2007/05/15 - 2007/05/16
3625位(同エリア5083件中)
ニーコさん
1泊2日のお遍路の旅、3回目は第20番札所・鶴林寺から始めます。
四国八十八ヵ所の札所は、四国4県にまたがり、全部周ると文字通り、四国をグルリと1周することになります。その距離は、1400km。
4つの県はそれぞれ、
徳島県→「発心の道場」(第1番~第23番)
高知県→「修業の道場」(第24番~第39番)
愛媛県→「菩提の道場」(第40番~第65番)
香川県→「涅槃の道場」(第66番~第88番)
と呼ばれている。
四国八十八ヵ所遍路参りという修行の「ステージ」のようなものでしょうか。
今回、私達は徳島県の札所を打ち終わり、高知県へと入りました。発心、すなわち「四国霊場巡拝を志す」段階から、修行の段階へと進んだと言えるでしょうか…。(いや、言えませんよね…)
軟弱おへんラーも、ほんの少しだけ「結願」に近づきました。
そして今回は、初めて宿坊にも泊まりました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
-
いつもの便にて(8:10羽田発、9:30高松着)高松空港に到着。そしていつもの(といっても3回目だけど)マツダレンタカーでDemioを借りる。
さて、いざ出発!
…でもその前に、まず腹ごしらえ…_(^^;)ゞイヤー
マツダレンタカーのすぐ隣にある「かわたうどん」で讃岐うどんの昼ご飯!(…ってまだ朝の10時だけど)
高松のうどん屋さんは朝から営業してるのが嬉し〜。
「かわたうどん」は(地元の人に言わせると、ちょっと高めだそうだけど)本場の讃岐うどんで美味しい♪
梅入りぶっかけうどん \550也。
薬味も充実してて、かなり美味しかったです。
http://www.kawataudon.com/omise.htm -
★第20番 霊鷲山 鶴林寺(かくりんじ)
途中、マックでマックフルーリー食べながら休憩したりしていたので、鶴林寺に到着するまでに2時間半ぐらいかかってしまいました(〃_ _)
19番〜20番への道中は、歩き遍路の人には難所のひとつ。鶴林寺は深い山の中に佇む古刹です。
難所だった故に、兵火を逃れ、文化財が多く残っているそうです。
この山門の仁王像は運慶の作と伝えられています。
(残念ながら工事中であった為、あまり近くから見ることができませんでした。)鶴林寺 寺・神社・教会
-
こんな山の上にあります。
-
鶴林寺・本堂。
御本尊は地蔵菩薩。
弘法大師がこの地で修行中、2羽の鶴が金の地蔵像を運んできた、という伝説があります。 -
本堂両脇に鶴の像があります。
車で訪れている人は、駐車場代\300を納経所で支払い、その際に鶴のマーク入り「交通安全」お守りステッカーをくれます。昔のJALのマークみたい?! -
21番・太龍寺へは、「道の駅 鷲の里」にある太龍寺ロープウェイ山麓駅から、ロープウェイに乗ります。
往復運賃、\2400。
毎時、00分、20分、40分に山麓駅と太龍寺駅をそれぞれ出発します。
所要時間は約10分。太龍寺ロープウェイ 乗り物
-
ロープウェイからの那珂川の眺め。
この那珂川では、カヌーでの川下りが盛んだそうです。 -
ロープウェイの乗客は、全員お遍路さん。
私達も、この太龍寺ロープウェイをお寺までの交通手段としか考えていませんでしたが、実際に乗ってみると実はすごい絶景が楽しめる乗り物でした。
乗る前は、\2400は高いな〜なんて思っていましたが、\2400払っても乗る価値はあると思います。
…とは言っても、やっぱりお遍路さんしか乗らないだろうけど。 -
ロープウェイの床は一部こんな風に開いていて、下が見られるようになっています。
下を見ると、ブロッコリーのような木々が並んでる。 -
世界最大の(ロープウェイの)支柱だそうです。
ロープウェイ自体は、西日本最大規模。
「四国第二十一番霊場の舎心山太龍寺への参詣者で賑わう。ゴンドラは、スイスCWA製の101人乗りの箱を使用。山越えを行う珍しいロープウェイである。那賀川流域を眼下に見下ろしつつ、山越えの瞬間、鳴門方面の眺望が開ける点が見所。」(Wikipediaより)
えー?! あのゴンドラ、101人も乗れるの?!
