2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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8月23日。
蘭州2日目。
そして開通したばかりの列車で敦煌へ向かう日でもある。
その敦煌行きの切符だが、蘭州へ来てみると、シーズンの綿花を摘む人たちの大移動で大変だという。
あちゃ~!!どないしたものか。。。
解さんは普通の老百姓(一般市民の事)、そちらに関係者が居る訳もなく、そんなに混んでいる路線の切符をどうやって押さえれば良いのか。。。
などと悩んでいると、爺ぃは手帳を見返しながらどこかに電話しだした。
そう言えば、来る前に広州から敦煌へ電話し、敦煌駅貨物室の責任者張さんにアポを取っていた事を思い出した。彼とは昨年約半年の敦煌生活で、上海からの荷物や帰投時の荷物発送などでお世話になった方だ。
張さんは敦煌にお住まいなので、商業一条街の夜市で活動中には店にも来て貰って、夕涼みがてら話しをしたりしていた。
実は張さんの義理のお兄さんがこの路線の鉄道警察の方で、彼へ電話していたのだった。昨日も到着して直ぐそのお兄さんに連絡し、切符の件について尋ねていた。
既に話しが通っていたらしく、切符が取れているので今から持って行くとの事。おお!(◎o◎
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蘭州2日目。
観光篇・・・とは言っても、敦煌への通過点としての宿泊だったので、実は滞在中の予定を何も考えていなかったのだった。(~~;ゞ
ここは爺ぃの友人、解(xie)さんにお任せしてついて行くだけだ。
こまの朝ご飯。小食なんです♡ -
暫くすると、昨日の敦煌から蘭州行きの便で蘭州に戻ってきていたお兄さんが、ホテルの部屋までやって来た。
初めて会う人で、お互い話しの中で知っているだけだったが、まるで以前から知っている人みたいに感じられた。
切符を受け取り、費用を支払いながら見た切符の座席は、、、
11号車の001下鋪、中鋪、002下鋪!!
まるで空いている時に取った切符のような配置に感激した。これって内部調整なんでしょうね・・・誰かが泣いているのかもしれないけど、郷にいれば郷に従えって事で、有り難く戴いて仕舞ったのだった。(^^; -
しかも、出発予定時間が、時刻表の18時半ではなく、17時半に変更されていた。
丁度今日、23日から変更されたモノらしい。朝のウチに持ってきて戴いて良かった!
画像はタムロンレンズの広角ピントの甘さ、AF撮影サンプル。
三脚で撮影しても、オートフォーカスだとこの通り。
これに気付かず、旅の半数以上はAFで撮ってしまった・・・(望遠時はまあまあなんだが…)
このメーカー、昔の名声は既に無しに等しい・・・
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敦煌の張さんにもお礼がてら電話した。
敦煌で会えると思ったが、彼の勤務は柳園駅だし、最近仕事中に腰を痛めたそうで丁度通院中との事だった。
敦煌から烏魯木齊へ向かう時は、柳園駅からの出発となる路線情況なので、その時に会えれば良いのだけど、、、
切符を持ってきてくれたお兄さんは、する事があるからと言って、お茶も飲まずに引き上げてしまった。しかも、午後見送りにも行くと言ってくれたが、そんなの申し訳ないので断るも、「良いから!」と言って去っていった。
中国人には珍しく、てきぱきした野郎だぜ!まったく。(一ω一; -
午前中は、このようにホテルで時間が過ぎて行った。
外は良い天気で、市内散歩には一寸暑いくらいだった。
大西北は、乾燥気候のおかげで、気温が26,7度有っても清々しい感じなのだ。
荷物をまとめ、フロントに預けて市内へ繰り出す。まずは昼飯・・・と言う事で、一寸変わった店に向かうために、駅前バスロータリーからバスに乗った。
市内のバスが全部入れ替えられたらしく、比較的綺麗なバスがズラリと並んでいた。 -
荷物をまとめ、フロントに預けて市内へ繰り出す。
まずは昼飯・・・と言う事で、一寸変わった店に向かうために、駅前バスロータリーからバスに乗った。
市内のバスが全部入れ替えられたらしく、比較的綺麗なバスがズラリと並んでいた。 -
バス内部の様子。
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道路のセンターラインにてカメラを揚げて撮影。
こんな感じで、道路はどこでも勝手に横切る。
車が横を通り過ぎて行ったのが確認出来る。
(右側に) -
目的地近くでバスを降りて少し歩くと、ヤケに人がたむろしていた。
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何かな?と思ったら、涼面屋さんに人が群がっていたのだった。
これは西北地方で定番の料理で、昼なら、日本の「ざる蕎麦」的な感覚で食べている様子で、市民には欠かせないものの1つのようだ。 -
食べてみたかったけど、目的のレストランへ向かうみんなについて行くしかない。
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ホンの暫く歩いたら、その目的の店に到着。
なんと新疆料理店だった。 -
店員は本物の維吾爾人ばかりなので、本場の味が楽しめる。
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でも、昼間から新疆料理フルコースは困るので(量が多い!)、軽く拌麺を頂く。
画像は、店の個室に置いてあったブーケ。
窓の木漏れ日を浴びて良い感じだったのでパチリ!
