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【クスコからマチュピチュ日帰りツアー編】<br /><br />オスタルで朝食を済ませると、ガイドのニカショ氏が定刻に迎えに来てくれて車で出発。駅に着くとビスタドメは既に入線済み。濃紺のノスタルジックな車体に黄色い文字でPeru Railと書かれた列車、鉄っちゃんではないけれど写真パチパチ。<br /><br />時間になると無言で発車するビスタドメ。<br />すぐに飛行機の機内食のような朝食が配られる。<br />高級列車とはいえ、ビスタドメもシートのリクライニングは不可。固定シートで3時間半の旅は決して短くないが、バックパッカークラスやインカクラスだったら更に厳しいのだろうか。<br /><br />すり鉢状のクスコの街から、列車はスイッチバックを繰り返して徐々に高度を上げた後、ウルバンバ川に沿って下っていく。首が痛くなるくらい高い山々に囲まれながら、いい加減嫌になってくると、周りにミニマチュピチュのような遺跡が見えてくる。マチュピチュに上がってしまったら物価が高そうなので、到着した終点アグアス・カリエンテス駅の売店で昼の行動食を買い込むが、ここで既にバカ高い。クスコで調達してくるんだった・・・。<br /><br />バスに乗り換えて、つづら折れのビンガムロードをひたすら登る。ウルバンバ川が遥か下になるまでカーブを繰り返すも、遺跡入り口に到着するまでマチュピチュは姿を見せない。<br /><br />バスを降りて遺跡のゲートでチェックを受けると、自分たちは申し込んだつもりはなかったのだが、英語ガイドのグループに振り分けられる。総勢20人ほどの大所帯になって遺跡へ入場。ここで久しぶりに日本人ツーリストに会った。<br /><br />遺跡の感想は、文章にするとイマイチになるのがわかっているのでご想像にお任せしますが、「一生に一度、見ておく価値がある風景」であることは間違いないと思います。<br /><br />ガイドさんのウィットに富んだ案内にゾロゾロと付いていくペースがどうも勿体なく、家の構造などをレクチャーされた後で申し出て、ガイドから外れることに。そしてワイナピチュ山(よく見るマチュピチュの写真奥に見える高い山)に登りに行くことに。山の登山道入り口で名前を書き、山頂までは40分ほどの山登り。急な登りだが、うまく道が付けられているので歩きやすい。後方にはマチュピチュの遺跡がミニチュアのように見える。山頂は岩の塊。何ともいえない爽快感。一緒に登ってきた物好きツーリストと写真のとりあいっこ。でも足場が危ないので注意してください。落ちたら間違いなく死にます。<br /><br />下山して急いで遺跡を見回ると、もう帰る時間が迫ってくる。やはり遺跡見学には2日かけたいところです。<br /><br />偶然ワイナピチュ登山口近くで岩波新書「マチュピチュ」の著者、高野潤さんとお会いした。話を伺うとやはり、マチュピチュは朝が一番らしい。霧に包まれた遺跡に朝陽が差すと、霧がだんだん沈んでいき、マチュピチュが雲海に浮かぶように見える日があるらしい。うーむ、、これからプランニングするなら、インカトレイルを歩いてマチュピチュと感動的な出会いを果たし、アグアスに一泊して朝の遺跡を見にいくという計画を立てるのですが。あれからアマゾンに籠もると話していた高野さん、元気ですか?<br /><br />帰りの車内では突然アテンダントによるファッションショーが始まったと思ったら、着ているセーターなどをおみやげとして売るためで、かなりウケました。<br /><br />ところで帰り道、クスコのスイッチバックにさしかかる前の駅に停車すると、ほとんどのツーリストが降りていく。あれ、まだ終点じゃないのに、、と思って不思議だったが、後で聞くとスイッチバックはとても時間がかかるので、一つ手前の駅からバスに乗り換えると時間短縮になるため、ツアー会社によってはその駅に迎えにきているということらしい。我々はクスコの夜景を見ながら列車でゆっくりと下りていきました。<br /><br />さて、明日はプーノだ。<br />【つづく】

