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 新婚旅行で、イタリアの3都市(ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア)を訪れたときの日記です。旅程は…<br /> 1日目 成田→(フランクフルト経由)→ローマ<br /> 2日目 ローマ観光<br /> 3日目 ローマ観光<br /> 4日目 ローマ→(ESにて移動)→フィレンツェ<br /> 5日目 フィレンツェ観光<br /> 6日目 フィレンツェ観光<br /> 7日目 フィレンツェ→(ESにて移動)→ヴェネツィア<br /> 8日目 ヴェネツィア観光<br /> 9日目 ヴェネツィア→(フランクフルト経由)→<br />10日目 成田<br />です。とにかく歩きまくった旅です。<br /><br /> では、3日目後半です。<br /><br />※主な観光ポイント…サンタンジェロ城、パンテオン、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会<br /><br />

イタリア新婚旅行の日記4(ローマ編4)

3いいね!

2004/10/04 - 2004/10/07

5029位(同エリア6974件中)

2

18

絵馬

絵馬さん

 新婚旅行で、イタリアの3都市(ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア)を訪れたときの日記です。旅程は…
1日目 成田→(フランクフルト経由)→ローマ
2日目 ローマ観光
3日目 ローマ観光
4日目 ローマ→(ESにて移動)→フィレンツェ
5日目 フィレンツェ観光
6日目 フィレンツェ観光
7日目 フィレンツェ→(ESにて移動)→ヴェネツィア
8日目 ヴェネツィア観光
9日目 ヴェネツィア→(フランクフルト経由)→
10日目 成田
です。とにかく歩きまくった旅です。

 では、3日目後半です。

※主な観光ポイント…サンタンジェロ城、パンテオン、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会

  • 《サンタンジェロ城》<br />妻:サンタンジェロ城はまったく並ばずに入場できました。内部は螺旋状の廊下を延々と登っていくような仕組みなのですが、途中、薄暗い牢屋や砲台などの武器が陳列された部屋が続いたので、不気味な雰囲気でいっぱいでした。<br />でも、そこを抜けると、こんな風に明るいテラスに出ました。サンタンジェロ橋を臨んで1枚です。<br />夫:サンタンジェロ城は、元々は2世紀に建てられたハドリアヌス帝の霊廟だったのが、6世紀のペスト禍の際、大天使ミカエルがここに降臨し疫病を打ち払ったという言い伝えから、このように呼ばれるようになったのだとか。なお、上部の部屋には城の名前のとおり、天使の絵がふんだんにあしらわれているところがありました。写真は撮りませんでしたが、可愛らしかったです。<br /><br />

    《サンタンジェロ城》
    妻:サンタンジェロ城はまったく並ばずに入場できました。内部は螺旋状の廊下を延々と登っていくような仕組みなのですが、途中、薄暗い牢屋や砲台などの武器が陳列された部屋が続いたので、不気味な雰囲気でいっぱいでした。
    でも、そこを抜けると、こんな風に明るいテラスに出ました。サンタンジェロ橋を臨んで1枚です。
    夫:サンタンジェロ城は、元々は2世紀に建てられたハドリアヌス帝の霊廟だったのが、6世紀のペスト禍の際、大天使ミカエルがここに降臨し疫病を打ち払ったという言い伝えから、このように呼ばれるようになったのだとか。なお、上部の部屋には城の名前のとおり、天使の絵がふんだんにあしらわれているところがありました。写真は撮りませんでしたが、可愛らしかったです。

  • 妻:テラスはぐるっと1周できるようになっていました。カフェを見つけて気もそぞろになりながらテラスをうろうろしていたら、英語を話す上品なご婦人が写真を撮ってくれると声をかけてくれました。うれしかったです。<br />夫:この後、さらにテラスなどを散策していたら、妻とはぐれてしまい、大いに焦りました。妻がカフェに見とれて付いて来なかったのが原因かと思われるのですが、妻曰く「勝手に進んでいって見えなくなった」と。真相は不明なままです(笑)。ちなみに、10分弱オロオロした後、無事お互いを発見したのでした。やれやれ。<br />【入場料:1人5.0ユーロ】<br />

