帯広旅行～お宿その３～

2006/12/29 - 2006/12/31

十勝川温泉の三余庵に2泊する年末旅行をしました。
２日目の朝食と、夕食と、３日目の朝食です。

大まかな行動としては
１日目
一便で帯広空港入り。満席。
前日までの仕事量がたたって、離陸前からうつらうつら。
帯広市内で昼食と買い物
藤丸デパートでじゃがポックル発見
なぜかのだめカンタービレ買う
帯広駅から宿の送迎でお宿へ
お風呂と夕食
バーで一杯
２日目
朝風呂して朝食。その後一眠り。
11時前の宿の送迎バスで帯広駅へ
買い物と昼食
タクシーで十勝川の白鳥を見る
ちょろっと歩いて宿へ戻る
宿のエステでごろり、至福。
お風呂と夕食
深夜に大浴場
３日目
朝風呂して朝食。
宿でお買い物して、宅急便をまとめる
泣く泣くチェックアウト
しつこく2007年の予約をいれる
宿の送迎で帯広駅へ
六花亭と柳月で激しく買い物
北海道ホテルで昼食。そばパスタ。
ホテルで買い物とお茶。
空港へ。
大晦日15時45分の便はがら空き。アテンダントがドリンクサービスの際、ワゴンじゃなくて「何になさいますか」とオーダーを取りに来たくらい、空いておりました。

エリア 十勝川温泉(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: JALグループ

朝食の前に朝風呂。
６時ごろ行ったら誰もいないー。うほほ貸切だい。
夜のうちに男女が入れ替わっており、檜風呂に入りました。露天のほうも檜。外が寒いので顔だけ冷たくていつまでも入っていられます。寒いからって露天がぬるいってこともなく、内と外をうろうろしながら檜の香りをここぞとばかり吸い込んでみました。

朝食は、前の日の夕食後に選びます。今日は洋食。玉子料理がチョイスできます。
運ばれてきたお膳をみて「？」和食の湯豆腐のようなものが・・・でも隣にあるのは確かにコーンスープだよねえ？そしてカニサラダ！蟹強化年続く。

この木の器もすてきだねえー。食べ物の味も柔らかく感じるから器は不思議です。
カントリーホーム風景の牛乳で作ったコーンスープ。底からごろごろコーンが出現。さらりとした食感で、コーンより牛乳の味が先にやってきます。こういうのいただくと牛乳嫌いは不幸だなあと思うなあ〜。

想いやり牛乳もおいしいと思ったけどこの牛乳もおいしい。ドリンクはバイキングで牛乳のほかトマト、にんじん、オレンジなどがありました。サラダは洋食にはついてるのですが、バイキングにもちょっとしたサラダのお野菜があり、さらにヨーグルトも。
和食を選ぶとヨーグルトが食べられないなんてこともあるのですが、これならいただけるね。うひひ。

パン！「のんびり屋」のパン！パン大好きー！小麦万歳！です。
でもお替りする余裕はなし。
さくっとトーストされているパン、口にした瞬間「ほへへへ・・」とにやけてしまうおいしさ。
バターをたっぷし、その上にジャムたっぷしの二段重ねでばっくりいただきました。ふへー！

ナゾの入れ物のなかには温野菜。
これならあつあつをいただけますな。
ブロッコリーは緑の味がしたあああ。野菜おいしいね。

くりぼーは目玉焼きです。黄身部分を破ると半熟がとろーり。ソーセージとベーコンはスモーク具合が絶妙！さすが北海道フードマスターが選んできただけのことはありますぞー。豚さんありがとう！

卵は八千代のほうだったでしょうか・・・
卵ってこんなに甘かったっけ？と思いました。目玉焼きにすると白身の部分ってけっこうつまらない部分になっちゃうんだけど、これがちょっと黄身とケチャップつけると主役に躍り出ます。ぷるぷる。

ヨーグルト。トッピングもいろいろありますが今日ははちみつ！
はああ、いやな酸味がまったくなくてするすると入っていきます。もう、どーしましょう。
食後は紅茶をいただきました。だんさんはコーヒー。夏だったらこれテラスに持って行って飲むのにー。以前チミケップ湖でやったように。

バイキングコーナーにはフルーツもあります。メロンとパイナップルをいただきました。朝からこういうフルーツってなかなかできないのよね。せいぜいバナナかイチゴくらいで。はあーおいしー。おなかは朝からぱつんぱつんです。
10時45分に宿を出るバスをお願いしていたのでそれまで横に。ああ牛になります。私牛になります・・。
だんさんはお部屋でじゃぶじゃぶお風呂。

