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今回のパリ訪問の目的の一つは美術館を回ることだった。10月1日は美術館無料の第一日曜日でパリの3大美術館と言われるオルセー美術館と国立近代美術館を訪問した。オルセーは長年訪問したかった美術館。この時期、日本でオルセー美術館展を開催しており、絵画の多くが日本に貸し出されているとのことだったが、ゴッホの自画像やマネの笛吹く少年など馴染みの絵もかなり見ることができた。国立近代美術館にはピカソの絵もあったが、映像のコーナーが大半を占めている。近代美術は動画で自由な発想を表現する作品に人気があるとのことだ。映像を繰り返し流すのだが、作者が何を表現したいのかは理解が難しい。だが繰り返し見ていても飽きない面白い映像もある。ルーブル美術館は時間切れで10月4,5日に訪問。ルーブルは今回で4回訪問したのだが、今回はハムラビ法典や書記坐像などこれまで見られなかったコーナーを見ることができた。<br />10月4日、5日はカルト・ミュゼをフル活用した。2日間通用のカルト・ミュゼ(30ユーロ・4500円)でルーブルには2日通い、ピカソ、ロダン、中世美術館などを回った。ドラクロワ記念館にも行くがなぜか閉館している。カルト・ミュゼは美術館以外でもたくさん使え、凱旋門、ノートルダム大聖堂、サント・シャペル、コンシェルジュリー、パンテオン、アンヴァリッド、フォンテーヌブロー、なども入館でき非常に有効だった。<br />この日もモンマルトルのホテル・デ・パルメに宿泊。最初は1泊15ユーロの他のホステルのベッドの空きがあれば変わろうと思っていたが、ホテルの若いオーナーがベッドの横の床にマットをひいて寝るなら15ユーロだと教えてくれて、3日目から床マットで寝たのだが、日本のふとんの感覚でこっちの方が寝やすかった。また、若いオーナーはアルジェリアのベルベル人でワールドカップサッカーでMVPになったジダンも同じアルジェリア出身のベルベル人とのこと。若オーナーはジダンがワールドカップの決勝戦で暴言を吐いたイタリアのマテラッツィに行った頭突きをおどけてまねして見せた。ジダンが何をしても彼はベルベル人の誇りなのだ。気さくで親切な若オーナーがいたこともホテルを変わらなかった理由の一つだ。<br />(写真は駅舎を利用したオルセー美術館)<br />

欧州・バックパッカーの旅【23】 フランス・パリの美術館巡り

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2006/10/01 - 2006/10/05

6545位(同エリア16401件中)

6

23

さすらいおじさん

さすらいおじさんさん

今回のパリ訪問の目的の一つは美術館を回ることだった。10月1日は美術館無料の第一日曜日でパリの3大美術館と言われるオルセー美術館と国立近代美術館を訪問した。オルセーは長年訪問したかった美術館。この時期、日本でオルセー美術館展を開催しており、絵画の多くが日本に貸し出されているとのことだったが、ゴッホの自画像やマネの笛吹く少年など馴染みの絵もかなり見ることができた。国立近代美術館にはピカソの絵もあったが、映像のコーナーが大半を占めている。近代美術は動画で自由な発想を表現する作品に人気があるとのことだ。映像を繰り返し流すのだが、作者が何を表現したいのかは理解が難しい。だが繰り返し見ていても飽きない面白い映像もある。ルーブル美術館は時間切れで10月4,5日に訪問。ルーブルは今回で4回訪問したのだが、今回はハムラビ法典や書記坐像などこれまで見られなかったコーナーを見ることができた。
10月4日、5日はカルト・ミュゼをフル活用した。2日間通用のカルト・ミュゼ(30ユーロ・4500円)でルーブルには2日通い、ピカソ、ロダン、中世美術館などを回った。ドラクロワ記念館にも行くがなぜか閉館している。カルト・ミュゼは美術館以外でもたくさん使え、凱旋門、ノートルダム大聖堂、サント・シャペル、コンシェルジュリー、パンテオン、アンヴァリッド、フォンテーヌブロー、なども入館でき非常に有効だった。
この日もモンマルトルのホテル・デ・パルメに宿泊。最初は1泊15ユーロの他のホステルのベッドの空きがあれば変わろうと思っていたが、ホテルの若いオーナーがベッドの横の床にマットをひいて寝るなら15ユーロだと教えてくれて、3日目から床マットで寝たのだが、日本のふとんの感覚でこっちの方が寝やすかった。また、若いオーナーはアルジェリアのベルベル人でワールドカップサッカーでMVPになったジダンも同じアルジェリア出身のベルベル人とのこと。若オーナーはジダンがワールドカップの決勝戦で暴言を吐いたイタリアのマテラッツィに行った頭突きをおどけてまねして見せた。ジダンが何をしても彼はベルベル人の誇りなのだ。気さくで親切な若オーナーがいたこともホテルを変わらなかった理由の一つだ。
(写真は駅舎を利用したオルセー美術館)