    妻:テラスはぐるっと1周できるようになっていました。カフェを見つけて気もそぞろになりながらテラスをうろうろしていたら、英語を話す上品なご婦人が写真を撮ってくれると声をかけてくれました。うれしかったです。
    夫:この後、さらにテラスなどを散策していたら、妻とはぐれてしまい、大いに焦りました。妻がカフェに見とれて付いて来なかったのが原因かと思われるのですが、妻曰く「勝手に進んでいって見えなくなった」と。真相は不明なままです(笑)。ちなみに、10分弱オロオロした後、無事お互いを発見したのでした。やれやれ。
    【入場料:1人5.0ユーロ】

  • 《サンタンジェロ橋》<br />夫:サンタンジェロ橋は、欄干の天使像を含めベルニーニが設計したものとか。現在ある天使像はコピーらしいのですが、じっくり見ていこうと思っていたところ、歩行者専用になっている橋の上はアヤシイ人々の商売の場として使われてしまっていたのでした。ほとんどが黒人の人で、ニセブランドのバッグなどを販売。やたらと声をかけてくるので、それを無視し足早に渡るはめに。『ローマの休日』ではこの辺の河岸で船上パーティが催されたことになっているので、実際の河原はどうなっているのか確かめたかったのですが、売人達のせいでそれも叶わず。訴えてやる!(某倶楽部風)<br />妻:ニセブランドのバッグは明らかにそれと分かるような代物ばかりなのに、買う人がいるのかととても不思議でした。<br /><br />夫:プリプリしたままナヴォーナ広場へ。道中、中途半端な速さで歩くおじさんが歩道を塞いでいたので、一気に加速したところ、勢い余って、曲がるはずだったコロナーリ通りを通過。ちょっと遠回りになってしまい、ヘロヘロ状態の妻の視線が冷たかったです(笑)。<br /><br />

    《サンタンジェロ橋》
    夫:サンタンジェロ橋は、欄干の天使像を含めベルニーニが設計したものとか。現在ある天使像はコピーらしいのですが、じっくり見ていこうと思っていたところ、歩行者専用になっている橋の上はアヤシイ人々の商売の場として使われてしまっていたのでした。ほとんどが黒人の人で、ニセブランドのバッグなどを販売。やたらと声をかけてくるので、それを無視し足早に渡るはめに。『ローマの休日』ではこの辺の河岸で船上パーティが催されたことになっているので、実際の河原はどうなっているのか確かめたかったのですが、売人達のせいでそれも叶わず。訴えてやる!(某倶楽部風)
    妻:ニセブランドのバッグは明らかにそれと分かるような代物ばかりなのに、買う人がいるのかととても不思議でした。

    夫:プリプリしたままナヴォーナ広場へ。道中、中途半端な速さで歩くおじさんが歩道を塞いでいたので、一気に加速したところ、勢い余って、曲がるはずだったコロナーリ通りを通過。ちょっと遠回りになってしまい、ヘロヘロ状態の妻の視線が冷たかったです(笑)。

  • 《ナヴォーナ広場》<br />妻:ナヴォーナ広場には3つの噴水があります。こちらはベルニーニ作の『四大河の噴水』(『河の噴水』と表記されることもあるようです。)。ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの4つの川を擬人化した作品とのことです。<br />※帰国後に買ってしまった分も含めて3冊あるガイドブックのうち、1冊ではガンジスではなくインダスって書いてあったのですが、多数決にしちゃいました(笑)。間違っていたら教えてください。<br />夫:向かって右手側で、“待ってくれ〜”って感じでへたりこんでいるのがラプラタだそうです。彼が怯えているのは、ベルニーニのライバル、ボッロミーニが建てたサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会が倒れてくるんじゃないかということ。ボッロミーニの作品を強烈に皮肉っているらしい。そんなことなかろうに、と振り返ると…<br /><br />

