2007/04/21 - 2007/04/23
1583位(同エリア1683件中)
コマエさん
奄美大島の南にある加計呂麻島へ。ちょうど開花の時期かもしれない諸鈍のデイゴ並木と、何かありそうな安脚場戦跡公園、島尾敏雄が特攻隊長をやっていた呑之浦の基地跡に行きました。
前者2つは動機がかなり曖昧でしたが、付け焼き刃ながら島尾敏雄の著書を数冊読んだので呑之浦はより興味深かったかも。
加計呂麻島へは、奄美大島南部の古仁屋からフェリーで渡ります。朝7時発の便に乗るべく、名瀬のホテルを4時半に出ました。
加計呂麻島は奄美大島よりも更に車が必需品でした。くねくね道でアップダウンがかなり激しいので、軽自動車だと結構辛いです(でも私があたったレンタカーは軽しかないようでした)。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー
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古仁屋行きバスに確実に乗れる場所は港だ、とホテルから乗ったタクシーの運転手さんに言われたので、新港まで連れて行ってもらいました。確かにすぐバスが来たので、奄美交通営業所で待つより良かった。
誰も乗っていなかったので、バス内で一枚。 -
この鹿児島から来たフェリーありあけを待ってバスは出発するので、待っている間に見に行ってみました。朝5時頃の到着で、飛行機の搭乗に使うようなブリッジで下船するようです。
いいなー今度はこれに乗って来たいなあ。貨物も降ろしていました。朝早くから大変だ。 -
結局フェリーから降りて来てバスに乗ったのは4人ほどで、しかもほとんど名瀬周辺で下車していました。
私も名瀬を出たあたりから爆睡していて、目が覚めたら夜が明けていました…。写真の風景は、あと一つくらい山を越えたら古仁屋に辿り着くあたり。 -
6時過ぎに古仁屋到着。港でバスを下ろしてもらいました。
港から古仁屋の町を振り返ってみたところ。 -
なんと待ち受けていたかのように大島海峡に護衛艦がいました! 佐世保から来たのかなーと思ったけど後で調べたら、呉地方隊所属のやまゆきのようです。思いもよらないことにテンション上がり気味。
ちなみに向こう側に見える島が、本日の目的地加計呂麻島です。 -
フェリーで渡る予定の瀬相方面。
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フェリー出港までまだだいぶ時間があったのでふらふら散策。
街路樹はデイゴでした。鮮やかな赤が目に染みます。大島ではよく咲いていたので、加計呂麻の諸鈍のデイゴ並木も期待できるかな。 -
せとうち海の駅。ですが、関係者以外立ち入り禁止と張り紙がありました。
モンパの木がずらーっと植えてあります。葉っぱが肉厚でふかふかしている感じが気持ちがいいんだよね〜。 -
加計呂麻島行きフェリー。これに乗って瀬相まで行きます。
チケットは事前に、後ろに見えている白い建物で購入しました。 -
乗船したところ。車両デッキから乗り込み、階段で上に行きます。
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出港! やっぱり水がきれいだー。
左側には海上保安庁の船があり、右側にある灰色のくすんだコンクリの建物は、旧陸軍の弾薬庫だったそう。欠けている箇所があったりして、いかにもそれっぽい感じでした。今は使われていないみたいです。 -
また護衛艦を撮ってしまう…。メインの煙突の後ろから細く白い煙が出ていたけど、朝食の用意かなあ。
ちなみに少し場所を移動していました。そういえば動いている所を生で見るの初めて。嬉しい。 -
振り返ってみる。ちょうど古仁屋の町に光があたっていました。
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瀬相港に到着。25分の航行でした。港にはバスがずらりと待機中。フェリーの時間に合わせて運航しているそうです。
私はレンタカーを借りたのですが、借りるまで一苦労でした…というのも、レンタカー屋の人が掴まらない!30分近く待ったあげく、やっとやって来たおじさんにはレンタカーはみんな出払っているよーなんて言われて脱力。予約したのに…。
結局は一台工面してもらい、なんとか出発。 -
瀬相からずーっと東に進んだところにある安脚場(あんぎゃば)近くの海岸。
車道の運転は2年振りくらいだったけど、すぐに勘が戻ってきて運転が楽しくて仕方なかった!(もちろん安全運転でした)。アップダウンの激しいくねくね道ですが、車は全然いないので快適。 -
ひとまずの目的地は安脚場。島といえども割と大きく、くねくね道のせいもあってか瀬相からは案外時間がかかりました。
これは安脚場戦跡公園の駐車場です。集落の物凄く狭い道(一部舗装されていない)を抜け、だいぶ山を登ったところにあります。誰もいません。 -
安脚場戦跡公園へは車を降りて、徒歩で登って行きます。人の気配がまったくなく、なんだか怖い感じ。
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だいぶ登った所で、やっと痕跡が現れました。安脚場戦跡は名前はよく出てきますが、このへんを要塞にしていたのでしょうか。
これは天水貯水池。何事もまずは水。解説の看板は文字が消えてしまって読めなくて残念。 -
どこにも解説がありませんでしたが、三方が土の壁のようになっている場所で、建物か何かがあったような雰囲気です。
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もっと登った所にある弾薬庫。左の入り口の左側にある3つのくぼみは、ちょうつがいの跡なのでしょうか。だとしたら扉がついてたのかな。そういえば手前の入口の右側にも同じように3つくぼみがあります。
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更に先に行ったところ。島がまったく見えず、海だけです。加計呂麻島の東端。
