◇ナポリの喧噪と静寂・後編－イタリア・美術鑑賞とF1観戦の旅⑧

2006/09/07 - 2006/09/21

　美術とF1を見たくて、15日間の旅行をしてきました。うち11日間はイタリアです。
　ナポリの街で疲れ果て、早いうちに宿のユースホステルへ。その後、水を求めてちょっと買い物に行くだけのはずが、長時間の散策になってしまいました。

●9/7（木）　関西空港－バンコク空港－シンガポール空港－機中（泊）
●9/8（金）　機中－チューリヒ空港－ヴィンタートゥーア－チューリヒ（泊）
●9/9（土）　チューリヒ－ミラノ－コモ（泊）
●9/10（日）　コモ－モンツァ－ミラノ－車中（泊）
●9/11（月）　車中－ローマ－バチカン－ローマ（泊）
●9/12（火）　ローマ（泊）
○9/13（水）　ローマ－ナポリ（泊）
○9/14（木）　ナポリ－フィレンツェ（泊）
●9/15（金）　フィレンツェ－ローマ－フィレンツェ（泊）
●9/16（土）　フィレンツェ－ピサ－フィレンツェ－ボローニャ－フィレンツェ（泊）
●9/17（日）　フィレンツェ－パルマ－モデナ（泊）
●9/18（月）　モデナ－マラネロ－モデナ－ミラノ（泊）
●9/19（火）　ミラノ－マルペンサ空港－機中（泊）
●9/20（水）　機中－シンガポール空港－シンガポール－シンガポール空港－バンコク空港－機中（泊）
●9/21（木）　機中－関西空港

エリア ナポリ(イタリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: シンガポール航空

ナポリの街並み

　フニコラーレで丘の上から下りてきて、ユースへ。チェックイン、そして着替えてメルジェッリーナ駅に切符の変更に行きます。変更料とかなしで無料で替えてくれました。よかった。

　ちょっと水など買うつもりでしばらく歩いていきます。

海沿いの道まで出てきました。

海岸の道は気持ちいいですね。ジョギングをしている人が多いです。さらに進むとカップルも多い・・・。南国の風景が広がります。九州とかそんな感じ。

遠くにヴェスヴィオ山が見えます。

卵城

ヴィットリア広場付近

ヴェスビオ山の見える風景

　水を求めて、結局１時間くらい歩き、フェリー乗り場あたりでやっと購入。今度は夕食のピッツェリアまでぐるっと回っていきます。かなり時間がかかったけど、夕食にはちょうどいい時間になりました。

ヌオーヴォ城

ピッツェリア「ブランディ」のピッツァ・マルゲリータ

　マルゲリータ発祥と言われるこのお店。ピザはやはり大きいけど、歩き回った今日の夕食にはちょうどよかった。

デザートのパイナップル

「ブランディ」がある付近

ドアを開けたまま走ってしまっていた路線バス

　帰りはバスで。さすがにナポリを夜に長時間は歩けない。１５分くらい待ったけど、座れたし快適に帰ります。夜のライトアップされた街並みを見ながら帰るのが贅沢だなー。

　途中、バスがドアを開けたまま走る（！！！）。運転手はわかっててもわかってなくても大問題だと思うのだが。しかも城をぐるっと回る長い区間で。

夜のメルジェッリーナ駅舎

　メルジェッリーナのフニコラーレに乗ろうかと行ってみたけど、閉まってそうだったのですぐにあきらめる。海沿いでちょっと写真をとって、まっすぐユースに帰りました。

ユースホステルから見る朝焼けのヴェスヴィオ山

ユースホステルの部屋

　夜は蚊が多かった。。。イタリアでは窓を開け放しておく習慣があるらしい。そういえば網戸などは見たことない。

ナポリユースホステルの朝食

　朝食がここまで質素に！　チューリヒのと比べてみてください！！　しかもパンがおいしくない！

ナポリユースホステル外観

　７時半ごろ出発。

メルジェッリーナ駅

　１日券（３ユーロ）を買って、メルジェッリーナ駅からカヴール駅へ。

バス停の標示

　バスの番号と行き先が書いてあるので、注意深く見れば、路線を知らなくてもバスを選んで乗れます。

　ここからは昨日と同じＲ４番のバスでカポディモンテへ。

再び登ってきました、カポディモンテ。

カポディモンテ美術館

　今日は入れました。

カポディモンテ美術館入口

　朝一番に行ったのでがらがら。職員の人たちもまだ仕事という雰囲気ではなかったです。そのいいかげんさもナポリらしいのです。

カポディモンテ美術館外観

　はじめにティツィアーノの部屋。入って左にダナエ、正面奥に枢機卿（教皇？）と孫たちの絵がある。ダナエは美しいと思う。かなりよいできの絵。枢機卿の絵は、前にテレビで見たけど、確かに手を描いていないし、描きかけな感じで色も薄い。

　ラファエロ工房の絵が一番気に入ったかな。聖母の表情がやさしい。キリストは生き生きしている。丁寧な仕上がりの絵だ。

　コレッジョは小さい作品。見た瞬間はピンとこなかったが、しばらくして離れて見たりしていると３人の人物が明るく光り輝いて見えていい印象だった。作品によって見るのに適当な距離というのがあると思う。新しい発見。

ナポリの交通渋滞

　Ｒ４番のバスで下り、１０分くらい歩いてカヴール駅へ。途中すごい渋滞で、バスは歩くより遅かったです。クラクションうるさかった〜。

フィレンツェに向かうイーエス・スターの標示

遅れてやって来たイーエス・スター

　昨日ほめたのに今日は１５分遅れ。やっぱりイタリア（？）。