    《ナヴォーナ広場》
    妻:ナヴォーナ広場には3つの噴水があります。こちらはベルニーニ作の『四大河の噴水』(『河の噴水』と表記されることもあるようです。)。ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの4つの川を擬人化した作品とのことです。
    ※帰国後に買ってしまった分も含めて3冊あるガイドブックのうち、1冊ではガンジスではなくインダスって書いてあったのですが、多数決にしちゃいました(笑)。間違っていたら教えてください。
    夫:向かって右手側で、“待ってくれ〜”って感じでへたりこんでいるのがラプラタだそうです。彼が怯えているのは、ベルニーニのライバル、ボッロミーニが建てたサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会が倒れてくるんじゃないかということ。ボッロミーニの作品を強烈に皮肉っているらしい。そんなことなかろうに、と振り返ると…

  • 夫:まさに工事中!まんざらでもない?(笑)<br /><br />

    夫:まさに工事中!まんざらでもない?(笑)

  • 夫:次もベルニーニの作品『ムーア人の噴水』。こっちには特にメッセージが込められてなさそう。のんきにほら貝(?)から水を吐き出してました。<br />妻:鉄柵が張り巡らされていてこれ以上近寄れなかったのがちょっと残念でした。理由はよく分かりませんでしたが、向かって左手の方で準備が進められていた野外コンサート(?)と無関係ではない様子。芸術品だらけの広場の真ん中でドラムやベースのリハーサルが行なわれるギャップが面白かったです。<br /><br />

    夫:次もベルニーニの作品『ムーア人の噴水』。こっちには特にメッセージが込められてなさそう。のんきにほら貝(?)から水を吐き出してました。
    妻:鉄柵が張り巡らされていてこれ以上近寄れなかったのがちょっと残念でした。理由はよく分かりませんでしたが、向かって左手の方で準備が進められていた野外コンサート(?)と無関係ではない様子。芸術品だらけの広場の真ん中でドラムやベースのリハーサルが行なわれるギャップが面白かったです。

  • 妻:最後はデッラ・ポルタの作品『ネプチューンの噴水』。この回りは工事などもされていなかったので、ようやく座る場所を確保することができたのですが、残念ながらアヤシイ人々が放っておいてくれず、しつこくしゃべりかけられたのでした…。勘弁してほしかったです。<br /><br />

    妻:最後はデッラ・ポルタの作品『ネプチューンの噴水』。この回りは工事などもされていなかったので、ようやく座る場所を確保することができたのですが、残念ながらアヤシイ人々が放っておいてくれず、しつこくしゃべりかけられたのでした…。勘弁してほしかったです。

  • 夫:よろよろの身体にムチを打って、次の目的地へ。<br />と、広場を出ようとしたところで、ちょっとした人だかりに遭遇。顔を銀粉で塗りたくったお兄ちゃんが、スーツ姿で慌てて走っている様子をパントマイムしてたのでした。走ろうとしている姿もさることながら、たなびくネクタイも宙に浮いた状態のまま固めていたあたりが、人形感を上手に醸し出していました。チップを箱に入れてやると眉毛だけ動かすようだったので、小銭をやりたい衝動に駆り立てられたのですが、財布を出したところにスリやミサンガ野郎みたいなのが現れると癪だったので実行せず。くうぅ〜、ミサンガ野郎め(逆恨み)。<br /><br />

    夫:よろよろの身体にムチを打って、次の目的地へ。
    と、広場を出ようとしたところで、ちょっとした人だかりに遭遇。顔を銀粉で塗りたくったお兄ちゃんが、スーツ姿で慌てて走っている様子をパントマイムしてたのでした。走ろうとしている姿もさることながら、たなびくネクタイも宙に浮いた状態のまま固めていたあたりが、人形感を上手に醸し出していました。チップを箱に入れてやると眉毛だけ動かすようだったので、小銭をやりたい衝動に駆り立てられたのですが、財布を出したところにスリやミサンガ野郎みたいなのが現れると癪だったので実行せず。くうぅ〜、ミサンガ野郎め(逆恨み)。

  • 《パンテオン》<br />妻:ナヴォーナ広場を出て、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に向かったのですが、イベントをやってて入れなかったので、先にパンテオンにやってきました。<br />パンテオンは相当の大きさなのに内部に柱がないというのがすごかったです。ミケランジェロが“天使の設計”と称賛したというのが分かるような気がしました。<br /><br />

