2004/10/07 - 2004/10/10
3659位(同エリア3872件中)
絵馬さん
新婚旅行で、イタリアの3都市(ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア)を訪れたときの日記です。旅程は…
1日目 成田→(フランクフルト経由)→ローマ
2日目 ローマ観光
3日目 ローマ観光
4日目 ローマ→(ESにて移動)→フィレンツェ
5日目 フィレンツェ観光
6日目 フィレンツェ観光
7日目 フィレンツェ→(ESにて移動)→ヴェネツィア
8日目 ヴェネツィア観光
9日目 ヴェネツィア→(フランクフルト経由)→
10日目 成田
です。とにかく歩きまくった旅です。
では、ようやくフィレンツェに移動してきた4日目後半です。
※主な観光ポイント…シニョリーア広場、ジョットの鐘楼
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
《サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からホテル「スターホテル・ミケランジェロ」へ》
夫:旅行会社で用意してくれた車には、我々のほかにもうひと組のご夫婦が乗り合わせました。お2人は同程度のツアーにて、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から程近いホテルが割り当てられているとのこと。一方の我々はというと、フィレンツェの中心地からは西にはずれたところにあるホテルだったので羨ましいことこの上なかったっす。
なお、車に乗っていて気付いたんですが、フィレンツェ中心地もローマのそれと同じく、道が狭くてこちゃこちゃしてました。アシスタントさん曰く、“イタリアの小京都”と。言い得て妙ってやつですね。街中は一方通行だらけだったので、案の定、歩くより時間をかけて同乗のお2人のホテルに立ち寄り、その後、やっぱりまどろっこしいルートを巡り我々が泊まるホテルへ…。
《ホテルにて》
夫:ホテル到着は16:30頃。チェックイン後、アシスタントさんから諸々についてレクチャーを受けました。ローマより治安がいいので夜でも比較的安全であること、バスの便は悪くはないが狭い街なので歩いて回れるetc.
妻:治安がいいというのはとてもうれしかったです。ローマでは気が休まりませんでしたから。
《試しにウフィッツィ美術館へ》
夫:打合せ終了後、ウフィッツィ美術館などまでどのくらいかかるか確認しつつ夕食を食べにいくことに。出発は17:40頃。アルノ河畔に出てからひたすら東進。しかし、競歩選手ばりのスピードに妻はついてくるのがやっとの様子。途中で若干ペースを落とした(というか、落ちた)影響はあるものの、到着したのは18:00過ぎ。優に20分はかかった計算。遠いなぁ…。
《シニョリーア広場》
夫:そこから、少しホテルの方へ戻りシニョリーア広場に。ここは、“バイブル”によると、昔も今もフィレンツェの政治の中心なのだとか。その割には、彫刻や銅像が並び、さながら野外美術館といった風情。観光客が山ほどいるし、お堅い雰囲気はまったくなし。でも、こんな風に人が集まって議論し合うのを狙っての作りなのかもしれないと思い直す。やるなぁ〜。 -
夫:広場の北の方に『コジモ1世の騎馬像』を発見。彼は、サヴォナローラの支配により衰退していたメディチ家の復権を実現した英雄的存在らしい。馬にまたがっちゃって何を見ているのかな?取り敢えずマネをしてみました。
-
《ロッジア・デイ・ランツィ》
妻:コジモ1世が眺める方角にあったのが、彼が建設を命じたというロッジア・デイ・ランツィ。さっきの騎馬像と同じくジャンボローニャ作の『サビーネの女達の強奪』などが置いてありましたが、あいにく工事中で近寄りにくい雰囲気でした。仕方がないので遠巻きに鑑賞。自称“視力2.0以上の男”の夫はなんとか見えたようなのですが、私は無理でした…。 -
《サン・ジョヴァンニ広場へ》
