2007/01/01 - 2007/01/08
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azianokazeさん
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1月5日、マンダレー4日目のこの日は日本語ガイドのウィーさんとモンユワへ。
片道3時間のドライブと少し遠いのが難点ですが、その数58万体の仏像があるお寺とか、長さ111mの寝仏とか、「なんでまたこんなものを・・・」と唖然とする光景に出会えます。
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- タイ国際航空
-
モンユワへは片道3時間の長旅。
のんびり行きましょう。
道の両側にヒマワリ畑が目に付きます。これは油の原料ですが、主に輸出用とのこと。
(写真でも・・・と思った途端に目に付かなくなってしまい、庭先の植え込みのような写真になってしまいましたが、当然もっと広々とした畑で栽培されています。映画「ひまわり」のオープニングシーンとまではいきませんが。)
国内用の油の主な原料は・・・忘れました。
菜種かピーナッツでしょうか。ゴマ油の話もした記憶はあるのですが。(多分ピーナッツでは・・・どちらでもいいですね。) -
車が線路を横断するときウィーさん「これはミャンマーの新幹線」ってよく言っていました。
ミャンマーの鉄道は遅くて、時間が不正確で、しかも激しく揺れる、それも横だけでなく縦にも揺れるということで旅行者には使いづらいもののようです。
ウィーさんによると「ミャンマーの汽車は亀のように走り馬のように跳ぶ」と言われているとのことでした。
1時間半ほど走ったところに茶店が多く並んでいて、大きな店にはバスなども休憩で立ち寄っています。
それらの店でも小さい店を選んで休憩。 -
左がガイドのウィーさん。右はチャーターした車のドライバーです。
コーヒーを頼むとお湯とミルク・砂糖も一緒になった顆粒状のインスタントが出てきます。
インスタント製品がむしろ高級品として扱われるのは他の国でもよくあることです。
ただ、袋に入ったこのインスタントコーヒー、切り口がなく結局ドライバーさんの持っていた爪切りでやっと開封しました。
このあたりがまだ改善の余地があるところです。 -
テーブルには子魚やエビなどのスナック類が網をかぶせて置いてあります。
「食べても大丈夫ですかね?」ウィーさんに聞くと「売れ残ったものが何日も置いてあることが多いのでちょっと。私達もあまり食べません。」とのこと。 -
モンユワの街に到着。
先ず市場を案内してくれました。
キンマに使うビンロウジなど。 -
これもキンマに使う石灰でしょうか。
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葉タバコ、葉巻。
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もちろん普通の野菜も。
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右側のお店はトウガラシ。
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ミャンマーの料理に欠かせない魚醤。
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麺類のお店。
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先ずは市街にある“シュエズィーゴォン・パヤー”。
パゴダ先端の風鈴がかろやかに響いています。 -
ご本尊です。
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参道には貝占いのお店など。
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今日の昼食は羊カレーのビルマ料理。
食後にはテーブルに置いてある消化薬がわりとかのヤシ砂糖をかじります。 -
チンドウィン川の流れ。
随分細長いムカデのようなボートです。
バガンにも行けます。 -
不思議の国の最初は“タウンボッデー寺院”。
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テーマパークにでもありそうな針山のようなお寺。
どこが“不思議”かと言いますと・・・建物周囲の塔の白い点々。 -
少し近寄ると、わかりますかね?
点々に見えるのは、ひとつひとつが仏像です。 -
この写真の塔の場合、約50段、一段に20〜12個の仏像、それが4面。
ということは一段平均15個として、15×50×4=3000。
1本で約3000個の仏像です。 -
建物内部はもっとすごい状態になっています。
アーチの上部の白い点々も全て仏像。
もちろん壁は大小様々な仏像で覆い尽くされています。 -
大仏も周囲も全て仏像。
このお寺には全部で約58万体の仏像があるとか。 -
200Kほど寄進するとマイ仏像を壁の空きスポットに置いてくれます。
私も写真の仏像(約10cm程度の大きさ)を寄進して置いてもらいました。
ですから“タウンボッデー寺院”の約58万体の仏像のうち1体は私が寄進した仏像です。 -
お寺を守護する上半身人間・下半身ライオンの像
昔人間の女性とライオンが一緒になって森で暮らすことになったとか。
子供もできましたが女性は人間の街が恋しくなり、ある日ライオンのいないときに子供を連れて街へ帰ってしまったそうです。
ライオンはいなくなった妻子を探しに街へやってきますが、街の人々はライオンを見て逃げ惑います。
そこで逃げ帰った子供は弓でこのライオン(自分のおやじだろが!)を射殺してしまいます。
その後この子供の全身がかゆくなる皮膚病ができ(当然の報いです。)高僧に相談したところ「自分の親を殺したせいだ」とのこと。
それでこのような像をつくって供養したそうです。
随分ひどい話ですが、そんなような言い伝えの像です。 -
