2006/09/16 - 2006/09/24
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A・イリーさん
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8日目(9/23)の旅程は「ウルムチ→天池→紅山公園」
21:40柳園駅発の寝台電車は満席だった。持っていたチケットでは私とつれの席が離れていたのだが、近くの席の男性が交換してくれた。中国語が話せなくても筆談でやりとりができるので、漢字は本当に便利だ。今回は下段の席だったため、途中で何回か目が覚めてしまった。朝の6時にトルファン駅に着くと乗客の大半は降り、車両は貸しきり状態になった。
写真はトルファン駅。早朝のためまだ暗い。ここで降りてトルファン観光をすることもできたが、予約も何もない状態で時間までに戻れるかどうかわからない。結局トルファンはあきらめて、ウルムチまで乗ることにした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
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朝食のインスタントラーメンを食べ終えると、ぼんやり外を眺める。車内にはBGMが流れている。ステンレスカップで飲む食後のコーヒーがおいしい。
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ふと気がつくと、どこかで聞いたようなメロディがスピーカーからながれていた。『椰子の実』だ。まさか中国でこの曲をきくとは思わなかった。しかし、懐かしいその調べは窓の外の風景と意外と合っていた。
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乗務員も空いている席でのんびり談笑をしていた。
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ウルムチが近づいてきたころ風力発電所が現れた。無数の大きなプロペラ機がぐるぐる回っている。日本でも風力発電をみたことはあるが規模が全然違う。3キロほどあったと思う。ウイグル地区においてこのような大規模な風力発電事業が行われていたとはと驚く。
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山を横ぎる動物たち。
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ウルムチ駅到着直前の景色。都市化が進む一方、こういった古い建物で暮らす人たちもいる。
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ウルムチ駅に到着する。夜2時の飛行機まで時間があるのでそれまでどうやって過ごそうか。ウルムチの町はもう見ているし。
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私とつれはゴンドラに乗っている。どこへ行くのかというとウルムチ郊外にある天池という湖を見に行くのだ。
朝、駅に着いた私たちは市内にいてもつまらないので、ウルムチ市内から随時出ている天池一日ツアーに参加することにしたのだ。天池は『中国のスイス』とも呼ばれる景勝地である。ツアーのメンバーは中国人の母と娘(30代前半か)と私たちの四人である。マイクロバスの運転手は井出らっきょに似ているので、私たちは「らっきょさん」と呼ぶ。ウルムチ市内を出発して約2時間のドライブ。天池のある山の中腹でバスを降りゴンドラに乗る。高地のため結構寒い。
写真はすれ違った下りのゴンドラ。高いところが苦手なので怖い。ゴンドラに乗ると毎回思う。「ここから落ちたら死ぬな」
【出納簿】
車[ウルムチ⇔天池] 80元(≒1195円)
天池 90元(≒1345円)
(のぼり)ロープウェイ・(くだり)バス 35元(≒523円) -
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ゴンドラを降り10分ほど歩いたところで、天池に到着する。交互に重なる山の向こうに雪をかぶったポゴタ峰がきれいにみえる。カラクリ湖とはまた違う風景。
それにしても中国に来て湖ばかり見ているような。 -
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きらきらしたミナモ。
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右に小さく写っているのは湖を周遊する船である。芦ノ湖みたい。
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ずらりと並んだカラフルな衣装は、ウイグルの民族衣装。これを着て記念撮影をするらしい。同行した中国人母娘もこれをきて写真を撮ってもらっていた。日本人だと大人になってこういうことをするのは気恥ずかしい感じがするが、中国人はそんなことは思わないようだ。女優並みにポーズを決めてカメラに向かっている。
ハンガーにかかっている状態だとわからないが、着た状態だとモーニング娘。の『ハッピーサマーウェディング』の衣装に形が似ている。 -
近くにある庶民的なレストランで食事をする。食堂の店先に羊の肉が吊り下げられている。
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おなじみのラグメン、羊の串焼き、羊のスープ。
これで天池観光は終了。二時間かけてまたウルムチ市内に戻る。
【出納簿】
昼食 38元(≒568円) -
17時にウルムチ市内に戻り、らっきょさんと中国人母娘と別れる。まだまだ時間があるので、この間いけなかった紅山公園に行く。ロープウェイが無いので徒歩で上った。
2年後に開催される北京オリンピックを意識してか、国民の健康づくりのために紅山公園には大人も利用できる遊具が充実している。
【出納簿】
紅山公園 10元(≒149円) -
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遊具広場の入り口にはこんな江沢民主席の言葉が掲示されていた。
「全民健身 利国利民 功在当代 利在千秋」 -
紅山公園の道路にあった標識。
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紅山公園から見たウルムチの街。
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紅山公園を後にして、買い物のためバザールのある解放南路に行く。
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漢民族が多いウルムチだが、この解放南路にはウイグル族が多く、カシュガルの街を思い出す。
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旅行最後の夜なので贅沢に食事したいとつれが言うので、ウルムチの高級ホテル・銀都酒店の中華料理店に行く。銀都酒店は私たちが以前泊まった海徳酒店と並ぶウルムチの最高級ホテルだ。
しかし、ここでの食事はまったくがっかりさせられた。ウェイトレスはカメラにジュースをこぼし、謝罪も無い。高級ホテルの従業員というのに英語はほとんど理解できない。オーダーをしても忘れていたのか持ってこない。従業員はずっと立ち話をしている。味そのものは悪くなかったが、とにかく接客が最悪だった。
海徳酒店のサービスはすばらしかった。同じ5つ星のホテルでもこんなに違うものか。最後の夜がこんなことになってしまい本当に残念。
【出納簿】
夕食 370元(≒5531円)
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