2006/07/21 - 2006/07/24
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ねりねり(nemo-lin)さん
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2006年7月21日から4日間、屋久島の縄文杉に会いたい!とトレッキングの旅に出ました。
縄文杉って、往復11時間の、トレッキングと言うよりも、登山と呼ぶほうが相応しいほど過酷なコースだったんですね。って、申し込んだ時に調べて知ってはいましたが・・・。
次は「屋久島 その他の自然とか病院とか」です。
http://4travel.jp/traveler/nemo-co/album/10160389/
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
-
出発地のホテル・エミオン東京ベイ。午前7時過ぎなのに、暗い空(ToT)
■06年7月21日(金)■空も旦那ドンも暗い
早めの夏休みを取得しての4日間の屋久島旅行へ出発。かなり強い雨が降る中、徒歩5分に位置するリムジンバス乗り場へ出発するも、腰から下がずぶ濡れ状態。
乗り継ぎ地の鹿児島空港でも、雨は相変わらず降り続いていて、昼間なのに暗い。旦那ドンは感じていることが傍目に見てとてもわかり易い。横で見ていると、彼も実に暗い。全く盛り上がっていないのである。乗り継ぎまでに1時間以上あり、待っている時間が暗いのである。 -
せっかくの貴重な夏休みなのに、これではいかん!と思い、「旦那ドン、数日前たまたまテレビでやってたけど、鹿児島空港の入口に、足湯があるらしいよ。」と誘い、一度空港を出てみる。
すると、これが噂の足湯
本当に空港の入口に足湯の場が地方空港ならだいたい同じ造りの、空港の建物を出たら、いわゆるタクシーとかバス乗場に出るところが、足湯場になっているのだ。せっかくなので、足をつけてみる。「んー、日ごろの疲れが取れていく感じで気持ちいい。」 -
足湯につかっている間、背にしている車道部分は、相変わらずの雨。写真を撮ってもこんなに暗い。アップした写真は編集時にかなり明るくしたのにそれでもこの程度。
「せっかくの夏休みなのに残念だし、何より翌日の縄文杉登山が過酷そうで嫌だなあ。」と感じながら、束の間の足湯の幸せに、足ともども気持ちも浸かってみたのだった。 -
鹿児島空港で盛り下がっていると、さらに追い討ちをかけるように、「鹿児島空港上空の天候不良により、折り返し屋久島行きとなる機体(屋久島発フライト)の到着が20分ほど遅れる。」というアナウンスが入り、旦那ドンはさらにムード低下。
「あららら。プロペラ機だし、こりゃ揺れるなあ。」と、つぶやいてしまうと、更に隣の人は暗くなって行った。(これ、イジメ?)
そんなわけで、期待せずに20分遅れで出発した屋久島行きのフライトで間もなく屋久島空港到着という頃、スッチーさんから「屋久島空港の現在の天気は晴れ、と報告が入っております。」というアナウンスが入り、「ん?言い間違えか?」なんて思っていたけれど、果たしてそれは、「梅雨前線ってどこ行っちゃったの?」というような暑くて強い日差しの世界が目の前に広がっていた。 -
と、飛行機降りるや否な、旦那ドンの姿が見えない。探してみると、わずか5段のタラップのみのプロペラ機ゆえ、降りたらプロペラ機全体が見える位置までダッシュしていた。
係員が滑走路に暴走しないか、警戒して彼を見張っているのがわかる。・・・すっごく単純極端な人っていうか、あなた誰?
屋久島空港は、別世界。荷物の受け渡しがターンテブルではない。回らないカウンターで受け渡しって初めてだった。昔は皆そうだったのかもしれないが、映画『タイタニック』でマット・デイモンがケイト・ブランシェットと出会うときのあの風景、って感じ。と思い浮かべていたのはワタクシだけ?
