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ヨーロッパ旅行2カ国目。「はじめてのロンドン」からのつづきです。<br />画像のコピー、二次使用等は自由です。

はじめてのパリ

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2007/04/29 - 2007/05/04

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fujimotoai

fujimotoaiさん

ヨーロッパ旅行2カ国目。「はじめてのロンドン」からのつづきです。
画像のコピー、二次使用等は自由です。

同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道
  • ユーロスターでパリにアプローチすると、北駅 Gare d&#39;nord  に着く。<br />出たら、いきなり真っ赤な日除けのカフェやアパルトマンが目に飛び込んできて、<br />10代のころから親しんだフランス映画の世界そのままである。<br />そのまますぐ隣の東駅近くのホテルへ。<br />とてもヴァイタリティーのある若くて背の高い黒人女性のスタッフの人にセーフティーボックスの使い方を習ったりした。パスポートとわずかな円をしまったら、街へ!<br /><br /><br />●クロード・ニコラ・ルドゥー《ラ・ヴィレットの関門》<br />白黒コピーの建築マップをみると、ホテルから一番近い建築はこれだった。<br />カルネを1枚使って行った。しかし一回分の切符なのに、自動改札機から永久に出てくる。<br />これどうしよう、と思いながら階段を上がろうとすると、そこらじゅうに切符が捨ててある。<br />まあこうなるよね。<br /><br />ルドゥーは幻想建築家 ヴィジョネールといわれていて、アンビルトが多い。パリの関門も当時はいっぱいあったらしいが、現存しているものは2件。そのうちの1つである。 <br /><br /><br />

    ユーロスターでパリにアプローチすると、北駅 Gare d'nord に着く。
    出たら、いきなり真っ赤な日除けのカフェやアパルトマンが目に飛び込んできて、
    10代のころから親しんだフランス映画の世界そのままである。
    そのまますぐ隣の東駅近くのホテルへ。
    とてもヴァイタリティーのある若くて背の高い黒人女性のスタッフの人にセーフティーボックスの使い方を習ったりした。パスポートとわずかな円をしまったら、街へ!


    ●クロード・ニコラ・ルドゥー《ラ・ヴィレットの関門》
    白黒コピーの建築マップをみると、ホテルから一番近い建築はこれだった。
    カルネを1枚使って行った。しかし一回分の切符なのに、自動改札機から永久に出てくる。
    これどうしよう、と思いながら階段を上がろうとすると、そこらじゅうに切符が捨ててある。
    まあこうなるよね。

    ルドゥーは幻想建築家 ヴィジョネールといわれていて、アンビルトが多い。パリの関門も当時はいっぱいあったらしいが、現存しているものは2件。そのうちの1つである。


  • つぎに、レンゾ・ピアノの集合住宅を見に行ったのだが、<br />これがなかなか見つからなかった。<br />よくガイドブックなどには「パリは小さな都市、端から端まで歩いても1時間」とか書いてあるが、<br />実際には歩くには大変である。<br />やはりオスマンの計画がヒューマンスケールを無視したものであるためだろう。<br />この後も、パリでは何度も迷うことになる。<br />そのまま徒歩で次の建築へ。<br /><br />●オスカー・ニーマイヤー他《フランス共産党本部》<br /><br />写真でみてたらもっと巨大な建物かと思ってた。<br />日曜日だからというだけではないが、もちろん中には入れない。<br />「Je suis communiste.」といってもむだである。<br /><br />

    つぎに、レンゾ・ピアノの集合住宅を見に行ったのだが、
    これがなかなか見つからなかった。
    よくガイドブックなどには「パリは小さな都市、端から端まで歩いても1時間」とか書いてあるが、
    実際には歩くには大変である。
    やはりオスマンの計画がヒューマンスケールを無視したものであるためだろう。
    この後も、パリでは何度も迷うことになる。
    そのまま徒歩で次の建築へ。

    ●オスカー・ニーマイヤー他《フランス共産党本部》

    写真でみてたらもっと巨大な建物かと思ってた。
    日曜日だからというだけではないが、もちろん中には入れない。
    「Je suis communiste.」といってもむだである。

  • 地下鉄にのって東駅を軸にすると反対側の、モンマルトルへ。<br />モンマルトル墓地のフランソワ・トリュフォーのお墓に。<br />黒く、平たい瀟洒な墓石に、<br />Francois Truffaut<br />1932-1984<br />とだけ刻まれた控えめなもので、<br />トリュフォーの人格にぴったりだ。<br />赤い薔薇が供えられていて、静かで美しかった。<br /><br />けど、このころから雲行きがあやしくなり、雷も鳴りだした。<br /><br />

    地下鉄にのって東駅を軸にすると反対側の、モンマルトルへ。
    モンマルトル墓地のフランソワ・トリュフォーのお墓に。
    黒く、平たい瀟洒な墓石に、
    Francois Truffaut
    1932-1984
    とだけ刻まれた控えめなもので、
    トリュフォーの人格にぴったりだ。
    赤い薔薇が供えられていて、静かで美しかった。

    けど、このころから雲行きがあやしくなり、雷も鳴りだした。

  • ●アドルフ・ロース《トリスタン・ツァラ邸》<br /><br />モンマルトルの坂道を登る。<br />途中、ゴッホとテオの家はみつけることができたが、<br />サティの家はわからなかった。<br />それにしても、サクレクール寺院のあたりはすごい人。<br />ついに、ジュノー通り15番地の《トリスタン・ツァラ邸》に。<br />やはりパリはなんでもある。アドルフ・ロースの建築も1件みることができる。<br /><br />もちろん、住宅として使われているので入ることはできない。<br />それでも感慨深いものがあって、長いこと家の前に居て、正面にあった車止めに座ったり、シャッターも多く切った。

    ●アドルフ・ロース《トリスタン・ツァラ邸》

    モンマルトルの坂道を登る。
    途中、ゴッホとテオの家はみつけることができたが、
    サティの家はわからなかった。
    それにしても、サクレクール寺院のあたりはすごい人。
    ついに、ジュノー通り15番地の《トリスタン・ツァラ邸》に。
    やはりパリはなんでもある。アドルフ・ロースの建築も1件みることができる。

    もちろん、住宅として使われているので入ることはできない。
    それでも感慨深いものがあって、長いこと家の前に居て、正面にあった車止めに座ったり、シャッターも多く切った。

  • ファサードはシンメトリーを強調するため、上下で真っ二つに分裂している。上部はプラスター、下部はルスティカ仕上げ。ふつう、ロースの住宅の外観は、〈ラウムプラン〉の反映でしかないので、開口部の位置など味も素っ気もないのだが、ここでは、この構成にこだわるために、三層目の開口が途中で切断されたようになっている。この不協和は、上の二層分の不気味なくらいのヴォイドとの対比によって加速される。 <br />

    ファサードはシンメトリーを強調するため、上下で真っ二つに分裂している。上部はプラスター、下部はルスティカ仕上げ。ふつう、ロースの住宅の外観は、〈ラウムプラン〉の反映でしかないので、開口部の位置など味も素っ気もないのだが、ここでは、この構成にこだわるために、三層目の開口が途中で切断されたようになっている。この不協和は、上の二層分の不気味なくらいのヴォイドとの対比によって加速される。

