2003/08/07 - 2003/08/08
15位(同エリア209件中)
前日光さん
今回の英国の旅もそろそろ終盤に近づき、バースよりもさらに南東方角にあるソールズベリーに向かって、車を走らせました。
ソールズベリーは実は2001年に訪れており、その時宿泊したホテル「ROSE&CROWN」が忘れられずに再びやってきたというわけです。
途中左手に「ストーンヘンジ」を意識しつつも、2年前に来たことだしと思い先を急ぎました。もう一度見てもよかったのですが、なにしろ時間がありません。以前道に迷った所も今度は無事に切り抜け、いよいよホテルに到着しました。
このホテルは表通りから見ると、昔の所謂「Inn」(一階は酒場で、二階は宿泊用という)という感じで、なんということもないのですが、部屋に入り、庭に出てみた時の驚きはどう表現したらよいのでしょうか!部屋から直接庭に出られるようになっていて、庭には色とりどりの花が咲き乱れ、目の前をエイヴォン川がゆったりと流れているのです。まるで絵のように白鳥が泳ぎ、その向こう岸の牧草地には羊が群れていて、さらにその先にはソールズベリーの大聖堂がそびえているのでした。私が思い描くイメージ通りの「西洋」というものの姿がそこにはあったのでした。
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ホテルの部屋から出ると、すぐにエイヴォン川の川岸に出ます。部屋は、この写真の左下方向にあり、従ってこの風景は宿泊客にだけ見ることのできるものです。
これは川の左方向の風景です。こちらが上流です。 -
これは、同じくホテルから見て川の右方向に架かる橋です。
この日は長距離を移動してきたので疲れており、テイクアウトした昼食の残りで、夕食代わりとしてしまいました。それくらい大量の昼食をオーダーしてしまったというわけです。 -
翌日の朝、目が覚めて外に出てみると、太陽が昇る直前、一面の川霧が立ちこめていたのでした。
川岸のライトがまだ消えずに残っていました。 -
少しずつ夜が明け始め、川面に鳥が現れました。
それはそれは幻想的で、ターナーだかコンスタブルだか(その違いはよく分りませんが)の絵のような風景とは、このようなものかと思われました。 -
右方向に見えていた石橋も、霧に煙って、言葉にできないすばらしさでした。
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鳥は、人間に慣れていて、こうやって岸に上がってきます。そういえば興醒めするので写真には撮りませんでしたが、この岸のすぐ近くに「世界人類が平和でありますように」とかなんとか日本語で書かれた立て札が立っていました。たぶん宗教関係でしょうね?
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ついに白鳥も登場です!2年前に泊まった時は1羽しか見かけなかったように思うのですが、今回はけっこう増えていました。
この写真は私が食べ物をやろうとしたので、近寄ってきたのです。白鳥が案外意地汚いのはわかっているのですが、ついつい見かけに負けてしまうのでした。 -
霧は、まだ尾を引いて川面を漂っています。
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少し明るくなり、朝食のためレストランに向かいました。こんな風に所々に花があります。
ちなみに花の手入れをするおじさんが、早朝から職務に励んでいました。こういう人の力があって、この風景は保たれているんですね。 -
さっきの花をレストランの中から眺めたものです。
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左下に見えるのがレストランの屋根です。
この日は良い天気で、暑くなりそうな予感がしました。 -
川の反対側には草地が広がり、ここに羊がいるのですがこの時はまだいません。
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遠くにかすかに見える塔が、今日行こうとしているソールズベリーの大聖堂です。夜になるとライトアップされます。
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レストランの右方向にあるのが、客室です。
天蓋付のベッドのある部屋もあるようですが、ちと値段が高すぎて、庶民には遠い話です。 -
「ソールズベリー&南ウィルトシャー博物館」
ストーンヘンジと周辺の先史時代の遺跡から発掘された出土品が、展示されています。
ウーム…私には皆同じようなものに見えてしまったのでありますが・・・ -
博物館の建物です。こうして眺めてみると、なかなかよい感じですね。
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突然、足なんかが出てきて申し訳ありません。
この私が足を乗せている物体は、リンボウ先生(林望氏)の「イギリス観察辞典」によれば、昔の英国の家の玄関前に置かれていたらしい「靴の泥落とし」ではないかと思われます。
西洋人は、靴のまま室内に入るので、その前にこのように靴についている泥を落として入ったというのです。ここ以外でも、注意して観察していると、確かにこのようなものが入り口の近くにあるのです。家によって、形が違っていて同じものが全く無いというのもおもしろい発見でした。 -
ソールズベリーの町の様子。
美しく飾られた花々、ユニオン・ジャックが風に翻っていました。 -
みやげを買うために立ち寄ったスーパー「マークス&スペンサー」は、英国中どこでも見かけました。(私はひそかに英国の「○トー○ーカ堂もしくは「○ャスコ」と思っています。)
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英国のおみやげといっても、たいしたものがあるわけではないので、とにかく紅茶とクッキーを買いました。チョコレートは、夏には買うものではない!というのが前回の教訓だったからです。
日本に戻ったとたん、日本の夏の暑さで無惨に溶け、人にやれる代物ではなくなったという経験があったので。
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この旅行記へのコメント (11)
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- ふわっくまさん 2020/07/11 07:55:14
- 憧れの・・
- 前日光さん、おはようございます。
朝から憧れの英国の様子、拝見させていただきました。
ホテル・レストランからの眺め、緑の芝生と川も素敵で・・☆
博物館もとても歴史を感じる、絵になる光景でしたね。
そしてマークス&スペンサー=スーパーでさえ、オシャレに感じました。
お天気に恵まれた中、満喫して来られたのですねー
いつか行ってみたい!と希望を持って、今は健康第一に過ごそうと思っています。
ふわっくま
- 前日光さん からの返信 2020/07/11 14:41:34
- RE: 憧れの・・
- ふわっくまさん、こんにちは。
大昔のソールズベリー旅行記に立て続けにご投票いただき、ありがとうございます!