まあプロペラ機専用の離島空港だもの、そのような設備投資は割りにあわないし、1機で80名程度の受け渡しを1日に6度程度だったら、ターンテーブルは不要かな。個人的には、陽射しと、この回らないカウンターで、一気に気分が盛り上がったのだった。 -
まだ暑い夕暮れ、川端のカジュマルの下で足をつける地元の子供たち(中間地区)
レンタカー社の人曰く「鹿児島と100km離れているので、ずっとこんな感じですよ。多分、梅雨はもう明けているはずです。でも気象庁の発表は鹿児島にくっついてしかアナウンスされないんですよね。」とのこと。
えー、そうなのー?嬉しい! -
ということで、日差しの強い真夏の屋久島で、午後の残りの時間、屋久どん(写真のお店)でトッピー(飛び魚)だしのうどんを食べたり、枕状溶岩から種子島を眺めたり、千尋の滝や大川の滝、中間のガジュマルなどに立ち寄って、十分楽しめ、1日が終わったのだった。(↑思いっきり屋久島初級の観光客)
屋久どん
http://www5.ocn.ne.jp/~yakudon/yaku1.htm -
大川(おおこ)の滝
普段より水の量が少ないらしい。それでも落差88Mは見ごたえあり。滝つぼまで行けます。
観光客気分もいいが、しかし、問題は内心ビビリで一番心配している翌日の縄文杉登山である。ということで、この日は21時台に就寝。はや! -
■7月22日(土)■
屋久島の朝は早い。午前4時起床で、4:50にガイドさんがホテルに来てくれて集合。心配していたお天気はなんとか持ちこたえている。
旦那ドンは、自宅で今週は、過去に録画したTBS「世界遺産」やNHKスペシャル「屋久島特集」などのDVDでイメージ・トレーニングを積んでいた。ワタクシのほうは皆さんのブログ記事でのイメトレ。写真の撮り方がお上手なヒトの写真で、「こういうアングルで撮れば良いのか」と、そちらのほうもイメトレを・・・。
荒川登山口に到着し、朝のお弁当をいただき、トイレに寄ってからいよいよ出発。6時頃から、往復約10時間のエコツアーの始まり。エコツアーと言えば聞こえはいいが、要するに片道11.5kmの半分登山である。写真のようなトロッコ軌道が最初の8.5km続き、残り約2kmが本格的登山。
ワタクシのような根性ナシには、それはそれは辛い道のりとなったのは想像にた易い。最初はいいのよ、最初は。杉伐採の頃の集落跡なんかあったり、ヤクシカに遭遇したり、と。
そうやって2時間半くらいかけて8.5km進むと、いよいよ軌道が終わり。いきなり「え、これ道なのー?」という世界に突入。エコツアーじゃないよ、登山だよ。だって最初のトロッコがあれだけの距離2時間半なのに、残り1.8kmに2時間かかるということは・・・? -
そうやって、へこたれているうちにイメトレの通り、「翁杉」に辿り着く。
実に大きい。が、翁と名づけてあるだけあり、やや痛々しい。本当は人間なんかの見世物なんかにならず、ひっそりと生きたいのかも。 -
ウィルソン株
写真はわかり辛いけれど、株の中から上を見上げて撮った写真。切り株の内部が空洞になっているので、入ることができるのだ。
写真は、株の上の穴、半分くらいしか写っていない。全体を撮るのは大きすぎて難しかった! 株の内部は10畳くらいの広さがあるとか。 -
さあ、ここまでで十分へこたれているワタクシに、まだまだ試練は続き、ガイドさんがいなかったら、絶対にもう前進せず帰っていたであろうルートに突入。日ごろから登山している人には楽勝でも、都会のもやしっ子として育った身には厳しい体験なのである。
へっぴり振りに拍車がかかる頃。予習のルートを思い出し「もうすぐ大王杉!!」と唱えながら進んでいくと、果たしてそれが登場。
確かに威厳ある佇まいで、最後に見た縄文杉より立派で、ワタクシが一番印象に残った屋久杉。 -
夫婦杉
夫婦杉から最後がまたちょっと辛くて、その頃になると既に縄文杉を拝み終わった人たちが下山のためすれ違う。その人たちが、揃いも揃って何故かワタクシとすれ違うと皆「あともう少しよ!」「頑張って!あと3分くらい!」などと声をかけてくる。なんでだ?そんなに泣きそうな顔してるか? -
さて、「もう辛くて限界と思う頃に縄文杉!」と唱えながら進んでいくと、最後に御大のご登場。
これが「縄文杉」こぶこぶが沢山あるのが特徴。
いろんな人が書いているが、もう危篤状態に見える。しかし、その幹の太さや、風格には歴史を感じずにはいられない。周囲は軒並み伐採された古い切り株ばかり。おそらく江戸時代の伐採?