  • そういえば、作品集で見ていた時から、<br />隣の住宅も気になっていた。 <br />

    そういえば、作品集で見ていた時から、
    隣の住宅も気になっていた。

  • 二層分の空虚。

    二層分の空虚。

  • モンマルトルの丘についた頃には、雨が降ってきた。<br />階段を世界一早くおりて、雨宿りのためにカフェに入った。<br />パリで初めて入った。<br />しかし、席について何分たっても、だれも注文を取りに来ない。<br />トイレに行って戻ってもだれも来ない。<br />飽きてきたから、カフェを出た。<br />「ふしぎな国である。」<br />でも、この後も、カフェは、自分でギャルソンを呼ばないかぎり決して注文は取りに来なかった。<br />それに、レストランの前で、表に出てるカルト(メニュー)を何分見てても、<br />だれも「入れよ」とか「いらっしゃいませ」と言わないのだった。<br />ローマではすぐ「入った入った」みたいなかんじだったのに、<br />パリはやはり個人主義的というか、<br />そういう「勝手にしやがれ」(ゴダール)ってかんじは、とてもいいなあと思えたのだった。<br /><br />パリではじめての食事だったけど、雨も降っていたしモンマルトルで食べ損ねたので、<br />ホテルのすぐ前のレストランですませた。<br />プラとデザートで14ユーロだから(といっても全然安くない)、そんなにおいしくもなかった。 <br /><br />ホテルの部屋の窓をあけると東駅 Gare de l&#39;est だった。<br /><br />

    モンマルトルの丘についた頃には、雨が降ってきた。
    階段を世界一早くおりて、雨宿りのためにカフェに入った。
    パリで初めて入った。
    しかし、席について何分たっても、だれも注文を取りに来ない。
    トイレに行って戻ってもだれも来ない。
    飽きてきたから、カフェを出た。
    「ふしぎな国である。」
    でも、この後も、カフェは、自分でギャルソンを呼ばないかぎり決して注文は取りに来なかった。
    それに、レストランの前で、表に出てるカルト(メニュー)を何分見てても、
    だれも「入れよ」とか「いらっしゃいませ」と言わないのだった。
    ローマではすぐ「入った入った」みたいなかんじだったのに、
    パリはやはり個人主義的というか、
    そういう「勝手にしやがれ」(ゴダール)ってかんじは、とてもいいなあと思えたのだった。

    パリではじめての食事だったけど、雨も降っていたしモンマルトルで食べ損ねたので、
    ホテルのすぐ前のレストランですませた。
    プラとデザートで14ユーロだから(といっても全然安くない)、そんなにおいしくもなかった。

    ホテルの部屋の窓をあけると東駅 Gare de l'est だった。

  • パリ2日目。<br />マドレーヌ教会を見た後、そばの老舗ハチミツ専門店へ。<br />おそらく店長の息子さんと思われる人がテイスティングをさせてくれた。<br /><br />「This is Acacia. Most famous, you know?」<br />「No.」<br />「This is soft」<br />からはじまって、<br />「more soft one,please」<br />「・・・」<br />「unusual one, please」<br />というと、<br />「this is strong」と説明されたのが出てきたので、<br />「soft and unusal」というと、<br />「quate difficult」なんていわれながら<br />5種類くらい味見したが、<br />結局2番目に味見したオランジュリーのハチミツにした。<br />ブログなどを見てると「未体験の味」とか書いていたから楽しみにしてたんだけど<br />http://www.nobodymag.com/nakapari.html<br />そんなでもなかった。<br />でも、ふつうのはちみつみたいに、どろっとしてないししつこくない。<br />スッキリした、上品でピュアな甘さなのだ。<br /><br /><br />●《ポンピドゥーセンター》<br /><br />メトロで《ポンピゥーセンター》に。<br />迷った迷った。<br />ヨーロッパの都市というのは広場が中心になってるからなんとなく歩いてたら<br />いつのまにか広場に出るかと思ってたら、全然そうならない。<br />だいぶ時間をロスした。<br />やっと見えてきたのは水色のダクト。どうやら裏側に出たようだ。<br /><br />脱線してしまうけど、そのとき信号待ちしてるパリジャンが、<br />カバンから「生春巻き」を取り出して食べてた。<br />パリでは「生春巻き」のテイクアウェイが流行ってるのか?<br /><br />1階はわりとカッコイイと思った。ミュージアムショップでカラフルなメモ帳をかった。<br /><br />今回の旅ではあまり高い所には登らなかった。<br />ここくらい。<br /><br />

    パリ2日目。
    マドレーヌ教会を見た後、そばの老舗ハチミツ専門店へ。
    おそらく店長の息子さんと思われる人がテイスティングをさせてくれた。

    「This is Acacia. Most famous, you know?」
    「No.」
    「This is soft」
    からはじまって、
    「more soft one,please」
    「・・・」
    「unusual one, please」
    というと、
    「this is strong」と説明されたのが出てきたので、
    「soft and unusal」というと、
    「quate difficult」なんていわれながら
    5種類くらい味見したが、
    結局2番目に味見したオランジュリーのハチミツにした。
    ブログなどを見てると「未体験の味」とか書いていたから楽しみにしてたんだけど
    http://www.nobodymag.com/nakapari.html
    そんなでもなかった。
    でも、ふつうのはちみつみたいに、どろっとしてないししつこくない。
    スッキリした、上品でピュアな甘さなのだ。


    ●《ポンピドゥーセンター》

    メトロで《ポンピゥーセンター》に。
    迷った迷った。
    ヨーロッパの都市というのは広場が中心になってるからなんとなく歩いてたら
    いつのまにか広場に出るかと思ってたら、全然そうならない。
    だいぶ時間をロスした。
    やっと見えてきたのは水色のダクト。どうやら裏側に出たようだ。

    脱線してしまうけど、そのとき信号待ちしてるパリジャンが、
    カバンから「生春巻き」を取り出して食べてた。
    パリでは「生春巻き」のテイクアウェイが流行ってるのか?

    1階はわりとカッコイイと思った。ミュージアムショップでカラフルなメモ帳をかった。

    今回の旅ではあまり高い所には登らなかった。
    ここくらい。

  • ●《パリ国立近代美術館》<br /><br />4日間有効の「パリミュージアムパス」を買って4階の国立近代美術館へ。<br />とにかく時間が無かったからかなり駆け足でみてると、デュシャンの展示室をみつけた。<br />画面奥の作品は『fresh Widow』。<br />french windowとひっかけたワードプレイになってるのだが、<br />「なりたての未亡人」ということで、窓の部分は黒いレザーが貼ってある。<br />「お先真っ暗」というわけだ。<br />ぼくはこの作品が大好きで、京都国立近代美術館のコレクションで見たことがあったので、<br />2回目である。<br /><br />ところが、感動したのはそれだけではなかった。<br />(つづく)<br /><br />

    ●《パリ国立近代美術館》

    4日間有効の「パリミュージアムパス」を買って4階の国立近代美術館へ。
    とにかく時間が無かったからかなり駆け足でみてると、デュシャンの展示室をみつけた。
    画面奥の作品は『fresh Widow』。
    french windowとひっかけたワードプレイになってるのだが、
    「なりたての未亡人」ということで、窓の部分は黒いレザーが貼ってある。
    「お先真っ暗」というわけだ。
    ぼくはこの作品が大好きで、京都国立近代美術館のコレクションで見たことがあったので、
    2回目である。

    ところが、感動したのはそれだけではなかった。
    (つづく)

  • 通路をはさんで、隣はマティスの展示室なのだが、<br />通路に面した壁に、これもぼくのお気に入りの<br />『コルウールのフランス窓』(1914)がある。<br />この作品も外は真っ暗に塗りつぶされている。<br />1914年といえば第一次世界大戦がはじまった年である。<br />マティスはこの少し前、きなくささを嗅ぎ取ってかパリを離れている。<br /><br />『コルウールのフランス窓』と『フレッシュ・ウィドウ』。<br />この二つが共鳴するように展示されているのだ。<br />コレクションするとはこういうことなのか!と思った。<br />マティスとデュシャンの間で鳥肌が立つ、こういう体験は初めてであり、<br />パリでしか経験できない。<br /><br />さらに付け加えるなら、この発見は美術史的にもぼくが最初なんじゃないか? <br />

    通路をはさんで、隣はマティスの展示室なのだが、
    通路に面した壁に、これもぼくのお気に入りの
    『コルウールのフランス窓』(1914)がある。
    この作品も外は真っ暗に塗りつぶされている。
    1914年といえば第一次世界大戦がはじまった年である。
    マティスはこの少し前、きなくささを嗅ぎ取ってかパリを離れている。

    『コルウールのフランス窓』と『フレッシュ・ウィドウ』。
    この二つが共鳴するように展示されているのだ。
    コレクションするとはこういうことなのか!と思った。
    マティスとデュシャンの間で鳥肌が立つ、こういう体験は初めてであり、
    パリでしか経験できない。

    さらに付け加えるなら、この発見は美術史的にもぼくが最初なんじゃないか?