    《パンテオン》
    妻:ナヴォーナ広場を出て、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に向かったのですが、イベントをやってて入れなかったので、先にパンテオンにやってきました。
    パンテオンは相当の大きさなのに内部に柱がないというのがすごかったです。ミケランジェロが“天使の設計”と称賛したというのが分かるような気がしました。

  • 夫:内部はまたも改装中。とかく工事中物件に出くわす我々。ツキがない…。<br />なお、日が傾き過ぎたのか、天窓部分も工事していたからなのか、採光はゼロに等しく真っ暗状態でした。<br />壁沿いにベンチがぐるりと設置してあったのですが、全く空かないほどの混雑ぶり。やっと座れると思ってたのに…。と、1人分の席が空いたので、妻を座らせ、天井を見上げていたところ、背後で杖をカツンカツンさせる音が。無視してたら、杖で突つかれてしまいました。妻の隣りに座ってたお爺さんが、半分お尻をずらして、お前も座れというジェスチャー。そんな誘い方はないんじゃないのかと思いつつ、好意に甘えて腰をかけると、程なくお婆さんがやってきて、そこをどけろってジェスチャー。なんだってんだ、キィ!<br /><br />

    夫:内部はまたも改装中。とかく工事中物件に出くわす我々。ツキがない…。
    なお、日が傾き過ぎたのか、天窓部分も工事していたからなのか、採光はゼロに等しく真っ暗状態でした。
    壁沿いにベンチがぐるりと設置してあったのですが、全く空かないほどの混雑ぶり。やっと座れると思ってたのに…。と、1人分の席が空いたので、妻を座らせ、天井を見上げていたところ、背後で杖をカツンカツンさせる音が。無視してたら、杖で突つかれてしまいました。妻の隣りに座ってたお爺さんが、半分お尻をずらして、お前も座れというジェスチャー。そんな誘い方はないんじゃないのかと思いつつ、好意に甘えて腰をかけると、程なくお婆さんがやってきて、そこをどけろってジェスチャー。なんだってんだ、キィ!

  • 《サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会》<br />夫:妻が疲れをおして、もう一度覗いてみようと提案。再度立ち寄ると、ミサ(?)が終わっていて入ることができました。以前の旅行では訪れていなかったので感激!<br />ファザードにあるこの像はカール大帝だそうです。カール大帝って世界史で習ったっけなぁ。何をした人だったかは忘れちゃったけど…。<br /><br />

    《サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会》
    夫:妻が疲れをおして、もう一度覗いてみようと提案。再度立ち寄ると、ミサ(?)が終わっていて入ることができました。以前の旅行では訪れていなかったので感激!
    ファザードにあるこの像はカール大帝だそうです。カール大帝って世界史で習ったっけなぁ。何をした人だったかは忘れちゃったけど…。

  • 妻:ここで有名なのは左側5番目のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジョの3部作。つきあたりの主祭壇の左手にあるのですが、残念ながら撮影禁止でした。<br />夫:3部作の『聖マタイと天使』、『聖マタイの召し出し』それから『聖マタイの殉教』は礼拝堂の壁に並べられていましたが、うち2点は垂直方向の壁に掲げられていたので、鑑賞にはひと苦労しました。なお、お金を入れると礼拝堂のライトが灯るという仕組み。暗くなった都度、小銭を準備するのものの、他の方お金を入れてくれたので、図らずも漁夫の利状態になっちゃいました。<br /><br />

    妻:ここで有名なのは左側5番目のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジョの3部作。つきあたりの主祭壇の左手にあるのですが、残念ながら撮影禁止でした。
    夫:3部作の『聖マタイと天使』、『聖マタイの召し出し』それから『聖マタイの殉教』は礼拝堂の壁に並べられていましたが、うち2点は垂直方向の壁に掲げられていたので、鑑賞にはひと苦労しました。なお、お金を入れると礼拝堂のライトが灯るという仕組み。暗くなった都度、小銭を準備するのものの、他の方お金を入れてくれたので、図らずも漁夫の利状態になっちゃいました。

