2006/10/27 - 2006/10/27
319位(同エリア447件中)
まみさん
2006/10/27(金)第20日目:ブカレスト
ブラショフ発8:52発(遅れてきたので実際は9時発)のインターシティでブカレスト着11:34(到着はほぼ定刻どおり)
国民の館(議会宮殿)見学、衣装博物館、ルーマニア歴史博物館の宝物館と企画展(ローマにあるトラヤヌス帝の円柱の復元コピーの展示)(常設の歴史展示は閉鎖中)、スタヴロポレオス教会、聖ドゥミトル教会(Biserica Sf. Dumitru)(入れず)、クルテア・ヴェケ教会(入れず)
Hanul lui Manucでルーマニア最古の木造ホテルのテラス見学を兼ねて夕食
統一広場と自由大通りと国民の館の夜景撮影
ブカレストではここさえ見学できれば本望だ───。
そう思った国民の館(Casa Poporului)または議会宮殿(Palatul Parlamentului)ですが、1時間にも満たない内部ガイドツアーは、あっという間に終わってしまいました。
後に残ったのは、「えっ? これだけ?」という拍子抜けする思い。
ツアーガイドが、「お手洗いに行きたい人は、ここなら利用できますよ」と言ったときは、この先もまだ見学コースが続くから、途中で休憩時間を設けてくれたのだとばかり思ってしまいました。
それがツアーの終わりだったなんて、しばらく信じられませんでした。
一緒のメンバーも、「えっ? これだけ?」とがっかりしていたのが、ありあり。
時計を見たら、都合で一部割愛されたせいか、30分しかたっていませんでした。
でもやはり、一見の価値はあるでしょう。
20レウの入場料を払っても。
(2006年10月現在、1レウ=約40円)
30レウの撮影代分は、払う価値があった気はしませんが、これは結果論なので、仕方がありません。
ガイドツアーが始まってから、やっぱり払っておけばよかった、と思っても後の祭りですから。
もっとも、メンバーの中で立派な一眼レフを首から提げていた人も、私よりも多くシャッターを切っていたようには見えませんでした。
私はモトをとろうと、せっせとシャッターを切った方ですが(デジカメですので、気に入らなければ、後から削除すればすみますものね)、それでも思ったほど撮影意欲は沸きませんでした。
3,000以上も部屋があって、アメリカ国防総省に続く世界第2の規模の建物が、よもや1時間足らずの見学で回れると思ったわけではありませんが、そんな短い時間でその規模が実感できるはずもなく。
独裁者チェウシェスクによって、国の経済破綻も国民に飢餓を強いることも、民家や教会が並んでいたはずのエリアを一掃してしまうことも構わず断行され、そのとてつもない規模ゆえ、いまだ未完のままという国民の館。
巨大なウェディングドレスを逆さにしたようなシャンデリアの光のまぶしさに目がくらみ、贅沢だけれど新古典主義的な抑制のあるというか、やや単調な内装は目立ちにくく、ただただだだっぴろい空間が広がっていたという印象ばかりが残りました。
現在は国際会議やコンサートなどとせっせと利用されているようですが、未完なだけでなく、何も使われていないところも多いそうです。
強烈すぎた独裁者の残した遺産を国民も持て余しつつ、それでも少しでもモトをとろうとあがいている───そんなところが観光客にとってのブカレストの魅力の筆頭だとしたら、あまりにも哀しいかもしれません。
実は、入口のチケット売り場の売店で、カラー写真入りの冊子が17レウで買えます。
国民の館の見学にリキが入っている人は、もちろん私も含め、入場料を払うと同時に、その冊子も買っていました。
写真はとても美しく、全頁カラーで、解説は多すぎることなく、17レウを払う価値は十分あると思えるシロモノですから。
それに、見学することができなかった部屋の写真も載っています。
ただし、私が見学しに行ったときは、何かのイベントのために、見学コースが一部、見学不可だったので、その部屋がもともと一般公開されていないのか、あるいは今回の見学では割愛されてしまったところなのかは不明です。
「人民宮殿(現・国会議事堂)
チャウシェスク大統領が石油危機のさなかに建設を開始した。アメリカ国防総省に次ぐ世界第2規模の建物。今なお未完。高価な材料をふんだんに使用しているが、そうは見えないところにルーマニアらしさを感じる。建設には数万の労働者が動員された、全ての部屋の照明を一度に使用できる発電所がないなど、様々な逸話が残されている。」
(「世界の建築・街並みガイド5」(エクスナレッジ社)より)
「国民の館は、言わずと知れた故チャウシェスクの置き土産。12のフロアーに五千もの部屋を配し、その中は幅18メートル、長さ15メートルの回廊や、高さ18m、総面積2,200平方メートルの大ホールも含まれる。シャンデリアの数だけでも2,800を数え、その最大のものは5トンにも達する。チャウシェスクの私欲を満たす、儚い建築ではあった。そこに期せずして明示されたのは、ルーマニアの高度なクラフトマン・シップにほかならなかった。」