  • なぜ時間が無かったのか?<br />そうだった、日本からeメールで「タイユヴァン」の予約を入れていたのだ。<br />そのためにジャケットにネクタイまでしてホテルを出たのだった。<br />でも、ノータイの人をいたと思う。<br /><br />70ユーロのムニュをたのんだ。<br />はじめにでてきたのは、トマトの冷製スープ。<br />いそいで暑かったのでちょうどよかった。<br />つぎにボイルしたアスパラ。<br />おいしかったのだけれど、でっかいのが5本もあったので2本残す。<br />メインの子羊のローストを堪能したかったから。<br />あと、フロマージュとデザート。<br />しかしチョコの塊みたのはめっちゃ甘い!<br />一番おいしかったのは、パンにつけるバター。<br />はじめちょっとしょっぱいんじゃないのと思ったが、<br />すごいうまかった。<br />以前食べたような気もするし未食感な気もした。<br />雰囲気もよかった。<br /><br />ただ、<br />「お金が足りなかったのだ。」<br />なぜだ?<br />たぶん食前酒だろう。あとワインが高かったんだろう。<br />「ビ、ビザカードで。」<br />ビザカードはすごい。<br /><br />その後は酔ってたしよく覚えてない。<br />ワインのせい?太陽のせい?<br />たぶんバスに乗った。そして寝た・・・。 <br /><br /><br />●《アンヴァリット宮》<br />ナポレオンけっこう好きだったのに、<br />ガッカリだった。<br />こんな巨大な墓が作りたかったとは。<br /><br /><br />

    なぜ時間が無かったのか?
    そうだった、日本からeメールで「タイユヴァン」の予約を入れていたのだ。
    そのためにジャケットにネクタイまでしてホテルを出たのだった。
    でも、ノータイの人をいたと思う。

    70ユーロのムニュをたのんだ。
    はじめにでてきたのは、トマトの冷製スープ。
    いそいで暑かったのでちょうどよかった。
    つぎにボイルしたアスパラ。
    おいしかったのだけれど、でっかいのが5本もあったので2本残す。
    メインの子羊のローストを堪能したかったから。
    あと、フロマージュとデザート。
    しかしチョコの塊みたのはめっちゃ甘い!
    一番おいしかったのは、パンにつけるバター。
    はじめちょっとしょっぱいんじゃないのと思ったが、
    すごいうまかった。
    以前食べたような気もするし未食感な気もした。
    雰囲気もよかった。

    ただ、
    「お金が足りなかったのだ。」
    なぜだ?
    たぶん食前酒だろう。あとワインが高かったんだろう。
    「ビ、ビザカードで。」
    ビザカードはすごい。

    その後は酔ってたしよく覚えてない。
    ワインのせい?太陽のせい?
    たぶんバスに乗った。そして寝た・・・。


    ●《アンヴァリット宮》
    ナポレオンけっこう好きだったのに、
    ガッカリだった。
    こんな巨大な墓が作りたかったとは。


  • 足が痛かった。<br />なのになぜかひたすら歩いた。<br />アンヴァリッドを出て、近くのロダン美術館に入ろうとしたが、閉まっていた。<br />ロシア人かな?女の子2人も残念そうだった。<br />そこからもなぜかずっと歩いた。<br />徒歩でサンジェルマンまでいった。<br /><br />途中、カフェで少しは休憩した。<br />カフェクレームをのんだ。フランスのコーヒーはとても濃い。<br />ぼくはだいたいコーヒーがそんなに好きではない。<br />コーヒーなんて、飲んだら余計ノドが渇いたりするものだが、<br />フランスのコーヒーは濃いんだけど、後味はスキッとしていた。<br /><br />みつけられても入れない《ガラスの家》を探した。<br />2時間以上うろうろしていた。<br />だけど、とうとう見つからなかった。<br />《ガラスの家》には選ばれなかったようだ。<br />とても落ち込んだけど、仕方が無かった。<br /><br />サンジェルマン・デ・プレ教会で賛美歌をきいて少し癒された。<br />さらにエコール・デ・ボザールに行ってみた。<br />さらに歩きつづけた。 <br /><br />セーヌ河まで歩いてきた。<br />カメラで写してもしょうがないくいらい夕陽がきれいだった。<br /><br />画像は最高裁。<br />ロマネスク、バロック、ゴシックの折衷主義。<br /><br />

    足が痛かった。
    なのになぜかひたすら歩いた。
    アンヴァリッドを出て、近くのロダン美術館に入ろうとしたが、閉まっていた。
    ロシア人かな?女の子2人も残念そうだった。
    そこからもなぜかずっと歩いた。
    徒歩でサンジェルマンまでいった。

    途中、カフェで少しは休憩した。
    カフェクレームをのんだ。フランスのコーヒーはとても濃い。
    ぼくはだいたいコーヒーがそんなに好きではない。
    コーヒーなんて、飲んだら余計ノドが渇いたりするものだが、
    フランスのコーヒーは濃いんだけど、後味はスキッとしていた。

    みつけられても入れない《ガラスの家》を探した。
    2時間以上うろうろしていた。
    だけど、とうとう見つからなかった。
    《ガラスの家》には選ばれなかったようだ。
    とても落ち込んだけど、仕方が無かった。

    サンジェルマン・デ・プレ教会で賛美歌をきいて少し癒された。
    さらにエコール・デ・ボザールに行ってみた。
    さらに歩きつづけた。

    セーヌ河まで歩いてきた。
    カメラで写してもしょうがないくいらい夕陽がきれいだった。

    画像は最高裁。
    ロマネスク、バロック、ゴシックの折衷主義。

  • こっちはネオ・ルネサンスの市庁舎。<br />非常にデザインの密度が高い。

    こっちはネオ・ルネサンスの市庁舎。
    非常にデザインの密度が高い。

  • 自由・平等・友愛と書いてある。すなおにいい精神だ。<br />パリは8:30でも明るかった。

    自由・平等・友愛と書いてある。すなおにいい精神だ。
    パリは8:30でも明るかった。

  • <br />もう足は限界だったけど、日が沈む前に間に合いそうだったから、<br />《アラブ世界研究所》まで足をのばしてみた。<br />でも、やはり太陽光線の入り方をみるべきだろう。<br />この時間でも、建築関係の人っぽい人や学生が何人かいた。 <br />


    もう足は限界だったけど、日が沈む前に間に合いそうだったから、
    《アラブ世界研究所》まで足をのばしてみた。
    でも、やはり太陽光線の入り方をみるべきだろう。
    この時間でも、建築関係の人っぽい人や学生が何人かいた。

  • さらに、ライトアップされた建物がみたかったので《パンテオン》まで歩いた。<br />上り坂だなんて知らなかった。<br />坂の下に漫画喫茶があって、パリの若者が「ドラゴンボール」を読んでいた。<br />「ソルボンヌ」や「パンテオン」の方がすごいと思うが、なかなか上手くいってないね。<br />ソルボンヌ大学に忍び込んでもみたけど、まだ授業やってた。<br /><br />さすがに疲れた。<br />明日足が動くか不安だった。<br />この夜のことはよく覚えていない。 <br />