  • 《サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会》<br />夫:サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に向かう途中でスーパーを発見。17:00近くでしたが、遅めのおやつを求めて店内に。しかし、所期の思惑はアルコール類の誘惑ですっかり変わってしまい、夜用のビールやミネラルウォーターなどを購入。店を出て余計に重たくなった荷物を担いで、ようやく小腹が空いていたのを思い出す始末。何やってんだか…。<br />名実ともに重〜い足取りでパンテオンの前を過ぎ、ちょっと歩くと象に支えられたオベリスクが見えてきました。ガイドブックによると、その象はベルニーニが考案したもので、“ひよこ”と呼ばれているらしいのですが、いくら見てもひよこという通称の由来が分かりませんでした。なお、一生懸命観察するあまり、写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)。<br /><br />

    《サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会》
    夫:サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に向かう途中でスーパーを発見。17:00近くでしたが、遅めのおやつを求めて店内に。しかし、所期の思惑はアルコール類の誘惑ですっかり変わってしまい、夜用のビールやミネラルウォーターなどを購入。店を出て余計に重たくなった荷物を担いで、ようやく小腹が空いていたのを思い出す始末。何やってんだか…。
    名実ともに重〜い足取りでパンテオンの前を過ぎ、ちょっと歩くと象に支えられたオベリスクが見えてきました。ガイドブックによると、その象はベルニーニが考案したもので、“ひよこ”と呼ばれているらしいのですが、いくら見てもひよこという通称の由来が分かりませんでした。なお、一生懸命観察するあまり、写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)。

  • 妻:内部は、フィリッピーノ・リッピの作品などが並び、“小美術館”と呼ばれることがあるというのが肯けました。宇宙をイメージしているのか、天井には青を基調にした装飾が施されていて、とてもキレイでした。<br />夫:特段注意書きは目にしなかったのですが、絵画類は撮影禁止だと思われたので、入口上部のステンドグラスだけフラッシュなしで撮らせていただきました。中央に聖母マリア、その回りに白いユリと12使徒が施されています。繊細で清楚な感じがお気に入りです。<br />ちなみに、入口に普通っぽいおじさんが立っていて、拝観料的なものを求めていたので、つい支払ってしまったのですが、帰るときにはいなくなっていたのでやっぱり偽者でした。教会自体はとっても印象的で大満足だっただけに、この一件は残念でした。なお、拝観料代わりに心付けを、という方は内部の募金箱(?)などに入れるのが良いかと思われます。<br /><br />

    妻:内部は、フィリッピーノ・リッピの作品などが並び、“小美術館”と呼ばれることがあるというのが肯けました。宇宙をイメージしているのか、天井には青を基調にした装飾が施されていて、とてもキレイでした。
    夫:特段注意書きは目にしなかったのですが、絵画類は撮影禁止だと思われたので、入口上部のステンドグラスだけフラッシュなしで撮らせていただきました。中央に聖母マリア、その回りに白いユリと12使徒が施されています。繊細で清楚な感じがお気に入りです。
    ちなみに、入口に普通っぽいおじさんが立っていて、拝観料的なものを求めていたので、つい支払ってしまったのですが、帰るときにはいなくなっていたのでやっぱり偽者でした。教会自体はとっても印象的で大満足だっただけに、この一件は残念でした。なお、拝観料代わりに心付けを、という方は内部の募金箱(?)などに入れるのが良いかと思われます。

  • 《ジェズ教会》<br />妻:この日の夜は、オプションでディナーの予定を組んでいたので、早めに観光を切り上げてホテルに戻ることにしました。とにかく早く戻りたかったので、スリなどが気になって敬遠してきたバスを利用することにして、ヴェネツィア広場へ向かいました。<br />夫:もうほとんどもう虫の息だったにもかかわらず、名所らしきものを見つけたので写したのがこちら。ガイドブックによると、かのイエズス会の教会で、あのフランシスコ・ザビエルの右手の遺骨が納められているんだとか。見学しときゃよかった…。<br />

    《ジェズ教会》
    妻:この日の夜は、オプションでディナーの予定を組んでいたので、早めに観光を切り上げてホテルに戻ることにしました。とにかく早く戻りたかったので、スリなどが気になって敬遠してきたバスを利用することにして、ヴェネツィア広場へ向かいました。
    夫:もうほとんどもう虫の息だったにもかかわらず、名所らしきものを見つけたので写したのがこちら。ガイドブックによると、かのイエズス会の教会で、あのフランシスコ・ザビエルの右手の遺骨が納められているんだとか。見学しときゃよかった…。