切り株らには既に苔や他の植物が見事に植生していて、それはそえで風情はあるけど、その形がいびつ過ぎて、使い物にならないから伐採から逃れられ、皮肉にもたった一つ、生き残った(生き残らざるを得なかった)縄文杉。そうした歴史が悲しかったりする。1960年代の発見は、だから正確には「再発見」されたということらしい。
そういえば、本当は原生林地帯にもっと古い屋久杉があるけど、そこに人間は入れない。縄文杉は生け贄にされ、観光目的でお披露目されている、なんて話をどこかで読んだ。なるほど、確かに痛々しくてかわいそう。でも雨の中見上げた縄文杉に、生命の力、とか自然の壮大さを見せつけられた思いでいっぱい。
それにしても、ああ、ガイドさんがいなかったら、絶対に翁杉あたりでギブアップしてたわ。間違いなく! -
縄文杉を拝んだ後は、同じ距離を下らなければ帰れない。「もう限界」と思った同じ道を、今度はひたすら下るのだ。
ひーひー言いながら、2時間かけてトロッコ軌道まで戻れた時は安堵した。しかし、あと8.5kmもトロッコ軌道を進むのだ。 -
不思議なことに、ちょっと左右の景色を見ると、往路と異なり何故か足がレールの間の板から落ち、転びそうになるのだ。いや、実は1度派手に転び頭までゴチンと打った。もう、痛いやら、恥ずかしいやら、情けないやら・・・。景色は楽しみたいのに、こうなるとひたすら下を見て、黙って進むのみ。だんだん足の裏が痛くなり、前に進むのも辛くなる。
こんな時、ガイドさんがすごい!と思うのは、ちょうど良いペースで歩いてくれ、前に足を出せば、何となく自然に進んではいく。
そんな苦しみが大きくなる頃、小杉集落と石塚集落の分岐点(帰りは合流点か)に到着。写真の大山神社の鳥居がある所の近くまで戻る。 -
もうクタクタで少し休んでいた時、偶然にもトロッコと、間もなくすると写真の起動車が通ったのだ。ちょっと、鹿や猿に出会うより嬉しかったりする。
ねずみの国の住民としては、つい手を振ってしまったが、運転手さんには振り返してはもらえなかった。 -
小杉分岐あたりの安房河原
このあとも、また登山口まで気を取り直してひたすら歩き、そうやって10時間半の縄文杉に会いたい!ツアーは終わったのだった。
普段、あまり運動しないくせにトレッキング好きなために、間違って申し込んでしまった縄文杉登山。エコツアーとか、 トレッキングという名前の下に気安くツアー募集するのは、よろしくない。騙されて気軽に縄文杉が見られると思っている人は少なくないと思うなあ。
こんな考え、ワタクシが根性ナシだから? ま、こんな私でも登れたので皆さんも登れるってことかな。 -
切株更新の図
縄文杉を見ると人生観が変わる、と聞いたこともある。でも、そこまでの感動は正直なくて、逆に観光地化されている事実を、複雑な思いで受け止めてしまった。そんなワタクシもその観光客の一人なので、決して偉そうなことは言えない。
もちろん、杉の威厳さを感じたりもしたけれど、そういう全てを含んだ自然の力とか、へっぴりながらも山を登りきることができたことなどに心が動いた感じかな。若いうちに体験しておいて良かった。だってますます体力が落ちて、登るのがタイヘンになると思うもの。
この日、旦那ドンは20時台にダウンしていた。体力がない割には、私のほうが睡魔が襲うのは毎日遅いのであった。こうして2日目は終わる。 -
飛流おとし
■7月23日(日)■
屋久島3日目。出発前に申し込んでおいたエコツアー「白谷雲水峡 半日コース」。すっかり有名になった「もののけ姫」の舞台と言われている場所だ。
根性なしなワタクシは、このツアーを申し込んだ時点で、「おそらく前日の屋久島登山でヘロヘロになっていることが予想されるので、この日も終日ツアーだと、絶対に途中でリタイアしそうなので、こっちは半日コースね。」という決断を下し、3時間コースにしたのだ。 -
チョロっと入ったところの二代杉
しかし、なんですかね。現金なもので、前日の修行を体験してしまうと、物足りなさばかりが強くなる。3時間と言っても、ガイドさんの説明が多くてほとんどキツいアップダウンはナシ。
ちょろっと入って、Uターンして、弥生杉を見ておしまい!というあっけないものだった。 -
弥生杉
よく写真で見る、苔むした岩の下りを水が流れ落ちる「もののけの森」は、1日コースでけっこう奥地へ入ったところにある。
そちらだと、昨日までは行かずともアップダウンよろしく、登山靴必須らしい。 -
これに水があればもののけの森