同行者
一人旅
一人あたり費用
100万円以上
交通手段
高速・路線バス

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  • 10月1日の無料デーにオルセー美術館で入館を待つ人達。<br />

    10月1日の無料デーにオルセー美術館で入館を待つ人達。

  • オルセー美術館前の彫刻。<br />

    オルセー美術館前の彫刻。

  • ゴッホの自画像。<br />

    ゴッホの自画像。

  • マネの笛吹く少年。<br />

    マネの笛吹く少年。

  • オルセー美術館に展示されているロダンの彫刻。<br />

    オルセー美術館に展示されているロダンの彫刻。

  • 国立近代美術館から見るパリの街並み。<br />

    国立近代美術館から見るパリの街並み。

  • ロダン美術館。<br />

    ロダン美術館。

  • ロダン美術館に展示されている彫刻。<br />

    ロダン美術館に展示されている彫刻。

  • ロダン美術館に展示されている彫刻。<br />

    ロダン美術館に展示されている彫刻。

  • ロダン美術館のハナコ像。<br />花子(はなこ1868−1945年、本名:太田ひさ)は、明治から昭和初期にかけてヨーロッパで活躍した日本人女優、ダンサーだった。1900年代初頭、単身でヨーロッパに渡り舞台女優として活躍。彫刻家オーギュスト・ロダン(1840−1917年)に認められ、モデルとなった。森鴎外(もり おうがい1862−1922年)の短編小説「花子」のモデルでもある。森鴎外は直接には花子との面識はなかったが、ロダンと花子との間を通訳をした人物が森鴎外の息子・森於菟(もり おと1890−1967年)の家庭教師で、その人物から花子の話を聞いて書かれたものとされている。

    ロダン美術館のハナコ像。
    花子(はなこ1868−1945年、本名:太田ひさ)は、明治から昭和初期にかけてヨーロッパで活躍した日本人女優、ダンサーだった。1900年代初頭、単身でヨーロッパに渡り舞台女優として活躍。彫刻家オーギュスト・ロダン(1840−1917年)に認められ、モデルとなった。森鴎外(もり おうがい1862−1922年)の短編小説「花子」のモデルでもある。森鴎外は直接には花子との面識はなかったが、ロダンと花子との間を通訳をした人物が森鴎外の息子・森於菟(もり おと1890−1967年)の家庭教師で、その人物から花子の話を聞いて書かれたものとされている。

  • ピカソ美術館。<br />

    ピカソ美術館。

  • ピカソ美術館に展示されている絵画。<br />

    ピカソ美術館に展示されている絵画。

  • ピカソ美術館に展示されている絵画。<br />

    ピカソ美術館に展示されている絵画。

  • ピカソ美術館に展示されている彫刻。<br />

    ピカソ美術館に展示されている彫刻。

  • ルーブル美術館のピラミッド。<br />

    ルーブル美術館のピラミッド。

  • ルーブル美術館のエジプトの古代彫刻。<br />

    ルーブル美術館のエジプトの古代彫刻。

  • ルーブル美術館に展示されているハムラビ法典。<br />

    ルーブル美術館に展示されているハムラビ法典。

  • ルーブル美術館のサモトラケのニケ。<br />

    ルーブル美術館のサモトラケのニケ。

  • ルーブル美術館の書記坐像。<br />

    ルーブル美術館の書記坐像。

  • ルーブル美術館のダビンチコードの紹介。<br /><br />

    ルーブル美術館のダビンチコードの紹介。

  • 中世美術館。<br />

    中世美術館。

  • 中世美術館の展示。<br />

    中世美術館の展示。

  • 休館だったドラクロワ記念館。<br />

    休館だったドラクロワ記念館。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • まみさん 2007/01/19 08:48:02
    なつかしの美術館!
    さすらいおじさん、こんにちは。

