2006/09/06 - 2006/09/06
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SUR SHANGHAIさん
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前日はスカイ島の観光拠点の町ポートリーに宿を取ったSUR SHANGHAIとその旦那。
スターリング以来の雨続きが、この日の早朝のポートリーの波止場の上には青空が広がった。
これはラッキー!と早々と朝食を済ませ、ポートリーでの宿になった≪THE PINK GUEST HOUSE≫のオーナーに別れを告げる。(^.^)/~~~
スコットランドの魅力が詰まった島、スカイ島。
スコットランドの西に浮かぶヘブリディーズ諸島では最大の島。
最大と言っても、車があれば1日で主な見所は回れるサイズ。
SUR SHANGHAIたちのように短期で訪れる方にもお勧めです。
ポートリーからは、鳥が羽を広げたような形と言われるスカイ島の翼の一つを回りこむA855号線へ。
スカイ島にある別の港町ウイグ(UIG)を結ぶこの道沿いには楽しみにしている見所がいくつも。
お天気の変わりやすいスカイ島。今日のお天気の運はいかに?
表紙の画像は、スカイ島の見所の一つ、キルト・ロックとミールト・フォールズ(MEALT FALLS)。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
スカイ島のA855号線はCOLLINS社発行のロード・マップでは赤の実線で示されている地方道。
普通車同士でもすれ違えない道幅のところもあり注意が必要ですが、美しい景色や見所が待っています。
道を譲り合うためのスペースが随所にあるので、お互いに道を譲ったり譲られたり。
地元の人たちはみんな挨拶してくれるので、こちらでもお返ししましょう。
あれ、ちょっと曇ってきた…。 -
ポートリーから10km足らず。
ここはオールド・マン・オブ・ストール(OLD MAN OF STORR)と言う奇岩が見える(はずの)ストール湖畔。
向こうの山の斜面に立っているはずなんだけど…、ちょいと雲が…。 -
あ、雲が晴れそうな気配が。
もうちょっと待ってみます。
オールド・マン・オブ・ストールは、指を立てたような形の岩で沖合いからもよく見えるので、昔は航行の目印になったという岩。 -
もうちょっと…、と言うところで動かない雲。
ストール湖の小島と木の影の形がネッシーを髣髴とさせる。
湖違いですが。
オールド・マン・オブ・ストールはあきらめて、そのままA855号線を北上。
数km行った所で振り返ってみたら、オールド・マンが霧の中にうっすら。
むむっ、やられた! (ーー;)
もう遠すぎたので写真は無し。 -
狭いだけならまだしも、対向車が全く見えないこんなカーブ+起伏も多いA855号線。
-
こういう道が続くと、運転手になった人は景色に見とれる余裕なし。
-
岩山から流れ落ちてくる水はピート(泥炭)を含んでいるので、離れて見ると黒々。
手に掬ってみると、透明茶褐色。
スコットランドでは、スカイ島だけに限ったことではなく、どこの湖も川もそうでした。 -
片側一車線になったのはいいですが、今度は車道を通る羊の群れに遭遇。
向こうから来る車も安全第一の態勢。 それを察したのか、一列縦隊右側通行に編隊を組む羊クンたち。
賢い、賢い! -
陸地がテーブル・ランド状に海に落ち込む風景が見えてくると、キルト・ロックももう間近。
道に出ている標識をお見逃し無く。
無料駐車場もあって、キルト・ロックもミールト・フォーズも見学無料。
駐車場脇にあるミールト・フォールズの滝の落ち口だけ見ると、別になんでもないような感じですが…、 -
…横から見ると、断崖絶壁を大西洋に落ちていくこの滝、ミールト・フォールズの眺め!
スコットランドの男性の民族衣装キルトのプリーツを連想させるキルト・ロックも絶景!
