2005/07/16 - 2005/07/18
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akkiy363672さん
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7月16〜18日の3連休、黒部〜立山を歩いてきました。東海・関東地方の梅雨明けが告げられたこの日、名古屋の気温は34度。愛知万博に21万人の人々が繰り出したとか。
黒部ダム(1470m)の気温は16℃、立山室堂(2450m)は11.5℃。雲上の涼気をお伝えできれば幸いです。
この旅の詳細は「 http://www.ztv.ne.jp/kyoiku/monomiyusan/84tateyama2.htm 」へも記していますのでご覧ください。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
-
安曇野アートロード沿いのホテル「リゾートイン・グリーンベル」で朝食を済ませ、8時に出発。
アートロードを北にとり、大町温泉郷を横手に見て大町アルペンラインに入る。眼前に頭を雲に隠した、黒部の山々が迫る。 -
約45分ほど走って、扇沢駐車場に着いた。
長野県側から黒部へ入るものは皆、ここへ車を置いてトロリーバスに乗りかえるのだ。
まだ朝の9時前だから第3駐車場が空いていて、章くんは階段を1つ上がっただけでトロリーバスの駅に出たが、車をロックして歩き出したときにはこの駐車場は満車になり、あとの車は100mほど下の駐車場へ回されていた。 -
← 「扇沢駅」 ここで全線の乗車券を買う。
今日、章くんは室堂まで登って、夕方にはここへ戻ってくる予定で、扇沢−室堂の往復乗車券を買った。
その章くんのルート(および発着時刻)と運賃は、「扇沢駅(9:30)…(トンネル内トロリーバス、16分)…(9:46)黒部ダム駅(10:10)…(ケーブルカー、5分)…(10:15)黒部平駅(10:30)…(ロープウェイ、7分)…(10:37)大観峰駅(10:45)…(トンネル内トロリーバス、10分)…(10:55)立山室堂駅」の往復で、8500円である。 -
午前9時30分発のトロリーバスに乗って出発、全長5.4Kmの地下トンネルを15分で抜けて、黒部ダム駅に着く。
この全線地下トンネル方式のバス道は、黒四ダム建設の際の工事用資材搬送のため、関西電力が社運を賭けてと形容される決意を持って掘削した隧道である。トンネル工事は困難を極め、のちに製作された「黒部の太陽」にもあったように、黒部大破砕帯といわれる難所に遭遇したときには、80mを掘り進むのに7ヶ月の歳月を要する難工事であったという。
到着した駅も、もちろん地中駅…。太陽にさらされることのない黒部の地下の空気は、ひんやりと肌に冷たい。 -
← トロリーバス「黒部ダム駅」着。
下車してからトンネル内を右へ進むと、約100段の階段を上り下りして、ダムの壁面を目の前にする展望台に出るとか。
しかし、「今日は大混雑が予想されますので、とにかく目的地まで行ってしまってください。途中でゆっくりしていますと、ゴンドラやケーブルカーに載る順番が、どんどん遅れてきます。」と言われている章くんは左へ折れて、平坦なトンネル内の道を進む。
と…、やがて前が開けて、アーチ型ダムの上面に出た. -
← 黒部ダム湖
目の前に後立山連峰の雄姿が広がっている。頂は、雲の中に隠れているが、今日の黒部の天気予報は「曇りのち晴れ」。到着する頃には、お山も晴れるさ…と、章くんは相変わらず楽観的である。
山肌に深く刻まれた幾筋もの山襞には、溶けきらない雪が白く光っている。
ダムの堤を対岸へ渡れば、黒部平へ登るケーブルカーの乗り場だ。 -
たくさんの見物客を迎えて、大壁面からは盛んに観光放水が行われていた。轟音を立てて流れ落ちる水流の先端は砕け、飛沫が陽光を受けて虹色に輝いている。