(「旅名人ブックス ルーマニア 伝説と素朴な民衆文化と出会う」(日経BP社)より)
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国民の館内部見学開始
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ガイドとステファン大公(Stepan cel mare)の胸像
ルーマニア女性は美人が多いといいますが、ガイドさんも美人@
ステファン大公は、中世に栄えたモルドヴァ公国の全盛期の君主の一人で、オスマントルコの侵入を食い止め、公国の独立を維持した方ですよね。
まあ、このときに説明されたときは、ルーマニア史上の重要人物なんだな、程度しか分かりませんでしたけど@ -
国民の館の「Sala C. A. Rosetti(ロセッティ・ホール)」
実はこの部屋のシャンデリア、買った冊子の方がきれいな写真でした。
シャンデリアの光に露出があってしまったので、周りが暗くなってしまいました。 -
国民の館の「Sala C. A. Rosetti(ロセッティ・ホール)」のシャンデリア
この宮殿にはたくさんの豪華なシャンデリアがありますが、このシャンデリアは一番大きいそうです。5トンもあります。
ただし、このシャンデリアに対して、舞台が小さすぎるのに気付いたときには、後の祭りだったそうな。 -
国民の館の「Sala C. A. Rosetti(ロセッティ・ホール)」
この部屋は音響が良いので、今は会議やコンサートに使われているそうです。 -
国民の館の新古典主義風な階段
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国民の館の「タペストリー・ギャラリー」
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チャウシェスクのお気に入りの画家であった Constantin Blendea の絵画
国民の館の「タペストリー・ギャラリー」にて -
Sabin Balasa の絵画
国民の館の「タペストリー・ギャラリー」にて
チャウシェスクはこのように、踊りなど楽しい気分を想起させる絵画がお気に入りだったそうです。 -
国民の館の中で一番長いホール
3つに区切れるようになっています。
残念ながら今日は何か行われるので、見学できないのです。
扉から中を覗くだけ。
どうせなら準備をしているスタッフと一緒にパチリ@ -
国民の館の天井
ルネサンス風@ -
見学できない一番長いホールをもう一度
手前の美しい浮き彫りの扉と一緒に@ -
国民の館のパンフレットの表紙
手前には、ペアのルーマニア民族人形@
5組10人入りでした。 -
「9月13日通りの入口ホール(Intrarea 13 Septembrie)」
国民の館のパンフレットより
この手前のところで、荷物の検閲が行われました。
そしてこの階段を上がり、最初の写真のホールに着きました。
初っ端から豪華な天井にシャンデリアでした。
手前には、ペアのルーマニア人形@ -
「人権ホール(Sala Drepturilor Omului)」
国民の館のパンフレットより
ここは見学コースに入っていませんでした。
それにしてもここも天井の豪華さが圧倒的です。
実物、見たかったです。
この手前にも、ペアのルーマニア民族人形@ -
「ニコラエ・イオルガ・ホール(Sala Nicolae Iorga)」
国民の館のパンフレットより
ここも見学コースには入ってませんでした。
長細いシャンデリアと天井の金字の装飾も豪華ですが、写真がちょっと光ってしまいました(泣)。
この手前にも、ペアのルーマニア民族人形@ -
「ニコラエ・イオルガ・ホール(Sala Nicolae Iorga)」
国民の館のパンフレットより
この部屋の写真はパンフレットに2枚ありました。
なんかかっこいいので、また撮りました@
そして手前には、ペアのルーマニア民族人形@ -
「アレクサンドル・イオアン・クーザ・ホール(Sala Alexandru Ioan Cuza)」
国民の館のパンフレットより
ここの天井はことさら豪華です。
でも、ここも見学コースには入っていませんでした。ふう。
手前には、ペアのルーマニア民族人形@ -
国民の館のパンフレットの裏表紙
統一広場から見た、夕方の国民の館、といったところでしょう。
私は夜景を撮りましたが、このくらいの黄昏時もなかなか良かったかもしれません。
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