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再び登って行きます。この先の展望台には砲台があったそうです。とても見晴らしがいいので見張りにはいいかもしれないですが、剥き出しになっているのでやっぱり怖い。
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尾根(?)づたいに歩いていると足元に何かが。場所としてはさっきの弾薬庫の裏側あたりのようですが、空気穴…?覗いてみたら、土で埋まっているみたいでした。
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少し下りていったところにある、金子手崎防備衛所。大島海峡への敵潜水艦の侵入を防ぐコントロールセンター。昭和16年に造られた物だそうで、大島海峡の対潜水艦防備を担っていたようです。
…中が真っ暗で怖くて入れませんでした…。近づいてみたら、中に木造っぽい建物があるようなのも怖かった。あれはなに。 -
もっと下りていったところにある弾薬庫。屋根にいっぱい白いユリが咲いていて、そのギャップが凄かったです。
けどこんなに窓や入口が大きくて大丈夫なのかな?奥2方は土の壁で、入口の前方は崖なので、万が一爆発した時には、上ではなくて前にエネルギーを逃がすように設計してあるのでしょうか。 -
駐車場まで戻ってきました。相変わらず誰もいない…。
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山を越えて今度は諸鈍にやって参りました。
デイゴ並木で有名な場所ですが、まだ全然咲いていませんでした。葉もあまり出ていなくて、一見しただけでは冬みたい。古仁屋では沢山咲いていたのに、立地が違うからでしょうか。 -
晴れてきたので、海がとてもキレイに見えます。やっぱり海は空の色を映すんだ…。
ここのビーチは、夜光貝か何か大きい巻貝のふたがよく落ちていました。かなり大きいもので、持つとずっしりしています。 -
諸鈍から西の瀬相方面に向かいます。目的地は呑之浦。
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細くてくねった道をどんどん行きます。時折集落を通り抜けますが、あまり人影はありませんでした。
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呑之浦に到着。すぐ着くだろーとか思っていたらどこに行くにも割と時間がかかります。
駐車場付近ですが、案内を見るとこのへんに主計科棟があったそう。烹炊所も同じ所にあったのでしょうか。 -
島尾敏雄の記念碑。資料を展示しているような記念館があるのかと思ったら、あるのはこの碑だけでした。この碑が向いている方向に桟橋があった模様。
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基地を海沿いに歩いていきます。ちゃんと整備されており散歩道が出来ていて、楽に歩いていけました。
とても静かできれいな場所で、戦争末期は震洋特攻艇の基地で私と同じ年くらいの人たちが死の命令を待っていた所だとは、想像がしづらいです。 -
震洋とその格納庫(震洋はレプリカ)。島尾敏雄の著書によると、格納庫内はじめじめした湿気の多い場所だったとか。
この乗り物に乗っての特攻だそうですが、大量生産するために動力は車のエンジンだったそう。 -
青年士官の島尾隊長と、隣村の押角出身のミホさんはここの磯を渡って相手に会いに行っていたのでしょうか。
そういえば特攻隊長の青年士官と島の娘さんの恋愛なんて、小説に書けばシェイクスピアばりの物凄くドラマチックな話になるなあ。島尾敏雄本人は淡々と書いているから、あまりそういうイメージがなかったけど。 -
何かに使っていたのかも、と思ってしまう人工的っぽいくぼみ。いくつかありました。
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なんだかいくつも並ぶ格納庫を見ていると泣きそう…。こんな静かな場所なのにこんなものが。特攻艇なんて使って、上の人たちは一体何がやりたかったんだろう。将来を担うはずの若者を死に追いやるなんて、未来が見えてなかったのかな。
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終戦数日前に突撃命令が出たものの、結局この基地からは特攻艇が出撃することはありませんでした。
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呑之浦を離れ、まだ時間があったので西の方へむやみに車を走らせる。
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こんなくねくね道です。西端にある実久まではさすがに遠いので行けませんでした。
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瀬相に戻って来ました。呑之浦や安脚場はこの道をずーっと行ったところにあります。
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フェリーから瀬相港を振り返る。
加計呂麻島は山間に集落がぽつぽつある島でした。集落ごとに小・中学校があったりします。住めば都だと思いますが、濃密そうな人間関係は私には無理かも…。 -
島を離れても、フェリーは加計呂麻島と平行するようにして航行します。
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古仁屋付近にはまだ護衛艦がいた!でも向きが変わってる…。潮の流れが変わったから?
私が凝視している間にもフェリーは進み、無事古仁屋港に到着しました。
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