2007春節　北京訪問　１/７

2007/02/21 - 2007/02/25

２０００年から数えて、海外出張５５５日（１２６回）の達成を記念して、旧正月休みを取ることにしました。特典航空券を利用して、近くて安く行け、人が少ない場所・・・・ということで北京　石花洞に行くことにしました。春節中で、どんなトラブルが起きるか判りませんが、ゆったりとしたいです。なんて言ってたら、トラブル発生です。
21日は非常に天気が良く定刻通りJL601便は離陸しました。そろそろ北京かな？と思うころ、機長からのアナウンス。「北京国際空港は、視界５０ｍの濃霧で着陸できません。このまま1時間程度、天津上空で待機します。それでもだめな場合は韓国、仁川空港に戻ります。」とのこと。この季節に霧は多いのですが、昼過ぎには晴れることが多く、大丈夫だろうと安易に考えていました。機長も同じ事を考えていたようです。名古屋を離陸したときそんな話はまったく出ていませんでした。「現地からの情報では北京の天候は霧」としか言っていませんでした。空港が朝から閉鎖なんて言っていませんでした。
朝からの濃霧で日本から北京に飛んだ飛行機はすべて仁川空港で待機しているそうです。20分もしたでしょうか、機長からのアナウンス。「残念ですが名古屋に戻ります。仁川空港の飛行機もすべて日本に戻りました。今日の霧は晴れそうもありません。」ええええ、じゃ近くの飛行場に降りて待機すればいいのにと思うは私だけでは無いようでしたが、中国内で一度着陸すると、ほかの空港に移動できない決まりがあるようで、今日は諦めるしかありません。と説明もありました。
5時間30分の遊覧飛行を終え、名古屋に戻ると、地上係員から全員、明日の同便に搭乗して下さい。との説明。天候など航空会社の責任ではないトラブルの場合、これ以上の保証や補填はありませんからしかたがありません。こういう場合、個人旅行はつらいですね。ツアーだと旅行社が全部面倒を見てくれるんですけど、全部自分で解決するしかありません。この先どうするか？家に帰るのも面倒だし、明日の朝また早く出てくると思うと、空港の側でホテルを見つけるのが得策です。中国の予定の変更もしなくてはいけません。とんでもない初日となりました。
この日は名古屋からCA便が北京に向け22時過ぎに飛んだようですが到着したら1:00ごろでしょう。これもつらいですね。
空港から歩いて行けるホテルは３つあります。一番安いビジネスホテルを携帯Netで予約し、明日は霧が晴れることを祈りながら、スケジュールの建て直しです。

エリア 北京(中国)

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: JAL

今日は24番搭乗口からの搭乗です。

離陸して間もなく、ほかのJL機が見えました。この時は北京に着陸できないなんて思ってもいませんでした。この日、北京空港の閉鎖は16:30ごろ解除されたようです。3万人が足止めをくらった次の日の22日は一日1200便が離着陸し新記録を作ったそうです。

日本に到着すると、免税品を購入した人としていない人に別れます。その後、パスポートチェックです。帰国印ではなく、出国印の上に出国取消しの印（左下）です。これは初めて押されました。

2日続けて。同便に搭乗するとは予想していなかった旅の始まりです。（１/７完）