  • 《ヴェネツィア広場》<br />夫:ヴェネツィア広場は市内のバスの一大ターミナルとあって、バス停がたくさんありました。どれに乗るか決めてなかったので、片っ端から行き先案内を読むハメに。とりあえず、知ってる地下鉄駅まで乗ろうと“84番”をチョイス。始発だったので悠々と座席を確保することができました。カブール駅までの3区間ほどを利用したのですが、混雑もなく、さしたる危険も感じずに済みました。ところが、地下鉄B線の方では18:00頃の帰宅ラッシュに出くわし、車内でイタリア人まみれになってしまいました。特に“油っこいもの大好き!”みたいな太っちょクンが我々の前に駆け込み乗車してきたのにはげんなり。潰れかかりそうでした。<br />妻:しかも、込んでるせいなのかスリのチャンスをうかがっているのか目つきが鋭い人が多かったので、精神的にも疲れました。ホテルに到着したときには、どっと力が抜ける感じでした。<br /><br />

    《ヴェネツィア広場》
    夫:ヴェネツィア広場は市内のバスの一大ターミナルとあって、バス停がたくさんありました。どれに乗るか決めてなかったので、片っ端から行き先案内を読むハメに。とりあえず、知ってる地下鉄駅まで乗ろうと“84番”をチョイス。始発だったので悠々と座席を確保することができました。カブール駅までの3区間ほどを利用したのですが、混雑もなく、さしたる危険も感じずに済みました。ところが、地下鉄B線の方では18:00頃の帰宅ラッシュに出くわし、車内でイタリア人まみれになってしまいました。特に“油っこいもの大好き!”みたいな太っちょクンが我々の前に駆け込み乗車してきたのにはげんなり。潰れかかりそうでした。
    妻:しかも、込んでるせいなのかスリのチャンスをうかがっているのか目つきが鋭い人が多かったので、精神的にも疲れました。ホテルに到着したときには、どっと力が抜ける感じでした。

  • 《リストランテ「カフェ・ヴェネト」へ》<br />妻:今回の旅行について検討する中で、イタリアに行くからには美味しいイタリア料理を食べようと考えたのですが、私達の勘と語学力ではまともなお店には入れず、注文もままならないだろうということで、各都市で1回ずつ豪華な食事ができるというオプションを付けたのでした。それなりの服装で行く必要があるというので、わざわざワンピースを購入。<br /><br />

    《リストランテ「カフェ・ヴェネト」へ》
    妻:今回の旅行について検討する中で、イタリアに行くからには美味しいイタリア料理を食べようと考えたのですが、私達の勘と語学力ではまともなお店には入れず、注文もままならないだろうということで、各都市で1回ずつ豪華な食事ができるというオプションを付けたのでした。それなりの服装で行く必要があるというので、わざわざワンピースを購入。

