。することもなく、電気事情も良くないため停電はしょっちゅうです。暗くなれば寝て、日の出前に起きる。人間本来の生活を取り戻した4日間です。
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