(造花) -
今回お世話になったもう一組のご家族、解(xie)さんの娘さんご一家。
食事を終え、水車公園へ向かうとの事。
店から20分程歩けば、黄河流域の水車公園に行けるそうだ。 -
清々しい中を歩いたが、3時頃だったので少し汗ばむ感じだった。
蘭州は、北京から2500km程西へ離れており、時間的には1時間程遅く進んでいる感じ。
昼の3時で丁度2時くらいの感覚だった。
んん?
道のあちこちで「蓋のないマンホール」を見かけた。
ここでは、未だに鉄蓋子の盗難があるそうで、その犯人は殆どが湖南人だそうだ。
これ以外にも、道路の広告灯を好むらしい。(@@;
なんで「湖南人」なんだろう、、と思って話を聞いてみると、中国人にとっては「当たり前」みたいに納得した上での会話が続く。(ーー;
お国毎に、それぞれの地方に関する「謂われ」が有るんだろうと納得…(すんなよ!(~~;) -
町では、車の用品店やワックス屋が増えている。
ここ蘭州でも、かなり浸透している感じだった。
「四輪定位」と書いてホイールバランスの事を指す。
ホイールバランスする前に、ガタガタのシャーシを直さなければ意味がないと思う…。(^^; -
大きな道路に差し掛かり、そこを横断すると直ぐに公園前に到着した。
公園の入り口にあった花時計。
動いてなかった・・・(^^; -
公園へ向かう通路。
通路や環境が整っている感じ。
歩いていて、静かで涼しくて落ち着く。
折角だから、さっきの花時計も直して!! -
公園前には「敦煌研究院蘭州事務所」があった!
爺ぃの知人はここで働いていたが、退職した後、上海へ住み着いた。偶然にも、我々の家の近所だった。
なんと、チャリンコで10分だ!
その人に勧められ、2004年夏の敦煌視察で填った敦煌だったのだ。
(常書鴻生誕100周年記念祭時の出店→http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10030390/) -
水車が見える所に付くまでには、綺麗な緑地が沢山あった。
サボテンのモニュメントには・・・??だが。 -
この芝生地帯が見えてくると、黄河沿いの水車が沢山見えてくる。
-
昔は本物の古いモノが一組(2基)しかなかった。
その頃は無料で傍まで行けたが、今は複製水車が沢山出来て、公園化して入場料を取るようになった。 -
水車公園には入らなかった。
入らずとも、その脇の散歩道を歩いているだけで、充分に水車や黄河を楽しめる場所。 -
どれが昔ながらの水車なのか判らない・・・(@@;
-
途中、焼き芋みたいなお兄ちゃんが売る焼き芋屋さんに出会った。
昨日、蘭州駅前で買った1個がかなり美味しかったので、ここでは3個買う事にした。
欲張りは失敗の元・・・(><;
味は最悪だった・・・(ーー; -
綺麗になっているものの、昔の面影は全くなし。
両方を知ってしまうと、何だかとても重苦しい感じがするのは何故?・・・ -
花壇が沢山あって、その中では、スズメが人なつっこく中々飛ぼうとしなかった。
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空から見ると、殆ど異国に近いような干魃地区には、知らない植物も結構見られて楽しい。
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チャーミーグリーン老夫婦は、中国では良く見かける光景の1つ。
本当の共産主義が根付いてさえ居れば、こう言った老人たちも楽しく過ごせる国だった筈だろう。 -
これかなぁ〜・・・
結局、全部レプリカだったりして・・・(~~; -
水車公園からバスに乗って、中山鉄橋へと向かう事にした。
バス停へ向かう途中、パンクしたバスが放置してあったり、そのせいで道が混んでいた。 -
