2006/09/16 - 2006/09/24
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A・イリーさん
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9月16日〜24日まで新疆ウイグル自治区に行くことになった。シルクロードとしてさかえた町カシュガル、トルファン、井上靖の小説でも有名な敦煌の莫高窟、三日月型の砂漠のオアシスが美しい鳴沙山を訪れる予定だ。
1日目(9/16)の旅程は、「成田空港→仁川空港→ウルムチ空港」
新疆ウイグル自治区の区都であるウルムチには成田からの直通便は無い。よって大韓航空を利用して、韓国・仁川空港経由でウルムチに入る。ウイグル地区内は飛行機と寝台列車を利用して移動する予定である。
成田空港を12:55に出発し、ウルムチ空港に着くのは現地時間1:10になる。ウルムチ着が夜中ということと、朝一番のフライト(8:00)でカシュガルに向かうことから、ホテルの予約は取っていない。空港で夜明かしができることを期待しているのだが、こちらについては事前に情報収集できなかったため、現地についてみないとわからない。またもうひとつ気がかりなことは、つれが数日前から風邪をひいている。悪化せず無事に回れるかどうか心配である。
成田空港第一ターミナル大韓航空のカウンターでチェックインし、空港内の銀行で日本円を中国元に換算する。海外旅行保険にも加入し出発。
【出納簿】
自宅(世田谷区)→成田空港 1340円
航空券[成田空港⇔仁川空港⇔ウルムチ空港]75000円
海外旅行保険 8060円
- 航空会社
- 大韓航空
-
15:20 韓国・仁川空港着
定刻どおり通り韓国に到着。
仁川空港は以前もトランジットで利用したことがあるが新しくてきれい。日本人観光客も多いため、簡単な日本語なら通じたりする。ウルムチ行きのフライトが20:50なので約5時間も待ち時間がある。空港にいても退屈なので日本円5000円分を韓国ウォンに換金し、仁川空港近くにある新都市に行くことにする。
バスに乗りだいたい20分ほどすると、同じような新しい住宅がいくつも見える。学校の校舎(中学校だろうか)もあり、小さな町になっているようだ。
【出納簿】
バス212系統[仁川空港→新都市] 900W(≒112円)
【ひとくち情報】
新都市行きのバスは3F出発ロビーの前から、だいたい10〜15分おきに出発しています。 -
空港新都市という名からお台場みたいな近代的な臨海都市を想像していたのだが全然違う。
新都市の中心部には食事や買い物をする商業地があるが、それも半径1キロに満たない狭い範囲であり、どの建物も古く、垢抜けないデザインの看板が目に付く。近所の人たちが日用品を買いにくる場所という風情であり、観光客はほとんど来ないと思われるが、日本語の看板もある。しかし、字が間違っている(とんかつがとんかソと表記されていた)。
ビルの屋上に教会のようなモニュメントがあるのが見える。日本のデパートの屋上に神社があったりするが、それと同じようなものなのだろうか。 -
新都市は焼肉レストランが多い。あとはファーストフード店。なにか軽く食べられる店はないかなと窓越しに店内を覗きながら歩いていると、地元の女子中学生6人組が食事をしている庶民的な韓国料理店を見つける。彼女たちは冷麺を食べている。入り口脇では日本の巻き寿司のようなものが売られている。韓国語が分からないので写真のパネル見てメニューを選ぶ。つれの体調は悪化しているようで、寒気がするらしい。そこで、熱いスープとにゅうめんのようなものを注文する。つけあわせでごはんとキムチが三種類出される。このキムチが少量なのにものすごく辛い。舌が麻痺してしまうのか、その後は他のものを食べてもずっと口の中が辛かった。
写真は辛スープとキムチ。
【出納簿】
昼食二人分(にゅうめん、辛スープ) 5500W(≒686円)
バス212系統[新都市→仁川空港] 900W(≒112円) -
仁川空港に戻るとつれの様態はさらに悪化している。やばい。空港の椅子で横になるが、寒い寒いと訴えている。まだ中国にもついていないのに大丈夫なんだろうか。
・・・と心配しつつも引き返すことはできないので、ウルムチ行き飛行機に乗り込む。さきほどと同じく大韓航空で、機内食がプルコギ・ビーフンなどなかなか美味しい。食べ終わると早々に寝る。目が覚めると窓から星が見える。目線の高さに一面の星!隣のつれに「みてみて!すごい星!」と声をかける。まるでプラネタリウムの中を飛んでいるかのように幻想的な光景で感激する。
