2007年イギリス・エジプト・ヨルダン・シリア旅行　13日目前編　ルクソール東岸（ルクソール神殿）　-LUXOR(EAST BANK)-

2007/02/15 - 2007/03/16

今日は、早朝からルクソールへ移動。
その昔、エジプトの首都としてだけではなく、宗教都市としても繁栄した都市”テーベ”。その”テーベ”があった場所が現在のルクソールです。
ルクソール初日は東岸観光（ルクソール神殿とカルナック神殿）に出かけました。

エリア ルクソール(エジプト)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス

ルクソール行きの電車は早朝6:00発。
なので今日は5:00起き・・・連日早起きが続くなぁ・・・

ロビーに降りると従業員が何人か起きていた。
朝食はここで取れないのでランチボックス(パンと卵が袋に入っている)を作ってもらい受け取る。
ランチボックスを作ってくれたこの子、写真を撮ってあげるとすごく喜んでいました。
エジプト人って大人はお金に汚いけど、子供は純粋で良い子が多かった。

ランチボックスを受け取り、人通りの無い道を駅へ向かう。
ホテルから駅まで3分。近くて便利。

駅に着くと既に電車が停まっていたので、そのまま乗車。今日の電車は1等車で、車内はこんな感じ。
1等車という割にはそんなに綺麗ではなく、2等車より少し広いだけと言う感じ。

出発から約3時間。ルクソールに9:20に到着。

駅から出ると、ホテルの客引きがわらわらと寄ってくる。目星を付けたホテルがあるので彼らを無視して歩いていると、前や後ろにまとわりついてずっと追っかけてくる・・・鬱陶しいなぁ・・・

なんとか客引きを撒いて、目指していたホテル”リトル･ガーデン”に到着。
部屋を見せてもらう・・・部屋もお風呂も綺麗、これなら良い。そして値段を聞くと「18ユーロ」。そっか18ユーロか・・・って、ユーロ？？ドルじゃないの？？あわてて歩き方を見ると、ちゃんと”ユーロ”って書いてある・・・しまった！見間違えた・・・

部屋も気に入ったし、せっかくここまで来たのでもう少し安くならないか交渉した結果、朝食無しで何とか納得できる値段に・・・やれやれ・・・

洗面台も綺麗。思う存分溜まっていた洗濯物を洗えました。

洗濯も終わり、東岸観光へ。

ルクソール神殿の入り口に向かう途中、神殿の列柱が見えてきた。
それにしてもこの神殿の入り口、何で町の反対側にあるんだ？？

チケットを買い、中に入るとスフィンクス達がお出迎え。この”スフィンクス参道”と言われる道は、約3Km離れた”カルナック神殿”まで続いていたそうです。
ちなみにここには、観光客が写真を撮りそうな所で「ここからの角度が良いよ」と勝手に勧めてきて、バクシーシを要求してくる輩がいました。
もちろん無視！と言うか、話しかけてくるから逆に邪魔。

ルクソール神殿の第1塔門前。
ここにはオベリスクが2本立っていたのですが、右の1本はフランスにプレゼントして、今はコンコルド広場で活躍中。そのせいで今は左側の1本が寂しそうに立っています。

巨大なラムセス2世像の間を通り神殿の中へ。

塔門を抜けると”ラムセス2世の中庭”。
この中庭には”テーベ3神の聖堂”があります。これは”オペト祭”と言う古代の祭りの時にカルナック神殿から来る”アメン神”、アメン神の妻の”ムト神”、その2人の子供の”コンス神”の3神の船を休ませる場所です。

第2塔門を抜けて大列柱廊へ。この大列柱は開花式パピルス柱で花が開いた形をしています。
ここから奥は”アメンホテプ3世”が建造したそうです。

大列柱廊の横の壁にはオペト祭の様子が描かいたレリーフがあります。お供え物が沢山描かれていて、お祭りの盛大さが伝わってきます。

大列柱廊を抜けると”アメンホテプ3世の中庭”。
ここでは沢山の彫像が発見されたそうです。

さらに奥の”アレクサンダー大王の祠堂”。
アレクサンダー王がここを修復した時に、ここに自分の名前を刻ませたそうで、高度なエジプトの文化に憧れていて、自分もファラオ達の仲間になりたかったそうです。

”アレクサンダー大王の祠堂”の手前にはコプト教徒によって絵(宗教画)が描かれた場所がありました。

これは”ツタンカーメン”とその妻”アンケセナーメン ”。
以前はアンケセナーメンの顔が欠けていたそうですが、今は復元されていました。

ルクソール神殿の横にモスクがあって、神殿の中に入り込むように建っています。
神殿が砂に埋まっていた時に建てられた物らしいのですが、もう少し何とかならんかったんかいな・・・

昼食にとルクソール神殿の向かいに建つマクドナルドへ。
ここのセットメニューは、ポテトもドリンクもＬサイズ固定でLE20と値段はカイロより高め。
お店の前にあるバイクは出前用？？

お腹もふくれたので次はカルナック神殿を目指す。
セルビスに乗ろうと、来たセルビスに行き先を確認すると、「スペシャルプライスでLE10で行ってやる」とか言って来る・・・何台かそんな車をやり過ごしているうちに、その内の1台が「正規料金(PT25)で良いから乗れ」と再び停まって乗せてくれた。どうやら高い値段を言った後、乗客に文句を言われたらしく、しぶしぶ乗せてくれたみたい。

後編へ続く・・・