伊勢神宮　ご朱印集めの始まり

2004/03/21 - 2007/03/21

名古屋に単身赴任中に、東海を楽しむ旅にあちこち出かけました。

伊勢神宮も、この時期に初めて訪れました。
ワタクシの本来の居住地は、関東の某埋立地なので、こんなチャンシがなければ、東海や近畿への旅行も身近に感じられなかったのだろうなあ。

伊勢の歴史ある姿に、ただ、ただ、圧倒され、そして心の洗濯をして帰って参りました。

そしてご朱印帳集めを始めるきっかけとなったのがこの旅でした。


次は「ヨーロッパ・デビューはパリ出張」です。
http://4travel.jp/traveler/nemo-co/album/10159293/

エリア 伊勢神宮(三重)

歴史があるというのは、そこに生えている木が物語ります。「え、これが杉の木？」

杉ってイメージとして針葉樹林でひょろひょろ、ってイメージを持っていたので、それだけで如何に歴史のある土地であるかがわかります。それほど太く樹齢が古い。
ちょっと、花粉症が心配になりましたけど。

そんなことより、神宮です。外宮・内宮とを回ると、それはもう、素晴らしい世界に圧倒され「もう１度、また伊勢参りに来たい！」と大好きな場所になりました。

「どうしても、また行きたい理由」は、他にもう一つ。
それは、伊勢神宮に行ったことを旦那ドンが後日、取引先の人に話したことから始まります。

それは、埋め立て地の住人が、伊勢神宮の歴史の重みに圧倒され、そのことを旦那ドンが後日、昔からの先輩に話した時の会話です。（つづく）

先「関東の人間はなかなか伊勢までは行かないからなあ。羨ましい。御朱印、見せてくれよ。」（結構フツーに要求されたそうです）

旦「え、ご、ごしゅいん？何ですか、それ？」

先「え？お前、御朱印を知らないのかよ。これだよ、これ。」

と言って、鞄からゴソゴソ御朱印帳なるものを出して、旦那ドンに説明が始まります。これが、旦那ドンと御朱印帳の初めての出会いです。

先「これが明治神宮のご朱印で、これは赤坂の日枝神社だろ、で、これが○○○で、これは■■に行ったときの△△神宮で・・・」

そして先輩の言ったこの一言がトドメでした。

先「伊勢神宮ほどの大物のご朱印をもらって来なかったなんて、すっごいもったいないなー。」

何か、大失敗というか、自分はすっごくもったいないことをしてしまった、という事実を知った旦那ドンは途方に暮れ、それでも精一杯言い返します。

旦「でも、御朱印帳なんて持ってないし・・・」

すると、先輩はカラっと、

先「何、言ってるんだよ。御朱印帳自体、伊勢神宮なら間違いなく売ってるから、その場で買えはよかったんだよ。それに、伊勢神宮の御朱印帳なんて、すごく貴重で羨ましいぞ。」

と一蹴します。

旦那ドンは、すっかり御朱印帳に憧れを持って帰宅し、その後、職場から徒歩で行ける靖國神社でそそくさと御朱印帳を購入し、記念すべき旦那ドン第1号の御朱印を、その靖国神社で押してもらい、自慢げに我が家でそれをワタクシに見せびらかしたのです。
　　
その後、時間をみつけては、ご朱印をいただきながら、そうして訪れたのが、ワタクシがブログを始めるきっかけとなった熊野古道巡りだったわけです。

念願の熊野本宮や新宮（速玉大社）、そして那智大社と、熊野三大社を全て制覇して、旦那ドンの野望は一つ達成できたのでした。

後日談ですが、その先輩とその後また飲みに行った時に、旦那ドンは自分の入手したご朱印をその人に見せ、自分も御朱印帳集めを始めたことを伝えると、靖国神社と入った表紙の御朱印帳を見たその人は、とっても悔しがったそうです。

・・・何だか、ミーハーというか、大人気ない？というか、それが大人の世界なのか？何度か感想を漏らしましたがワタクシには、その風景が、どーしても大人のスタンプ・ラリーにしか、見えないのよ！　