    さらに、ライトアップされた建物がみたかったので《パンテオン》まで歩いた。
    上り坂だなんて知らなかった。
    坂の下に漫画喫茶があって、パリの若者が「ドラゴンボール」を読んでいた。
    「ソルボンヌ」や「パンテオン」の方がすごいと思うが、なかなか上手くいってないね。
    ソルボンヌ大学に忍び込んでもみたけど、まだ授業やってた。

    さすがに疲れた。
    明日足が動くか不安だった。
    この夜のことはよく覚えていない。

  • 5月1日。<br />メーデーのパリは最高の一日だった。<br /><br />デモやってないかなと思って、朝からヴァスティーユ広場に行ってみたが、<br />なんにも無かった。<br />

    5月1日。
    メーデーのパリは最高の一日だった。

    デモやってないかなと思って、朝からヴァスティーユ広場に行ってみたが、
    なんにも無かった。

  • 近くのヴォージュ広場へ。<br /><br />ぼくはヨーロッパの広場や公園というものに強くあこがれて、<br />(反対に日本の公園は心底退屈な空間だ。<br />たまに犬の散歩で行ってみてもやっぱりつまらない。)<br />出来るだけいろいろ行ってみようと思っていた。<br /><br />ここは広さ的には小さなところなのだが、<br />というのは元々貴族の館の庭だからだ。<br />朝、静かでとても気持ちが良かったので、<br />昨日の疲れもあったので、<br />芝生でしばらく眠った。<br />ホームレスと思われたんじゃないかな。

    近くのヴォージュ広場へ。

    ぼくはヨーロッパの広場や公園というものに強くあこがれて、
    (反対に日本の公園は心底退屈な空間だ。
    たまに犬の散歩で行ってみてもやっぱりつまらない。)
    出来るだけいろいろ行ってみようと思っていた。

    ここは広さ的には小さなところなのだが、
    というのは元々貴族の館の庭だからだ。
    朝、静かでとても気持ちが良かったので、
    昨日の疲れもあったので、
    芝生でしばらく眠った。
    ホームレスと思われたんじゃないかな。

  • ●《ノートルダム寺院》

    ●《ノートルダム寺院》

  • なぜか、衝撃はウエストミンスターの方が上だった。<br />観光客が多いし、うるさかったからだろうか。<br />ロンドンの教会のほうがおとなしく、行儀がよかった。<br />そのかわり、写真撮影は自由。<br />このへんが、イギリスとフランスの差異なのか。 <br />

    なぜか、衝撃はウエストミンスターの方が上だった。
    観光客が多いし、うるさかったからだろうか。
    ロンドンの教会のほうがおとなしく、行儀がよかった。
    そのかわり、写真撮影は自由。
    このへんが、イギリスとフランスの差異なのか。

  • それでも、この薔薇窓などは、さすがにすごい。<br />だいたい、ぼくは教会がすきで、<br />信徒でもないのに、<br />カトリックの教会に、日本でもよく行く。<br />それでも、こんな見事なステンドグラスは日本ではみれない。 <br />

    それでも、この薔薇窓などは、さすがにすごい。
    だいたい、ぼくは教会がすきで、
    信徒でもないのに、
    カトリックの教会に、日本でもよく行く。
    それでも、こんな見事なステンドグラスは日本ではみれない。

  • それにしても、人の多さにさすがに辟易したので、<br />観光地からはなれようと思った。<br /><br />シテ・ユニヴェルシテ 大学都市にいくことにした。<br />ル・コルビュジエの《スイス学生会館》が目当てだったのだが、<br />ここはとてもいいところだった。<br />大学都市というから、大学生ばかり暮らしてるのかと思ってたら、<br />家族や子供たちもいた。<br />ブラジル館とかメキシコ館とか各国の学生会館があるのだが、<br />スイス以外もいいものがいっぱいあった。<br />日本館はダメだったけれど。<br /><br />ル・コルビュジエをみるのは、上野の西洋美術館を除くと、はじめてだった。<br />じつは、コルビュジエのよさは、どうしてもわからなかった。<br />だから今回もサヴォワ邸をみる予定はなく、とりあえず近いここに来て見た、というくらいなのだった。<br />2ユーロ払えば、中に入れる。<br />祝日だから、学生はのんびりしていた。<br />壁の絵はたんに下手くそではあるが、大きな開口から外の緑がみられる、<br />こんなロビーでゆっくりできるなんて贅沢な話だ。<br /><br />開放されてる1室や廊下などもみて回ったが、<br />たしかに悪くないけど、「まあだれでも作れるんじゃないの?」と思ってしまった。<br />坂倉準三の方が上だろう、日仏学院のほうがいいだろう、率直にいうとそう思った。<br /><br />画像は、壁面のディテールが気になって撮った。<br />「なんだこの隙間は!」<br />

    それにしても、人の多さにさすがに辟易したので、
    観光地からはなれようと思った。

    シテ・ユニヴェルシテ 大学都市にいくことにした。
    ル・コルビュジエの《スイス学生会館》が目当てだったのだが、
    ここはとてもいいところだった。
    大学都市というから、大学生ばかり暮らしてるのかと思ってたら、
    家族や子供たちもいた。
    ブラジル館とかメキシコ館とか各国の学生会館があるのだが、
    スイス以外もいいものがいっぱいあった。
    日本館はダメだったけれど。

    ル・コルビュジエをみるのは、上野の西洋美術館を除くと、はじめてだった。
    じつは、コルビュジエのよさは、どうしてもわからなかった。
    だから今回もサヴォワ邸をみる予定はなく、とりあえず近いここに来て見た、というくらいなのだった。
    2ユーロ払えば、中に入れる。
    祝日だから、学生はのんびりしていた。
    壁の絵はたんに下手くそではあるが、大きな開口から外の緑がみられる、
    こんなロビーでゆっくりできるなんて贅沢な話だ。

    開放されてる1室や廊下などもみて回ったが、
    たしかに悪くないけど、「まあだれでも作れるんじゃないの?」と思ってしまった。
    坂倉準三の方が上だろう、日仏学院のほうがいいだろう、率直にいうとそう思った。

    画像は、壁面のディテールが気になって撮った。
    「なんだこの隙間は!」

  • 大学都市はのんびりしてきれいなところだった。<br />地上をはしってるメトロがあったので、どこを走ってるかは分からなかったけど、<br />景色が見れると思い、乗る。<br /><br />終点まで行くと、新国立図書館がわりと近いことがわかり、歩く。<br />途中、偶然にル・コルビュジエの《救世軍施設》を発見。<br />時間がなかったけど、入れそうだった。<br />こっちのほうがぜったい面白いと思う。<br />屋上の通路とかも渡ってみたい。<br /><br />イタリアの2人組にニセモノのグッチを買わされそうになりつつ、<br />ドミニク・ペローの《国立図書館》についた。<br />写真も撮ったのだが、消去した。<br />なんともいえない気分だった。<br />脱力感というか、むなしい気分に襲われた。<br />ウッドデッキで、しばらくぼーっとしていた。 <br /><br />

    大学都市はのんびりしてきれいなところだった。
    地上をはしってるメトロがあったので、どこを走ってるかは分からなかったけど、
    景色が見れると思い、乗る。

    終点まで行くと、新国立図書館がわりと近いことがわかり、歩く。
    途中、偶然にル・コルビュジエの《救世軍施設》を発見。
    時間がなかったけど、入れそうだった。
    こっちのほうがぜったい面白いと思う。
    屋上の通路とかも渡ってみたい。

    イタリアの2人組にニセモノのグッチを買わされそうになりつつ、
    ドミニク・ペローの《国立図書館》についた。
    写真も撮ったのだが、消去した。
    なんともいえない気分だった。
    脱力感というか、むなしい気分に襲われた。
    ウッドデッキで、しばらくぼーっとしていた。