> 朝から憧れの英国の様子、拝見させていただきました。
→私は海外の中でも、特に英国が好きで結局4回ほど渡英しました。
今でも行ってみたい国は英国です。
多分にリンボウ先生の「イギリスはおいしい」に影響されたのだと思います。
> ホテル・レストランからの眺め、緑の芝生と川も素敵で・・☆
> 博物館もとても歴史を感じる、絵になる光景でしたね。
> そしてマークス&スペンサー=スーパーでさえ、オシャレに感じました。
→英国の田舎は、建物があまり建て込んでいなくてゆとりがあり、ホッとできるところがいいです。
今朝も再放送中の英国映画「ダウントン・アビー」を見て、また彼の国に思いを馳せておりました。
> お天気に恵まれた中、満喫して来られたのですねー
> いつか行ってみたい!と希望を持って、今は健康第一に過ごそうと思っています。
→今はどこの国にもなかなか行けず、長い辛抱の期間ですね。
じっと待って、再び当たり前に海外旅行ができる日に期待しましょう!
前日光
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- pedaruさん 2020/07/11 06:38:34
- 信じられないほどの・・・
- 前日光さん おはようございます。
>右方向に見えていた石橋も、霧に煙って、言葉にできないすばらしさでした。
弟子の才能を知り、自らの絵筆を折ったという話がありますが、この写真を見たら、
私もスケッチ止めたくなります。
写真もこんな幻想的な絵を描くことができるのですね。
梵ちゃんとこの景色、甲乙つけがたし!
pedaru
- 前日光さん からの返信 2020/07/11 14:31:49
- RE: 信じられないほどの・・・
- 師匠、大昔のソールズベリー旅行記にようこそ!
エイボン川の岸辺は、「ホテルローズ&クラウン」宿泊者が見ることを許される風景でした。
この日の川霧は、まるでドラマのワンシーンのように早朝から立ちのぼり、白鳥が泳いで来るという劇的なものでした。
私の英国旅行の中で、最も西洋を感じた瞬間でした!
> 弟子の才能を知り、自らの絵筆を折ったという話がありますが、この写真を見たら、
> 私もスケッチ止めたくなります。
> 写真もこんな幻想的な絵を描くことができるのですね。
> 梵ちゃんとこの景色、甲乙つけがたし!
→恐縮です(>_<)
この頃、デジカメの早期のものを使用しました。
オリンパスだったかも?
今のようにコンパクトではなく、けっこう重さもあったような?