夫:競歩の疲れを癒すべく、しばらく、シニョリーア広場のネプチューンの噴水付近で休憩。普段は19:00まで入館できるヴェッキオ宮も、この日は木曜日で早々に閉館。他に入れるところはないだろうからドゥオーモでも下見しつつ夕飯にしようとの結論に。シニョリーア広場からカルツァイウォーリ通りを抜け、サン・ジョヴァンニ広場へ向かいました。
まずは、ドゥオーモの写真でもとカメラを構えるも、思いのほか大きく収まりきらない。ポーズを取ろうとしていた妻は結局写らず終い(笑)。
妻:ドゥオーモの写真を間近で撮るのは難しいです。やっぱり、ミケランジェロ広場から撮影するのがおすすめです。 -
《ジョットの鐘楼》
夫:取り敢えず、ドゥオーモ界隈をぐるっと1周しようとジョットの鐘楼の東側に回り込んだところ、その入口が開いているのを発見!片方の“バイブル”情報だと17:00までとなっていたので諦めていたのですが、もう一方では確かに18:50までとなってました。イタリアの施設は開閉館の時間をコロコロと変える傾向があるみたいだから、情報の更新ができなかったのかも。
妻:この時点で18:30近くだったので、あと30分もありませんでした。しかし、夫は列車の遅れによる分を取り戻さねばと強弁。とにかく、早く登るべきだと…。入口の係員さんが「ホントにいいの?」という感じで目配せをしてくれたのですが、夫はキッパリと肯き突入していったのでした。前日、サン・ピエトロ寺院のクーポラに登ったせいで、太ももが筋肉痛だったのに…。
夫:勢い勇んで登り始めたものの、これがなかなかキツイ。ってゆうか完全にペースを誤った(笑)。途中、同い年くらいの西洋人カップルに追いついたところ、兄さんの方がだいぶ息を切らしていて、先を勧められたのですが、こちら2人も青息吐息。図らずも譲り合いに。が、結局、NOと言えない日本人な我々が先に登るハメに。ヒィヒィ(哀)。
妻:それから間もなく、鐘楼の中間点のようなところに到着しました。窓枠はあるのですが、窓自体はない状態なので、夕暮れ時の風が心地良かったです。写真はそこから撮りました。ドゥオーモのクーポラが近くに見えるようになってきたので、励まされた感じでした。
夫:しばらく涼んでいたら、さっきのカップルもやってきました。お姉さん「ワオ」なんて大喜び。お2人さんに独占させてあげようと、我々は再出発。
なお、悲しいことに、この辺の階段から落書きが特に目に付くようになってきました。しかも、“オレはナカタを見た”だの“○○(男の名前)・△△(女の名前)幸せ〜!”だのと、明らかに日本人が書いたものがちらほら。ドゥオーモのクーポラでも見受けられると聞いていたけど、実際に目にするとものすごく腹が立つ。恥さらしめ!(怒) -
妻:プリプリしていた夫ですが、最上部に着いてテラスに出た途端、感嘆の声を上げていました。眼下には夕陽に映えるフィレンツェの街並みが広がっていたのです。無理して登った甲斐がありました(笑)。
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妻:沈んでいく太陽を背景に夫の写真を撮っていたら、一人旅をしている学生さん風のお兄さんが声をかけてくれ…。
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妻:写してくれました。ありがとうございます!夕陽がとても綺麗でした。
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夫:金網から顔を突き出すようにしてミケランジェロ広場方面を激写。ヴェッキオ宮とサンタ・クローチェ教会もフレームに収まり大満足です。
妻:フィレンツェは本当に町全体が赤いトーンで統一されていますね。 -
妻:今度は、ピッティ宮方面を写しました。さすがに、暗くなってきたので写りが悪いですね。
-
夫:しばらくハイテンションだったので、気付かなかったのですが、この辺の壁一面はさっきの比どころではない落書きの群れが。怒りを通り越して悲しくなってきます。