  • 唯一高架をはしる7号などをつかって、リュクサンブールまで戻ってきた。<br />パンテオンの横丁で、朝からポケットに入れっぱなしの絵葉書をようやく出せた。<br />近くでジャンボンと、入り口でジェラートを買って、<br />リュクサンブール公園にいった。<br /><br />なんてのんびりしているんだろう!<br />今日はメーデーだしパリだから、<br />なんか起きるかもと思って市内から出ずに<br />いろんなトコに行ってみようと思ってたのに、<br />平和すぎる。天気もよくって最高だった。<br />芝生のところなんか、もっと人が多かった。<br />素直にいい町だと思われた。<br /><br />サンドイッチのジャンボンだが、ガイドブックには<br />「街角のジャンボンはどれも最高」などと書いているが、<br />フランスパンに、レタス、トマト、ゆで卵などを挟んだだけなので、<br />不味くなりようもない。<br />料理というか、ほとんど素材そのものの味じゃん、<br />などとブツブツ思いながら、けっこうなボリュームを全部食べちゃった。<br />

    唯一高架をはしる7号などをつかって、リュクサンブールまで戻ってきた。
    パンテオンの横丁で、朝からポケットに入れっぱなしの絵葉書をようやく出せた。
    近くでジャンボンと、入り口でジェラートを買って、
    リュクサンブール公園にいった。

    なんてのんびりしているんだろう!
    今日はメーデーだしパリだから、
    なんか起きるかもと思って市内から出ずに
    いろんなトコに行ってみようと思ってたのに、
    平和すぎる。天気もよくって最高だった。
    芝生のところなんか、もっと人が多かった。
    素直にいい町だと思われた。

    サンドイッチのジャンボンだが、ガイドブックには
    「街角のジャンボンはどれも最高」などと書いているが、
    フランスパンに、レタス、トマト、ゆで卵などを挟んだだけなので、
    不味くなりようもない。
    料理というか、ほとんど素材そのものの味じゃん、
    などとブツブツ思いながら、けっこうなボリュームを全部食べちゃった。

  • おのぼりさんらしく観光バスに乗ってみよう!ってことで<br />バス停のあるルーブルのあたりに。<br />そしたら、偶然、アールヌーヴォーの地下鉄出入り口を発見。<br />〈シャトレ駅〉です。

    おのぼりさんらしく観光バスに乗ってみよう!ってことで
    バス停のあるルーブルのあたりに。
    そしたら、偶然、アールヌーヴォーの地下鉄出入り口を発見。
    〈シャトレ駅〉です。

  • 世界的な観光名所にすでにいつくか行ったわけだが、<br />そうしたところは世界中の人々が集まってるし、<br />経験的に、ふつうに楽しい、ということを知ってたのだが、<br />観光バスも楽しかった。<br />二階は天気がよく風が気持ちよかった。<br /><br />シャンゼリゼ通りからコンコルド広場ひいたるシークエンスは<br />歩くよりバスくらいで移動したほうがダイナムズムは掴みやすいのではないだろうか。<br /><br />前の席に座ってたマダムとマドモワゼル(?)は、たぶん、<br />パリに住んでるおばあちゃんと彼女に会いにきた孫娘、というかんじだった。<br />おばあちゃんがパリを見せてあげようということだろう。<br />「ここがシャネルよ。あっちがカルティエよ。」とか説明していた。<br />お孫さんはディズニーのカバンを持っていたが。<br /><br />

    世界的な観光名所にすでにいつくか行ったわけだが、
    そうしたところは世界中の人々が集まってるし、
    経験的に、ふつうに楽しい、ということを知ってたのだが、
    観光バスも楽しかった。
    二階は天気がよく風が気持ちよかった。

    シャンゼリゼ通りからコンコルド広場ひいたるシークエンスは
    歩くよりバスくらいで移動したほうがダイナムズムは掴みやすいのではないだろうか。

    前の席に座ってたマダムとマドモワゼル(?)は、たぶん、
    パリに住んでるおばあちゃんと彼女に会いにきた孫娘、というかんじだった。
    おばあちゃんがパリを見せてあげようということだろう。
    「ここがシャネルよ。あっちがカルティエよ。」とか説明していた。
    お孫さんはディズニーのカバンを持っていたが。

  • このくらい至近距離でみるとさすがに面白い。

    このくらい至近距離でみるとさすがに面白い。

  • 東京タワーとはちがって、周囲には建物がない。

    東京タワーとはちがって、周囲には建物がない。

  • 結局、1周してしまったのだった。<br />画面奥に、ポン・デ・ザール(芸術橋)、ポン・ヌフ(新橋)。 <br /><br /><br />夕食はホテルの近くで探すことに。<br />祝日だったが、すこし歩いくと開いてる店があった。<br />入り口に新聞の切り抜きなんかもあったので、入る。<br />たしか「シャンソニエール」という店。<br />内装はベル・エポック。<br />ホテルから近いのに観光客はいないかんじ。地元の人ばかりだった。<br />だれかが犬を連れてきてて、椅子にちょこんとお行儀よく座ってたのだが、<br />家族連れの女の子がかわいがって撫でていったら、<br />我慢できなくなって、奥のほうまで行ってしまったりしていた。<br />こういうレストランなら大好き。<br /><br />ふしぎとメニューが読める。<br />今日の魚料理と白ワインを注文。<br />たぶんスズキだがレモンとオリーブオイルのシンプルな味付けなのだが、とても美味しかった。<br />ホテルのちかくで、ふつうに入ってふつうにうまいというのは、ひとつの理想だ。<br />デザートもだいたい読めたのだが、<br />ショコラとかを外していって、<br />消去法で残ったひとつだけ読めなかったのだが、それにした。<br /><br />運ばれてきたら、炎がついてる。<br />食べるとお酒の味がして、<br />「あー、あのカッコの中の単語はお酒入り」って意味だったのかなと気づく。<br />アーモンドのタルトだった。<br /><br />部屋にもどってテレビをつけると、<br />ルペンがオペラ座の前で演説をしている。<br />今日の午前中のことだったようだ。<br />午後、観光バスで通ったとき、<br />そういえば仮設ステージのようなものがあると思ったけど、すれちがいだったようだ。<br />ぼくにとっては、メーデーのパリは、政治色ゼロの、<br />たいへんのんびりした幸せな一日だった。<br />

    結局、1周してしまったのだった。
    画面奥に、ポン・デ・ザール(芸術橋)、ポン・ヌフ(新橋)。


    夕食はホテルの近くで探すことに。
    祝日だったが、すこし歩いくと開いてる店があった。
    入り口に新聞の切り抜きなんかもあったので、入る。
    たしか「シャンソニエール」という店。
    内装はベル・エポック。
    ホテルから近いのに観光客はいないかんじ。地元の人ばかりだった。
    だれかが犬を連れてきてて、椅子にちょこんとお行儀よく座ってたのだが、
    家族連れの女の子がかわいがって撫でていったら、
    我慢できなくなって、奥のほうまで行ってしまったりしていた。
    こういうレストランなら大好き。

    ふしぎとメニューが読める。
    今日の魚料理と白ワインを注文。
    たぶんスズキだがレモンとオリーブオイルのシンプルな味付けなのだが、とても美味しかった。
    ホテルのちかくで、ふつうに入ってふつうにうまいというのは、ひとつの理想だ。
    デザートもだいたい読めたのだが、
    ショコラとかを外していって、
    消去法で残ったひとつだけ読めなかったのだが、それにした。

    運ばれてきたら、炎がついてる。
    食べるとお酒の味がして、
    「あー、あのカッコの中の単語はお酒入り」って意味だったのかなと気づく。
    アーモンドのタルトだった。