まさか屋根にまで人を乗せたりしないよね? -
かつてここの森には、ニホンオオカミが生息していたそうで、写真では見えにくいかとは思いますが、山の上に何頭かのオオカミの像が造られています。
…ということは、弘法大師が修行を行った1200年前には、オオカミはいたんだろうなー。
それにしても、ロープウェイからの景色は迫力があって素晴らしかった!!! -
★第21番 舎心山 太龍寺(たいりゅうじ)
弘法大師が19歳の時、100日間の山岳修行をした寺として知られている。弘法大師と深い縁があり、広く信仰を集める巨刹で、「西の高野山」とも呼ばれている。
標高600mの山頂にあり、伽藍の周囲には樹齢数百年の杉の木が立つ。太龍寺 寺・神社・教会
-
太龍寺・本堂。
御本尊は虚空蔵菩薩。 -
-
「えんむすびの木」だそうで、木の皮の隙間に硬貨が並べられている。
私もあやかろうと、「良いご縁がありますように」と五円玉を乗せてみました。 -
太龍寺の納経所。
納経所には大抵、お守りやお遍路グッズを売っています。ここ太龍寺では「オリジナルデザイン手拭」や、Tシャツを売っていました。 -
詩仏堂の廊下の天井画。
-
★第22番 白水山 平等寺(びょうどうじ)
五色の霊運に導かれてこの地を訪れた弘法大師が、薬師如来像を刻み開山したお寺。
水を求めて地面を掘ったら白い霊水が湧き出たという。そこで山号を白水山、平等に利益があるように平等寺と号した。平等寺 寺・神社・教会
-
山門から本堂に向かう(上る)には正面の「男厄坂」と左側に「女厄坂」があります。
写真は、女厄坂。「く」の字に曲がって、本堂に続いています。
これを上り下りすることによって厄を逃れることができるとの言い伝えがあるそうです。 -
平等寺・本堂。
御本尊は弘法大師の刻んだと言われる、薬師如来。
…途中寄り道をしたり、ロープウェイに乗ったりしていた為、時間がなくなってきました。この日宿泊予定の宿坊には17時までには着くように言われているのに、この時点でもう16時過ぎ!
早く、早く、次の札所に向かいます└|・・;|┐ -
★第23番 医王山 薬王寺(やくおうじ)
この日最後のお寺に到着〜ヽ(-0-ヽ)
ここ薬王寺は、厄除けに霊験あらたかな寺として有名で、境内には33段の女厄坂、42段の男厄坂があります。ひとつひとつの石段に、厄除け祈願の1円玉を置いていきます。
そしてここは、徳島県、「阿波・発心の道場」最後の札所でもあります。薬王寺(徳島県美波町) 寺・神社・教会
-
山門を入り少し歩くと、まずは「女厄坂」があります。
-
そして、「男厄坂」が続きます…|´ヘ`;|ハァ
なんだか今回のお遍路は、上りが多いです…。
仕事の疲れも取れないまま、早朝に家を出てきたので、私達3人共結構ヘトヘト。 -
薬王寺・本堂。
-
坂を上って来ただけあって、本堂横からの見晴らしは良い。
向こうの方に日和佐の海が望めます。 -
薬王寺の山門。
うーん、味がある…( -_-)...
…って、のんびりしているヒマはないんです!