集合が9時なら、12時過ぎには解散しており、さすがにワタクシも物足りなくて不満足。こんなことなら、終日コースに申し込んでおけばよかった。
で、昼を食べながら旦那ドンと協議。「このあとどうする?」
ということで、午後から急遽、子供でも楽しめる杉の世界「ヤクスギランド」へ向かうことになったのだった。が・・・。 -
目指すヤクスギランドは、ファミリーで気軽に行けるスギのテーマパーク? ランドと付くと、ねずみの国の住民は、ついそんなイメージを描いてしまう。
けっこう、そのランドに着くのに時間がかかる。しかも相当山を上っている。結局、15時ちょっと前にそのランドに到着。入口で森を守るための協賛金300円を払うと、お姉さんがコースによって進み方を簡単に教えてくれる。我々はせっかく来たし、ちょっとだけアップダウンも体験したいから、、、ということで、30分や50分コースではなく、17時までに戻ってこられそうな80分コースと申告し、分岐ポイントを指南いただく。
ヤクスギランド
http://www.realwave-corp.com/06walk/01/ -
ところが、80分コースでも結構ペース早く進んでしまっている。そしてガイドマップによると、大物の縄文杉は150分コースを回らないと出会えないことがわかる。
150分と80分の分岐点に来たとき、「どーする?」とまた協議。しばし迷ったけれど、結局150分コースを進むことを決断!
すると、いきなり険しい山道を登っていくことになる。そこまでの整備された歩道と異なり、ただの山道。しかも今回はガイドさんナシ。木々に所々結ばれているピンクのリボンだけが目印。 -
台風で倒れた蛇紋杉。という名前だそうです。
でかい。
「これ、道じゃないよー。」「ひえー、もう下りかと思ったけど、まだ登るの?」というのを繰り返し、ようやく150分コースのてっぺんへ到着。 -
蛇紋杉の根っこ
これ、休憩所の隣に倒れている杉の根側から見た写真。平成8年の台風で倒れたものだとか。この右隣に休憩場所があり、その屋根よりもこの根っこの上部のほうが高いくらい巨大。これ、見られただけでも思い切ってこのコース決めてよかった!と感動。 -
しかし、喜ぶのはまだ早くて、これで+70分のうち、5分の2くらいまでしか進んでない計算。まだあと残り5分の3くらい残っているわけで・・・。
そう、ここからも険しいアップダウンは続き、見所も多々あった。
写真は、ああ、とても綺麗に光った苔なんだけど、カメラと撮影者の腕に限界が〜
実際は良い馬の毛並みのような立派な苔! -
ヤクシカ
途中で、どうなっちゃうかと思ったけど、どうにか80分コースとの合流点に戻り、そして更に50分コースとの合流点に至った頃には、達成感いっぱい。
結局17時20分くらいに戻ってこられ、ちょうど150分コースを150分で回った計算になり、合格点かな。
午前中と異なり、「ランド」というネーミングの割にはひじょーにタフなコースを体験でき、大満足で結果として濃い1日になってしまった。
連日、大浴場の温泉のお湯が気持ちよいこと言うことナシ。
次はトレッキング以外の屋久島のお話です。
http://4travel.jp/traveler/nemo-co/album/10160389/
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2007/07/14 14:48:48
- 思っていた以上にすごい!!
- こんにちわ、はじめまして♪
私も屋久島行きたいなぁ。。って思ってたのですが、
そんなに行程はきついのですか・・・
ハイキング程度ではなく本当に登山って感じなんですね。。
足腰鍛えておかないとっですね(笑)
ところで、こちらの木やっぱりすごいですねぇ。。
このコケ自分の目で見てみたいものです。
これからも旅行記楽しみに致しております。
- ねりねり(nemo-lin)さん からの返信 2007/07/15 12:13:19
- たらよろ様へ
- はじめまして。
屋久島の記事をお読みいただき有難うございました。
縄文杉登山は、時間が10時間以上とかかるものの、私のようなへっぴりーでなければ、普通に到着できるんだと思います。
ヤクスギランドの苔のむした倒木杉は、本当にきれいに光っていて、それはそれは美しいものでした。
機会がありましたらぜひ、たらよろさんも訪れてみてください。
今後とも宜しくお願いします。
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