ダ・ヴィンチとヴェロッキオの例えを出されるほどのできばえとは思えませんが。
これはこの日この時のソールズベリーの気象条件が、幻想性を引き出させるものだったのだと思います。
でも師匠に褒められると素直にうれしいです。
ありがとうございました(^^)/
前日光
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- M-koku1さん 2020/07/06 17:44:00
- コンスタブルのような感じがします
- コンスタブルと言えば、ロンドンの北東部サフォーク州イースト・バーゴルトで生まれたため、そのあたりを「コンスタブルの世界」と呼んで、美術探訪の形で、絵の題材になった場所が残っているため、デイトリップに行った覚えがあります。
前日光さんがいらっしゃった ソールズベリーとワイ川の景色は 本当にコンスタブルの絵画に描かれた景色みたいですね。
彼の代表作に 主教の庭から見たソールズベリー大聖堂(1823年 ロンドン、ヴィクトリア&アルバート美術館)が残されているので、この周辺でもきっとたくさんの絵を描いたんだろうし、実際に描きたくなるような(絵は苦手の私ですらそんな衝動に!)素晴らしいエリアだと思いました。お写真で久しぶりに懐かしいイギリスを見た感じがします。
ロンドンに住んでいる友達から、「やっとパブが開いた! 飲むぞ~」みたいな情報が入ってきました。東京の夜の街 うんぬんの話を聞くにつけ、そんなパブなんかで飲んで大丈夫なのかな~ と気になるこの頃です。
ではまた
Mより
- M-koku1さん からの返信 2020/07/06 17:51:06
- Re: コンスタブルのような感じがします
- あっ 訂正です。
エイヴォン川でしたね。
このあたり洪水にならないのでしょうか?
そうそうついでなので ターナーに関する私の印象は 光を使って ボーッとした絵です。緻密な絵はコンスタブルで ボヤーっと感覚的に自然を描くのがターナーのような気がするのです。全くの素人ですから、参考にはしないでくださいね。(笑)
Mより
- 前日光さん からの返信 2020/07/06 23:17:29
- RE: コンスタブルのような感じがします
- こんばんは、Mさん。
大昔のイギリス旅行記にコメントいただきまして、ありがとうございます!
元々写真のセンスもない上に、4トラも知らなかった時代なので、もっとずっと美しい風景をこんな画像でお見せするのはたいへん恥ずかしいです。
でも朝霧が立ち込めたエイゥォン川のほとりに、白鳥が現れた時には、あまりのドンピシャぶりに無我夢中でシャッターを押しました。
ターナーだのコンスタブルだのと、おこがましくもイギリスの大画家の名前まで出して恥ずかしい限りです。
この二人の画家のことを、作家の林望氏=リンボウ先生は、「同じ列車に背中合わせに乗り合わせた。。。」と表現しておりました。
上手いことを言うものだと感心した記憶があります。
> 前日光さんがいらっしゃった ソールズベリーとワイ川の景色は 本当にコンスタブルの絵画に描かれた景色みたいですね。
> 彼の代表作に 主教の庭から見たソールズベリー大聖堂(1823年 ロンドン、ヴィクトリア&アルバート美術館)が残されているので、この周辺でもきっとたくさんの絵を描いたんだろうし、実際に描きたくなるような(絵は苦手の私ですらそんな衝動に!)素晴らしいエリアだと思いました。お写真で久しぶりに懐かしいイギリスを見た感じがします。
→そうですか。
ターナーは、もっとぼんやりした感じになりますかね。
でもイギリスの画家でなくても、あの川のほとり、その向こうに群れる羊たち、さらにその奥にソールズベリーの大聖堂(^o^)となると、画欲?を掻き立てられると思います。
ああ、西洋!と思わずにはいられない風景でした!
ロンドン住まいの友だちが、パブで飲むぞ〜(^O^)ですか。
気持ちは分かりますが、本当に大丈夫なのでしょうかね?
前日光
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- waterlilyさん 2008/08/11 14:32:49
- 夢の世界のようです☆彡
- 前日光さん、こんにちは〜♪
早速お邪魔しました〜(*^_^*)
グーグルマップ、すごいですよね〜。最近新しく出来たストリートビューなんて、我が家まで写ってる!と家人が驚いてメールして来ました。
と、お話が逸れましたが、
コッツウォルズ地方、憧れなので、もううっとりと拝見しました。
昔バースとソールズベリーまではロンドンから行ったことがあるのですが、日帰りであまりに慌ただしかったので、前日光さんのように、こんなにゆっくり滞在してみたいです。
本当に何て素敵なんでしょう!
ホテルも何とも英国らしくて、可愛くて素敵ですね〜。ベッドの頭上の蝋燭型の照明、壁の花の絵、チェックの椅子、素敵なテーブルセッティング、全てすご〜く好みです(*^_^*)
そして、緑の中の羊たち、美しい緑と家々、どこをとっても夢のように美しい光景の連続!
あ〜何て素敵〜☆と拝見していましたら、ソールズベリーの所で、何か見覚えがあるお写真が。
と思って我が家のアルバムをめくってみましたら、おそらくこのお写真の向こうに写っていると思われる橋の上から、このホテルと川を写した写真がありました!
びっくりです(@_@)
他の観光客の方々も皆写真を撮っていらしたのですが、ホテルの中の川岸ではこんなにも素晴らしい世界が広がっていたのですね〜!
