2007/06 - 2007/06
1711位(同エリア3282件中)
Weiwojingさん
- WeiwojingさんTOP
- 旅行記996冊
- クチコミ137件
- Q&A回答106件
- 2,115,276アクセス
- フォロワー194人
日光には様々な近代化遺産が残っています。金谷ホテル以外に、イタリア大使館別荘、田母澤御用邸、国鉄日光駅、日光市庁舎、ホーン邸、日光真光教会等見るべきものがたくさんあります。
今度は1928年(昭和3)から97年(平成9)までの約70年間使われた、中善寺湖畔にある「旧イタリア大使館別荘」を紹介しましょう。現在は「イタリア大使館別荘記念公園」として広く公開されています。
PR
-
「旧イタリア大使館別荘」の入り口です。深い木立の中に建ち、このようなところなら身も心も休まることでしょう。
-
建物の中に入ると、玄関からすぐリビングルームにつながっています。そこはワンルームになっていて、中央には大きなソフアが置かれています。ここで家族の団らんや 来客の接待などに使われたのでしょう。
-
暖炉の前にも応接セットが置かれており、寒い日には暖かな火が点されていたことでしょう。脇には大使専用のデスクも置かれています。
-
こちらはダイニングテーブルで、イタリア大使の家族が滞在中の食卓のセッティングがそのままなされています。使われていた食器はすべて「ノリタケ」だそうです。
-
照明器具はいろいろ変化のあるものが使われ、バラィティに富んでいます。
-
-
リビングルームに作られている暖炉です。今でも使用することが出来ます。
-
1階リビングルームの外側に作られたサンルームからすぐ目の前に中禅寺湖を眺めることが出来ます。
-
2階から1階への階段です。木のぬくもりが直接伝ってきます。
-
2階に上がると、左右に寝室が2つあります。
-
歴代のイタリア大使や公使の写真が飾られています。
-
-
大使夫妻の寝室だった部屋です。窓からは美しい中禅寺湖が眺められます。
-
-
外から別荘の写真を撮ってみました。
-
別荘の前には美しい中禅寺湖が広がり、朝な夕なにその美しい変化を楽しむことが出来ます。
-
中禅寺湖周辺にはフランス大使館、ベルギー大使館、イギリス大使館の各別荘があります。イタリア大使館別荘のすぐそばにあるのが「イギリス大使館別荘」です。この写真は同大使館の別荘入り口です。明治以来このところにあり、相当古い歴史を持つ別荘です。
-
イギリス大使館別荘の1階にある畳敷きのテラスです。ソファが置かれ、話をしたり、読書をしたり、のんびりと1日を過ごすことが出来そうですね。
-
1896年(明治29)、英国大使アーネスト・サトウが建てた別荘を、その後増改築したものです。現在木造2階建てになっています。
-
-
-
ここは「フランス大使館別荘」です。中禅寺湖のすぐそばにあり、いつも湖を見下ろすことが出来ます。1922年(大正11)に完成しました。
-
同じく中禅寺湖畔にある「ベルギー大使館別荘」です。1928年(昭和3)に完成しましたが、それ以前は借家を別荘としたいました。この別荘は大倉財閥の二代目当主の喜七郎が自費で建て、それを大使館に提供したものです。
-
イタリア大使館別荘の前にある中禅寺湖では、何人もの人が鱒釣りをしているのを見ることが出来ます。元々この湖には鱒は生息していませんでしたが、明治期にここに別荘を構えた英国人たちがもたらしたのです。特に、忘れてはならない人物は、トーマス.B.グラバーです。彼は長崎の「グラバー邸」を建てたことで知られています。彼は中禅寺湖に鱒をもたらし、その養殖に貢献した人物の一人です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
24