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ペルーへの入港は夜、カヤオ港へ。<br />ハロウィンが近いという事もあり、街で仮装した人を見かけた友達もいました。<br />ペルーではマチュピチュへのオプショナルコースに行きたかったのですが、まぁ・・・金欠でとても約8万円のオプショナルコースに申し込む事ができなかったので、現地ツアーでナスカに行く事にしました。<br /><br />飛行場へ行き、どのフライトがいいか悩んでいると、あるおじさんが声をかけてきました。<br />「私は旅行会社のもので、ツアーを紹介してます」とのことでいままでに紹介したときのお礼の言葉のノートや日本人ととった写真などをみせてくれました。<br />「どこへ行きたいの?」<br />私たちは『ナスカの地上絵が見たい』と答え、<br />「それならバスでいけるよ!」とのこと。価格を聞いてみると飛行機と比べて断然安いし、多少疑ってはいましたが、疑ってばかりではここから進めないと思いました。<br />友達と二人だったというもの少し力強かったのだと思います。<br /><br />飛行場からタクシーに乗り、長距離バス乗り場へ移動するとのことで(タクシーは危ないなと思っていつでも逃げれる体制で)ついて行くと、他にも日本人女性2人がその飛行場で合流しました。<br />その人達も、どうやって行くか迷っているところ、この自称旅行会社のおじさんに紹介されたとのことです・・・いっきに安心感が高まりました。<br /><br />バスで夜に出発して早朝にホテルにつくとのことで、フライトは朝一番です。<br />夜行長距離バスか・・・どうりで安いわけだ。最初にいわれた金額にペルーの消費税は10%だから、これに税金ね。って割り増しを迫られたけど、友達二人と断固抗議。<br />『それだったら、最初にいってよ!最初に言うべきだよ!』といって払ったのは当初言われた金額のみです。あとの二人は普通に払ってました・・・あれ?ほんとに税金10%なのかな?内税でなく外税なのかな?おっちゃんに悪い事したかな?<br />まぁいっか、学生さんはお金がないのよ。<br /><br />長距離バス乗り場で、おっちゃんが列に並んでチケットを買うのを固いベンチに座りながら現地の人と所狭くまってました。<br />そのおっちゃんが、乗り場まで案内してくれて、見送ってくれました。<br />バスの降車場所にはホテルの人が迎えにきてくれるそうです。あとの二人の女性が、そのホテルの情報カードをおじさんからもらってました。<br /><br />朝の4時頃、真っ暗なバス停についたものの、ホテルの人らしき人の姿はなく・・。<br />だまされたかと一瞬思ったのですが、ホテルカード(名刺状)の書いている電話番号に電話したら、今から車で迎えに行くとの事。<br />「朝7時にセスナで飛ぶから、それまでフロントのソファーで寝てて」だってさ。<br />毛布を貸してくれたけど、ちょびっと寒かったな・・。<br /><br /><br />そしてとうとう朝一番フライトです!朝ご飯抜きです!<br />でも吐くものもなくて朝食直後に飛ぶよりもいいかな?<br />『モコいっきま~す!』て感じで1機に二人乗り込みました。<br /><br />途中で操縦士さんが手放しして多少ふざけて(心中の叫び:や~めぇ=で~~)「ちょっと運転してみる?」と両手を操縦ハンドルへ・・・!!<br />(もちろん安定飛行に入っている直線飛行の時のみですが)<br />かなりサービス過剰すぎても怖いんですが・・・。<br />ここは上空なのよ!!地球には重力が存在するのよ!!!私たちが乗っているのは鉄の固まりなのよ~~~!!!!<br /><br /><br />そんなこんなで無事着陸し、帰りのバスまで時間があったので、あとの二人と一緒に、タクシーを借り切って地上絵を地上から見れるスポットへ行くとこにしました。<br /><br />プールの監視員が登る見張り台の大きなタイプのものにのぼり、地上絵をみて、その後実際に地上を歩きました。<br />想像とは違い、砂地でなく小石が地面にはたくさんあり、その小石の無い場所が地上絵のラインとなっていました。<br />この地はめったに雨が降らないために何万年も前のものがほとんど姿を変えずに保存されているそうです。<br /><br />タクシーの運転手さんのサービスで、インカの墓というミイラの墓場にも連れて行ってもらいました。<br />途中車窓からは、小高い丘に観光客が作ったと思われる、”相合い傘”の地上絵がありました。数年後に見にきた時にこういうのが残っているんでしょうか?<br /><br />帰りは同じく長距離バスに乗り、船が停泊しているカヤオ港まで帰りました。<br /><br /> <br /> 世界遺産ナスカの地上絵ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br />宇宙人説?描かれた動物は宇宙人への生け贄なんだ!<br />オリンピック説?ここは大きな会場なんだ!<br />カレンダー説?地上絵は世界最大の天文学だ!<br />巡礼の道説?人が歩くためだ!コイヨリッティ(楽器を吹き鳴らしながら一列になって歩く祭り)!コンドルは雨を呼び、ハチドリは雨期の前に飛ぶ鳥としてしられている!<br /><br />みなさんは何だと思いますか?私はただ、古代の人たちは、大きな地上というキャンパスにいつも身近なもの達を描きたかったんだと思います。<br /><br />船に乗って地上から隔離された時、みんなが過ごした余暇の時間は音楽やダンスなど芸術と呼ばれるものが大半でした。<br /><br />音を奏でるものがいる。<br />筆を踊らすものがいる。<br />毎日繰り返す水平線に沈む太陽と昇る太陽を甲板で見ながら、時を感じていました。