霧の中を行く白鳥たち……まるで夢の世界、絵のようです〜☆彡
あぁ〜うっとり〜♡
皆さんがカメラを向けていた訳が納得出来ました。
日帰りの私たちは通り過ぎるだけでしたので、こんなに素敵なホテルにいつかゆっくり滞在してみたいです。
何だか感動のあまり長くなってしまいました。
素敵な旅行記を拝見させて頂き、ありがとうございました(*^_^*)
- 前日光さん からの返信 2008/08/11 22:53:16
- RE: 夢の世界のようです☆彡
- > waterlilyさん こんばんは!
ご訪問&たくさんの投票ありがとうございました。
> コッツウォルズ地方、憧れなので、もううっとりと拝見しました。
私もコッツウォルズには、また行きたいと思っています。
本当に夢のように美しいのです。
憬れの西洋そのものが、あそこにはあるような気がします。
> あ〜何て素敵〜☆と拝見していましたら、ソールズベリーの所で、何か見覚えがあるお写真が。
> と思って我が家のアルバムをめくってみましたら、おそらくこのお写真の向こうに写っていると思われる橋の上から、このホテルと川を写した写真がありました!
> びっくりです(@_@)
私の方こそびっくりです。
そうですか・・・あの橋の上からこちらの方を眺められたのですね。
不思議な偶然(^o^)
> 他の観光客の方々も皆写真を撮っていらしたのですが、ホテルの中の川岸ではこんなにも素晴らしい世界が広がっていたのですね〜!
> 霧の中を行く白鳥たち……まるで夢の世界、絵のようです〜☆彡
> あぁ〜うっとり〜♡
あのホテルのことを思い出すと、現実のことだったのかしらと、今でも夢の中の出来事のような気がします。
> 皆さんがカメラを向けていた訳が納得出来ました。
> 日帰りの私たちは通り過ぎるだけでしたので、こんなに素敵なホテルにいつかゆっくり滞在してみたいです。
ぜひ、訪れてみてください。
ただしレストランでのお食事は、あまりお奨めしませんが(^_-)
それでは、またロシア3にお邪魔いたしますね!
前日光
- waterlilyさん からの返信 2010/05/21 12:48:37
- RE: 夢の世界のようです☆彡
- 前日光さーん!
今頃になって、、なのですが、
前日光さんがお泊りになられたホテル、ず〜っと気になっていて、13年も前のことなのでもしかしたら私の記憶間違いだったかもとも思い、その時写した写真を旅行記にUPして前日光さんに見て確認して頂きたいと考えてはいたのですが、あまりに下手で情けない写真ばかりで行記が作れるようなものが無いので、迷っていました。
で、グーグルマップのストリートビューでこのホテルの周囲を見ていましたら、やはりソールズべリのSt. Nicholas Rdと言う通りに掛かっている橋の上からの映像とほぼ同じで、それを見た時はもう古地図ならぬ現代電子地図で何かを発見したかのように一人で思わず興奮してしまいました。
で、更にグーグル・マップを見ていましたら少しずつ記憶が蘇って来て、どうも私は前日光さんのこのホテルでその日昼食をとったようなのです。
お庭に出なかったので同じホテルとは気が付かなかったのですが、ホテルの入り口の画像に記憶があって……
で、おそらく昼食を済ませた後、歩いて来て、皆が一斉にこの橋の上から写真を撮っていたのでした。
あぁ、何と言う偶然!!!
もう嬉しくなってしまって、やはり下手な写真でもどうしても前日光さんに見て頂きたく、UPしようと決心しました。
中身の殆ど無い薄〜い旅行記になりますが良かったら見てやってくださいね。
前日光さんとどうしていつもこんなに嬉しい偶然が重なるのか、今驚きと喜びで一杯です。
それにしても前日光さんのこの旅行記のお写真、何度拝見しても夢か幻かと思うほど美しい光景ですね☆
PS:能登半島のランプの宿もすごいですね! 津波が来たら大丈夫なのかしらと心配になりますが、本当に絶景ですね。
このような地形の場所にこの複雑な建物を建てた日本の大工さんも凄い!と感心してしまいました。続く富山編も楽しみにしています♪
- 前日光さん からの返信 2010/05/21 23:43:42
- RE: RE: 夢の世界のようです☆彡
- こんばんは!
こちらのコメントを読んで、早速waterlilyさんの1997年のソールズベリ・バース編を拝見いたしました。
それで、うれしい偶然に感激し、そちらの方にコメントいたしました。
グーグルマップを駆使し、ホテルの場所を確認されたとのこと、本当にこんな偶然って、あるものなのですね!
これからもよろしくお付き合いくださいますよう、お願いいたします。
前日光
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