ヘルツェグ・ノビから世界遺産の街コトルへ

2006/08/15 - 2006/08/16

新しく出来た国、モンテネグロに早速行ってみました。
ドブロヴニクからヘルツェグ・ノビまでバスで行き、ヘルツェグ・ノビからコトルまでバスで往復してヘルツェグ・ノビのプライベートルームに泊まってきました。

プライベートルームの家族達と何時間も会話したり思い出深い滞在となりました。
そこでモンテネグロと日本は戦争していたと聞いてびっくりでした。
モンテネグロと日本は接点があまりないですが、彼らは日本のことを結構知っていて驚きました。
なんと自分がそこで初めて泊まった日本人だったようです。

昔レッズにいた熱き男ペトロヴィッチのことを知っているかと聞いたら、彼はモンテネグロ人でポドゴリツァでデビューしてオランダで引退したんだよと普通に知っていて浦和人として嬉しかったです。

あとはピクシーの話やらオシムの話も聞いてきました。
ピクシーやオシムはやはり有名です。
ユーゴが分裂するときにオシムが代表監督を辞任した話も聞いてきました。

エリア その他の都市(モンテネグロ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス

ヘルツェグ・ノビです。
バスの車窓を眺めているとやはりクロアチアと比べると貧しいのかなと感じます。

〜ここまで来るまでのあらすじ〜
朝プラハからミュンヘンまでCondorで飛び、昼ミュンヘンからドブロヴニクまでHapag Lloyd Expressで飛び、一旦ドブロヴニクのバスターミナルまで戻ってからヘルツェグ・ノビまでのバスに乗りました。
本当はSkyEuropeでプラハから直接ドブロヴニク入りすれば楽なのですが、ちょうどフライトが無い日なので無理やりローコストエアライン2連発で旅費を抑えつつ行きました。

なお、ドブロヴニク空港からモンテネグロへは夏季限定？でバスが出ているのでそれを使った方が早く着けると思います。

ヘルツェグ・ノビからコトルへのバスの車窓から。
コトル湾はフィヨルドな地形なので美しいです。

ヘルツェグ・ノビのバスターミナルはラテン文字で記述されていたので旅行者には嬉しいです。
ヘルツェグ・ノビからコトルへのバスは一日何本もありますが、本数はTivatやBudvaへのバスの方が多いです。
あと、この路線バスはやたらかっ飛ばして怖いです。
そのせいでさっさとこの国から出たくなりましたｗ

コトル湾の景色は綺麗ですよ。

コトル湾をずーと走っていてまだ着かないのか、もしかしたら通過した？？なんて焦ってるころに撮った写真です。

モンテネグロの車の運転マナーは最悪なので自分で運転する人は注意！
フランスの車の運転が丁寧に思えます。

コトルへ到着。

バスの運転手に言えばバスターミナルまで行かずに旧市街のところで降ろしてもらえます。

旧市街の中はこんな感じです。
シンプルなドブロヴニクって感じかな？

↑の路地を抜けるとこんな感じです。

旧市街のどこかです。

小さい街なので1、2時間あれば周れてしまいます。

旧市街の外に出てバスターミナルへ。

旧市街にプライベートルームの客引きがいなかったのでバスターミナルにいるかと探しに行きました。

城壁です。

バスターミナルから。

一泊して城壁に上ろうかと思いましたが、バスターミナルに着いても客引きもいないし、こりゃダメだと思ってヘルツェグ・ノビに帰ることにしました。

コトルのバスターミナルはキリル文字表記です。
最低限街の名前位は調べていくことをお勧めします。

翌朝のヘルツェグ・ノビのバスターミナル。

ヘルツェグ・ノビにはプライベートルームの客引きがいたので言い値（15ユーロ）でOKして泊まりました。
多分5ユーロ〜10ユーロ位で泊まれそうな感じです。
プライベートルームの家族と何時間も話したりしてとても思い出深い滞在となりました。

その日ちょうど小泉さんが靖国参拝して、そのことがTV（クロアチアの放送局）のニュースで流れていたので驚きました。

ヘルツェグ・ノビからCentrotransのモスタル経由サラエボ行きのバスでモスタルへと向かいます。
ルート的にヘルツェグ・ノビ→ドブロヴニク（通過）→ネウム（休憩）→モスタル→サラエボみたいな感じで止まって行きました。
バス自体は冷房もあり快適でした。

早朝のバスからHerceg Noviを望む。

プライベートルームも良いですね。
その国の人たちの生活水準や雑談で盛り上がれますし。
こういうときに痛感するのが、日本の歴史をもっとよく勉強しておけばよかったと思います。
よく本屋に「日本を紹介するための会話集」みたいなのがありますが、初めてあれの必要性を感じました。

車窓から見たヘルツェグ・ノビ。

貧しそうな感じの風景ばっかり撮ってしまってなんか悪い気がしてきました。

モンテネグロ領内のクロアチア国境付近。

遂にここまできて8月のお盆の真っ最中という時期でも自分以外の日本人、いやアジア人を見かけることはありませんでした。

ヨーロッパの秘境、モンテネグロは人が良かったです。
交通インフラは相当不便ですが、モンテネグロ→アルバニア→マケドニアなんてルートで旅行すれば「世界を旅してる感」は相当するのではないでしょうか。