1976/04 - 1976/04
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ソフィさん
1976年4月
ザイール川を渡る橋の特徴は、大きいだけではなく、頑丈なことである。
この橋の上を走る列車は、重い銅の枕木のような形の塊を積んでおり、貨車一両の重さは80トンになる。
その結果、ひとつの軸にかかる重さは、20トンにも達する。
ひとつの軸が、重いだけではない。
一列車の重さが2,000トンにもなり、軸の重さも列車の重さも、日本には例を見ない。
東海道線でも、一番重い貨物列車は1,000トンである。
1971年(昭和46年)、われわれが現地調査に訪れたころ、アメリカがすでにこの橋に関心を示しているとのうわさが盛んだった。
その後日本と並行し、アメリカも斜張橋を提案して、日本が提案する吊橋案と対立した。
斜張橋は、橋脚の上に高い塔を立てるまでは吊橋と同じだが、その塔の上から斜めのワイヤーを張って、橋桁を吊り下げるタイプの橋である。
しかしアメリカは、インガダムからシャバまでの大送電線建設工事に主力を注ぐようになり、ザイール川橋梁の工事からアメリカは手を引くこととなった。
後のことになるが、フランス、ベルギーが、日本の資金を使ってこの橋を建設しようと再び斜張橋案が浮上した。
だが1977年の末近く、日本・ザイール両国間で覚書を交換した結果、ようやく日本が技術的な責任を負うことと、吊橋案の採用が確定する。
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