    部屋にもどってテレビをつけると、
    ルペンがオペラ座の前で演説をしている。
    今日の午前中のことだったようだ。
    午後、観光バスで通ったとき、
    そういえば仮設ステージのようなものがあると思ったけど、すれちがいだったようだ。
    ぼくにとっては、メーデーのパリは、政治色ゼロの、
    たいへんのんびりした幸せな一日だった。

  • 4日目。<br />RERでヴェルサイユへ。<br />1時間くらい並んだ。<br />チケット売り場の列に並んでる間に<br />撮影したんだが、「ミュージアムパス」を持ってることに気づいて、<br />反対側に並んだ。<br />それが画面奥の列。<br />この日も天候は最高だった。<br />

    4日目。
    RERでヴェルサイユへ。
    1時間くらい並んだ。
    チケット売り場の列に並んでる間に
    撮影したんだが、「ミュージアムパス」を持ってることに気づいて、
    反対側に並んだ。
    それが画面奥の列。
    この日も天候は最高だった。

  • ●《ヴェルサイユ宮殿 Ch&amp;acirc;teau de Versailles》<br /><br />1時間ほど並んでいざ入場。<br />階段ホールは、モダニズムといってしまいたいくらいすっきりした、しかし壮麗なデザイン。<br />出窓に腰をかけてしばし外の庭園をながめる。<br />いくつもの室をみていくのだが、そういえばここは、ルイ王朝の当時から、一般公開していたという。<br />ということは、18世紀の民衆もわれわれと同じように、いやそれ以上に驚嘆し嫉みながら、ここを歩いたんだろう。<br />そのエントロピーはいずれフランス革命で爆発するのである。<br /><br />フランスの貧しい農民らが弁えていたエチケットなどたかがしれているだろうが、<br />現代の観光客、ことに中国人よりはましだったろう。<br />たしかにここは人が多い、多すぎる。しかし世界有数の観光地なんだから仕方ないだろう、<br />横からわりこんできたり、後ろから押したりする人がいたら、きまって中国のおっちゃんかおばちゃんだ。<br />周りを見てみろ、そんな国民他にいないぞ!<br /><br />で、ここ↑はいうまでもなく「鏡の間」。<br />間近でみると、鏡は古いものなのだろう、くすんでいた。<br />ぴかぴかに磨かれた表面に吸い込まれそうなったり、<br />光が無限に反射をくりかえして空間が発光するような効果を期待していたが、はずれた。<br /><br />

    ●《ヴェルサイユ宮殿 Ch&acirc;teau de Versailles》

    1時間ほど並んでいざ入場。
    階段ホールは、モダニズムといってしまいたいくらいすっきりした、しかし壮麗なデザイン。
    出窓に腰をかけてしばし外の庭園をながめる。
    いくつもの室をみていくのだが、そういえばここは、ルイ王朝の当時から、一般公開していたという。
    ということは、18世紀の民衆もわれわれと同じように、いやそれ以上に驚嘆し嫉みながら、ここを歩いたんだろう。
    そのエントロピーはいずれフランス革命で爆発するのである。

    フランスの貧しい農民らが弁えていたエチケットなどたかがしれているだろうが、
    現代の観光客、ことに中国人よりはましだったろう。
    たしかにここは人が多い、多すぎる。しかし世界有数の観光地なんだから仕方ないだろう、
    横からわりこんできたり、後ろから押したりする人がいたら、きまって中国のおっちゃんかおばちゃんだ。
    周りを見てみろ、そんな国民他にいないぞ!

    で、ここ↑はいうまでもなく「鏡の間」。
    間近でみると、鏡は古いものなのだろう、くすんでいた。
    ぴかぴかに磨かれた表面に吸い込まれそうなったり、
    光が無限に反射をくりかえして空間が発光するような効果を期待していたが、はずれた。

  • ほとんどどこもシャッターが切れるポイントなどなかった。<br />人の頭が入ってしまうから。<br />これも辛うじてとれただけ。かなりぶれている。<br />

    ほとんどどこもシャッターが切れるポイントなどなかった。
    人の頭が入ってしまうから。
    これも辛うじてとれただけ。かなりぶれている。

  • さすがに人の多さにつかれたので、<br />プチ・トリアノンにもグラン・トリアノンにもいかず、<br />庭園をすこし眺めただけで、<br />3時間ほどの滞在でヴェルサイユを後にすることにした。<br />楽しみにしていたスポットのひとつであったが、<br />「まあまあだな」というのが正直な感想である。<br />

    さすがに人の多さにつかれたので、
    プチ・トリアノンにもグラン・トリアノンにもいかず、
    庭園をすこし眺めただけで、
    3時間ほどの滞在でヴェルサイユを後にすることにした。
    楽しみにしていたスポットのひとつであったが、
    「まあまあだな」というのが正直な感想である。

  • ●レム・コールハース Rem Koolhaas《ヴィラ・ダッラヴァ Villa d&#39;allava》<br /><br />郊外の高級住宅地サン・クルーまで戻ってくる。<br />現代建築界のポールポジション−ということは最も進化した人類ということになる−、建築家レム・コールハース設計による住宅、《ダッラヴァ邸》をめざす。<br />駅をでで、川をこえ、高架橋をくぐり、坂を登って、路地を抜けていくのだが、<br />《ガラスの家》のときとはちがい、すいよせられるみたいにスムーズに到着した。<br />建築に神にまだ見放されてはないのだろうか。<br />

    ●レム・コールハース Rem Koolhaas《ヴィラ・ダッラヴァ Villa d'allava》

    郊外の高級住宅地サン・クルーまで戻ってくる。
    現代建築界のポールポジション−ということは最も進化した人類ということになる−、建築家レム・コールハース設計による住宅、《ダッラヴァ邸》をめざす。
    駅をでで、川をこえ、高架橋をくぐり、坂を登って、路地を抜けていくのだが、
    《ガラスの家》のときとはちがい、すいよせられるみたいにスムーズに到着した。
    建築に神にまだ見放されてはないのだろうか。

  • ご覧のように、過激なデザインをしている。<br />斜めに立てたいくつもの柱にささえられてメタリックな直方体が空中に浮いている。<br />じつはこの背後にはさらにプールが浮かせてある。<br />細長いプールの軸の延長線はエッフェル塔にあっている。<br />

    ご覧のように、過激なデザインをしている。
    斜めに立てたいくつもの柱にささえられてメタリックな直方体が空中に浮いている。
    じつはこの背後にはさらにプールが浮かせてある。
    細長いプールの軸の延長線はエッフェル塔にあっている。

  • ところが、デザインの過激さにもかかわらず、<br />しばらくいると、なぜか落ち着いた、優しい気分になったのだった。<br />コールハースのエチカだろうか。<br /><br />

    ところが、デザインの過激さにもかかわらず、
    しばらくいると、なぜか落ち着いた、優しい気分になったのだった。
    コールハースのエチカだろうか。

  • ル・コルビュジエ『ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸』<br /><br />16区までもどる。ここもギマール自邸などがある高級住宅地。<br />ここに、ル・コルビュジエのピュリスムの住宅がある。<br />現在はル・コルビュジエ財団になっており、4ユーロ払うと部分的に見学が可能。<br />路地をはいって、真っ白にかがやく箱が出てきたとき、<br />いなかの学生さんと同じくらい、いやそれ以上に感激した。<br />外でスケッチしてて、お金無いのかとおもって、涙ぐましくおもえた。<br />

    ル・コルビュジエ『ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸』

    16区までもどる。ここもギマール自邸などがある高級住宅地。
    ここに、ル・コルビュジエのピュリスムの住宅がある。
    現在はル・コルビュジエ財団になっており、4ユーロ払うと部分的に見学が可能。
    路地をはいって、真っ白にかがやく箱が出てきたとき、
    いなかの学生さんと同じくらい、いやそれ以上に感激した。
    外でスケッチしてて、お金無いのかとおもって、涙ぐましくおもえた。