ロビーもお正月の用意がされていました。
水引、飾る場所ないもん、と思っていましたがこうやればいいのか・・・。

昼間、遊んで帰ってきたら、ロビーで着物姿の女性が撮影をしていました。成人式の記念写真なんだって。泊まってる方かどうかは分からないけど、こういうロビーをロケーションに選ぶとは・・こういう使い方もあるのかと感心。
ちょうどチェックイン前の、静かな時間でした。
インは15時の、アウトは11時です。

お出かけして、その間お掃除してもらっていたのですが（この辺の予定も前日夕食時確認してくれます）お部屋に戻ったらお正月バージョンが登場していました。
根元に紅白の水引が。オシャレー。こういうあしらい全てに和んでおります。

ロビーには今日の天気がこんなふうに、でます。
ま、マイナスか・・・
でも雪には一度も降られませんで。日陰は凍ってました。はりきって雪ブーツはいてきたくりぼー、拍子抜け。

今日のメインイベントは午後のエステ！アロマオイルを使ったソフトなものです。普段がしがしのマッサージをしているんだけどたまにはこういうのもいいではありませんか。全身お願いしました。
個室で二人並んでできるのでだんさんと同時にやったのですが「んがー」といびきが聞こえましたです。
スタッフの対応は大変丁寧で、技術も大変よろしかったです（半分以上意識がなくてもったいなかった）
さらにサロンスペースにはいつでも誰でも飲めるお水や、セルフで使えるネイルがずらっと並べてあって、くりぼーはエステのあとちんたらちんたら塗って遊びました。ぬほほ。
食べてばっかりでおなかがやや苦しいといったらおなかをしっかり押してくれておなか問題はすぐ解決しました。

二日目の夕食スタート。
オリジナルカクテルからです。今日は赤いのが下で、ミルクみたいなのが上。甘めでおいしいです。ごっくん。

ドリンクはだんさんがまた生ビール、くりぼーはハスカップジュースにしてみました。うひょー、このハスカップおいしい！ということで小さい瓶しかないんですが1本また買ってきました。これは池田ワイン製菓製でした。まだまだ知らないおいしいジュースがあるのう。

前日とは違うメニューになります。
先付は、ホタルイカの沖漬け。ちゅるんと食べてしまいました。
上にのっかってる山芋も十勝のもの。

前菜はかわいいカゴにいっぱいのってきました。
タンタンがくんくん。

あわびの酒蒸し、やわらかーい、のです。
だんさんはホヤの塩辛が気に入った様子。
なまこの酢あえもなかなかです。私飲めないくせにこういう酒肴ぽいものが大好きなのですなー。
バター柿が思いのほかヒットしました。うみゃあい。

御造り。
函館からやってきた本鮪、厚岸のつぶ貝。こりこりした貝の歯ごたえってたまりませんな。噛むごとに海の味がするううう。
ボタン海老も立派。噴火湾産ってお献立に書いてありました。長万部とかそっちのほうかなあ。

イヌですが魚大好きです。
氷がぎっちりおいてあって昨日とはまた違う盛り付けです。

次は鍋物！
中札内産豚ロースの沢煮鍋。
中札内の地鶏もおいしいが、豚さんもおいしいのだなー。

テーブルにコンロをおいて、ふつふつ煮立ったところへお肉投入です。
ばんばん入れて、丁寧に細く切ってあるお野菜を巻いて、ぱっくん！
ほええ〜だしの味がとてもよろしくどんどんいけてしまいます。豚さんありがとう。

お、お肉は煮えたかいな・・・。

普通2泊目の食事って飽きたり、トーンダウンしそうなものですがそんな気配はみえません。今日もガンガンでございます。こちらもガンガンいただいて進みます。
ごぼうがとっても豚肉にあってたんだな。

次は焼物。毛蟹の甲羅焼き。

おお！毛蟹！そうかキミを忘れていたではありませんか。ごめんなさい。
蟹年のシメは今度こそこれか？毛蟹って小ぶりだけど味がみちっとつまってて、好きなんだよねえ。以前北海道のお友だちが毛蟹をわんさか送ってくれたことがありましたが、解体にかなり時間を費やした思い出が。
こんなに食べやすくしていただいて恐縮です。
姫竹もぽりぽり食べました。

煮物。今日もスプーン登場です。

キンキのピリ辛しらすあんかけ。
確かにぴりっとくる味です。昨日のキンキとまた全然違う状態で出てきました。うひょー。

しらすが見えるでしょうか。煮物アップ。

やはりキンキは2日連続で食べてもおいしい。ありがとう網走！！脂がよくのっていて、焼くだけでも十分おいしいのですがこうやって手間かけてもらうとまた一段とおいしいです。

