食い倒れパリ　Vol.09　美術館めぐりとオペラ・ガルニエ

2006/12/17 - 2006/12/25

旅行6日目の今日は、初めてオプションツアーも入れなかったフリーな1日。ハードにがっつく体力も無いんで、今日はゆるっと散策するつもりが・・・・。

エリア パリ(フランス)

朝食です。
和食はこんな感じです。
お味噌汁はスープ“壷”で飲みます。
もちろんスプーンで飲みます。
柴漬けなんかもあったりします。

あ、昨夜のパンは明日の朝ごはんで食べたんですよ(笑) いや、この写真の後、部屋に戻ってからも食べましたけどね。あははは。

この旅初めてのゆっくりした朝食です。時間は9時半。

10時過ぎ。ホテルを出てブラブラ歩きます。
写真は『メゾン･ド･ショコラ』。
すでに行列。
並ばれると食べたくなる(笑)

カプシーヌ大通りをマドレーヌ寺院へ向かいます。

写真はマドレーヌ広場のフォション。
惣菜系とお菓子系で２店舗ありました。

店内には高級食材がズラリ。
写真はフォワグラ。
なんだか分からないけど買いたくなる(笑)

サーモンも種類が豊富。
キャビアの横には昨日、レストランで使ったあの貝殻でできたスプーンも売ってました。
なんだか分からないけど、やっぱり欲しくなる(笑)

シャンパンやワインのつまみになりそうな惣菜がずらり。朝っぱらから大興奮ですよ。

カレーの匂いがすると思ったら、スパイスまで売られてます。

高級食材店って見てるだけでも楽し〜！

ちなみにコレはフォションで買ったお土産。
これ、さくさくクレープでチーズを巻いたお菓子なんですが、すんげぇ旨い！！特にお勧めが“ロック･フォール”。ワインのアテに最高でした。他にはベーコン味もありました。どれも旨い！お勧め酒の肴です。

こっちは同じくマドレーヌ広場のエディアール。
入るとベリーの香りがすごかったな。

でもフォションの方がディスプレイがキレイで、高級感があった気が・・・・。

『キャビア･カスピア』のショーウィンドウ。
このマドレーヌ寺院周辺は、キャビア専門店などの高級食材店が並んでます。おのぼりさん丸出しでガラスに張り付いてたら、結構覗いていくフランス人多し。迫るクリスマスに向けて品定め？この辺歩いてるヒトって、どんな生活してるんだろ？

じゃ、食いモンみたんでお寺参りに行きましょか(笑) 写真はマドレーヌ寺院。クリスマス前なんで、絵も飾ってありました。ギリシャ神殿みたいでカッコいい〜！

そういや今日も快晴。ツイてるなぁ〜♪

中はこんな感じ。
これまで見た建築様式とは違うからか、新鮮に見えたな。

祭壇もステキです。

ここでもクリスマスのお飾りが。
当日入るイエス様は、どんなお人形なんだろ。

そういや寺院に向かって右側、トイレ発見。

どうも地下にあるようです。

歩道に有料トイレもよく見かけました。空港からホテルまで連れてってくれたガイドさんは、カギが開かなくなりそうで怖いから使わないって言ってたな。でも“使用中”もよく見かけたんで、一人旅じゃなきゃ大丈夫なんじゃ・・・・。

それじゃ、コンコルド駅からオルセー美術館へ向かいたいと思います。ちなみにこの時11:24。駅によって内装が違うのが楽しいです。

やって来た電車はレバーで開閉するドアでした。
これ、くるっと上に回すとすぐに開きます。

オルセー美術館です。
オフシーズンだったんで、行列もほとんど無し。ミュージアム･パスがあれば、入り口も違うらしいですね。でもこの時は1箇所しか開いてなかった気がするな。さすがにこのヘンになると、パスの裏の日付をきちんと確認してきます。もちろん手荷物検査あり。