  • この建築、いいんじゃないの。

    この建築、いいんじゃないの。

  • <br />ル・コルビュジエの建築はこれで3つ、ようやくみただけだが、<br />ぼくはコルビュジエ建築の一番の特徴は、<br />「空間のぬけ」具合じゃないかと思う。<br />天井の高い、アトリエの椅子で座ってたとき、一番感じたのだが、<br />この、突き抜けかたというか、虚の透明性というか、<br />これはどこにもないものだと思えた。<br />丹下でも安藤でもなかった。前川なんかでは全然なかった。<br />あえていえば、『神奈川県立近代美術館』が一番近いが、やはりちがった。<br />しかし、いままで写真では感じ取ることができなかったし、いまもできない。<br /><br />ちょうど、雑誌『ユリイカ』で「ル・コルビュジエ特集」やってたから<br />こういうことはだれか書いてないかとざっと探したんだが、<br />わずかに鈴木了二の文章で出てきたくらいだ。<br />ほかの執筆者の文章は空間体験とロゴスが一体になっていない。<br />あるいは体験してないのか。<br /><br />ぼく、ル・コルビュジエわかっちゃったかも。<br />信者よりわかったかも。<br />だれよりもわかったかも。<br />そんな思いを抱いてあとにした。<br /><br />


    ル・コルビュジエの建築はこれで3つ、ようやくみただけだが、
    ぼくはコルビュジエ建築の一番の特徴は、
    「空間のぬけ」具合じゃないかと思う。
    天井の高い、アトリエの椅子で座ってたとき、一番感じたのだが、
    この、突き抜けかたというか、虚の透明性というか、
    これはどこにもないものだと思えた。
    丹下でも安藤でもなかった。前川なんかでは全然なかった。
    あえていえば、『神奈川県立近代美術館』が一番近いが、やはりちがった。
    しかし、いままで写真では感じ取ることができなかったし、いまもできない。

    ちょうど、雑誌『ユリイカ』で「ル・コルビュジエ特集」やってたから
    こういうことはだれか書いてないかとざっと探したんだが、
    わずかに鈴木了二の文章で出てきたくらいだ。
    ほかの執筆者の文章は空間体験とロゴスが一体になっていない。
    あるいは体験してないのか。

    ぼく、ル・コルビュジエわかっちゃったかも。
    信者よりわかったかも。
    だれよりもわかったかも。
    そんな思いを抱いてあとにした。

  • 中心部にもどってきた。<br /><br />●《パッサージュ・ジュフロワ passage jouffroy》<br /><br />ここはいくつか現存しているパッサージュのなかで見学しやすい。<br />ベンヤミンに、あるいは『地下鉄のザジ』にならって遊歩しよう。<br />映画専門店『シネドク』で、ひとみさんに送る『勝手にしやがれ』のポストカードを購入。<br /><br />このあと、ラブルースト設計の《旧国立国会図書館》もみるが、<br />本はほとんど無かった。<br />こんどの旅は本と縁がなかったな。

    中心部にもどってきた。

    ●《パッサージュ・ジュフロワ passage jouffroy》

    ここはいくつか現存しているパッサージュのなかで見学しやすい。
    ベンヤミンに、あるいは『地下鉄のザジ』にならって遊歩しよう。
    映画専門店『シネドク』で、ひとみさんに送る『勝手にしやがれ』のポストカードを購入。

    このあと、ラブルースト設計の《旧国立国会図書館》もみるが、
    本はほとんど無かった。
    こんどの旅は本と縁がなかったな。

  • わりと近くの百貨店建築も見学。<br /><br />●《ギャラリー・ラファイエット》<br />

    わりと近くの百貨店建築も見学。

    ●《ギャラリー・ラファイエット》

  • 夕食も近場で。<br />ご存知〈シャルティエ〉。<br />しかし金が無かった。<br />このパリで一番安い大衆食堂(といっても〈吉野家〉や〈宮本むなし〉よりは高い。あれをフランス人が食堂と認めるか別にして。)にはいるにも、決心がいった。<br />店のまえで残金のユーロをかぞえた。<br />19ユーロある。いける。ワインも飲める。デザートは・・・、あとで考えよう。<br /><br /><br />しかし、ギャルソンというのは、ふしぎな文化だ。<br />注文をとったり、お水を持ってきたり、女の子でもできる仕事を、<br />ムッシューがやっている。<br />おじさまがお会計したりカタツムリを運んだり。<br /><br />チキンをたのんだら、フリット(フライドポテト)がついてくるんだが、<br />どっちもコンソメ味なの。ポテトのほうが美味いくらいで。<br /><br />グラスワイン4ユーロはたしかに安い。<br />酔っぱらった。<br />一文なしで外にでたが、デザートかコーヒーが飲みたかった。 <br />

    夕食も近場で。
    ご存知〈シャルティエ〉。
    しかし金が無かった。
    このパリで一番安い大衆食堂(といっても〈吉野家〉や〈宮本むなし〉よりは高い。あれをフランス人が食堂と認めるか別にして。)にはいるにも、決心がいった。
    店のまえで残金のユーロをかぞえた。
    19ユーロある。いける。ワインも飲める。デザートは・・・、あとで考えよう。


    しかし、ギャルソンというのは、ふしぎな文化だ。
    注文をとったり、お水を持ってきたり、女の子でもできる仕事を、
    ムッシューがやっている。
    おじさまがお会計したりカタツムリを運んだり。

    チキンをたのんだら、フリット(フライドポテト)がついてくるんだが、
    どっちもコンソメ味なの。ポテトのほうが美味いくらいで。

    グラスワイン4ユーロはたしかに安い。
    酔っぱらった。
    一文なしで外にでたが、デザートかコーヒーが飲みたかった。

  • お金が無くなった。<br />で酔っていた。<br />だから、そのことも1、2分歩いたら忘れたようだ。<br />屋台のアイスを買おうとして、お金が無いのに気づいて、アイス屋に迷惑をかけた。<br />どこをどう通ったかおぼえていないけれど、フラフラとヴァンドーム広場まで歩いた。<br />リッツ・ホテルについた。<br />ヴェルサイユ宮をみたホテル王リッツさんが、「うちもあんな風にやってくれ」と<br />マンサールに依頼して建てさせたものだ。<br />『ダヴィンチ・コード』でトム・ハンクスが泊まったホテル、といったほうが<br />今ならとおりいいか。<br /><br />円ならあったからユーロに替えてもらった。<br />バーにいった。<br />中庭に通された。<br />コーヒーも紅茶もメニューにみつけられなかったので、<br />「アレクサンダー」をたのむ。<br />ギャルソンが「good choice」などといっているが、<br />朦朧としていた。<br />ピーナッツやらバナナチップやらの入ったお皿に、<br />小鳥がやってきたのが、おもしろかった。<br />この夜のいちばんの思い出。<br />客層は各国のブルジョワだろう。<br />日本人の成金も2組ほどいた。<br />真面目そうな黒人ビジネスマンと派手な金髪女のカップルもななめ前にいたけれど、<br />勘定のあと、トイレに席をたったその女性は、もどってこなかった。<br />東洋系の若い小柄なギャルソンがせかせかと一番よく働いていた。<br />「おれもいま、君とおなじくらい労働してるぜ」とぼくはつぶやいた。<br />カクテル1杯14ユーロ。<br />あたりがだんだん暗くなってゆく。<br /><br />ホテルでTVをつけると、<br />サルコジとロワイヤルがライブで討論している。<br />フランス語はほとんど聞き取れないが、<br />眺めているだけでも平行線だとがわかる。<br /><br />パリは、きょうもすばらしかった。<br />