酢の物は、土佐酢ゼリーをところてんみたいにしたものに、ウニとイクラのトッピング。
イクラはもちろん大樹のイクラ。
すっぱいものが苦手なはずのだんさんもおいしいといって食べます。そらー私はすっぱいのが好きで、すっぱすぎるほど酢をぶっかけてしまうのですが。そんな酢好きでも物足りなくは感じません、この酢の物。

食事は、蟹雑炊。蟹三昧！これぞ北海道。
こうやっていろんな姿で出てくると飽きなくていいです。北海道!蟹食べ放題！というのはいらないのです。おいしいとこだけおいしくして出してください。
もちろん白いご飯も選べますが、やはり蟹雑炊です！

お漬物とあわせていただくと止まりません。ぞぞぞと一気に食べてしまいそうになります。ふんがふんが言いながらいただきました。
このだしのおいしさはなんなんでしょうか。おいしいから追求するのはやめました。追求しても真似できないし、ははは。

季節の特製スイーツと書いてあったデザート。
カラメルが、あんことアイスクリームに突き刺さっています！一番下が・・・忘れちゃったけどおいしい焼き菓子になってて、全部を崩しながらわっさわっさ食べちゃいました。
あんことアイスクリーム、合う！って今更ながら実感。もー、今日もまた満腹！

と、いいながら今日も夜食をもらうのであります。
今日はなにかな〜楽しみ。

この後部屋に戻って、ドリップコーヒーがあったので入れてみました。おいしかったなあ。そこで柳月本店限定のブッセを食べました。まだ食べるのか！食べるのです。

今日はかわいいおにぎりでした！
具はおいしいうめぼしです。

お部屋のお茶セットにカリカリ梅が置いてあり、これがまたおいしかったんですな。カリカリ。

新聞も、このようなカゴに入ってお部屋の前に置かれます。
なんとなく入ってみたタンタン。
一緒に配達されちゃいますよ。

だんさんが、熟睡したので午前０時ごろ、ぶらぶら檜の大浴場に行ってみました。こんなんなので、温泉宿にくると寝不足になる変な私です。でも熟睡するから短い時間でも全然平気。狙い通り貸切です。結局この檜のほうでは、どなたとも一緒になりませんでした。
夜の檜風呂はちょっと幻想的。内風呂もガラスから伝わってくる外の冷気で最初はぶるっとしました。モールにつかればすぐあったまります。内と外を行き来して、午前1時をすっかり回ってから上がったと思います。

ふー、ロビーで涼んで部屋に帰ろう、とロビーにいったらびっくりちゃんと宿の人がいる。しかもカウンターにちゃんとお水があってどうぞと勧められました。
夜にやるお仕事もあるのでしょうけど、深夜もお風呂に入れる割に目が届いてない宿が多いという経験をしていたのでここでも平伏。
まっくらな庭を見ているとまたまたすべてリセットされた気分に。

翌日も晴れ！！！
今日帰るのかと思うとかなしい。
でも、次の予約をしたから、いつもよりは悲しくない。
それより飛行機とらなきゃ飛行機、飛行機！！発売日はPCに張り付くぞ。

朝食。
今日は和食。焼き魚こんがり。
そういえばいつもパンをだーっと食べてる朝食なので、こんな風にお魚を朝からほぐすのは久しぶりだなあ。出ても、たいてい干物だもんね。

コンロにはお豆腐。これはあっためているうちに出来上がるのです。
ほどよいころにフタをとってくれますので、うはうは食べます。出来立てのお豆腐！つるりんと喉を通過。

中のほうまでうまく出来ていて、どうなってるんだろーと不思議（にがりのおかげです）こういうコンロで焼いたり煮たりってあまりうまくいかないことが多いんだけど（最近では加賀屋の鮟鱇鍋失敗しました・・）見事成功。

卵は、くりぼーは温泉卵にしてみました。
半熟具合がたまりません。タレも濃すぎずごっくんと白身ごとのみ干してしまいました。

だんさんは卵焼き。
ふんわかほんわか焼きあがっております。

そういえば予約のときに食べ物で苦手なものを聞いてくれます。
我が家はだんさんがだめなピーマンししとうを抜いてもらいました。私はピーマンとししとうは好きなんです！！！
私はそういえばお酒に弱いといっておけばよかったのか・・・でも食前酒は問題なかったしおいしいジュースもいろいろあって、全然支障なかったです。

和食はこんな感じになります。
焼き海苔もおいしかったよう〜。
ご飯お替りしたかったのですが、朝から苦しくなりかけていたので我慢しました。だんさんはすっとばしてあっという間にお替りを。
ちゃあんと見ていて、絶妙なところで「お替りを」って来るので、「ハイ」と素直にお茶碗を出すだんさん。いやー普段はこの時間胃が動かないとか言うのにねえ。