妻:写真はしょぼくれた感じの夫です。クーポラの人達もいつの間にかいなくなっていたので、私達も鐘楼から降りることにしました。
夫:ちょうど階段にさしかかろうとしたとき、入口の係員だったはずのお兄さんに出くわしました。そろそろ降りてくださいなとか言いに来たんだろう。と、お兄さんがこれっぽっちも息を乱していないことに気付き、我々の間では“隠しエレベーターがあるんじゃないか”説が急浮上。少し探してみたものの、当然みつかりませんでした(笑)。不思議っす。
で、渋々階段を下り始めたら、金髪がキレイなお姉さんが上ってきました。今から上るとは随分なチャレンジャーだなぁと思った矢先、流暢な日本語で「まだ上まで結構ありますか?」と。いかにも外国人って人から日本語が飛び出したので、何て答えたんだか忘れてしまうくらいビックリしました。見た目で判断しちゃいけませんね。っていうか、ウチらはパッと見でコテコテの日本人だって思われちゃってるし(笑)。
【入場料:1人6.0ユーロ】 -
夫:下に着いた頃には、辺りはだいぶ暗くなってました。最後にドゥオーモ等を写真に収め、今度こそ夕食にすることに。
-
《「北京飯店」で夕食》
夫:特に下調べをしていなかったので、ホテル方面への道をぶらついて、良よさげな所があれば入ることにしました。チェッタリーニ通りやツァネッティ通りなどをウロウロ。怪しい(?)カバンを売っている屋台から客引きされないようかわしながら歩いていたせいか、手頃なお店を見つけられず。かれこれ20分近く経ち、最早どこを歩いているのか分からなくなった頃、中華料理屋を発見。北京飯店という、ありがちな名前に惹かれました。
妻:ちょうど眺めていた、旅行会社からもらった小冊子にも載っていたので、ここに決めました。
夫:店に入ると、今度は見た目コテコテな中国人クーニャンにイタリア語で迎えられる。ちょっと違和感を覚えたけど、当たり前ですよね(笑)。
早速メニューを見ると、何とも懐かしい顔ぶれ。ビール2本、餃子、野菜炒め、炒飯を注文。最初にビールと餃子が届く。ビールはさておき、餃子の方は食べ慣れたものとは別物のような味わい。タレ、特に醤油が日本のものとは違うせいかも。続いて出てきた野菜炒めはまぁまぁ、最後の炒飯は結構美味しかった。毎日オリーブオイル風味だったところにゴマ油系の料理ばかりだったから新鮮でした。お代も想像以上に安く、満足満足。
妻:卒業旅行でロンドンを訪ねたときもそうでしたが、ヨーロッパで困ったときには中華が一番です。
【2人で30ユーロ未満だったはず】 -
《サンタ・マリア・ノヴェッラ広場》
夫:小冊子のおかげで北京飯店がメラランチョ通り沿いにあることが分かったので、帰りは何とでもなるだろうと気分が大きくなりました。で、調子に乗ってサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に立ち寄り、のんびりすることに。
“バイブル”によると、この広場はフィレンツェで最も美しい広場のひとつだとのこと。行ってみて確かに納得しました。駅前の喧騒と教会を挟んだだけなのに、何となく落ち着くオアシス的な雰囲気が漂っているんです。20:00過ぎなのに、人が結構いて、みんな楽しげに談笑してました。
妻:若い人達が多かったのですが、ローマよりはもちろん、日本にいるときなんかより危険な感じがしなかったです。
夫:広場で、ホテルまでの道順を確認してから帰路に。パラッツォーロ通り(←少し照明が暗いかも)、ガリバルディ通り、ソルフェリーノ通り(←照明バッチリ)と、たぶん最短ルートを辿ることができました。人並みに地図を読解した気分を満喫(笑)。
ちなみに、ソルフェリーノ通りは明るかった分、やたらと犬の糞が落ちているのに気付きました。ハイソな住宅街風なのに、散歩させる人たちのマナーはよくないらしい。要注意です(笑)。
ということで、フィレンツェの初日は無事終了。5日目前半に続きます。
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