湖面を黒部湖の遊覧船「ガルベ」が行く。『目の前に迫る北アルプスを見あげながら、雄大に広がる黒部の大自然を気軽に満喫…。平均標高1448mの黒部湖を30分かけ一周するガルベは、日本で最も高所を航行する遊覧船。黒部湖を奥へ進むにつれ、右舷には屏風のように連なる立山連峰が、左舷には天を衝くスバリ岳や針ノ木岳の雄姿が、また正面から赤牛岳が迫り寄り、深く大きい黒部峡谷のまん中にいる自分が実感できる。美しく移ろう四季の湖畔の原生林を眺めながらの遊覧船体験は、まさに心地よいアルペンクルーズです』と、パンフレットにあった。 -
遊覧船上で結婚式を挙げるというカップルがいた。純白のタキシードとウエディングドレスに身を包んだ新郎新婦は、まさに黒部の夏に涼やかさをもたらす雪か…咲き匂う白百合か…といった装いである。
山で知り合ったカップルなのだろうか…と、二人に馳せる思いもどこかロマンティックである。 -
ここ黒部湖駅(1450m…多分)からは、ケーブルカーで黒部平(1850m…多分)まで400mを5分で登る。
たいへんな人出で、ケーブルカーに乗るのにも2回待ちである。プァ〜ンと警笛を鳴らして、可愛い電車が人々が待ち構えるホームへ入ってきた。最大斜度45度(多分)もある急傾斜を、こんなにたくさんの人を乗せてはたして登るのだろうか。
それが登った。20分間隔運行を正しく守って、きっちり5分で400mの高低差を往復している。可愛くても偉い! -
ケーブルカーで「黒部平駅」に着いた。
黒部平から見上げる、後立山連峰は雄大だ。深く刻み込まれた山ひだの間に、今なお大きな雪渓が残り、眼前に迫ってくる。
黒部湖からここまでのケーブルカーは、可愛いけれど合計130人ほどの人々を一度に運ぶ。ここから立山のほぼ8合目にあたる大観峰(2350m…多分)までへと登るロープウェイの定員は70人。
当然、ここで待ち時間が生じる。黒部湖駅でケーブルに乗るときに番号券を渡されていて、ロープウェイの順番が来るとその番号を呼んでくれるのだ。 -
← 黒部平の花たち
待ち時間の間に、展望台から周囲のパノラマを眺め、茶店で山菜おこわの小むすびをバクついたあと、あたりを歩いてみた。ニッコウキスゲの淡い黄色の花が満開で、足元に揺れていた。 -
← 黒部平〜大観峰を結ぶロープウェイ
やがてテレビモニターに章くんたちの整理券番号が映し出され、係りのおじさんがマイクで呼んでいる。
待つことしばし…、まだ10時過ぎのこの時間は、下って来る客はほとんどいない。乗務員だけを乗せた箱が、ホームに近づくと急にスピードを落とし、慎重すぎるほどのゆっくりしたスピードでホームに着いた。
このゴンドラは、立山の東壁を背に大観峰と黒部平を7分で結ぶ、延長1700m、標高差500mのロープウェイ。途中に1本の支柱もない、日本最長のワンスパーン・ロープウェイで、箱の中から眺める眺望は素晴らしく、まさに「動く展望台」だ。 -
← 「大観峰駅」からの眺望
「大観峰駅」は立山の東側斜面に穿(うが)たれた、立山登山のための一穴である。切り立った斜面に立つ駅の展望台からの眺望は雄大だ。
眼下にコバルト色の黒部湖が輝き、その彼方には今なお厳冬期には人が踏み入れることを許さない、鉢の木・赤沢・鹿島槍などの高峰が聳立している。
ここからは、立山主峰の雄山の真下を通って室堂平へ抜けるトンネルが掘られていて、地中を無公害トロリーバスが走る。日本最高箇所を走るこのバスは、立山の表と裏を10分で結ぶ。 -
「室堂駅」に着いた。
ターミナルを出ると、目の前には立山連峰の大パノラマが広がっている。今日の人出は大変なものだというが、その人並みもこの大自然の景色の中に分散して溶け込んでいて、気にならないほどの雄大さである。
標高2450m、気温11.5℃。章くん、長袖シャツを着てきたのだが、下界から来ているので両袖を捲り上げている。むき出しの腕に当たる風は涼しく、歩いているうちに肌がひんやりとしてきたが、日差しがあるので寒いということはない。ほとんどの人が、半袖やノースリーブで歩いている。 -
雲は峰々を覆っているがところどころ切れていて、そこから太陽が顔をのぞかせる。天気予報は、曇りのち晴れ…。期待していいのだろうか。
← 遊歩道のあちらこちらには、溶け残った雪渓が横たわっている。 -
ここ室堂平は、立山信仰登山の基地となった古い宿泊の施設「室堂」(重要文化財)の名前に由来する地名で、信者たちはこの室堂で休憩宿泊して、雄山の山頂に祀られている雄山神社に詣でた。室堂は日本最古の山小屋ともいわれ、最初の建物ができたのは、少なくとも14世紀末より以前と伝えられているから、鎌倉時代のことであって、その歴史は古い。
