パリ散策【５区、アラブ世界研究所】

2007/02 - 2007/02

　アラブ世界研究所で開催されている「ベニスとオリエント展」に行ってきました。

　中では写真を撮らなかったのですが、中世の本、皿、絨毯、ガラス、そしてアラブの人たちが登場するベネチア派による絵画などを展示していました。ベネチアは中世においては、西洋社会では唯一、交易によってアラブ社会との接点を持っていた国家であり、その交易、文化の交流の様子が非常に密だったことが浮かび上がる内容になっています。

　辟易したのは混雑度合い。事前にチケットを買って行ったので、並ぶ必要は無かったのですが、平日午前にもかかわらず、作品の前に人が群がっていて解説を読むのも一苦労でした。また、値段の割には作品の数が意外に少なく、「もうこれでおしまい？」という感じもしました。

　この展示はしばらく続いていて、もう少しで終わってしまうので、これからパリを訪れる人の参考になりませんが、この研究所では興味深い企画展を随時開催しているので、パリ滞在中はチェックしてみてください。

エリア パリ(フランス)

　アラブ世界研究所は、５区のセーヌ川沿いに位置する建物で、パリには珍しく近代的な様相です。

　近づいてみると、アラブ式の模様が。

　内側から見るとこんなふう。

　日光の入り具合に応じて開閉します。

サン・ルイ島からノートルダムを望みます。

以上。