不思議な感覚にとらわれるクニクニ。
今、自分の目の前で繰り広げられている生の市民生活の中では、日本で聞く中国とは、全く違ったものばかりが展開されているからだろう。
そう。
来て、見て、入り込まなければ判らないのが他人の敷居の基本だ。
評論家風情の中国感は、招待されて訪れた偽物の世界で得た自己の常識を出られない知識だ。 -
中山橋に到着。
100年くらい経っている鉄橋。
ドイツの設計によるものだ。
10年前に来た時は、普通に車も走っていたが、今は保護され、歩行者専用になっている。 -
石碑前にて記念撮影(Nikon D100)。
同じ場所でもう一枚コンパクトデジカメで撮ってみた。
この石碑、何か「お墓」みたいに感じてしまうのは、こまだけだろうか??(^^; -
石碑前にて記念撮影(Panasonic DMC-FZ10)。
発色とコントラストの度合がNikonとは違って見える。
どっちが良いのかは・・・(^^; -
もう一枚パナで。
ライカの明るいレンズは、流石に綺麗な表現をし易くしている。
D100に装備したオモチャのレンズでは、コンパクトカメラに毛が生えたくらいにしか写せないのか・・・(`_´# -
この橋の制作には、実は、爺ぃのお父さんも参加していたのだった。ドイツの設計で、技術者の指導の下、手作業での製作だったと言う。
隣町の皋蘭県から、労働力の1人として参加していたそうだ。
当時の乾燥地帯では、農業もおぼつかない中、渇仰の労働チャンスだった。当然給金も出る。
橋を止めている大きなリベットは(リベットの頭の直径4〜5cm)、熱した鉄を放り投げ、目的の場所に素早く挿入し、両方から「せーの!」と気合いの下に叩き合って固定したそうだ。 -
爺ぃのお父さんは、甘肅省皋蘭県と言う、蘭州の西隣にある黄土砂山地帯に住んでいた。
その集落一帯が、名字の「羅」で固められている羅氏一族の村だった。
その村の名前を「羅関溝村」と呼ぶ。
(参考:http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10038651/)
こう言った地名は多くあり、その地域に一族が居るので、その村の名前で住む人の名前も判るのだ。
地図で見ると、「名前入り」の〜溝や、〜村が沢山目に付く。 -
橋でみんなで記念撮影。
-
橋を渡りながら撮影。
途中、クニクニを黄河を背景にパチリ!
こま独特のアングル♡
撮影は一寸しんどいけど。。。(橋ゲタ要利用(~~;) -
丁度真ん中程に来た。
-
反対岸に付いた時、逆光を浴びで輝く黄河をパチリ!
滲む町の灯を2人見ていた♪
桟橋に止めた車に靠れて・・♪
(大阪港に車の入れる桟橋はない。(*o☆)\バキ!イメージ!)
ホールド・ミー・タイト!ランゾウ・ベイブルース♪
・・・・・合わない。(ーー;
歌は良いけど、珈琲色の川には合わないなぁ。。。 -
蘭州には回教徒が多い。
彼らも新疆の維吾爾人と同じイスラム教徒。
蘭州牛肉面やカバブなどの清真(イスラム)料理が多いのもそのせい。 -
この建物は、現在も勧められている回教徒の居住区。政府が協力して作っているモノ。
時期を見てはこう言う事(施し)をしては、民族闘争のきっかけにならないようにしていると言う。
中国が世界からモノを貰いたがるように、中国は自分の国の人間からモノをせびられていたのだった…。 -
中国の母なる川「黄河」
くだらない蟠りやしがらみも、この大河には全く関係ない。しかし、蕩々と流れるこの姿は、ここを流れている以上、永遠に不滅だとは限らないのが気に食わない。
少し大袈裟だが、それだけこの国はいい加減だから。。。
壮大な風景を前に、不純なこまの脳裏には色んな事が頭を過ぎる。
すると、目の前で何かが変化した!! -
あれ?黄河で人が溺れて・・・!!お、・・泳いでるっ!!?