南米ペルー~ボリビアの旅? ~マチュピチュ編~

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2005/10/09 - 2005/10/18

1131位(同エリア1176件中)

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カバリアチー

カバリアチーさん

【クスコからマチュピチュ日帰りツアー編】

オスタルで朝食を済ませると、ガイドのニカショ氏が定刻に迎えに来てくれて車で出発。駅に着くとビスタドメは既に入線済み。濃紺のノスタルジックな車体に黄色い文字でPeru Railと書かれた列車、鉄っちゃんではないけれど写真パチパチ。

時間になると無言で発車するビスタドメ。
すぐに飛行機の機内食のような朝食が配られる。
高級列車とはいえ、ビスタドメもシートのリクライニングは不可。固定シートで3時間半の旅は決して短くないが、バックパッカークラスやインカクラスだったら更に厳しいのだろうか。

すり鉢状のクスコの街から、列車はスイッチバックを繰り返して徐々に高度を上げた後、ウルバンバ川に沿って下っていく。首が痛くなるくらい高い山々に囲まれながら、いい加減嫌になってくると、周りにミニマチュピチュのような遺跡が見えてくる。マチュピチュに上がってしまったら物価が高そうなので、到着した終点アグアス・カリエンテス駅の売店で昼の行動食を買い込むが、ここで既にバカ高い。クスコで調達してくるんだった・・・。

バスに乗り換えて、つづら折れのビンガムロードをひたすら登る。ウルバンバ川が遥か下になるまでカーブを繰り返すも、遺跡入り口に到着するまでマチュピチュは姿を見せない。

バスを降りて遺跡のゲートでチェックを受けると、自分たちは申し込んだつもりはなかったのだが、英語ガイドのグループに振り分けられる。総勢20人ほどの大所帯になって遺跡へ入場。ここで久しぶりに日本人ツーリストに会った。

遺跡の感想は、文章にするとイマイチになるのがわかっているのでご想像にお任せしますが、「一生に一度、見ておく価値がある風景」であることは間違いないと思います。

ガイドさんのウィットに富んだ案内にゾロゾロと付いていくペースがどうも勿体なく、家の構造などをレクチャーされた後で申し出て、ガイドから外れることに。そしてワイナピチュ山(よく見るマチュピチュの写真奥に見える高い山)に登りに行くことに。山の登山道入り口で名前を書き、山頂までは40分ほどの山登り。急な登りだが、うまく道が付けられているので歩きやすい。後方にはマチュピチュの遺跡がミニチュアのように見える。山頂は岩の塊。何ともいえない爽快感。一緒に登ってきた物好きツーリストと写真のとりあいっこ。でも足場が危ないので注意してください。落ちたら間違いなく死にます。

下山して急いで遺跡を見回ると、もう帰る時間が迫ってくる。やはり遺跡見学には2日かけたいところです。

偶然ワイナピチュ登山口近くで岩波新書「マチュピチュ」の著者、高野潤さんとお会いした。話を伺うとやはり、マチュピチュは朝が一番らしい。霧に包まれた遺跡に朝陽が差すと、霧がだんだん沈んでいき、マチュピチュが雲海に浮かぶように見える日があるらしい。うーむ、、これからプランニングするなら、インカトレイルを歩いてマチュピチュと感動的な出会いを果たし、アグアスに一泊して朝の遺跡を見にいくという計画を立てるのですが。あれからアマゾンに籠もると話していた高野さん、元気ですか?

帰りの車内では突然アテンダントによるファッションショーが始まったと思ったら、着ているセーターなどをおみやげとして売るためで、かなりウケました。

ところで帰り道、クスコのスイッチバックにさしかかる前の駅に停車すると、ほとんどのツーリストが降りていく。あれ、まだ終点じゃないのに、、と思って不思議だったが、後で聞くとスイッチバックはとても時間がかかるので、一つ手前の駅からバスに乗り換えると時間短縮になるため、ツアー会社によってはその駅に迎えにきているということらしい。我々はクスコの夜景を見ながら列車でゆっくりと下りていきました。

さて、明日はプーノだ。
【つづく】

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
20万円 - 25万円
航空会社
デルタ航空

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