    パリへ行くとなれば、やはり目的の1つは美術館ですよね。
    でもさすらいおじさんも、美術館巡りはかなりお好きですよね。
    パリの美術館も建物が改増築したり、収蔵作品が移動したりして、私が最後にパリを訪れた1991年からだいぶ変わっていてびっくりすることがよくありますが、オルセーの駅舎を使ったあの展示のところは変わっていませんね。
    なつかしかったです。
    ここにアングルらアカデミー派の絵があったことは覚えていますが、さすがにそこまでは昔と同じかどうか。。。

    それにしても、そういえばパリの美術館って太っ腹でしたね。
    写真を撮るのはOKなところが多かったですもの。
    さすがに10年以上も昔は、フィルムカメラともなると、フィルムをムダにする覚悟で撮るしかありませんでしたけど。
    いまはこんな風にきれいに写真が撮れるので、うらやましいです。
    チョー有名でなくても、お気に入りの作品の記録が撮っておけますものね。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/19 17:51:26
    RE: なつかしの美術館!
    まみさん

    パリの美術館はほとんど写真を撮らせてくれるので嬉しかったです。

    ルーブルは4回行ってようやく一通りフロアを回ったのですが、とても1点1点は見られません。やはり、自分が知っている絵や彫刻が中心になってしまいます。

    オルセーは初めてでした。
    日本でオルセー展をしていて、展示が少し少ないと思いましたが印象派の知っている絵が見られて良かったです。

    デジカメになって枚数を気にせず、失敗も気にせず撮れるようになって写真が楽しくなりましたね。

  • 唐辛子婆さん 2006/12/23 14:54:42
    撮影禁止じゃないんですね!!
    さすらいおじさん、

    おひさしぶりです。
    ながいことヨーロッパ旅行記を待ってましたよ。

    カラチでは4トラの旅行記を見るのに
    時間がかかってしょうがないのですが
    ボチボチ拝見させていただきます。

    こんな超有名な絵画を
    いとも簡単に撮影させてくれるなんてオドロキです。

    パキスタンのすぐれた画家の作品を
    写真に撮らせてもらえなくて苦労している唐辛子婆より

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2006/12/23 19:39:32
    RE: 撮影禁止じゃないんですね!!
    唐辛子婆さん

    パリの美術館をご覧いただきありがとうございます。
    パリの美術館は写真を撮らせてくれるところは多かったです。
    でもルーブルでは2004年は撮影自由だったのですが、今回は観光客が混み合うからか、モナリザが展示されたフロアは撮影禁止になっていました。

    唐辛子婆さん はカラチの滞在かなり長くなられておられるのですね。
    私は来年春以降、希望する旅行先の一つにパキスタンを入れています。
    パキスタン、インド、バングラデシュ、からタイ、カンボジア、ベトナムへ行くことをまだぼんやりとですが、考えています。

    また、情報をいただければありがたいです。
    ありがとうございます。


    唐辛子婆

    唐辛子婆さん からの返信 2006/12/24 00:47:32
    どうぞ私のいる間に
    さすらいおじさん

    >唐辛子婆さん はカラチの滞在かなり長くなられておられるのですね。
    >私は来年春以降、希望する旅行先の一つにパキスタンを入れています。
    >パキスタン、インド、バングラデシュ、からタイ、カンボジア、ベトナムへ>行くことをまだぼんやりとですが、考えています。

    どうぞカラチにもいらしてくださいね♪

    今回は3月はじめに帰国。
    次回は4月半ばから6月半ば。
    その次は7月半ばから9月いっぱい。
    最後が11・12月いっぱいの予定です。

    私はずっとカラチに貼りついていますが
    できればラホールにだけは一人ででも行きたいと思っています。
    チュグタイの作品がチュグタイ美術館と博物館にあるそうですので。

    ☆メリー・クリスマス!

      〜唐辛子婆〜

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2006/12/24 08:33:16
    RE: 撮影禁止じゃないんですね!!
    唐辛子婆さん

    来年も半分以上パキスタンにおられるのですね。
    私は今年、50ヶ国を250日で忙しく回りました。
    来年は少しペースを落として旅をしようと思っています。
    パキスタンはほとんど知らないので、来年少しずつ唐辛子婆さん の旅行記を拝見して、旅のイメージつくりをしたいと思います。
    また、いろいろお教えいただければありがたいです。

    メリークリスマス、そして良いお年を!





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