-
・・・と言うか流されてる感じ・・・(ーー;
この日の黄河は流れがきつく、かなり向こうまで「流れて」行ったが、中々岸には着けない感じだった。
挙げ句は、肉眼では見えない位遠くへ「流されて」行ってしまった。300?のオモチャレンズでも確認不可となった…(~~;
おじさん、きっと手足の「ヒレ」が逆効果だったのかも知れないよ! -
橋を一往復し、戻った元の岸から回教徒の町を見る。
沢山集まった寺院みたいに見える。 -
時間も迫ってきたので、一旦ホテルへ戻る事にした。
爺ぃの親父の汗が染み込んでいる鉄の橋よ、さようなら。 -
橋の向かいには、公共汽車の「中山橋站」があった。
そこからバスに乗れば、蘭州火車站まで直行で行ける。
バス停も結構纏まって綺麗な仕上げが成されている。 -
帰りのバスには西日が差し込んでいた。
人数丁度が乗ったバスには、人の影がフロアにおもしろさを醸す。 -
蘭州市政府庁舎。
甘肅省にある庁舎としては極普通ながら、貫禄有る仕上がりに見えた。
やりすぎは中国不正(腐敗)の表現。
建物や設備は、どこの都市でも、その都市規模相応で、且つビル機能を発揮しやすい形や設備に留めて欲しいと思う。
末端では、作物も作れない農民なども居るのだから、彼らが住みやすいように進める事が、あんた達の使命であり、その為の権力なんだからね、ホントに。
(空振りするのは判りつつ、言わずに居られない今日この頃…) -
日本の不動産が建設中のビル(マンションかテナントビル)。
-
白いポールの上にあったはずの半畳程の広告灯が無い。湖南人による盗難に遭ったらしい。
ヤツらは夜中に現れて、トラックで町を徘徊しながら、図々しく荷台に載せて行くらしい。
いやはや・・・
一寸判りにくいかもしれないので、薄い白丸マークを付けておいた。 -
ホテル到着。
さあ、荷物を受け取り、駅へ向かう準備だ。
23日其の2へ続く・・・
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この旅行記へのコメント (4)
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- enyasuさん 2006/10/10 18:39:55
- いい席確保
- 混んでいる時期にもあるところにはあるものですね。よかったですね。
先日地元の旅行社の友人が国慶節なので当日までは出てこないであろうという切符を始発駅の知り合いから入手してきました。手数料もそんなにかからずに。ただその後の接待が大変なようです。食事代とかいくらかかるのでしょうか。恩になった人にはそれなりの見返りが必要な社会のようですから。
続編期待しています。
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/10 19:05:04
- RE: いい席確保
- wao!
我正在登記网站,把它相片上傳中ロ屋〜!(>〜<;
彼の権限だけで取れちゃったという、大陸ではかなり珍しいパターンでした。
何も受け取らない、丁度昼食毒だったけど食事も受けようとしない、、、
(何も足さない、何もいらない…by 開高健・・・?)
こんな連中が増えれば、日本は中国に負けるでしょうね。
でも、X/1,300,000,000でしょうから、中々・・・・・(X_X;
頑張って登録中です!!
あと26日あります・・・(◎_◎;
こま
- mamarinさん からの返信 2006/10/12 10:03:38
- 私も寝台列車に乗りました
- 10月1日にシルクロード(西安から河西回廊をたどってウルムチまで)の11日間ツアーから帰ってきたばかりです。蘭州から酒泉、敦煌からトルファンと、寝台列車で移動したので、旅行記を読ませていただきながら、思い出に浸っています。ツアーでしたので何の苦労もせずにすみましたが、個人でいくのは中国という国はチケット1枚取るには大変ですね。
写真を見ていると、楽しかった旅行がよみがえってきます。
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/12 13:16:06
- RE: 私も寝台列車に乗りました
- mamarinさん初めまして&書き込み有り難う御座います。
新疆方面へ足を踏み入れると、色んな不思議な気持ちになりますね。
これはツアーでも個人の旅でも同じだと思います。
同じ中国として受け止められない色々なものが感じられませんか?
目に飛び込んでくる自然の色、生活習慣の違い、言葉の違いなど、
空気が違って感じられます。
シルクロード、是非また訪れて下さいね。
(こまの旅行記にも(^^;)
こま
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