  • 夫:オシャレのオの字とも縁がない私に至ってはジャケット、スラックスだけでなく革靴まで買い揃えるはめに。<br />なお、お店は代理店が一方的に選択した「カフェ・ヴェネト」。ブティックなんかが並ぶおしゃれな雰囲気のヴェネト通り沿いにあるところでした。前回来たときはカフェにあこがれつつも、あまりに小汚い格好をしていたため入るのを断念していたので、いやがおうでもテンションが上がるというものです。それまでの疲れはどこへやらといった感じで、レプッブリカ駅へ。隣りのバルベリーニ駅で下車し、ピンチアーナ門方面にヴェネト通りをひたすら登る。20:00近いというのに車道ではバイクや車が抜きつ抜かれつしており、さながらレース場の様相。近くで救急車のサイレンがけたたましく鳴りわたったと思いきや、“レース”中にバイクと車が接触したらしく、バイクのオジサンが路上で痛々しげにうめいていました。大怪我ではなさそうだったので何よりでしたが、他の人々は相変わらず我先にとレースに夢中な様子。安全運転に努められたい。<br />妻:お店に到着したのは予約時間の20:00ちょうどだったのですが、お店の前でカメリエーレさんが待っててくれたようで、そのまま席に案内してくれました。席はヴェネト通りの歩道に建てられたテラスのようなところにあり、雰囲気が良かったです。<br /><br />夫:メニューはあらかじめ指定された肉料理か魚料理を選択する形でした。妻が珍しく肉料理を選んだので、行きがかり上、魚料理にすることにしました。出てきた料理は以下のとおりです。※写真がなくて申し訳ありません。<br /><肉料理のコース><br />『ナスのラザーニャ ポルチーニ茸添え』<br />『ルーコラペーストのニョッケッティパスタ ペコリーノチーズ風味』<br />『アルゼンチン牛 バルサミコ酢風味 ポテトと付け合わせ添え』<br />『アーモンドアイスクリーム カラメルソース』<br /><魚料理のコース><br />『エビと黒トリュフのサラダ』<br />『海の幸のリングイネパスタ』<br />『平目のグリル 地中海風ソース』<br />『シャーベットの盛り合わせ』<br /><br />他に、白ワインのフルボトル、パン、カプチーノが付いていました。<br /><br />妻:セコンドの牛肉がちょっとパサパサした食感だったのが残念でしたが、全体的にはまぁまぁ美味しかったです。ただ、どれもボリュームがあったので、お腹が苦しくなりました。そうそう、デザートのときに出てきたカプチーノがすごく美味しかったです。<br />夫:魚料理もまぁまぁでしたが、パスタのソースがかなりしょっぱかったのと、平目の皮が生臭かったのがマイナス。妻が食べた肉料理よりは軽かったのですが、やっぱり満腹になりました。イタリアの人達は大食漢なんですねぇ。<br />妻:お店はガラス張りのしゃれた造りでした。写真を撮っておけば良かったと後で後悔しました。<br /><br />妻:帰りは22:00くらいになりました。私はお腹がいっぱいで歩きたくないし、夫も白ワインで酔っ払っていたので、タクシーで帰ることに。旅行会社のスタッフの方にも夜遅いときは万全を期すようアドバイスされてましたし。<br />しかし、白タクとかじゃないちゃんとしたタクシーをつかまえる自信がなかったので、お店の方に相談したところ、一緒に店の外に出て、タクシーを呼び止めてくれました。カフェ・ヴェネトのカメリエーレさん達は皆さん親切で気持ちが良かったです。<br /><br />夫:タクシーの運ちゃんは、若い兄さんでした。ホテルの名前と住所をメモしておいた紙を渡すとすぐに分かったらしく勢い良く出発。料金メーターや走行ルートなどに目を光らせていましたが、ちゃんと最短ルートを通ってくれました。約2kmを走り、4.09ユーロ。問題なしでした。<br />宿に着いてひと風呂浴びると、疲れと酔いとでフラフラに。2人ともあっという間に眠りに就いたのでした。<br /><br /> やっぱり歩きまくった3日目もこれにて終了。ローマ最終日の4日目に続きます。<br /><br />

    夫:オシャレのオの字とも縁がない私に至ってはジャケット、スラックスだけでなく革靴まで買い揃えるはめに。
    なお、お店は代理店が一方的に選択した「カフェ・ヴェネト」。ブティックなんかが並ぶおしゃれな雰囲気のヴェネト通り沿いにあるところでした。前回来たときはカフェにあこがれつつも、あまりに小汚い格好をしていたため入るのを断念していたので、いやがおうでもテンションが上がるというものです。それまでの疲れはどこへやらといった感じで、レプッブリカ駅へ。隣りのバルベリーニ駅で下車し、ピンチアーナ門方面にヴェネト通りをひたすら登る。20:00近いというのに車道ではバイクや車が抜きつ抜かれつしており、さながらレース場の様相。近くで救急車のサイレンがけたたましく鳴りわたったと思いきや、“レース”中にバイクと車が接触したらしく、バイクのオジサンが路上で痛々しげにうめいていました。大怪我ではなさそうだったので何よりでしたが、他の人々は相変わらず我先にとレースに夢中な様子。安全運転に努められたい。
    妻:お店に到着したのは予約時間の20:00ちょうどだったのですが、お店の前でカメリエーレさんが待っててくれたようで、そのまま席に案内してくれました。席はヴェネト通りの歩道に建てられたテラスのようなところにあり、雰囲気が良かったです。