    お金が無くなった。
    で酔っていた。
    だから、そのことも1、2分歩いたら忘れたようだ。
    屋台のアイスを買おうとして、お金が無いのに気づいて、アイス屋に迷惑をかけた。
    どこをどう通ったかおぼえていないけれど、フラフラとヴァンドーム広場まで歩いた。
    リッツ・ホテルについた。
    ヴェルサイユ宮をみたホテル王リッツさんが、「うちもあんな風にやってくれ」と
    マンサールに依頼して建てさせたものだ。
    『ダヴィンチ・コード』でトム・ハンクスが泊まったホテル、といったほうが
    今ならとおりいいか。

    円ならあったからユーロに替えてもらった。
    バーにいった。
    中庭に通された。
    コーヒーも紅茶もメニューにみつけられなかったので、
    「アレクサンダー」をたのむ。
    ギャルソンが「good choice」などといっているが、
    朦朧としていた。
    ピーナッツやらバナナチップやらの入ったお皿に、
    小鳥がやってきたのが、おもしろかった。
    この夜のいちばんの思い出。
    客層は各国のブルジョワだろう。
    日本人の成金も2組ほどいた。
    真面目そうな黒人ビジネスマンと派手な金髪女のカップルもななめ前にいたけれど、
    勘定のあと、トイレに席をたったその女性は、もどってこなかった。
    東洋系の若い小柄なギャルソンがせかせかと一番よく働いていた。
    「おれもいま、君とおなじくらい労働してるぜ」とぼくはつぶやいた。
    カクテル1杯14ユーロ。
    あたりがだんだん暗くなってゆく。

    ホテルでTVをつけると、
    サルコジとロワイヤルがライブで討論している。
    フランス語はほとんど聞き取れないが、
    眺めているだけでも平行線だとがわかる。

    パリは、きょうもすばらしかった。

  • パリ5日目。<br />今日も怒涛の展覧会巡りか。<br />まず、《カルティエ財団》。<br /><br />だれがなんといおうと、ジャン・ヌーヴェル設計のこのガラス建築はつまらなかった。<br />透明でもなんでもない。<br />開催中の「デイヴィッド・リンチ展」は会場に輪をかけてつまらなかった。<br />でも、ヨーロッパの同世代たちと会場を見て回る体験は貴重だった。<br />ちょっと感動した。

    パリ5日目。
    今日も怒涛の展覧会巡りか。
    まず、《カルティエ財団》。

    だれがなんといおうと、ジャン・ヌーヴェル設計のこのガラス建築はつまらなかった。
    透明でもなんでもない。
    開催中の「デイヴィッド・リンチ展」は会場に輪をかけてつまらなかった。
    でも、ヨーロッパの同世代たちと会場を見て回る体験は貴重だった。
    ちょっと感動した。

  • 《ルーブル美術館》へ。<br />アングル、ルーベンスの部屋はクローズだった。<br />フェルメールもみれなかった。<br /><br />いちばんおもしろかったのは、<br />16,7世紀イタリア絵画のスペース。<br />天使−はだかんぼの男の子−たちが、森の中で、<br />走り回ったり、ふざけたりしてるメルヘンな同じような主題の絵が<br />いくつも並んでる壁がなぜか気に入った。<br /><br />なぜか、「いまアングルが面白い」という微熱にうかされていて、<br />みれなかったので、<br />画集を購入する。<br /><br /><br />そのまま《オルセー美術館》に移動。<br />とてもみやすい美術館だ。<br />絵画と彫刻が、元駅舎の縦長の建物に交互に並べられているので、<br />絵画に飽きたら彫刻、彫刻にあきたら絵画、ってな具合に<br />贅沢にみれる。<br />とくに、彫刻がよい。どれもこれもよい。<br />全然無名の作家ばかりだが。<br />結局、ぼくは新古典主義時代のものが趣味に合うのだろう。<br />シュティムング(気分)として。<br />ブールデルはそんなでもなかったが。<br /><br />クールベ《オルナンの埋葬》は、たいへん大きなものであった。<br />小さな図版で慣れ親しんでいた「フレームの突破」という画期的な主題は、<br />このスケールでは効果がいまひとつだった。<br /><br />時計室のうらのレストランは満杯だったし、うまそうなメニューもなかったから、<br />リンゴとお水ですました。<br /><br />ひきつづき、バスと徒歩で《ロダン美術館》。<br />ブールデルもそうだったが、ロダンがつまらなかった。<br />じつは、直前に日本での『ロダン美術館展』もみて、やはりつまらなかった。<br />今回でいうと、レオナルドもつまらなかった。<br />これは、これらの巨匠の価値をおとしめるものではない。<br />逆である。こちらの受容がにぶっていたのだ。<br />ほかに見たいものもいっぱいあったしね。<br />日本にこなかったバルザックはさすがにすごかったけれど。<br /><br />ここは、結局、庭だろう。<br />おっきな薔薇がそこらじゅうに咲いていて、<br />香りにほとんど酔うほどであった。<br /><br />

    《ルーブル美術館》へ。
    アングル、ルーベンスの部屋はクローズだった。
    フェルメールもみれなかった。

    いちばんおもしろかったのは、
    16,7世紀イタリア絵画のスペース。
    天使−はだかんぼの男の子−たちが、森の中で、
    走り回ったり、ふざけたりしてるメルヘンな同じような主題の絵が
    いくつも並んでる壁がなぜか気に入った。

    なぜか、「いまアングルが面白い」という微熱にうかされていて、
    みれなかったので、
    画集を購入する。


    そのまま《オルセー美術館》に移動。
    とてもみやすい美術館だ。
    絵画と彫刻が、元駅舎の縦長の建物に交互に並べられているので、
    絵画に飽きたら彫刻、彫刻にあきたら絵画、ってな具合に
    贅沢にみれる。
    とくに、彫刻がよい。どれもこれもよい。
    全然無名の作家ばかりだが。
    結局、ぼくは新古典主義時代のものが趣味に合うのだろう。
    シュティムング(気分)として。
    ブールデルはそんなでもなかったが。

    クールベ《オルナンの埋葬》は、たいへん大きなものであった。
    小さな図版で慣れ親しんでいた「フレームの突破」という画期的な主題は、
    このスケールでは効果がいまひとつだった。

    時計室のうらのレストランは満杯だったし、うまそうなメニューもなかったから、
    リンゴとお水ですました。

    ひきつづき、バスと徒歩で《ロダン美術館》。
    ブールデルもそうだったが、ロダンがつまらなかった。
    じつは、直前に日本での『ロダン美術館展』もみて、やはりつまらなかった。
    今回でいうと、レオナルドもつまらなかった。
    これは、これらの巨匠の価値をおとしめるものではない。
    逆である。こちらの受容がにぶっていたのだ。
    ほかに見たいものもいっぱいあったしね。
    日本にこなかったバルザックはさすがにすごかったけれど。

    ここは、結局、庭だろう。
    おっきな薔薇がそこらじゅうに咲いていて、
    香りにほとんど酔うほどであった。

  • ポン・ヌフ橋そばのカフェで、ポン・ヌフサラダ、たぶんポークステーキ、ボルドー、アイス。<br />夜、パレ・ロワイヤルちかくのカフェで、紅茶をたのむが、<br />お金が足りなかったので、コインを全部テーブルにおいて、こっそり出た。<br />これがパリ最後の夜とは。<br />明日は飛行機が早い。かえってすぐ寝よう。<br /><br />(これでパリ編は終わりです。)<br />

    ポン・ヌフ橋そばのカフェで、ポン・ヌフサラダ、たぶんポークステーキ、ボルドー、アイス。
    夜、パレ・ロワイヤルちかくのカフェで、紅茶をたのむが、
    お金が足りなかったので、コインを全部テーブルにおいて、こっそり出た。
    これがパリ最後の夜とは。
    明日は飛行機が早い。かえってすぐ寝よう。

    (これでパリ編は終わりです。)

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