さっき、オールド・マン・オブ・ストールで雲がかかって暗かったのが信じられない青空とくっきりした水平線。 -
上の画像のミールト・フォールズの眺めを少しでも正面方向から見てみたくなるのが人情ですが、崖っぷちにはフェンスもあって、こんな注意書きが出ています。日本語でも書いてありますよ。
一つしかない命は大事にしましょうね。 -
キルト・ロックをあとに、更に北上。
別にスカイ島の見所という訳じゃない海辺にもちょっと寄り道してみます。 -
脇道に入って海辺に下りて行くと、キルト・ロックの続きのような岩山が絶壁になって続く風景。
-
海藻が多い磯辺には、絶壁から転げ落ちてきたらしい岩が鎮座。
-
この岩は、北の海を眺めながらどれだけの間ここにいるんだろう。
時を表す苔がその表面を飾る。 -
小さな波止場の突堤を歩いてみれば…、
-
…ここにも一つの道の終わりが。
今まで旅してきて、ぷっつりと途切れる道をどれだけ見てきただろう。 -
またA855号線に戻る道。
雲の影がSUR SHANGHAIたちの車を追い越して走る。 -
ポートリーから30kmほどのA855号線上にあるフロディガリー(FLODIGARRY)という所には、フローラ・マクドナルドの邸宅を改装したホテル≪FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTEL≫があるというので行ってみます。
-
その途中の景色は、
「あれ? ケープタウンのテーブル・マウンテンにちょっと似ているね。」 -
そのスカイ島版のテーブル・マウンテンを背に、羊クンが悠々と日向ぼっこ。
ついでにカー・ウォッチングもしてました。 -
これが≪FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTEL≫。
路上に標識が出ているので、寄ってみるといいですよ。 -
そこからの景色もこんなにいいし…、
-
…泊り客でなくても、テラスでお茶が楽しめます。
屋内席もあり。 -
フローラ・マクドナルドと言うのは、1746年にカロデンの戦いに敗れて王位を失ったスチュワート家の王子、ボニー・プリンス・チャーリーの逃走を助けた女性。
彼女もこれと同じ風景を見たんだろうな。 -
≪FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTEL≫は、もちろんホテルとしても使えるところなので、車でスカイ島に行く方は検討してみては?
http://www.flodigarry.co.uk/ -
キルト・ロックからさらに青くなった空に、スコットランドの旗≪セント・アンドリューズ・クロス≫が翻る。
風の具合で旗がよく見えませんが…、 -
…≪セント・アンドリューズ・クロス≫は、青地に白い斜めの十字が付いています。
英国旗≪ユニオンジャック≫の一部をなす十字。 -
また狭い道になったA855号線。
たまにトラックやバスが来るとすれ違うのが大変。 -
スカイ島で一番大きいポートリーの町から40kmほど。
A855号線が南に進路を変える岬にドントルン城(DUNTULM CASTLE)の廃墟があります。
その辺りは、今はのどかな風景。 -
標識が出ていて、ちょっとした駐車スペースあり。
駐車もドントルン城の見学も無料。
海を見下ろす岬のここが徒歩での入口。 -
草の丘を岬に向かっていくと、廃墟となったドントルン城がポツリと風の中。
15世紀に建てられ、マクドナルド家が所有していたものの、その後16世紀はじめには無人になった城らしい。 -
中も見られるのかな、と思ったら、岬の下の方から張り巡らされたフェンス。
崩落の危険があるからなのか、幽霊が出るという噂のせいなのかは不明。 -
SUR SHANGHAIはちょっと岬の下の方にも行ってみました。
草の丘だけど、傾斜が結構きつい。
雨も昨日まで降っていたので足元ドロドロ。 -
旦那は途中で戻って行ったし(軟弱者〜!!)、待っていられるのもイヤなのでここで引き返すSUR SHANGHAI。
岬の先端に建つ城、と言うのが確認できたドントルン城。
このあとは、ダンヴェガン城(DUNVEGANN CASTLE)にも寄って、スカイ・ブリッジでスカイ島を離れる予定の今日の旅。
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この旅行記へのコメント (12)
-
- 幸ちゃんさん 2014/08/15 16:31:54
- スカイ島は いいよね
- 私はポートリーをA855で北上して途中から左折して、なんとかと言う山の方に行きました。
この手記の景色もよろしいですね。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2014/08/16 07:32:49
- RE: スカイ島は いいよね
