2007/02/15 - 2007/03/16
895位(同エリア946件中)
こんべるさん
太陽神を信仰していた古代エジプト人は”太陽の昇る東は生、陽の沈む西は死”と言う死生観を持っていて、ナイル川の東岸に人の住む町を、西岸にお墓を作ったそうです。
今日はその死者の町である西岸を観光しました・・・
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 タクシー
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今日は7:30に起きる。朝食は昨日買ったパンケーキ。
味は美味しいんだけどメチャクチャ甘い!二人でも食べ切れませんでした・・・ -
8:30過ぎ、用意が出来たので西岸へ渡るフェリー乗り場へ向かうことにしました。
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船乗り場はルクソール神殿の向かい。
丁度乗り場に船が止まっていて、急いでチケットを買って乗り込みました。 -
チケットは往復でツーリスト料金1人LE2(現地人価格は片道PT25)で、手書きの簡単なチケットを渡されました。帰りにこの紙切れを見せないといけないので、失くさない様に注意。
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椅子に座っていると、一人のエジプト人が話しかけてきた。どうやらタクシーの運転手らしい。値段さえ折り合えば誰でもいいので、とりあえず値段を聞いてみた。
私達の希望は”王家の谷”・”王妃の谷”・”ハトシェプスト女王葬祭殿”・”貴族の墓”・”ラムセス3世葬祭殿”・”労働者の墓”+”メムノンの巨像”。これでいくらか聞くと「LE180」と言ってきた。
私達が事前に調べた所、これぐらい周ってLE100も払えば十分だそうなので「LE100しか払わないよ」と言うとLE160・・・LE140と下げるのだが、LE120で止まってしまった。 -
LE120から下がらないまま船が対岸に着き、「じゃあね」と船を降りようとすると「わかったLE100で良い!」と追っかけてきた。最初からそういえば良いのに。
でも正直、船の中でこの人に出会って、値段交渉する時間が短縮できてこっちも大助かりでした。 -
その人のタクシーに乗り西岸観光スタート。
まずは”メムノンの巨像”を目指す。 -
船着場から車で6分。”メムノンの巨像”に到着。
本来これは”アメンホテプ3世の葬祭殿”の跡地で、今はこの2体の像を残すのみ。見学は無料。
しかしこの像、かなりデカイ!! -
像の台座部分には、上下エジプト統一の図が刻まれています。
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メムノン像から少し行った所にチケット売り場があります。
ルクソール西岸のチケットは少しややこしく、現地で買う所と、ここで買わないといけない所の2種類あります。なのでここで買い忘れるとここまで戻ってくるか、諦めるかになるので注意が必要。
私達はここで”ラムセス3世葬祭殿”・”労働者の墓”・”貴族の墓”のチケットを購入。 -
まず向かったのは”王家の谷”。数々の歴代ファラオが眠っている場所。
運転手の人曰く「1時間半くらいで見終わるから、それ位にここで待ってる」との事。 -
入り口で入場券とタフタフの乗車券(LE2)を買う。タフタフは入り口から遺跡までを往復している電気自動車。別に乗らなくてもいいんだけど、炎天下の中歩く事を考えると乗った方がいいと思う。
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タフタフに乗り遺跡の入り口へ向かう。
2分ほどで到着。 -
王家の谷の入り口に着き、ここからは歩いて周ります。正面に見える山は”エル・クルン山”で良く見ると頂上がピラミッドみたいに見えます。
一説によるとあの山をピラミッドに見立てて、この一帯をお墓に決めたとか何とか・・・ -
王家の谷のチケット一つで3つのお墓に入る事が出来ます。
インターネットで事前に調べて、良さそうなお墓をピックアップしてきていたので、そのうちの一つ”トトメス3世のお墓”へ。 -
この長い階段を上がった所にお墓の入り口があり、そこから中に降りて行きます。
お墓の中は華やかなものではなく色のついていない線画ばかりでしたが、他のお墓と違ったものとして見る価値はアリかな。
このお墓の思い出は、”階段がきつい”と”蒸し暑かった”です。 -
”トトメス3世”のお墓を出て次のお墓へ向かう途中、”ツタンカーメン”のお墓が見えてきた。
人も少なそうだったので、今のうちに入ることにしました。 -
階段を降りて行き、チケットを買おうとすると「ここでは売ってへん。入り口で買ってきて」との事。
入り口ってどこまで戻るの??王家の谷のチケットを売っている所には売って無かったよ?? -
とりあえず入り口の方に向かうと、遺跡の入り口(タフタフを降りた所)にチケット売り場がありました・・・完全に見落としていた・・・
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無事切符を買い、再び”ツタンカーメン”のお墓へ。
