1961/11/30 - 1961/11/30
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ソフィさん
1961年11月30日(木)
私の部屋は、10月半ばから隣の建物の日陰になった。
一日中日が差さないが、もし日陰でなかっても、毎日厚い雲が空を覆い、お日様は仰げないだろう。
日光にあふれる東京の冬がうらやましく、懐かしい。
だがこの暗い空の下に、深い思索が生まれてくるように思える。
日本でも、金沢の暗い空の下で、西田幾多郎や鈴木大拙が生まれたではないか。
日本に残してきた子供は、2歳と5歳。
ものの感じ方の基本を、身に着ける年齢である。
この年頃に得た「ものの感じ方」が、一生を通じて人格となる年齢だ。
のびのびと明るく、正義心に富みたくましく、社会で強い信頼関係を築くことができる人に育てたい。
ここにいると、優れた外国人が目立つ。
このような外国人に交わることができる、世界レベルの人格を持ってほしい。
敗戦後の日本人はいじけが目立ち、これではいけないと感じている。
国際会議では日本人は、沈黙か、ニヤニヤか、居眠りといわれる。
自らのしっかりした主張がなく、主張があっても堂々と発表できない。
これからの国際関係をしっかり生むためには、もっと立派な人間が育ってほしい。
一番大切なこの年頃に、私が一年も不在なのは、気がかりである。
今度帰国したら、うんと可愛がってやりたい。
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