入ってギャラリーに向かって右端にクロークがあります。写真でも右。私は左端から入りました。コートを預けて出発。

そういやセーヌ河沿いの壁は、一面足場組んで壁を洗ってました。ちょっと残念。
パリでは10年に1度、壁を洗わないとダメなんですって。“世界遺産”を維持するのは大変だ。

中はこんな感じ。
ぱっと見る限りさほど広さを感じません。でも、すみません。舐めてました。ココもやっぱりデカいです。周囲ぐるり、微妙にアップダウンがあって小部屋がいっぱい。目指す絵を探すのにひと苦労です。

トイレは個数が少なかったな。繁忙期は混むでしょうなぁ。

振り返ると駅舎の名残の時計が。

じゃ、鑑賞しに行きましょうか。

ミレーの『晩鐘』。
ここはフラッシュ無しなら撮り放題。
ありがたいです(笑)

地上階突き当りには、パリの街のミニチュアが床のガラスの下に広がります。
泊まっている“スクリーブ”周辺の街が、上から見るとこうなってたんだと分かって驚き。

『ギャラリー･フェイク』好きなんで(笑)

あ、読んでない方すみません。マンガです。

『のだめカンタービレ』好きなんで(笑)
　
あ、読んでない方すみません。マンガです。

時計の裏側。
近くにはロープしてあったんで寄れないんですけどね。

それじゃ、ま、オルセーはこの辺で。

感想は・・・舐めててごめんなさい。

かなり見所多いです。有名な絵が目白押し。マネの『草上の昼食』が見つからなかったのが残念。どこ行った？

それからミュージアムショップが充実してます。いつのまにか大出費させられる危険な店です(笑)

想像以上に面白くてすっかり時間を食ってしまったオルセー。時間はもぉ2時前です。
慌てて昼食を・・・・。
オルセーからセーヌ河沿いを上流へ向かって歩いて、最初に出くわすブラッスリーだったかな？角にあったことは覚えてる。名前は“LA FREGATE”。

まずはビールでガソリン補給。

で、頼んだのはこれ1品。
“サラダ・カンパーニュ”だったかな？
2日目に行ったサントノレ市場のビストロや、“ドゥ・マゴ”でも見た「サラダのみ」って注文、やってみたかったんですよね〜。夕飯に押したくなかったんで、ランチはこれを二人で半分こ。あんたほんとにパリジャンなの？って聞きたくなるぐらい陽気なにーちゃんがあれこれめんどうみてくれます。メニューには英語表記もあったな。観光地なんで、わりと英語の用意がありますな。

ところでこのサラダ、確かにこれでランチを完了していいぐらいボリュームありますよね・・・・。鴨のスモーク、生ハム、サラミ、隠れて見えませんがポテトサラダも。これで十分飲めます(笑)

ブラブラと河を渡り、チュイルリー公園を抜けてオランジュリーへ向かいます。
写真、左がオランジュリー美術館。マジで昔はみかんの温室だったんだそうです。

この公園、フランス人が大好きな“直線”の林を歩けます。もぉ、まっすぐ木が植えられてる。途中カフェがあって、Vin chaud(ホットワイン)も売ってますが、結構高くて敗退。

小さな美術館で、ここでも行列はほとんど無し。荷物検査はカバンを覗く程度だった・・・と思う(笑) 入って右にクローク有り。コートを預けて・・・・まずトイレ(笑) いやぁ、ビール飲むとトイレが近くて。トイレは地下です。確かにミュージアム･パスがあると、美術館のキレイなトイレを手軽に使えていいかな。そういやここは平面図が置いてなかったです。小さいしな。

ところで知らなかったんですが、モネの『睡蓮』、いっぱいあるんですね。驚いた。丸い部屋のぐるり壁に４枚？貼ってある。

しかもそれが2部屋。
別に芸術なんて腹も膨らまないモン、興味も無いですが(笑)、こんだけ並べられると気持ちが良いです。部屋の中央のベンチに座ってしばし休憩。ここはホントに来た甲斐あったな。