五時間の夜間飛行の末、飛行機は定時1:10に到着。真っ暗なので、うやうやしい字体で「烏魯木斉」と書かれた看板だけが中国に来たことを実感させる。
ウルムチ空港は国際線と国内線の建物が分離しているため、一度屋外に出る必要がある。
外に出ると寒い・・・。おまけに真っ暗なのでなんだかよくわからない。とりあえず明るいほうへ歩いていくと、途中おばさんが「こっちよ」みたいな感じで声をかけてくれ(中国語だからわからない)、無事国内線ロビーに到着する。
国内線のロビーは夜中でも発着する便が多くあるため、多くの到着客と出迎えの人たちがいてにぎやかだった。暗くて狭い国際線とは対照的である。
フライトの掲示をみると最終の便が到着するのは朝の3:40。それから7:00までフライトは無い。
私たちが乗るのはカシュガル行きの8:05のフライトである。現在2:00ぐらい。あと6時間だ。空港の喫茶店の女性に「空港は何時に閉まりますか?」と(筆談で)質問すると、「閉まらない」という返事である。こんな夜中にホテルを探すのも面倒だし、じゃあ朝までここで過ごそうとロビーにあるベンチを占領し横になる。しばし睡眠。。。zzz
気がつくとつれは相変わらず起きている。「寒気がして眠れない」と言っており、体温を測ってみたら38.4度熱がある。うそー、そんなにつらかったのね、と慌てて熱冷却シートを取り出し、おでこに貼っていると、空港の警備員がこちらに近づいてきた。
警備員は中国語で早口で話しかけてくる。さっぱり分からないので困っていると、私たちと同じように空港で夜明かししようとしていた中国人女性が通訳してくれ、「空港を閉めるので出て行ってくれ」ということだった。通訳してくれた彼女も不安げな表情である。
なにごとー!「閉まらない」って聞いたのに、あれはうそだったのー?と思うが、ここまできたらしょうがない。とにかく出て行けということなので、同じような中国人4人と行くあても無いので締め出されたドア付近にたたずむ。これからホテルを探すのも・・・というのは、みな同じようである。
始発のフライトまであと3時間。3時間待てばまた空港は開かれる。
ここで夜明かしか…と腹をくくり、フリースをとりだし、念のために持ってきていたブランケットやバスタオルをかぶる。それでもまだ寒い。座っていると体が冷えるので、皆、立ち上がって体を動かしたり、暗闇の中を散歩に出たりする。時折、タクシーや自転車が通り過ぎる。なぜこんな時間にこんな場所を走っているのだろう。余計な想像力を働かせてしまい、銃撃されたらどうしよう、カツアゲされたらどうしようと不安になる。まったくの異国の地で治安がいいのか悪いのかもよくわからない。おまけにつれは高熱だ。懐中電灯を点けると、目の前をねずみが走っている。う・・・どうして三十路にもなってこんなことに・・・、と情けなくなる。
一方、体調が悪いはずのつれだが、見てるとちょっと楽しそうである。「こういう旅がしてみたかった」らしい。月が見えるというので散歩に出るが、ちょうど雲が出てしまい月は隠れてしまっている。ふぅ・・・。これで月がきれいに見えるのであればまだすくわれるのだが。いいことなしである。
やがて空が白々と少しずつ明るくなりはじめる。
出勤してくる空港関係者の声が聞こえてくる。
はやく、はやく。
トイレだってもう我慢できない・・・。
6:00になってやっと出発ロビーの扉が開いた。
【写真】
後日撮影したウルムチ空港の入り口脇。
ここで夜明かしした。
【ひとくち情報】
ウルムチ空港周辺では「機場賓館」などのホテルもあります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 花やんさん 2006/10/17 17:54:46
- 烏魯木斉への経路
- 烏魯木斉へは西安経由とばかり思っていました。
仁川経由でも行けるのですね、韓国の方々もシルクロードに興味をもち旅行する方が増えたのですね。
もう烏魯木斉も世界都市ですね、驚きました。
いいニュース、同好を友人にもおしえます。
ありがとうございました。
- A・イリーさん からの返信 2006/10/17 21:00:08
- RE: 烏魯木斉への経路
- 仁川空港経由の便は最近出来たようです。
トランジットの待ち時間は長いですが、便利になりましたね。
ウルムチはこれからもっともっと成長するでしょう。
帰国後「ウルムチは大都会だったよ」と言うと
友人たちはみな驚いています。
感想どうもありがとうございました。
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