ナスカ地上絵を地上から見たかったんだ ~第39回ピースボート地球一周の船旅~

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2002/10/28 - 2002/10/31

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旅行記グループ ピースボートの船旅

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よよちゃん

よよちゃんさん

ペルーへの入港は夜、カヤオ港へ。
ハロウィンが近いという事もあり、街で仮装した人を見かけた友達もいました。
ペルーではマチュピチュへのオプショナルコースに行きたかったのですが、まぁ・・・金欠でとても約8万円のオプショナルコースに申し込む事ができなかったので、現地ツアーでナスカに行く事にしました。

飛行場へ行き、どのフライトがいいか悩んでいると、あるおじさんが声をかけてきました。
「私は旅行会社のもので、ツアーを紹介してます」とのことでいままでに紹介したときのお礼の言葉のノートや日本人ととった写真などをみせてくれました。
「どこへ行きたいの?」
私たちは『ナスカの地上絵が見たい』と答え、
「それならバスでいけるよ!」とのこと。価格を聞いてみると飛行機と比べて断然安いし、多少疑ってはいましたが、疑ってばかりではここから進めないと思いました。
友達と二人だったというもの少し力強かったのだと思います。

飛行場からタクシーに乗り、長距離バス乗り場へ移動するとのことで(タクシーは危ないなと思っていつでも逃げれる体制で)ついて行くと、他にも日本人女性2人がその飛行場で合流しました。
その人達も、どうやって行くか迷っているところ、この自称旅行会社のおじさんに紹介されたとのことです・・・いっきに安心感が高まりました。

バスで夜に出発して早朝にホテルにつくとのことで、フライトは朝一番です。
夜行長距離バスか・・・どうりで安いわけだ。最初にいわれた金額にペルーの消費税は10%だから、これに税金ね。って割り増しを迫られたけど、友達二人と断固抗議。
『それだったら、最初にいってよ!最初に言うべきだよ!』といって払ったのは当初言われた金額のみです。あとの二人は普通に払ってました・・・あれ?ほんとに税金10%なのかな?内税でなく外税なのかな?おっちゃんに悪い事したかな?
まぁいっか、学生さんはお金がないのよ。

長距離バス乗り場で、おっちゃんが列に並んでチケットを買うのを固いベンチに座りながら現地の人と所狭くまってました。
そのおっちゃんが、乗り場まで案内してくれて、見送ってくれました。
バスの降車場所にはホテルの人が迎えにきてくれるそうです。あとの二人の女性が、そのホテルの情報カードをおじさんからもらってました。

朝の4時頃、真っ暗なバス停についたものの、ホテルの人らしき人の姿はなく・・。
だまされたかと一瞬思ったのですが、ホテルカード(名刺状)の書いている電話番号に電話したら、今から車で迎えに行くとの事。
「朝7時にセスナで飛ぶから、それまでフロントのソファーで寝てて」だってさ。
毛布を貸してくれたけど、ちょびっと寒かったな・・。


そしてとうとう朝一番フライトです!朝ご飯抜きです!
でも吐くものもなくて朝食直後に飛ぶよりもいいかな?
『モコいっきま~す!』て感じで1機に二人乗り込みました。

途中で操縦士さんが手放しして多少ふざけて(心中の叫び:や~めぇ=で~~)「ちょっと運転してみる?」と両手を操縦ハンドルへ・・・!!
(もちろん安定飛行に入っている直線飛行の時のみですが)
かなりサービス過剰すぎても怖いんですが・・・。
ここは上空なのよ!!地球には重力が存在するのよ!!!私たちが乗っているのは鉄の固まりなのよ~~~!!!!