- > 私はポートリーをA855で北上して途中から左折して、なんとかと言う山の方に行きました。
> この手記の景色もよろしいですね。
はじめまして。ご訪問、ありがとうございました。(*^。^*)
こうして以前アップした旅行記を振り返ると、「あの頃は自分のネット接続もよくなかったし、旅行記の画像も今のように大きく表示されなかったから、随分縮小して掲載していたなあ。」と思い出します。
私は、賑やかな場所よりもシンミリと寂しげな景色の方に心惹かれるので、スコットランドの田舎のあのちょっと怖いくらい俗世から離れた雰囲気は好きでした。
また戻って行きたい場所のひとつです。
-
- Matsさん 2007/06/29 01:23:35
- 懐かし〜いです。
- ポートリー、FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTEL、懐かしいです。
8年前、レンタカーで予定もたてずスカイ島へ。
泊まるとこも決まってなく、その日が日曜日だったのでポートリーのスーパーもお休みで。
とにかく回ってみようと車を走らせてると道路の右下にこじんまりしたホテルが。それがFLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTELでした。
11日間のロンドン&スコットランド旅行の中で一番奮発したホテルでしたが一番素敵なホテルでした。
部屋から見える景色(海)が最高でした。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/06/29 12:55:48
- RE: 懐かし〜いです。
- はじめまして。二つも書き込みをいただき、ありがとうございました。m(__)m
≪FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTEL≫は、車が無いと不便な場所にありますが、確かに海の眺めが美しいと思いました。
ここに泊まればよかったかなあ、と思って資料をもらって見てみたら、
(@0@;)でしたが。(^^ゞ
Matsさんはお泊りになったんですね。(*^。^*)
お部屋の方は如何でしたか。
- Matsさん からの返信 2007/06/29 22:45:13
- RE: 懐かし〜いです。
- 旅行記はないんです。>_< すいません。
'99.11 ロンドン(1泊)から電車でエジンバラ(1泊)。AVISでレンタカーを借りてST.アンドリューズ→アバディーン(1泊)→A93?を通ってブレイマー、戻ってシトラスアイラ醸造所、インヴァネス(1泊)→スカイ島(1泊)→フォートオーガスタス、
フォートウイリアムからウエストハイランド鉄道の石の橋を見て引き返し、SUR SHANGHAIさんの写真にも写ってたフォートウイリアムのInformationでマル島へのフェリーの時間を聞いたらぎりぎり間に合いそうもないのでしかたなく
インヴァレリーで1泊→グラスゴー(1泊)→スターリング、エジンバラ(1泊)→電車でロンドン(3泊) みたいな感じでした。
スカイ島の手前、カイル・オブ・ロハルシュの景色がいたく気に入りました。
FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTELは見たとおりのクラシカルなINNといった感じでレストランは外からのお客さんもあるようです。ナプキンがきちんと折ってある格調高いものでした。(といっても私は夕食は隣に併設されているパブで食べましたが^_^;)朝はキッパー(始めて挑戦)と焼いたグレープフルーツが出ました。
お部屋はキルトのスプレッドの上にレースのカバーが掛けてあり、お風呂は猫足のバスタブ、シャワーカーテンも2重(ナイロンとレース)になっていました。テレビは意識的に置いてなくて(多分テレビなんて見てないで外の景色を楽しみなさい!ってことだと思いますが)ラジオだけがありました。
館内にBGMも無かった気がします。ただただ静かな空間と眼下には広々とした海。とてもよかったです。
それにも増してSUR SHANGHAIさんの旅行記。ボリュームと内容に参りましたというかスコットランド好きとしては嬉しくなっちゃいました。
特にFalls Of Lora Hotelとthe Inchnacardoch Lodge Hotel。素敵ですねぇ!今度行く時があれば絶対泊まってみたいと思いました。
まだ写真をさらっと拝見しただけなのでもう少しじっくり見させてもらいます。
長々とすいませんでした。m(_ _)m
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/07/01 11:41:06
- RE: 懐かし〜いです。
- お返事、ありがとうございます。m(__)m