    夫:メニューはあらかじめ指定された肉料理か魚料理を選択する形でした。妻が珍しく肉料理を選んだので、行きがかり上、魚料理にすることにしました。出てきた料理は以下のとおりです。※写真がなくて申し訳ありません。
    <肉料理のコース>
    『ナスのラザーニャ ポルチーニ茸添え』
    『ルーコラペーストのニョッケッティパスタ ペコリーノチーズ風味』
    『アルゼンチン牛 バルサミコ酢風味 ポテトと付け合わせ添え』
    『アーモンドアイスクリーム カラメルソース』
    <魚料理のコース>
    『エビと黒トリュフのサラダ』
    『海の幸のリングイネパスタ』
    『平目のグリル 地中海風ソース』
    『シャーベットの盛り合わせ』

    他に、白ワインのフルボトル、パン、カプチーノが付いていました。

    妻:セコンドの牛肉がちょっとパサパサした食感だったのが残念でしたが、全体的にはまぁまぁ美味しかったです。ただ、どれもボリュームがあったので、お腹が苦しくなりました。そうそう、デザートのときに出てきたカプチーノがすごく美味しかったです。
    夫:魚料理もまぁまぁでしたが、パスタのソースがかなりしょっぱかったのと、平目の皮が生臭かったのがマイナス。妻が食べた肉料理よりは軽かったのですが、やっぱり満腹になりました。イタリアの人達は大食漢なんですねぇ。
    妻:お店はガラス張りのしゃれた造りでした。写真を撮っておけば良かったと後で後悔しました。

    妻:帰りは22:00くらいになりました。私はお腹がいっぱいで歩きたくないし、夫も白ワインで酔っ払っていたので、タクシーで帰ることに。旅行会社のスタッフの方にも夜遅いときは万全を期すようアドバイスされてましたし。
    しかし、白タクとかじゃないちゃんとしたタクシーをつかまえる自信がなかったので、お店の方に相談したところ、一緒に店の外に出て、タクシーを呼び止めてくれました。カフェ・ヴェネトのカメリエーレさん達は皆さん親切で気持ちが良かったです。

    夫:タクシーの運ちゃんは、若い兄さんでした。ホテルの名前と住所をメモしておいた紙を渡すとすぐに分かったらしく勢い良く出発。料金メーターや走行ルートなどに目を光らせていましたが、ちゃんと最短ルートを通ってくれました。約2kmを走り、4.09ユーロ。問題なしでした。
    宿に着いてひと風呂浴びると、疲れと酔いとでフラフラに。2人ともあっという間に眠りに就いたのでした。

     やっぱり歩きまくった3日目もこれにて終了。ローマ最終日の4日目に続きます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • むんさん 2006/04/17 22:32:43
    絵馬さん、はじめまして!
    絵馬さん、はじめまして!
    ご夫婦での共著、素敵ですね〜♪

    ローマ編、拝見しましたが、とても充実の毎日ですね。
    見所をほとんど網羅した旅行プラン、すごい!
    かなり計画を練られたんですね〜!

    フィレンツェ、ベネチアも楽しみにしています!!

    絵馬

    絵馬さん からの返信 2006/04/17 23:40:31
    RE: 絵馬さん、はじめまして!
    むんさん、ご訪問ありがとうございます!

    妻:旅行の行程表は全て夫が作ったのですが、行程をこなすのは、とてもハードでした。秋とはいえ、ローマはとても暑かったですし。でも、くたびれながら旅行したのも今では良い思い出です。

    夫:ローマについては多少の地理感覚が残っていたので、ついつい机上の空論のような計画を練ってしまいました(笑)。自ら組んだ計画ながらホントにしんどかったです。疲れたら行き先を絞ればいいのでしょうが、根が貧乏性なもので…(笑)。

    では、またお立ち寄りください。よろしくお願いしま〜す!

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