[2007年04月] 木曽路を車で峠越え

2007/04/28 - 2007/04/30

中山道を東から西へ。
信濃国や甲斐国の上洛コースを辿ってみました。

各地で五平餅が名物でしたが違いがグラデーションに現れていました。
奈良井宿はおはぎに胡麻味噌ダレ
岐阜は胡麻味噌ダレの串団子
郡上八幡は小判型の胡麻味噌ダレ
峠を境に味や形が変わっているようでした。

エリア 木曽・塩尻(長野)

松本ＩＣ周辺。
景色を見ろ！と言わんばかりの北アルプスの山々が目の前に広がります。
運転手は辛い･･･

あまり調査せずに馬籠や妻籠の有名な宿場町を観光しようと思っていましたが、前日にこの付近に友人がいることを思い出し、急な連絡。
でも、快く奈良井宿を案内してもらいました。
ありがたい。

木曽平沢に車を停めて、旧中山道の奈良川沿いの遊歩道を通りました。奈良井宿まで約二キロの道のりを昔の人になったつもりで歩いてみました。
漆器の町の木曽平沢を観光して奈良井宿まで歩いている人もいました。

天気が良く暖かかったのですが、ここは標高1000メートル近く、桜もまだ残っていました。散り初めですが見ごろでした。

30分程で奈良井宿に到着しました。
宿場町らしい町屋が連なっています。

端から端まで約１キロ。かなり大規模な宿場町です。
奈良井千軒と言われるほど大きい宿場町だったとか。

昼食はとろろざる蕎麦を食べました。とろろのおいしさにびっくり。松本周辺が産地だそうです。

宿場町のほぼ中央で道が曲がっていました。だから鍵の手？
見通しが利かないようにするためのようです。

町の一番端の鎮神社から見た街並みです。

間口が狭く奥が長い町屋の作りをした家が多いのですが、本当に長い･･･

奥が長すぎて屋根が波うっている家もありました。
私「雪が積もったら、屋根雪が落ちないけど大丈夫？」
地元の友人「降らない。」
そうですか･･･

奈良川にかかる木曽の大橋です。
釘を１本も使っていないとの事でしたが、現代の復元版ではボルトと金物は使用していました。

19号線からマキヤ橋を渡った所に咲いていた桜です。
１本の枝や１つの花に赤白が混在して咲いていました。

奈良井宿を出てから19号線を南下し、馬籠宿を観光しました。
到着したのは夕方ですが思った以上に人が多く、日中はかなり混雑していたようです。

峠道に沿って建物が並んでいます。登り疲れた所に宿場町とは旅人にとってはありがたい感じ。
石畳の道がきれいでした。

翌日は岐阜城へ行きました。
最近は平城を見ることが多かったので、山城は新鮮でした。
しかし低いとは言え山道。健脚向けハイキングコースもある山です。ロープウェイから下りた後も登りが続きます。

山の上にあるので、お城はさほど大きくありませんが、こんな場所に建てることが驚きです。
山の麓の城下に住んでいる家臣は、呼ばれたらこの山道をお城まで登ったのでしょうか。城に到着したら疲労コンパイ。想像しただけで疲れてしまいました。

天守閣から見た、長良川と城下の街並み。

長良川の鵜飼の船も見えました。
２週間後から鵜飼が始まります。

次に訪れたのは郡上八幡。
名水百選の一つ、宗祇水です。

みたらし団子と宗祇水（と串ハム？）
今回の旅行は各地にみたらし団子がありましたが、それぞれ味も形も異なっていました。
各地で違うと知っていれば、みたらし団子写真集を作ったのに･･･調査不足でした。

郡上八幡城の城下町の街並みです。

川原から見た新橋。
度胸試しに飛び込む場所で有名です。12メートルあるそうです。
「慣れていない人は飛び込むと危険です。」の看板がありました。
飛び込むなと書いていない所がすごい。