2007/04/08 - 2007/04/08
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oscar002さん
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以前に16区にあるアール・ヌーヴォーの代表的建築家ギマールの建築を載せましたが、もう一つ紹介しておきたいのが、7区(こちらも高級住宅地ですね…)にあるラヴィロットの建物です。ラヴィロットの建築というよりも、アール・ヌーヴォーの陶芸家ビゴの作品といったほうが通りがイイかも知れませんが…。
今日はちょっと7区を散歩してみましょう。
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メトロのエコール・ミリテールから歩いて行きましょう。これはアヴェニュー・ボスケの並木道。
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アヴェニュー・ラップをセーヌ川へ向かって歩くと、右側にスクアール・ラップがあります。これは路地の突き当たりにある組み格子の装飾。木が伸びてしまってわかりづらいかもしれませんがトロンプ・ルイユ(だまし絵)と言われるものです。
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木の前にはこんな装飾。
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その左にあるのが、この建物。ラヴィロット1899年の作品。ここでもビゴのタイルが使われています。
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入り口もいかにも…といった印象。
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向かい側は「フランス神智学協会」。広辞苑には「人間に神秘的霊智があって、これによって直接に神を見ると説く思想」とありましたが、ひいてはオカルト、魔術、超常現象などの協会らしい。
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で、本日のメインイベント29番地の建物です。
入り口の周りを囲む装飾は、植物が絡み合うようなデザインですが、女性器を表しているとも言われており、かのサルバドール・ダリが絶賛したとか。 -
入り口上部の装飾。ちなみにこれは1901年の建物です。
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逆光で(+腕のせいで?)、あまり上手く撮れていませんが、拡大して見て下さい。タイルに細かい細工が施されているのがわかります。
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窓の装飾ですが、これも何だか違うものに見えてきそうですね。
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で、フト振り返れば青い空にエッフェル塔が聳え立っています。むしろホッとする光景。
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お隣は明るい色調のショコラティエ。
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そして本日はまさにイースター。大きなイースター・エッグが飾られていました。
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右に曲がって裏手のセディヨ通りの建物。GAYAUDON 1898年とありました。
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これもパリらしい建物。RAMIERと建築家の名前は入ってましたが年代はわからず。
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そして、その隣が再び1897年のラヴィロットの建物。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」イタリア人学校です。手摺の曲線や装飾はアール・ヌーヴォーながら、タイル装飾が無いので随分シンプルに見えてきます。
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本日のアール・ヌーヴォーはこれで終わりですが、さあ、天気もイイのでサン・ドミニク通りをちょっと歩いてみましょう。これはフォンテーヌ・ド・マルス、ちゃんと水が出てるのわかりますか?
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フランスは野菜が美味しいところですが、これはこの季節ならではのホワイト・アスパラガス。
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アヴェニュー・ボスケを渡って、さらにサン・ドミニク通りを行くと、左側に見えるのがサン・ピエール・デュ・グロ・カイユー教会。グロ・カイユー(Gros Caillou)とは大石のこと。大きな鶉(Caille)ではありません。
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その先、マーラー通りを左に曲がると、バスク料理のレストラン「Chez L’ami Jean」。最近いろいろな所で取り上げられているレストランでいつも大混雑。金曜日など「10時過ぎなら何とか…」と言われて行ってみたら席に着いたのが11時なんてことも。ま、待ってる間にカウンターでサラミをつまみながら飲んでるのも楽しいんですが…。
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これも地元で人気のケーキ屋さん、ジャン・ミエ。For Easterって窓にありますが、ひっきりなしにお客さんが来てました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 真@tokyoさん 2007/04/09 20:36:51
- 7区の3棟とトロンプ・ルイユ
- oscarさん
こんにちは
この一塊の3棟で、なんとも不思議な世界を作っていますね。フランス神智学協会は名前にピタリの雰囲気で、このSq.Rappは毎回立ち寄るスポットです。前回はここでポーランドからの青年が熱心に撮影中でした。今まで見物人に出会ったことはありませんが、知る人ぞ知るというところでしょうか。
冬はLapp通りの並木が葉を落としているので、エッフェル塔からもよく見えました。
前から、あの格子状の装飾の名前を知りたいと思っていました。「だまし絵」というとエッシャーを思い浮かべますが、これもフランス語ではその範疇なのですね。パリ各所で見られますね。特にシャンゼリゼのロン・ポワン近くのタイ航空の庭の塀一面の飾りは規模が大きいです。ただ、全体が単調なのが残念なところで、出来栄えはSq.Pappのほうが優れています。
自分が興味を持っているものが登場するとうれしくなります。
ところでカメラ変えましたか。「GAYAUDON 1898」がくっきり読み取れます。すばらしい。
では
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