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立山の昔話には、「室堂小屋はものすごく強い作りで、1本の柱を見ても大人一人でかかえきれない太さ。中はムシロが敷かれていて、いくつかの囲炉裏(いろり)があり、間仕切りはなくて、泊まる人は雑魚寝(ざこね)する。客の多いときは横にもなれず、足をのばすこともできない。食事などは、宿から鍋釜を借りてみんなで作るが、高山のためメッコご飯でまずい」とある。気圧が薄いので圧力がたらずに、芯のあるご飯になってしまったということだろう。
← 室堂平から見た立山三山。
(左から、富士ノ折立・大汝山・雄山) -
一帯は国立公園内だから、どこを歩いてもよいという訳にはいかない。
遊歩道(登山道というべきか)が設けられていて、出発点には案内板があり、ミクリガ池一周は45分、室堂周辺の周遊は1時間30分、雄山神社往復は3時間、剣御前小屋までは5時間30分…とか書いてある。 -
← 雷鳥沢に残る雪渓
今、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、ハイヒールで3000mへと登れるこの道を、1584(天正12)年12月、吹き荒れる吹雪をついて、北国の戦国武将が数人の家来とともに越えていった。武将の名前は、越中富山の城主「佐々成政(さっさなりまさ)」。三河浜松の徳川家康に会うために、極寒の立山を越えていったのである。 -
ミクリガ池は、立山の火山活動で生まれた爆裂火口にできた池で、水深は15mと日本アルプスでもっとも深い。その名称は、元和3年(1617年)、越前法師の某が掟を破ってこの池で遊泳中、三回り目に湖底へと姿を消してしまったことに由来しているとか。
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室堂から立山を眺めるなら、ミクリガ池湖畔がナンバーワンのビューポイントだ。
「立山神の祭壇」といわれるだけに、立山連峰の眺望はもちろん、高山植物も乱れ咲く別天地で、近在には日本最高所の温泉「みくりが池温泉」がある。
室堂一帯の雪解け水はこの池にいったん蓄えたられたあと、伏流水となって北西200mの地獄谷に面した斜面から湧水となって流れ出していく。眼下にあるこの残雪もやがて溶け出し、数十年後には称名川の流れを作って、落差350m、日本一の高さを誇る巨瀑「称名滝(しょうみょうのたき)」として下り落ち、成願寺川へ合流して、日本海へと注ぐ。 -
ミクリガ池を一周してターミナルへ戻り、章くんは立山を後にした。まだ3時30分、少し早い下山であったが、帰途の混雑を考えると早い目に降りるのが得策であろう。
大観峰でロープウェイに乗るのに約1時間待ち。下へ降りてきてから、駐車場のおじさんに、あと30分下山が遅れれば2時間待ちであったろうという、ゾッとするような話を聞いた。
← 大観峰で、ゴンドラ待ちの間に撮った一枚 -
← 帰り道の黒部ダム湖。赤牛岳など、赤石山脈の高峰が見え隠れしていた。
扇沢から大町までの大町アルペンラインは、くねくねと下る片側1斜線の山岳道路。前を何台かの観光バスが連なっているから、大名行列のように連なってゆっくりと下っていく。
今夜の宿は「松本ツーリストホテル」。ツイン1泊8800円、松本駅至近の気楽なホテルだ。 -
翌日は、158号線を走って、飛騨高山へのルートを走った。
ところが、先日の台風で途中に土砂崩れがあり、「上高地・乗鞍スーパー林道」へ迂回とのこと。
← 上高地・乗鞍スーパー林道から乗鞍岳をパチリ
上高地も乗鞍も、今日はパスして、安房トンネルを抜けた。そのまま西へ走って、12時過ぎに高山へ入る。ここの市内もたいへんな人出だ。
少し遅い昼食を「高山グリーンホテル」のランチ・バイキングで取り、東海北陸道〜名神〜名古屋高速〜東名阪〜伊勢道と乗り継いで、午後5時30分、帰宅した。
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