ちょっとすっきりしました。

暗い画像でごめんなさい。伊勢神宮を訪ねたとき、天岩戸（あまのいわと）にも立ち寄りました。天岩戸と言えば、日本神話ですね。

天照大神が、弟の須佐之男命（すさのおのみこと）の乱暴振りに怒り悲しみ、お隠れになってしまったという岩戸。それがここだ、というのです。

おかくれになると、太陽の神ですから、世は闇になってしまい人々が困ります。そこで、皆で画策し、アメノウズメという踊り子にヘンな踊りをさせ、一同、楽し可笑しく騒ぎ立てます。その様子が漏れ聞こえてくる岩戸の中で、天照大神は外が気になります。そして、ちょっとだけ、岩戸を開け外の様子を覗き見ようとしたその瞬間、待ち構えていた男たちが、一斉に岩戸をこじあけ、天照を外に連れ出しました。

という神話絵本を昔夢中になって読んだ身としては、けっこう期待してワクワク。

が、案外ショボくてですね、寂しい場所ですし。「え、こんな小さいの？岩戸。。。天照大神って小人さんだったん？？」という印象が・・・。

後から知りましたが、「天岩戸」って、日本のあちこちにあるらしいですね。知りませんでした。

こちらの写真は二見の夫婦岩。相変わらずピンボケですみません。三重県の伊勢市二見浦にある名所です。因みに、訪問時には伊勢市に合併されていませんでした。
晴れた日には富士山がここから拝めるとか。

関東からは、冬の晴れた日なら見えて当然ですが、ここからも見えるなんて！と富士山好きとしては、小躍りしました。（しかしこの日は見えず）

まあ、長くいる場所ではないかもしれませんが、それなりに人も大勢いて名所を一つ巡った感じ。東海は見所いっぱい。暮らしていて実に楽しかったのです。名古屋に住まなかったら、絶対に立ち寄る機会がなかったと思います。

で、こちらは、前から気になっていたんです。名古屋駅新幹線上りホームから見える看板。

これって、上の写真の場所をマークにしていますよね？「ヤマニ」というブランドで海藻加工食品を取り扱っている広伝さんという会社の看板です。

へえー。

岩見の夫婦岩に行くまで、散々見ていたはずなのに全く気がつかなかった看板。

一度気がついたら、妙に気になるようになって、今回、とうとう写真におさめて帰ってきてしまいました。

いえ、ただそれだけです。それでは失礼致します。
（オチ、ありません）

宿泊したのはこのホテル

ホテル　アルティア鳥羽
http://toba.izumigo.co.jp/

この年、ちょっと仕事の成績がよく、ボーナスが沢山出たので奮発してお風呂付き特別室に泊まってみました。

こんな贅沢、もう出来ないと思います。よい想い出。

露天風呂は、檜、陶器など数種類あるらしいです。
指定は承ってないそうで、我々はナントカ焼きでできた陶製のお風呂でした。

よーく見ると旦那ドン入浴中。


次は「ヨーロッパ・デビューはパリ出張」です。
http://4travel.jp/traveler/nemo-co/album/10159293/

この旅行記へのコメント （1）

• シベックさん 2010/12/04 14:34:23

  ご朱印・・・

  ねりねりさん、はじめまして！
  
  伊勢神宮ご朱印集めの始まり、見せていただきました。
  愉快なお話がいっぱいの伊勢神宮参拝、楽しませていただきました。
  その後、旦那さんは伊勢神宮のご朱印は貰われたのでしょうか？
  
  ＞・・・何だか、ミーハーというか、大人気ない？というか、それが大人の世界なのか？
  何度か感想を漏らしましたがワタクシには、その風景が、どーしても大人のスタンプ・ラリーにしか、見えないのよ！
  
  いやいや・・私も同感です！
  ・・が、最近、神社仏閣に行くことも増え、ご朱印集めでも始めようかなどと思ったりしています...(^^ゞ。
  伊勢にある天岩戸は、私も昔見に行ったことがあります。
  
  一時、名古屋にお住まいだったとか・・今はもう関東に戻られたのでしょうか。
  また、本来の居住地は、関東の某埋立地だそうで・・。
  今は名古屋の郊外に住む私ですが、若い頃、関東の埋立地に10年ほど居たことがあり、
  当時を懐かしく思い出しました。
  
  　　　シベック