次の不思議の国“シュエターリャウン”へ向かいます。
巨大な立像とその前に横たわる寝仏が道のかなたに見えてきました。 -
長さ111mの寝仏。
拡大すると肘のあたりにゴミみたいに見えるのが人間です。
ちなみにヤンゴンの有名な“チャウッターヂー・パヤー”の寝仏(随分なまめかしいお顔です)が全長70m、バゴーの寝仏が全長55mです。 -
ここの寝仏の大きさがよくわるのがこの枕。
3階建ての建物が枕代わりに使われています。
この建物には誰も住んでいないそうです。
ということは、この寝仏の大きさをわからすためにわざわざ作らせたものでしょうか。
後ろに現在建設中の立像も見えます。
こちらは高さ176m。
何としても巨大なものをつくりたいようです。
この建設には日本人の資金も入っているとか聞きました。 -
さらにこちらの建設中の仏様は仰向けのお姿。
もはや写真におさまりきれず何がなんだかわかりませんが、写真右手がお顔になります。 -
奇妙なのは寝仏近くに整列して向こうの坐仏まで続く托鉢僧の像の列。
-
「うーん・・・」と唸ってしまいます。
-
これら仏像のすぐ近くに“ボディ・タタウン”と言う、菩提樹の下に9000体の坐仏が並ぶ場所があります。
これらは全て“シュエターリャウン”の巨大仏を作られたえらいお坊さんの指揮で作られたものですが、つい最近このお坊さんが他界されたそうです。
今後どのように展開するのでしょうか。 -
展望台から眺めると、丘の上に寝仏と立像、手前にボディ・タタウンの坐仏の列。
なかなか異様な光景です。
これだけの大きさと数がそろうと現実世界とは異なる仏様の世界に迷いこんだような感覚もしてきます。
極楽浄土や天国などをモチーフにした絵画、レリーフ、彫刻などは世界中にあまた存在しますが、これほどのスケールで宗教的世界を再現した施設は他にないのでは。
これらの施設を作られたお坊さんは、かつてこんな光景を夢にごらんになって、それを再現したいと思われたのではないでしょうか。
そのためには、あの大きさでないと、この数でないといけなかったのでは。
亡くなられる前にこの光景をごらんになられてきっと満足されたのでは、そんなことを考えるのでした。 -
気になったのは、将来この菩提樹が大きくなったらせっかくの坐仏群が隠れて見えなくなってしまうのでは・・・ということ。
-
この展望台は巨大な寝仏・立像を眺める絶好のポイントです。
この後また3時間かけてマンダレーに帰ります。
インワ鉄橋を渡る頃、夕陽がエーヤワディー川を黄金色に染めていました。
マンダレーが近づくにつれて埃っぽくなってきます。
分厚い札束で財布にも入らないので輪ゴムでくくってバッグに放り込んでいたチャットも残り少なくなってきました。マンダレーではウィーさんに頼み両替をしてもらえるところに。
(よくわかりませんが、民間の両替は合法ではないようです。1ドルが1230Kほど。
昨年は1400,1500ぐらいまでなったそうですが、ここのところはドル安になっているそうです。
なお、空港の両替所ではこの半分ぐらいのレートだそうです。)
4日間のマンダレーを満喫して明日はバガンに向かいます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- マッシュさん 2007/05/27 02:32:00
- 魅惑のミャンマー
- azianokazeさんこんにちは!
旅行記がまとめられてて、解りやすいですね!!
見習います!
ミャンマーのお寺、こんなに精巧でカラフルなんですね!
こういう写真を見ると昔のアジアの底力を感じ、アジア人である事が誇らしく思ったりします。
ミャンマーは以前計画を立てたのですが、治安を理由に諦めました。
落ち着いたら旅行記を参考にさせて頂い行こうと思います!
- azianokazeさん からの返信 2007/05/27 10:41:48
- RE: 魅惑のミャンマー
- 御訪問ありがとうございます。
ミャンマーはバガンのパゴダ群、インレー湖方面の自然・風俗、古都マンダレー等々、いろんな魅力にあふれた国かと思います。
タイ・ベトナムと比べて“おっとり”した雰囲気もありますし。
裸足でペタペタとお寺など歩き、熱心に仏様に祈る人々を眺めているもの気持ちが落ち着く感じがします。
治安は通常観光客が行くようなエリアは全く問題ないですが、他の国と同じように、辺境の紛争エリアなどはまた別問題ということでしょう。
また、軍事政権ですからアンタッチャブルな事柄もあるでしょう。
行かれたら、旅行記などご紹介ください。
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- あっちゃんさん 2007/02/02 17:54:25
- カラフル!!
- azianokazeさん、はじめまして。
ミャンマー旅行記一通り拝見しました。
仏様や寺院がとてもカラフルでビックリです。
しかも仏様の顔がどれもユニークですね!!
何時間見ても飽きなそうw
すごーく行ってみたくなっちゃいました。
次の旅候補に入れたいと思います。
皆さんの旅行記を見てるとどんどん候補が増えちゃうんですけどね…w
- azianokazeさん からの返信 2007/02/02 20:32:44
- RE: カラフル!!
- 普通お寺をいくつかまわっていると「お寺はもういいかな・・・」って気がしてくるんですが、ミャンマーのお寺・仏様はおごそかなものから面白系まで、巨大なもの、装飾が凝ったもの、不思議なもの・・・それぞれユニークで飽きることがありません。
そしてそれらに共通しているのは静かに祈る人々の姿。
バガンやインレー湖方面なども一味違った旅が楽しめます。
ミャンマーは東南アジア方面では“おすすめ”かと思います。
(まるで“ミャンマー観光協会”の手先みたいですね。)
“どこに行こうか・・・”とあれこれ迷うのがまた楽しいですよね。
存分に迷ってお楽しみください。
私もボホール島なんかも候補地に入れているんでけどね。
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