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階段を降りて行くと狭い部屋に出た。この部屋の中に、あのカイロにある考古学博物館の2階の半分を占める副葬品が入っていたのかと思うとビックリする。
壁画も綺麗に残っていてなかなか見ごたえはありました。でも、入場料が大人LE80は取りすぎだと思う・・・
ちなみに墓内の棺には、ツタンカーメン王のミイラがそのまま安置されています。 -
次は”ラムセス9世”のお墓へ。
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ここは綺麗な彩色の壁画が、壁や天井一面に描かれていました。
他の遺跡のレリーフもそうだけど、古代エジプト人って本当にすごい! -
次は”メンツヘルコプシェフ王子”のお墓を目指す。
行く途中、写真や小さな石の像をしつこく売りに来る人が声をかけてきて鬱陶しい・・・写真の右の丘から降りてきている人がそのうちの1人です。 -
人気の無い道を進み、入り口に到着。
ここの壁画は”王家の谷”の中でもトップクラスの綺麗さと言うことで期待して行ったのですが、門は閉じられており門番もいませんでした・・・表の看板には”OPEN”って書いてあったのに・・・
仕方ないので、もと来た道を戻る。 -
最後の3つ目をどこにするか悩んだんですが、悩んでも仕方ないと言うことで近くにあった”ラムセス1世”のお墓に入りました。
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ここの墓内にも綺麗な壁画が残っていましたが、先に入った”ラムセス9世”の物と似た感じ。
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最初に買ったチケットは墓に入るたびにちぎられて、何個のお墓に入ったか判るようにしています(写真は3箇所入った物)。
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3つ&ツタンカーメンの王墓を見終わったので、再びタフタフに乗り駐車場へ戻る。
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車に戻ると丁度2時間経っていた。
タクシーの運転手は少しあせった感じで車を発車させ、猛スピードで次の目的地”貴族の墓”に向かいだした。 -
貴族の墓に着くと「ここは30分位で見終わるさかいな。センネフェルの墓は前に歩いている観光客について行ったら良いさかい」と言ってどこかに行ってしまった。何をそんなに急いでるんだか。
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前を歩いている観光客を見失わないように小高い山を登っていると、周りから人がわらわらと寄って来て、道案内を始める。
確かにこの辺り、道標は少しあるものの目印やまともな道が無いので、自分でお墓にたどり着くのは少し困難かも。
でも、今回は必要ないのでしつこく言って来るのを全部断りました。 -
”貴族の墓”のあるこの一帯は”クルナ村”と言う村で、現地の人が墓の入り口に混じって生活しています。
その中にゲストハウスを発見。こんな所に泊まる人っているのか?? -
道なき道を登り”センネフェルの墓”に到着。
センネフェルはテーベの市長だった人。
ここの壁画は保存状態が良くなかなか素晴らしい。この日見たお墓の中でもトップクラスの美しさでした。かなりお勧めです。
それと、ルクソール西岸は警備員が鬱陶しいと言う噂を聞いていたのですが、このお墓に入ったときは誰もいなくて、出るときにあわてて入って来てました。おっちゃん、稼ぎ損ねたね。 -
センネフェルのお墓の横にあって、同じチケットでは入れる”レクミラの墓”もついでに見て行く事に。
このお墓は派手さは無かったけど、細かい絵が壁を埋め尽くしていました。どうやら色々な職業を描写しているらしい。
ここの警備員は他の観光客に説明するので手一杯で、こちらには見向きもしませんでした。 -
次は”ラモーゼの墓”へ。
センネフェルのお墓から少し離れていて、迷いながらも何とか発見。
このラモーゼさんはアメンホテプ3世やアクエンアテンが王だった時代に宰相を勤めた人だそうです。 -
このお墓は作っている途中で放棄された未完の物だけど、中の絵やレリーフは派手さは無いけどなかなか綺麗に残っていた。
内部を見ていると、横にいた警備員が勝手に説明しだし、さらには写真を撮れと半強制的に写真を撮らされました(この写真は泣き女を描いたもの)。
しかしこれは全てバクシーシのため。親切を押し付けてきて、お金をねだるとは悪どいなぁ。 -
30分くらい経ったので駐車場に戻るが、まだ車が帰ってきていない・・・さっきあわててどっかに行ったのは、おそらく私達の観光している合間に副業でもしているのだろう。しかし指定した時間に帰ってこないのは論外だ。
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炎天下にいても辛いので、現地の人達に混じってトイレの陰で待つ事に・・・10分ほど待っていると、タクシーが帰ってきました。チャーターしたのになんてこったい。運転手に文句を言いながら、車は次の目的地”ラムセス3世葬祭殿”へ・・・後編へ続く。
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