2005/05/29 - 2005/06/08
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morikensさん
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今更ながら、あちきってこんなに体力ってなかったっけ?
実は、結構この旅行の1ヶ月前から毎朝走っていたのだが、なんの意味もなかったように思える。
なんというか、35歳を認識してしまった。
しばらくは、休憩しているしかできなかった。
あちきが登頂してから先ほどの二人組み以外にすれ違う人はいない。
どう考えてみても、いまこの場所にいるのは、あちきだけということか。
時計を見ると18時になってしまった。
陽はだいぶ地平線に近づいている。
風も勢いを増している。
今日中にここから降りれるのだろうか?
悲観的になりながら、足のマッサージを続けている。
自分が来た道に視線を移すと人影があった。
その人影は間違いなくこちらを目指していて、すごい勢いでやってきた。
肩で息をしながら上がってきた欧米人男性と挨拶をした。
彼は自分の体に似合わない小さなバックから水の入ったペットボトルを取り出して一息つくと、同じくバックからニコンのカメラを出して写真を撮り始めた。
あちきも少し風景を撮っているとその彼が撮ってあげるよ、と言ってきた。
正直なところ撮るのは好きなのだが撮られるのは苦手である。
でも、この感動が写真にも残るならいいやと思い撮ってもらった。
もちろんおかえしに彼のカメラで撮ってあげる。
せっかくだから自分のカメラで彼を撮ってからメールで送らせてほしいというとメールアドレスと名前を教えてくれた。
彼の名前は、インゴ。
ドイツ人エンジニアで新婚旅行できているそうだ。
周りを見ても奥さんの姿がないので、あちきは冗談ぽく彼の奥さんを探すふりをした。
奥さんは地上で帰りを待っているらしい。
ちなみに彼はここまで20分で登ってきたそうだ。
ありえねーよ。
子供のときからビール飲んでる人は違うね。
彼が疲れきっているあちきに気を使ってくれて一緒に下山しようと申し出てくれた。
彼の申し出を受けて彼についていくように降りていくことにした。
ほとんど小走り状態であったが、彼は確実にグリップの効くところを選んで降りてくれるので、似たような場所に足を運ぶことで確実に降りていくことができる。
あっという間にチェーンのところまで戻ってきたときに、右足の小指の方からわずかに痛みが伝わってきた。
そんな痛みなど我慢して彼についていくと、ほとんどチェーンを使わずに30分ほどで下山できた。
彼がいなかったら明るいうちの下山は出来なかったかもしれない。
彼とウルルに住む神に感謝した。
ありがとう。
そしてインゴが奥さんを紹介してくれた。
インゴの奥さんと握手をして挨拶をする。
とりあえず旦那さんをほめちぎっておいた。
この夫婦は新婚旅行でオーストラリアに来ていて、ダーウィンの方からキャンピングカーで4週間の旅に出ているそうだ。
早く日本も法整備して合法的に長期休暇取れる社会を作ってほしい。
郵政民営化よりさきにやってほしいぞ、小泉。
ドイツ人夫婦と別れを交わし、日が落ちた道路をアウトバックリゾートに向けて車を走らせた。
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