他にもルーヴルとかから出張してきてる名画がいっぱいありましたが、その部屋は撮影禁止だったんですよね〜。残念。

15時半ぐらいまでかかって鑑賞。地下鉄でオペラ座へ向かいます。やっぱ、オペラ･ガルニエも見とかないとね。

16時前。オペラ・ガルニエ到着です。
入り口でカバンの中を覗く程度のチェックあり。おじさん、ヒトの顔見るなり「コンニチハ」だって。中国人とどうやって見分けてるんだろ？

入って左にチケット売り場があります。

昔はどんな雰囲気だったんだろうと想像も膨らみます。

そういや建物の裏、それから中にもあったんじゃなかったかな？建築家のシャルル･ガルニエの胸像があります。裏のはまさに『自画自賛』ってな自分で自分を讃えるデザインだった気が・・・・。

客席の天井にはシャガールの『夢の花束』。
なんか器に合ってない気もする・・・。
しません？

客席に入るには、確か日本式3階ぐらいまで上がった気がする。すみません、あいまいで(笑) どっから入れるんだ？と探して歩きました。
中では何かの準備中。

暗いんでボケちゃいましたね。
ここはミラノのスカラ座と違って写真撮って大丈夫みたいです。ま、フラッシュは使いませんでしたが。使っても届く距離じゃないし。

廊下にはこんなツリーが。

振り返ると・・・・

ゴージャスです。
ヴェルサイユよりキレイ(笑)

窓から外を眺めると、歴史を感じる重厚なビルでも、普通にパソコンを並べてオフィスとして使ってました。でもやっぱり使いづらいのか、最近は郊外にオフィスを構える会社も多いそうです。モンサンミッシェルに向かうバスでガイドさんが言ってました。

地下です。
怪人はどこにいるんだ？

奥へ奥へ行くと、なんだか暗くて人気の無い所があるんですよね〜。そういや衣装とかの博物館もあるそうですが、足が限界なんでパス。

オペラ座名物はちみつ。屋根裏で作ってるそうです。
これ、入ってすぐ右のショップで買えます。ここまではチケット買わなくても入れます。でもね、このしょうもない蜂蜜、14.5ユーロだったかな？ありえね〜。味もイマイチみたいな話も聞くし、写真撮って終わりにしときました(笑) それからここのお土産売り場、あんまりおもしろくなかったな〜。

痛い足を引きずりながらですが、念願だったギャラリー･ラファイエット紳士館、日本式2階にあるラファイエット･グルメを覗きに行きます。食料品売り場が2階だなんて、馴染めね〜(笑)
中はそりゃもぉ大混雑。時間も夕方だったのが悪かったかな？
写真はお肉売り場。
・・・スゴイ！！
クリスマス前の特別？それともいつでも？

こっちは魚介売り場。
牡蠣の箱が山積みされてたり。

これは野菜売り場。見りゃ分かるってか？

チーズとかハム売り場では試食もできます(笑)

この後ワインコーナーの奥にあるカフェで、白ワインを1杯いただきました。昼間はちょっとした軽食も出してるみたいですが、今はもう店じまい中。つまみにはナッツをくれます。でもまぁ、店員のヤル気の無いこと！
そういや出口付近だったんですが、万引き防止ブザーがしょっちゅう鳴る。その度に係員が呼び止めてレシートを確認してました。誤作動が多いみたいなんで、出るまでレシートは捨てない方が無難かも。

あ〜、わたしの旅行記最大枚数の写真貼り付けちった。46枚？重かったですかね？申し訳ない。どっかで区切ろうかと思ったんですが・・・・。

18時。予定より大幅オーバーでホテルに到着。万歩ちゃんは大したこと無いって言われそうですが、立ちっぱの美術館やらが多かったんで、もぉ足が痛い痛い！体力の限界ですがなんとかコンディション整えて、20時からはこの旅最後のイベント、『タイユヴァン』です！