そんなこんなで無事着陸し、帰りのバスまで時間があったので、あとの二人と一緒に、タクシーを借り切って地上絵を地上から見れるスポットへ行くとこにしました。

プールの監視員が登る見張り台の大きなタイプのものにのぼり、地上絵をみて、その後実際に地上を歩きました。
想像とは違い、砂地でなく小石が地面にはたくさんあり、その小石の無い場所が地上絵のラインとなっていました。
この地はめったに雨が降らないために何万年も前のものがほとんど姿を変えずに保存されているそうです。

タクシーの運転手さんのサービスで、インカの墓というミイラの墓場にも連れて行ってもらいました。
途中車窓からは、小高い丘に観光客が作ったと思われる、”相合い傘”の地上絵がありました。数年後に見にきた時にこういうのが残っているんでしょうか?

帰りは同じく長距離バスに乗り、船が停泊しているカヤオ港まで帰りました。

 
 世界遺産ナスカの地上絵ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宇宙人説?描かれた動物は宇宙人への生け贄なんだ!
オリンピック説?ここは大きな会場なんだ!
カレンダー説?地上絵は世界最大の天文学だ!
巡礼の道説?人が歩くためだ!コイヨリッティ(楽器を吹き鳴らしながら一列になって歩く祭り)!コンドルは雨を呼び、ハチドリは雨期の前に飛ぶ鳥としてしられている!

みなさんは何だと思いますか?私はただ、古代の人たちは、大きな地上というキャンパスにいつも身近なもの達を描きたかったんだと思います。

船に乗って地上から隔離された時、みんなが過ごした余暇の時間は音楽やダンスなど芸術と呼ばれるものが大半でした。

音を奏でるものがいる。
筆を踊らすものがいる。
毎日繰り返す水平線に沈む太陽と昇る太陽を甲板で見ながら、時を感じていました。

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  • まずはペルーのお勉強。<br /><br />ピースボート内で販売した、自費出版冊子『ブラックブック』で、私が原稿を書いたものより。

    まずはペルーのお勉強。

    ピースボート内で販売した、自費出版冊子『ブラックブック』で、私が原稿を書いたものより。

  • 私は、このときはマチュピチュには行かなかったんですけどね。。<br />他の乗船者は、オプショナルツアーで行っておられました。<br />あいにくの雨だったそうです。<br /><br />次回、マチュピチュに行く機会ががあれば、雨期をチェックしないといけませんね・・・。<br /><br />ピースボート内で販売した、自費出版冊子『ブラックブック』で、私が原稿を書いたものより。

    私は、このときはマチュピチュには行かなかったんですけどね。。
    他の乗船者は、オプショナルツアーで行っておられました。
    あいにくの雨だったそうです。

    次回、マチュピチュに行く機会ががあれば、雨期をチェックしないといけませんね・・・。

    ピースボート内で販売した、自費出版冊子『ブラックブック』で、私が原稿を書いたものより。

  • バス乗り場待合所にて

    バス乗り場待合所にて

  • セスナ

    セスナ

  • 宇宙人

    宇宙人

  • くじら

    くじら

  • さる

    さる

  • ナスカの景色

    ナスカの景色

  • 道路です。タクシーに乗って移動。

    道路です。タクシーに乗って移動。

  • 地上

    地上

  • ラインのアップ写真

    ラインのアップ写真

  • グラハドールと呼ばれる見晴し台。この下には小石に地上絵のモチーフを書いたものをお土産として売っていました。<br />小石をアクセサリやキーホルダーに加工してました。

    グラハドールと呼ばれる見晴し台。この下には小石に地上絵のモチーフを書いたものをお土産として売っていました。
    小石をアクセサリやキーホルダーに加工してました。

  • セスナから見えるグラハドールと”木と手”<br />これを後ほど地上から見に行きます

    セスナから見えるグラハドールと”木と手”
    これを後ほど地上から見に行きます

  • 地上から見た”手”

    地上から見た”手”

  • 地上から”木”

    地上から”木”

  • おっちゃんに案内してもらって小高い丘にのぼりました。

    おっちゃんに案内してもらって小高い丘にのぼりました。

  • インカの墓

    インカの墓

  • 夫婦?それとも親子でしょうか?

    夫婦?それとも親子でしょうか?

  • セスナ飛び立ち時、機内より。

    セスナ飛び立ち時、機内より。

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