2006年ハンガリーとルーマニア旅行第15日目(8)ケチケメート：街角さまざま

2006/10/22 - 2006/10/22

2006/10/22（日）第15日目：ブダペストから日帰りでケチケメート再訪
ケチケメート・ギャラリー、素朴派美術館、おもちゃ博物館、自由広場とコシュート広場、古い教会、聖ミクローシュ教会、写真博物館とカントナ・ヨーゼフ劇場（どちらも外観だけ）

ケチケメートは、もっともっと開拓の余地があると思いました。
そんな余地を残してしまったのは、ひとえに時間が足らなかったから。
17時半も過ぎると薄暗くなってしまう10月下旬。
まだまだ街中を散策して、写真の被写体を探して歩き回りたかったのに、暗くなったのでは仕方がありません。
ちょっといいなと思った建物でも、薄暗いので撮るのをやめたものもあります。
ブダペストから日帰りで来ているので、まさかここでのんびり夜景散策に興じるわけにもいかず。
日帰りするなら、もっと早くに来ればよかったです。
12時半に着いたなんて、遅すぎました。
楽しみにしていたハンガリアン・アールヌーヴォーな建物は、市庁舎とケチケメート・ギャラリーの他は、はっきりそうと分かる建物は１つしか見つかりませんでした。
1つ見つけただけでも収穫ですけどね。
一方で、共産主義時代のものか、あるいは現代キュビズムあたりの影響を受けたような集合住宅も見つけました（共産主義時代の集合住宅とキュビズムの建築の区別が分かっていないのがばればれ）。
また、2004年７月のプスタ・ツアーのついでケチケメートを訪れたときに最初に説明を受けた劇場も再会できました。
といっても、ケチケメートの中心のコシュート広場のすぐそばでしたけどね。
元シナゴーグだという写真博物館も、建物の写真だけは撮ることができました。
日曜日のケチケメートは、観光の中心地を少しでも離れると、人も車もほとんど通らず、道路はまるで歩行者天国のようでした。

そんなケチケメート散策の街角写真から、コシュート広場と自由広場付近以外で撮った写真を集めてみました。
観光ハイライトからちょっと外れるけれど、でもちょっと足をのばせばすぐに見つかるような一角───そういうところを見つけるのもケチケメート散策の魅力ですね。

エリア ケチケメート(ハンガリー)

ネオ・パロック様式のカントナ・ヨーゼフ劇場と三位一体の柱

2004年７月に、プスタ・ツアーのついでに訪れたとき、ここでバスを降りて、ケチケメート見学が始まりました。
そのときは、とにかくレヒネル・エデンの市庁舎とケチケメート・ギャラリーが目当てでしたから、説明を聞くだけ聞いて、あまり気に留めなかった覚えがあります。
Lonely Planetによると、カントナ・ヨーゼフ（1791〜1830）は、現代ハンガリー劇の父とのことです。

カントナ・ヨーゼフ劇場の上部

ケチケメートの市のシンボルのヤギが見えます。
ケチケメートの語源は、「歩くヤギ」なのです。
でも、これは、後足で飛び上がっているヤギ、にしか見えませんけどね@

カントナ・ヨーゼフ劇場前の三位一体の柱の上部

空がとってもきれいだったから@

カントナ・ヨーゼフ劇場前の三位一体の柱

1742年建設。
なんだか平べったいかんじの柱です。
三位一体の柱というと、もっとバロックらしいごてごてしたものばかり見てきたので、これはこれで、なかなか新鮮でした。

ドボー・イシュトヴァーン環状通りの集合住宅

道路に沿って、途切れることなく、これだけ長くのびていると、なかなか壮観です。

ドボー・イシュトヴァーン環状通りの集合住宅

実は私は子供の頃は、箱のようなマンションが延々と立ち並ぶところに住んでいたので、こういうマンションには、なんとなくなつかしさを覚えます。

アールデコ様式のもとシナゴーグの写真博物館

すでに夕方で閉館になっていたので、建物の外観の写真だけ撮りました。
Lonely Planetによると、「博物館はたいして印象に残らないけれど、アール・デコ様式の元シナゴーグのこの建物は別」と書かれてあります。

セーチェーニ広場のそばのアールヌーヴォーな館

ケチケメート見学を終えて、ぐるっと周り道をしながら駅に向かっていたときです。
やっと、特にガイドブックで紹介されていないアールヌーヴォーな館を一つ見つけました。
本当はもっとあちこちにあると思っていたんですけどね。私が気付かなかっただけかな。
セーチェーニ広場には近郊バスターミナルがあるせいか、日曜の夕方でもとてもにぎわっていました。

セーチェーニ広場のそばのアールヌーヴォーな館

クジャクの羽のような模様@