早く宿泊先に向かわないと、門限に遅れたら、怒られちゃいそう。 -
ちょっと道にも迷ってしまい、目的地「鯖大師」に到着したのは、17時半ぐらいでした。
お寺の方、遅れてしまってゴメンナサイm(;∇;)m
ここは、四国霊場・番外札所である鯖大師本坊というお寺です。鯖大師本坊 寺・神社・教会
-
こちらが鯖大師御真像。
鯖を手に提げています。
鯖を3年間絶ち、祈念すると願い事が叶うそうです。 -
鯖大師本坊の奥に、宿泊所「鯖大師 へんろ会館」があります。
宿坊初体験〜\(゚▽゚*)/ワクワク
料金は、1泊2食付 \6500。
住所:徳島県海部郡海陽町浅川字中相15
電話:0884-73-0743 -
部屋の前の廊下。
150人宿泊可能だそうです。
が、この日は10人ぐらいだったので、プライベートな感じ(笑)
風呂、トイレ、洗面所は共同です。
修学旅行とか、合宿を思い出します。 -
廊下の片隅にバケツに入った水が置いてありました。
こういうの、珍しい。
実際に火が出た時には、慌ててしまって消火器なんて使えなくなりそうなので、こういうものの方が即効で使えそう。 -
私達の部屋「こくうぞう」。
6畳が2間で広〜い。
でも、1840年(天保11年)のアヘン戦争に危機感を覚えた韮山代官江川英龍は海防政策の一つとして、鉄砲を鋳造するために必要な反射炉の建設を建議した。韮山反射炉は、1853年(嘉永6年)の黒船来航を受けて、江戸幕府直営の反射炉として築造が決定された。
1853年、伊豆下田にて築造開始。翌1854年(安政元年)、下田に入港したアメリカ合衆国のマシュー・ペリー艦隊の水兵が敷地内に侵入したため、築造場所が伊豆韮山に変更された。1855年(安政2年)、江川英龍が死去すると、跡を継いだ息子の江川英敏が築造を進め、1857年(安政4年)に完成した。
江川英敏は、韮山反射炉を築造するにあたって、1857年、築造途中だった北炉完成のために、佐賀藩で築地反射炉・多布施反射炉の築造に携わった技師田代孫三郎・杉谷雍助以下11名を招き、技術協力を得た。
1857年から1864年まで、反射炉本体での鋳造が行われる。結局この部屋ではホントに寝ただけ。
シーツ、掛け布団カバー、浴衣にバリバリに糊がきいてました。
部屋には特に鍵は無し。
一応、内側からかけるネジみたいな鍵はありましたが、1回も閉めませんでした(´゚c_,゚` )
部屋に荷物を置いてから、18時からの夕食の前にひとっ風呂入りに行きました。
タオルもシャンプー・リンス・ボディシャンプーもないので、持参必須。お風呂は「大浴場」というけれど、4、5人ぐらい用。洗い場は4ヶ所ありましたが、シャワーからも蛇口からもお湯が出ない!水がちょろちょろ出るくらい。
湯船には豊富にお湯があり、ジャグジーまであるのに。
しょうがないので、湯船から洗面器でお湯を汲んで、ザッパーンと使いました。
そういえば、幼少の頃はシャワーなんてなくて、いつもこうしていたよなー。 -
18時から大食堂で夕食。
食べる前に、般若心経+「食前のことば」を唱えてからいただきます。
「一粒の米にも、万人の労苦を思い
一滴の水にも、天地の恩徳を感謝し
ありがたく頂きます」
「食後のことば」は、
「今すでに有難き 食を受け
力、身に満つ 願わくば身を養い
心を修め報恩の道にいそしみます
ご馳走様でした」
食事は結構豪華で、美味しく、完食しました(^_^)
鰹のタタキ、高野がんもの炊き合わせ、酢の物、枝豆、胡麻豆腐、野菜の天婦羅、茶碗蒸し、など。 -
夕食の後、一旦部屋に戻ってパジャマの上に白衣を着て、輪袈裟をつけ、数珠を持って、19時からの護摩堂での「お勤め」に向かいます。
-
「へんろ会館」から護摩堂までの通路は、「不動洞窟」と言い、全長88mもあるのだそうです。
四国霊場の御本尊が並び、お砂踏みができるようになっています。
青竹踏み感覚で上を歩いて進みます。
暗かったので、写真がぶれてしまいました。 -
毎日行われるという「護摩供養」の様子(鯖大師本坊パンフレットより)。
よくわからないまま、お清めの塩を手に擦りこんで、護摩堂の壁際に座りますと、中央で読経が始まりました。
読経が盛り上がってくると、太鼓がドンドコドンドコ鳴り響き始め、火や煙が勢いよく立ち昇り、なんだかスゴイことになってきました。
