2006/08/12 - 2006/08/20
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worldspanさん
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19時位まで北京市内をブラブラして時間を過ごし、空港に戻った。エアアスタナのチェックインまで2時間もあったが、早いにこしたことはない。
エアアスタナの22時チェックインが行われると表示があったので、10分前にはカウンターに並んでいたが、既に多くの人たちが並んでいた。並ぶ人の大半は大声で中国語を話し、カートから溢れんばかりの重そうな荷物を抱えていた。どう見ても旅行者とは思えない荷物だ。その殆どが男性のグループで、どうやら彼らはアルマトイへと行商で行く様子だった。彼らは都会染みた雰囲気ではなく、どちらかといえば「田舎から上京してきたおじさんたち」という印象が強い。おそらく中国の地方の人たちが仕事場を求め、アルマトイに向かっているのだろう。
チェックイン後、出国審査を済ませ、免税店の集まる場所に行ったが、東アジアを代表する空港の一つ、北京首都空港も夜には流石に静まり返っていた。夜中に出発する便はイスタンブール行き、イルクーツク行き、そしてアルマトイ行きなど、極限られている便しかないので、歩いている人も少なければ、営業している免税店も少ない。その為免税店を梯子しながら歩き回ることができず、搭乗ゲート前のベンチに座ってすごす時間の方が自然と多くなる。
アルマトイ行きの搭乗が始まったのは日付も変わろうとしている24時前のことだ。搭乗には優先搭乗などあろうはずもなく、並んだ者勝ち。席はもう決まっているので、何も並んでまで搭乗しなくても・・・、と思う人もいるだろうが、乗客の多くは機内預けの荷物の量も多いが、手荷物の量も持ち込みギリギリの範囲(どう見ても範囲外の人も多いが)で持ちこむ。その為オーバーヘッドコンパートメントを確保するために、皆我先に飛行機に乗り込もうとするのだ。もっとも、自分はバックパックを機内に預けているので、手荷物は極限られており、急ぐ必要もない。しかしながら皆が並んでいると自分までも列に加わっているのが不思議な心理である。
グランドホステスにチケットを切ってもらい、エプロンに駐機する飛行機へと繋がるブリッジを渡った。飛行機の入口ではブルーのベストと黄色いスカーフを身に纏った上品なロシア系カザフ人と日本人のような風貌のカザフ人スタッフが笑顔で乗客を出迎えていた。CAの制服や愛想の良さからすると、エアアスタナに好感が持てたが、一歩機内に入ると仰天してしまった。機内は視界が全くないほど煙っているのだ。最初は何が起こっているのか理解できなかった。暫くしてそれがエアコンから吹き出ている加湿であることに気づいたが、2メートル先が煙って見えぬほどの凄まじい加湿量だ。ロシアの機材に乗ると機内に突然白い煙が出て来て怖かった、と言う人がいるが、それは加湿しているのだが、どうも旧ソ連のCAは強烈に加湿する傾向にあるようだ。確かに機内は非常に乾燥するが、咽てしまうほど加湿する必要があるのだろうか?そんなにロシア人は乾燥肌なのだろうか?
今回搭乗したエアアスタナはカザフスタンが独立後に設立された比較的新しい航空会社だ。本来カザフスタンのナショナルフラッグキャリアはカザフスタン航空だが、経営がままならず民生法を受けてしまい、現在細々と経営されていると話に聞いている。そんなカザフスタン航空を尻目に、エアアスタナは全て西側の機材を導入し路線網を拡張させ、事実上の「ナショナルフラッグキャリア」の役割を果たしている。今回北京からアルマトイまでの機材もエアバス社の誇るA320シリーズの中心機材でもあるエアバス320、欧州ではお馴染みの機材である。小型の機材で、通路を挟み3‐3シートとなっている。A320に限らず3列シートの窓側の場合、横の二人を跨いで通路に出なければならず、トイレに行きにくい。その為、必ず旅行前に機材を予め調べるようにしている。また3時間以上乗る3列シートの場合は必ず通路側の席を確保することにしており、チェックインの際に通路側をリクエストしていた。北京からアルマトイの路線なんて誰が乗るんだ、と少し見下した感じで搭乗したが、それがどうして、ビジネスクラスを除けば、ほぼ満席に近い搭乗率には意外だった。
24時20分、定刻より早くタキシングウェイへと出ていき、夜空へと飛び立った。そしてシートベルトサインが消えるとCAはせっせと動き始める。まずヘッドフォンを配付し、続いてアメニティキッズが配付された。パーソナルテレビこそないが、天井から幾つか画面が出て来て比較的新しい映画を上映していた。また音楽に関しては欧米のミュージックチャンネルはもちろん、ロシアやカザフのポップスチャンネルまで放映していた。一方アメニティキッズの袋には歯ブラシや靴足袋、アイマスク、イヤホンも入っている。機内のエンターテイメントやアメニティキッズだけをとっても、とても旧ソ連諸国の航空会社とは思えぬ設備だ。そしてCAはいつも笑顔を絶やさない。美人が多いが仏頂面で愛想のないほかの旧ソ連諸国のCAとは一線を画していた。明らかに質を追求しており、非常に好感の持てる航空会社であることには違いない。
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エア・アスタナのPEK-ALA 間で配膳された機内食です。
メインがパスタとたこ焼き??、付けあわせがしおれた生ハムとサラダ、ケーキ。たこ焼きのようなものを食べてみると、どうやら魚の練り物のような団子でした。意外とパスタとマッチしていました。全て味は悪くないですがカピカピになった生ハムはちょっと・・・。最悪にイケてないのはナプキンがついていないこと。これだけの機内食が出るのであればナプキンぐらい付けてよ! -
往路と異なり、何故かナプキンも付いており、更に魚か鶏の選択が可能でした。写真は魚。
魚に焼きトマト、インゲン豆とジャガイモが付け合せられ、思った以上に美味しかったです。 -
往路では男性CAが大活躍していましたが、復路は女性だけのCAでせっせと忙しく動いていました。CAはカザフ人の女性ですが、日本人にとても良く似ていますよね。この他にロシア人のCAも搭乗していました。
機材はA320−200で、映画も上映されていました。プログラムを見ると音楽も聴けるようになっていましたが、復路では全く聞けず、残念です
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