≪FLODIGARRY COUNTRY HOUSE HOTEL≫は、その立地や歴史から言ってテレビやBGMは無い方がピッタリ来る感じですね。
Matsさんも、静かなあの風景の中に身を置いて、心も俗世のあれこれから洗われたのではないでしょうか。
Matsさんもそのうちに旅行記をアップしてみては如何ですか。(*^。^*)
スカイ島の後で行ったトリドンと言うハイランドの風景が美しいという所では、≪LOCH TORRIDON COUNTRY HOUSE HOTEL≫という宿がありました。
ここではお天気が悪くてハイランドの景色はよく見えませんでしたが…。
≪LOCH TORRIDON COUNTRY HOUSE HOTEL≫一泊の飛び込みの宿にするには高い!と思って泊まりませんでしたが、ここもよそさそうですよ。トリドン湖畔の小さい集落の宿ですが、スコットランドの中でもお値段が飛び切りの所らしいです。ご参考までにサイトはこちら。http://www.lochtorridonhotel.com/
- Matsさん からの返信 2007/07/02 17:09:13
- RE: 懐かし〜いです。
- うわぁ、ここもすばらしいロケーションっぽいですねぇ。
お値段も飛び込みで泊まるにはちょっと覚悟が必要かも^_^;
でもせっかくの旅行。しょっちゅう行くわけではないから、
思い切って泊まりたいですね、こういうところ。
私が泊まったインヴァネスのB&Bの1週間分です。
(fifteenといわれてfiftyかと聞き直しました>_<)
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/07/03 10:54:17
- RE: 懐かし〜いです。
- 車でその日その日の宿をその場で決める旅をしていると、思いがけなく素晴らしい宿に出会うのも楽しみ。
その逆に、(@_@;)+(ーー;)の宿もありますが、これものちのち旅の想い出になるのでどちらも楽しんでます。(*^。^*)
≪LOCH TORRIDON COUNTRY HOUSE HOTEL≫は飛び込みで泊まるのにはお値段的に高すぎてもったいないと思いますが、はじめからここに数日腰を据えて、と奮発する気で行くならホテル自体ももっと楽しめそうです。
これからもお互いにいい旅しましょう。(^_^)v
- Matsさん からの返信 2007/07/05 09:41:48
- RE: 懐かし〜いです。
- 車でその日その日の旅をしているといろいろなことを考えながら(今日の宿はどうしよう?夕食はどうしよう?等など)行動してるので、何年も前の旅行でもつい昨日のことのように鮮明に記憶に残ります。
宿にしてもどんな小さな町(村?)にもB/Bは必ずあって日本に比べるとほんとに観光でなりたってるんだなぁと思います。(B/Bはほとんど民家なのであるのは当然かも?)
そういう気ままなたび。またしたいですねぇ。
ハイランドの灰色(岩・石)と緑(野芝・野草)の景色。また見たくなりました。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/07/08 10:50:09
- RE: 懐かし〜いです。
- スコットランドに限らず、車でその日その日、どこで宿を取るか決めずに旅している時は、夕暮れ近くなってくるとスリリングですね。
「さあ、そろそろ泊まる所を決めなくちゃ。」と思い始めた頃にめぼしい宿が見つからなかったり、「ここでいいか…。」と妥協して泊まった翌朝、そこから数kmも行かない所で「わ〜、こっちに泊まればよかった!」という所を見つけたり。
これもそれも旅の運試し、と言うか、その日の縁なんでしょうね。
時には肝試し的様相を呈することもありますが。(^^ゞ
Matsさんの体験談も旅行記で拝見したいですが如何でしょう。(*^。^*)
-
- felicitaさん 2006/10/18 19:57:01
- こんなところで泊まりたい。。。
- 素敵すぎる〜♪
こんなところでのんびり過ごしたいです。
でもイギリスといえば「ご飯がまずい」という印象が。。。
実際のところいかがでしたか?
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/10/19 12:53:17
- RE: こんなところで泊まりたい。。。
- そうですね〜。
不味い、というよりも、シンプル過ぎる味付け、かな〜。
そして、そのシンプルな味付けが命の料理の作り加減が難しいのかも。
メインの盛り付けもシンプル。
ん?これで日本円に換算したら○千円?という感じで高っ!
食べられないほど不味い!という所は無かったけど、もうちょっと研究してもいいのではと思いました。
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