不謹慎かもしれませんが、オモシローイ!!!と思ってしまいました。
いいものを見させて頂きましたヾ(´∀`)ノ
お勤めが終わった後は、部屋に戻って、20時半には就寝…
(+.+)(-.-)(_ _) ..zz
イマドキは、小学生だってこんな時間には寝ないと思いますが、30代の軟弱おへんラーは3人揃って、コロッといっちゃいました。 -
さて、翌朝は5時起きで、5時45分ぐらいから(本当は5時50分〜と言われていたのですが、前倒しで始まりました)「朝のお勤め」です。
住職による読経と、講話。
鯖大師の由来についてのお話。
「1200年程昔のことです。
お大師様が四国をお開きに巡られた折、この地が聖地であることを悟り、ご修行されました。
ある朝通りかかった馬子に積荷の塩鯖を請われましたが、口汚く罵られ、断られました。馬子が馬引坂まで来た時、馬が急に苦しみだし、先程の坊様がお大師様と気付いた馬子は鯖を持ってお詫びし、馬の病気を治してくれるよう頼みました。
お大師様がお加持水を与えると馬はたちまち元気になり、お大師様は八坂八浜の法生島で塩鯖をお加持すると生き返って泳いでいきました。
そこで仏の心を起こした馬子は、この地に庵を建て古今来世まで人々の救いの霊場としました。
鯖を3年間絶ってご祈念すると願い事が叶い、病気が治り、幸福になれるといつしか人々に、鯖大師、鯖大師と呼ばれているのです。」
(鯖大師本坊パンフレットより) -
朝食。
ご飯、味噌汁、ひじきの煮物、温泉卵、煮豆、漬物、海苔、りんご。
シンプルだけど、美味しい。
毎日こんな朝ご飯食べたいなー。
サァ、今日もお遍路頑張るゾ!
*:;。・★*:;。・*:;。・★*:;。・*:;。・★*:;。・
四国八十八ヵ所☆お遍路珍道中 ?に続きます♪
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 96さん 2007/05/23 13:06:07
- お遍路珍道中 ?・・・
- ニーコさん、こんにちは!脳内おへんラーです♪
お疲れ様でした。
拝見そていると、今回は眺めがいいところのようですね!
で、21番舎心山 太龍寺の境内から左の方に「舎心ヶ嶽」というのがあるのだそうですが、行かれましたか?
なんか、絶景そうなので、どんなものかなぁ、、、と。
そして・・・宿坊初体験!
ぐぅ〜〜、けっこう・・なんですねぇ。
でも、あっしも、とあるビジネススクールで、半年も獄中のような生活を送りましたから大丈夫かも(笑)しかも何故か部屋長!
>住職による講話での鯖大師の由来についてのお話。
お大師様・・・まじ、怖いです。
ちなみに、ここの宿坊では「鯖料理」は出ないのでしょうか(笑)
- ニーコさん からの返信 2007/05/25 21:52:07
- RE: お遍路珍道中 ?・・・
- ジェロニモさん、こんばんはー☆
ご訪問いただき、ありがとうございます♪
宿坊体験、おもしろかったですよ〜。
「護摩供養」って、予想以上に妖しげな儀式風でした。
フフフ…。
そうなんです。
お大師様、なぜかいきなり「塩鯖をくれ!」と言い、断られると、
「馬が病気になってしまえばいい」と呪いをかけたりするんです。
なんかとっても理不尽なお方…。
こうういう伝説がすごくたくさん残っているから、とにもかくにもスゴイ人です。
「鯖大師」では、さすがに食事には鯖は出てきませんでした(笑)
鰹の叩きは出てきましたけど。
美味しい鯖を我慢する事で、「修行」にでもなるんですかね〜?!
>で、21番舎心山 太龍寺の境内から左の方に「舎心ヶ嶽」というのがあるのだそうですが、行かれましたか?
…行ってないです〜。
うかうかしているうちに時間がなくなってしまって、途中、かなりの省略っぷりでした(^ー^;A
色々見逃している気がします…。
>でも、あっしも、とあるビジネススクールで、半年も獄中のような生活を送りましたから大丈夫かも(笑)しかも何故か部屋長!
なんかすごいですねー!!!
色んな経験をされていらっしゃる…
やはりジェロニモさんは私にとっては「謎の人物」ですー。
あ、そういえば、プロフィールの似顔絵、散髪されてましたね!
では!
ニーコ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
38