お食事もお部屋もお風呂も堪能した2泊3日でした。文句なしです。
というかこれだけのことが待っているなら、妥当な値段だと思います。そうそう、宿のアンケートで「朝食の量は　多い　普通　少ない」とかにならんで、「価格は　高い　普通　安い」という質問がありますよね。あれは何に対して高いのか？と常々疑問に思っていたのです。この料金は妥当かどうかってことじゃないのかい？と。そしたらですね、ここのは「料金に納得できたか」というような設問になっておりまして、もうアンケートの作り方にも納得の、納得づくしの宿でありました。私が多分お金持ちで好きにお宿作っていいとなったら、こういうコンセプトにすると思います。
お風呂に入りながら絶景を！というのが無理な立地なのですが、それだけをウリにする宿が多いので、その他でなにもかも「ごもっとも」と納得できるところに非常に好感をもちました。

この旅行記へのコメント （5）

• はなちゅうたさん 2007/01/12 00:02:49

  泊まってみたいけど・・・

  　初めまして。はなちゅうたといいます。
  　旅行記、興味深々で読ませて頂きました。
  『三余庵』、素晴らしいですね。凄く泊まってみたくなりましたが、
  いつも『出来るだけ旅行代金を安く』をモットーとしているので、夢のようなお宿です。
  　「いつかお金を貯めて『三余庵』に泊まるぞー。」と心に誓いました。
  ・・・一体、いつになることやら。
  　私は、そろそろ『北海道切れ』が発病する頃なので、北海道のガイドブックなどを見て心を落ち着かせようとしているのですが、これが逆効果でますます行きたくなるんです（笑）。
  　３月には休みが取れるといいなぁ。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　では、おジャマしました。

  タンタン１号さん からの返信 2007/06/09 20:35:47

  RE: 泊まってみたいけど・・・

  お返事大変遅くなりまして失礼いたしました。
  
  お休みは予定通りとれたのでしょうかー。
  「いつか」の目標にしてよい宿だと思います。
  ぜひぜひ！

  はなちゅうたさん からの返信 2007/06/09 22:49:44

  RE: 泊まってみたいけど・・・

  休みは2/21〜23まで取れて『十勝川温泉』に泊まったんですが、
  やはり予算の都合上、三余庵は諦めて笹井ホテルに泊まりました。
  
  　年3回北海道旅行をしていて、来年の9月が30回目の記念旅行になるので、今から、三余庵宿泊貯金でもしようかなぁって考えたりもしています。
  
  　（つたない旅行記ですが、2月と5月の旅行記を載せていますので、
  良かったら読んで下さい。）
  　
  
  　では。
  

• サリーさん 2007/01/08 11:18:59

  初めまして〜〜〜♪

  いやぁ〜ビックリです！
  
  「三余庵」以前から泊まってみたいと思いつつ、早数年・・・
  実家が十勝なので（もち出身も）なかなか十勝川温泉に行く機会が少ないんですよ〜
  日帰りなら何度もあるんですが・・・
  
  北海道ホテルが満室で、こちらの宿に空きがあったのも驚きでした。
  
  パンを購入された「のんびり屋」は帯広ですか？
  住んでいた頃（６年前）には無かったお店だと思うのですが。。。
  
  くりぼーさんは素敵な温泉に泊まられてますね〜
  またお邪魔させて頂きますね〜
  
  
  

  タンタン１号さん からの返信 2007/01/08 21:39:20

  RE: 初めまして〜〜〜♪

  こんにちは！初めまして。
  十勝のご出身ですか。宿の方に聞いたら地元の方もけっこう
  泊りにくるということでした。
  実際「うちは北海道ホテルが近所なんだけど・・」と話している
  帯広のお客さんもいました。
  たしか年末の予約を9月終わりごろしようとしたら、
  北海道ホテルは、外が見えない、和室みたいな一番条件の悪い
  お部屋しかあいてないと電話で言われて、それでダメモトで
  三余庵に電話したら奇跡的にベッドルームはあいていたのです。
  そのとき大晦日はもういっぱいでしたが、29,30日はあいてます
  ということで。うれしかったですー。
  
  のんびり屋は音更です。クッキーが宿のサービスで部屋において
  ありました。あと、パンもこちらのを出しているそうです。
  音更町下士幌北３線東５１とクッキーの袋に書いてあります。
  天然酵母のパンを作ってるそうで、しっかりした食パンでした。
  帰省の際には、たまには地元で一泊いかがでしょう、って
  思う様な宿でしたよー。